JPS5993848A - 防振合金 - Google Patents
防振合金Info
- Publication number
- JPS5993848A JPS5993848A JP20365382A JP20365382A JPS5993848A JP S5993848 A JPS5993848 A JP S5993848A JP 20365382 A JP20365382 A JP 20365382A JP 20365382 A JP20365382 A JP 20365382A JP S5993848 A JPS5993848 A JP S5993848A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- vibration
- weight
- ingot
- damping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は防振合金に関し、更に詳しくは、熱弾性型マル
テンサイト変態特性を備えに450Cの高温域まで振動
若しくは音を吸収減衰し、高強度で使用寿命の永い防振
合金に関する。
テンサイト変態特性を備えに450Cの高温域まで振動
若しくは音を吸収減衰し、高強度で使用寿命の永い防振
合金に関する。
近年、振動若しくは騒音による生活環境の破壊が大きな
社会問題としてクローズアップされている。これに伴い
、振動若しくは騒音の悪影響を防止するために、振動、
騒音に対する減衰能の大きい防振材料に関する基礎研究
及び開発研究が旺盛に進められ、既に各種の防振材料が
開発されている。
社会問題としてクローズアップされている。これに伴い
、振動若しくは騒音の悪影響を防止するために、振動、
騒音に対する減衰能の大きい防振材料に関する基礎研究
及び開発研究が旺盛に進められ、既に各種の防振材料が
開発されている。
これら防振材料は、その減衰特性の機構によって、次の
4種類の形式に分類することができる。
4種類の形式に分類することができる。
すなわち、第1は、鋳鉄、超塑性パノーzn合金、各種
の金属とゴムを組合せて成る複合型防振材料であシ、第
2は、磁壁の移動に伴う磁気的・機械的靜履歴に基づく
エネルギー消費を利用した強磁性型防振材料(例えば、
Fe −12Cr−3A)合金)であシ、第3は、結晶
中のすベシ転移運動に基づく内部摩擦を利用した転移型
防振材料(例えばMg系合金)であシ、第4は、熱弾性
型マルテンツイト変態に付随して起る格子不変剪断変形
の一種である双晶変態に基づく内部摩擦を利用した双晶
型防振材料である。この双晶型防振材料の内部摩擦は、
転移型1強磁性型のように振幅依存性をもたないので、
弱い振動、音であってもそれらをよく減衰する。
の金属とゴムを組合せて成る複合型防振材料であシ、第
2は、磁壁の移動に伴う磁気的・機械的靜履歴に基づく
エネルギー消費を利用した強磁性型防振材料(例えば、
Fe −12Cr−3A)合金)であシ、第3は、結晶
中のすベシ転移運動に基づく内部摩擦を利用した転移型
防振材料(例えばMg系合金)であシ、第4は、熱弾性
型マルテンツイト変態に付随して起る格子不変剪断変形
の一種である双晶変態に基づく内部摩擦を利用した双晶
型防振材料である。この双晶型防振材料の内部摩擦は、
転移型1強磁性型のように振幅依存性をもたないので、
弱い振動、音であってもそれらをよく減衰する。
このような双晶型防振材料としては%Ag−Cd合金(
Cd:44〜49原子チ、マルテンサイト変態温度(M
s)−190〜−50C) 、 Au−Cd合金(Cd
:46.5〜50原子チ、Ms30〜100C)。
Cd:44〜49原子チ、マルテンサイト変態温度(M
s)−190〜−50C) 、 Au−Cd合金(Cd
:46.5〜50原子チ、Ms30〜100C)。
Cu−An−Ni合金(AJ :14〜14.5重量%
。
。
Ni:3〜4.5重量%、 Ms : −140〜+1
oOC)。
oOC)。
(:u −Au −Zn合金(Au : 23〜28原
子% + Zn:45〜47原子% 、 Ms : −
190〜40r) 、 Cu−3重合金(Sn:15原
子チ以下、Msニー120〜−30C) 、 Cu−Z
n合金(Zn : 38−5〜41.5重量Z 重量M
s ニー18(1’−10C) 、 Cu−Zn−X合
金(X:数原子チでS iy Sn y A)など、M
sコニ−180〜+100 t:’ ) 、 In−T
ff1合金(T):18〜23原子チ、MS:60〜1
00C) 、 N1−Aノ合金(A)=36〜38原子
% 、 Ms : −180〜100t;)、’ri−
ni合金(Ni : 49〜51原子チ。
子% + Zn:45〜47原子% 、 Ms : −
190〜40r) 、 Cu−3重合金(Sn:15原
子チ以下、Msニー120〜−30C) 、 Cu−Z
n合金(Zn : 38−5〜41.5重量Z 重量M
s ニー18(1’−10C) 、 Cu−Zn−X合
金(X:数原子チでS iy Sn y A)など、M
sコニ−180〜+100 t:’ ) 、 In−T
ff1合金(T):18〜23原子チ、MS:60〜1
00C) 、 N1−Aノ合金(A)=36〜38原子
% 、 Ms : −180〜100t;)、’ri−
ni合金(Ni : 49〜51原子チ。
Ms: −50〜100 t:’ )などの熱弾性型マ
ルテンサイト変態を起こす合金をあげることができる。
ルテンサイト変態を起こす合金をあげることができる。
これらの合金はいずれも高強度を有しかつ大きな減衰能
を有するので実用性に富む材料であるが、しかし、これ
らの合金にあってはその防振特性が出現する温度域の上
限値は高々100Cと低く、それ以上の高温域では効果
を発揮しないという欠点があった。
を有するので実用性に富む材料であるが、しかし、これ
らの合金にあってはその防振特性が出現する温度域の上
