JPS5991965A - 透過膜の製造方法 - Google Patents

透過膜の製造方法

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JPS5991965A
JPS5991965A JP20109182A JP20109182A JPS5991965A JP S5991965 A JPS5991965 A JP S5991965A JP 20109182 A JP20109182 A JP 20109182A JP 20109182 A JP20109182 A JP 20109182A JP S5991965 A JPS5991965 A JP S5991965A
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重郎 青柳
鈴木 一比好
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■、背頂技術 発明の分野 本発明は、透過膜の製造方法に関するものである。詳し
く述べると、人工腎臓装置、血漿分離装置等に使用され
る透過膜のW!J造方法に関するものである。
先行技術 4− 最近浸透作用、限外濾過作用等を利用する人工腎臓装置
、血漿分離装置等のごとき体液瀘過装Uの発展はめざま
しく、医療界において広(使用されている。しかして、
このような体液1!過装置においては極めて細い透析用
中空糸や透析用平膜が最も不要な部材とむっでいる。
これらの透過膜、例えば透析用中空糸の代表的なものと
しては、セルローストリアセテートを脱mして得られる
再生セルロースからなる中空系があるが、この中空糸は
透水能力が不充分であって白液の処即時間が長くなり、
場合によっては患者に対【)て長時間の治療時間を要し
、特に老人や身体命弱者が患者であるような場合には好
ましくない結果を生じることが見出されている。一方、
セルロースエステルを使用した中空糸も提案されており
、このような材料の使用により脱酢酸というような煩雑
なT程も不要となり、その透水能力も一応満足すべきも
のであるが、紡糸原液のドープとして、例えばアセトン
−ホルムアミド(40:60)の混合物中、アセチルセ
ルロース30重吊%のものを使用するので、安全性の森
で問題がある。
このようなセルローストリアセテートからの再生セル[
J−スあるいはセルロースアセテートの中空糸の欠点を
解消するために、銅アンモニアセルロース紡糸原液を環
状紡糸孔から押出してその下方に自重落下させ、その際
線状に紡糸される紡糸原液の内部中央部に該紡糸原液に
対する非凝固性液体を導入充填して吐出させ、それから
自重落下に充分流動延伸したのち、希硫酸溶液中に浸漬
し凝固再生を行なうことによる中空糸の¥J造が提案さ
れている〈特公昭55−1363号公報)。しかしなが
ら、この銅アンモニアセルロース中空糸は、前記セルロ
ーストリアセテートからの再生セルロース中空糸やセル
ロースエステル中空糸に比べると透水能力は増大すると
はいえ、これらはすべて尿素、ビタミンBT2等のごと
き小分子量のものしか透過し得ず、中分子量以上のもの
は透過できないので、例えば人Iff臓装置に使用した
場合、次第にメラニン色素等が蓄積してくるという欠点
があった。また、前記方法においては、銅アンモニアセ
ルロース紡糸原液を空中に吐出させるので、凝固液に達
するまでにアンモニアがある秤度分離1ノで表面から凝
・固し始める。したがって、得られる中空糸は外側表面
にスキンが生成するので、内外両表面部および内部が均
質なものは臂られない。
このような中空糸を透析装置に使用した場合、内側表面
部a3よび内部と外側表面部とで生成する微細孔の孔径
が異なるので、性能が一定せず良好な透析効果は得られ
難いという欠点があった。
さらに、前記銅アンモニアセルロース膜は、重金属であ
る銅を使用するために、製膜工程あるいは’1iJ1!