限値は高々100Cと低く、それ以上の高温域では効果
を発揮しないという欠点があった。
そのため、高温域にあっても防振特性を有しかつ機械的
強度も太きく使用寿命の永い防振合金の開発は強く望ま
れることである。
強度も太きく使用寿命の永い防振合金の開発は強く望ま
れることである。
本発明は、上記した登詰に応え、高温域にあっても大き
な減衰能を有する新規な組成の防振合金の提供を目的と
する。
な減衰能を有する新規な組成の防振合金の提供を目的と
する。
本発明者は、熱弾性型マルテンサイト変態を起こす合金
のうち、とくにコストの低いCu−Ar−N1合金につ
き研究を重ねた結果、該合金中のAAの組成によって該
合金に防振特性力;出現する温度域は上昇若しくは下降
するとの事実を見出し、本発明の合金を開発するに到っ
た。
のうち、とくにコストの低いCu−Ar−N1合金につ
き研究を重ねた結果、該合金中のAAの組成によって該
合金に防振特性力;出現する温度域は上昇若しくは下降
するとの事実を見出し、本発明の合金を開発するに到っ
た。
すなわち、本発明の防振合金は、7!JIO重量4%以
上14重量%未満、Ni1重量重量%以上5係量係以下
部がCuから成ることを特徴とする。
上14重量%未満、Ni1重量重量%以上5係量係以下
部がCuから成ることを特徴とする。
Arが10重量−未満の場合には、後述する合金製造工
程において、マルテンサイト相の形成が進行せず防振特
性が出現しない。また、14重、t 1以上になると、
マルテンサイト相差)ら母相に変態する、すなわちマル
テンサイト相力x安定して存在し得る温度域が下降して
しまう。
程において、マルテンサイト相の形成が進行せず防振特
性が出現しない。また、14重、t 1以上になると、
マルテンサイト相差)ら母相に変態する、すなわちマル
テンサイト相力x安定して存在し得る温度域が下降して
しまう。
Niはマルテンサイト相の安定化成分として機能し、高
温域における経時変化に基づくマルテンサイト相の母相
への変態を防止するもので、1〜5重−Ml %の範囲
内に維持される。Niの配合ikがこの範囲を外れる都
7合金の高温域における防振特性は劣化する。
温域における経時変化に基づくマルテンサイト相の母相
への変態を防止するもので、1〜5重−Ml %の範囲
内に維持される。Niの配合ikがこの範囲を外れる都
7合金の高温域における防振特性は劣化する。
本発明の合金はつぎのようにして製造される。
すなわち、上記したような組成の合金又は各成分の粉末
を真空溶解し、その融液を鋳型に鋳込んでインゴットに
する。このインゴットに、鋳造欠陥の除去又は材質の均
質化を企るために。
を真空溶解し、その融液を鋳型に鋳込んでインゴットに
する。このインゴットに、鋳造欠陥の除去又は材質の均
質化を企るために。
熱間鍛造、熱間圧延などの加工処理を施こす。
得られた羽村に、例えばAr雰囲気中で850〜105
0 C、1〜5時間、溶体化処理を施した後、これにな
たね油、フレオン油などで焼入れして急冷する。このと
き、合金にはマルテンサイト相が形成される。
0 C、1〜5時間、溶体化処理を施した後、これにな
たね油、フレオン油などで焼入れして急冷する。このと
き、合金にはマルテンサイト相が形成される。
なお、この製造工程において、更に0.005〜0.1
重量%のSnを添加すると、得られた合金の延性が向上
する。すなわち、合金の機械加工性が向上するので有用
である。
重量%のSnを添加すると、得られた合金の延性が向上
する。すなわち、合金の機械加工性が向上するので有用
である。
AA:12.8 重量%、Ni:4.0 重量%、Cu
:83.2重量%から成る合金を1300Cで真空溶解
し、その融液を鋳型に鋳込んでインゴットとした。この
インゴットに熱間鍛造、熱間圧延を施して板材とし、こ
の板材から直径1 am長さ12cmの試験棒を加工し
た。
:83.2重量%から成る合金を1300Cで真空溶解
し、その融液を鋳型に鋳込んでインゴットとした。この
インゴットに熱間鍛造、熱間圧延を施して板材とし、こ
の板材から直径1 am長さ12cmの試験棒を加工し
た。
この試験棒に、Ar雰囲気中で950C,1時間溶体化
処理を施した後、室温(20C)のなたね油中で焼入れ
した。この試験林を試料1とした。
処理を施した後、室温(20C)のなたね油中で焼入れ
した。この試験林を試料1とした。
得られた試験棒を、振子型内部摩擦測定装置(ねじ9振
動法を適用)に装着し、無荷重若しくは一定の引張荷重
を印加した状態で、各種温度における対数減衰率(δ)
を測定した。その結果を図に示した。
動法を適用)に装着し、無荷重若しくは一定の引張荷重
を印加した状態で、各種温度における対数減衰率(δ)
を測定した。その結果を図に示した。
また、Aノ:11.2重量%、 Ni : 3重量%。
Cu:85.8重量%の合金についても上記と同様の処
理を施こし、得られた試験棒を試料2とした。試料2の
対数減衰率の温度変化も図に合せて記した。
理を施こし、得られた試験棒を試料2とした。試料2の
対数減衰率の温度変化も図に合せて記した。
比較のため、Aノ:14重量%、Ni:3重量%1Cu
:83重量%の合金(単結晶)の対数減衰率も図に示し
た。
:83重量%の合金(単結晶)の対数減衰率も図に示し
た。
図から明らかなように、本発明の防振合金は、比較例の
ものが1000で急激にその防振特性を喪失するにもか
かわらず、試料1は350Cまで、試料2は450tl
’tでその防振特性を維持している。また、本発明の合
金は、耐食性、耐摩耗性。
ものが1000で急激にその防振特性を喪失するにもか
かわらず、試料1は350Cまで、試料2は450tl
’tでその防振特性を維持している。また、本発明の合
金は、耐食性、耐摩耗性。
抗クリープ性も良好なので、銑鉄や鉄系防振合金と比較
しても高温腐食環境中でもその使用寿命が永い。また、
微量のSnを添加すると高温域での防振特性が低下する
ことなく、延性が向上して加工性に富むので、目的とす
る製品形状を容易に機械加工することができる。
しても高温腐食環境中でもその使用寿命が永い。また、
微量のSnを添加すると高温域での防振特性が低下する
ことなく、延性が向上して加工性に富むので、目的とす
る製品形状を容易に機械加工することができる。
本発明の合金は、例えば、高温腐食性環境にさらされて
いる内燃機関の振動・騒音源の部品として応用した凱又
は、これら部品の一部に焼バメ若しくはクラッドして利
用することができる。
いる内燃機関の振動・騒音源の部品として応用した凱又
は、これら部品の一部に焼バメ若しくはクラッドして利
用することができる。
図は、防振合金の対数減衰率と温度との関係図である。
図中、−・−:試料1.−■−:試料2、−×−:比較
例をそれぞれ表わす。
例をそれぞれ表わす。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 アルミニウム10重量%以上14重ft%未満。 ニッケル1重量%以上5重量%以下、残部が銅から成る
ことを特徴とする防振合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365382A JPS5993848A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 防振合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365382A JPS5993848A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 防振合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5993848A true JPS5993848A (ja) | 1984-05-30 |
Family
ID=16477611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20365382A Pending JPS5993848A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 防振合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5993848A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61124543A (ja) * | 1984-11-21 | 1986-06-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 消音吸振性β′マルテンサイト型アルミニウム青銅系合金 |
JPH01289398A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-21 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカー装置 |
JP2003042058A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Toyota Industries Corp | ピストン式圧縮機における防振構造 |
JP2009506217A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | ウニベルシダッド・デル・パイス・バスコ・エウスカル・エリコ・ウニベルトシタテア | 形状記憶合金粉末に基づく金属マトリックス材料、該材料の製造法及び該材料の使用 |
CN110284025A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-27 | 江西省鹰潭铜产业工程技术研究中心 | 一种铝青铜材料及其制备方法 |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP20365382A patent/JPS5993848A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61124543A (ja) * | 1984-11-21 | 1986-06-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 消音吸振性β′マルテンサイト型アルミニウム青銅系合金 |
JPH01289398A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-21 | Mitsubishi Electric Corp | スピーカー装置 |
JP2003042058A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Toyota Industries Corp | ピストン式圧縮機における防振構造 |
JP2009506217A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | ウニベルシダッド・デル・パイス・バスコ・エウスカル・エリコ・ウニベルトシタテア | 形状記憶合金粉末に基づく金属マトリックス材料、該材料の製造法及び該材料の使用 |
CN110284025A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-27 | 江西省鹰潭铜产业工程技术研究中心 | 一种铝青铜材料及其制备方法 |
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