、水洗工程において銅イオン排液が多量に排出し、これ
を処即するために多額の費用がかかるという欠点があっ
た。また、溶剤が銅アンモニア溶液であるため、第ヨ物
質として原液に添加できる孔径制御剤もその種類が限定
されている。したがって、後工程で除去できる物質を原
液に添加し、透過能を制御する等の技術的応用の範囲が
狭くなるという欠点があった。また、銅アンモニア7− セルロース膜の場合には、充分な洗浄を行なってもなお
微量の銅イオンが透過膜中に残存するので、このような
透過BIBを使用した透析装置においては、透析操作開
始直後に白血球が一時的に急激に減少するという、いわ
ゆる一過性白血球減少症(hem。
dialysis  1eukopenia)等の副作
用を生体に与え、これが患者に与える影響には無視し得
ないものがある。
■9発明の目的 したがって、本発明の目的は、新規な透過膜のIF!I
造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、残
留金属が存在しない透過膜の製造方法を提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は孔径制御剤の選択幅の
大きい透過g!製造方法を提供することにある。
これらの諸口的は、ジメチルスルホキサイドおよびホル
ムアリデヒドにセルロースを溶解してなる溶液を膜状に
成形し、このようにして形成された成形物を凝固液中に
浸漬して凝固再生することを特徴とする透過膜の製造方
法により達成される。
8− また、前記目的は、ジメチルスルホキサイドおよびホル
ムアリデヒドに12ルロースおよびポリエチレンオキサ
イドを溶解してなる溶液を゛膜状に成形し、このように
して形成された成形物を凝固液中に浸漬して凝固再生し
、ついで該凝固再生物を洗浄して前記ポリエチレンオキ
サイドを溶出させて除去することを特徴とする透過膜の
!llll法によっても達成される。
また、本発明は、セルロース1重w部に対してホルムア
ルデヒドが0.8〜1.5Φ吊部である)透過膜の製造
方法である。本発明は、セルロースの潤度がジメチルス
ルホキサイドに対して4〜20重量%である透過膜製造
方法である。さらに、本発明はセルロース溶液の粘度が
500〜2,500ボイズである透過膜の製造り法であ
る。本発明は、ホルムアルデヒドがバラホルムアルデヒ
ドの形で使用されてなる透過膜の製造方法である。
また、本発明は凝固液が酸またはアルカリの水溶液、例
えばアルカリの水溶液、特に水酸化ナトリウムの水溶液
である透過膜の製造方法である。さらに本発明は、透過
膜が中空糸である透過膜の製造方法である。本発明は、
成形物がセルロース溶液を環状紡糸孔から押出し、かつ
紡糸させる前記セルロース溶液の内部中火部に該セルロ
ース溶液対する非凝固性液体を導入充填して吐出させる
ことにより形成される透過膜の製造方法である。また、
本発明は、透過膜が平膜である透過膜の製造方法である
■8発明の詳細な説明 本発明において使用されるセルロースとしては、平均重
合度200〜1,500のものが好ましく、特に平均重
合度300〜1.000のものが最も好ましい。
溶媒は、ジメチルスルホキサイドとホルムアルデヒドと
を反応させて得られる錯体であり、セルロースlff1
ffi部に対するホルムアルデヒドの使用量は0.8〜
1.5重量部であり、好ましくは1゜15〜1.25重
量部である。ホルムアルデヒドは、通常バラホルムアル
デヒドの形で使用される。
また、セルロースの濃度はジメチルスルホキサイドに対
して/1〜20手吊%、好ましくは6.0〜12.0重
量%である。
セルロース溶液をtJ 貼するには、乾燥セルロース、
ジメチルスルホキサイドおよびパラホルムアルデヒドを
攪拌下に90〜140℃、好ましくは、110〜120
℃の渇痕に1〜5時間、好ましくは2〜3時間加熱して
均一に溶解させ、その間に発生J−るガス状ホルムアル
デヒドを除去することによる行なわれる。また、孔径制
御剤としてポリエチレンオキサイドを使用する場合には
、前記の過剰ホルムアルデヒドを除去したのち、ジメチ
ルスルホキサイドに溶解したポリエチレンAキサイド溶
液を添加してW1拌1ノ、均一透明な原液が冑られる。
この原液は、500〜2,500ポイズ、好ましくは1
,000〜1,500ポイズである。
これは粘1印が500ボイス未満では、得られる透過膜
の機械的強度が低下でる。一方、粘度が2゜500ボイ
スを越えると、紡糸時に脈動が生じ、窒素にJ、る輸送
が困姉になる。
孔径制御剤として使用されるポリエチレンオキ−11− サイドは、数平均分子量が400〜20,000、好ま
しくは600〜1,000である。その添加量は、セル
ロース100重量部に対して5〜50重量部、好ましく
は20〜30重量部である。
本発明により製造される透過膜は、中空糸膜、平膜等を
問わず任意の形状のものがあり、その膜厚は5〜100
μm1好ましくは8〜30μmである。中空糸膜の場合
、平均内径は100〜1゜000μlll、好ましくは
150〜350μmである。
つぎに、透過膜の製造方法について説明する。
まず、中空糸膜の製造方法について述べると、セルロー
スをジメチルスルホキサイドおよびホルムアルデヒドに
溶解させた原液を環状紡糸孔から押出し、その下方に自
重で落下させる。その際、線状に紡糸する原液の内部中
央部により充分延伸させたのち、凝固液中に浸漬して凝
固再生を行なう。
紡糸速度は20〜120111/分、好ましくは60〜
100ffl/分である。凝固再生後に巻取り、この巻
取り中空糸は、必要によりアルコール−水沢−13−+
− 12− 合液で処理し、さらに水洗したのち、乾燥を行なう。
紡出される原液の内部中央部に導入充填される非凝固性
液は乾燥時に透′A竹の低い液体が選ばれる。好適な非
凝固性液体としては、ベンピン、トルエン、4:シレン
、スチレン、エチルベンゼン、パークロルエチレン、ト
リクロルエチレン、軽油、灯油、ヘプタン、オクタン、
ドデカン、流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロピル
、エタノール等がある。
凝固液とIノχは、アルカリ水溶液および酸水溶液のい
ずれも使用できる。アルカリとしては水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等があるが、好ましくは水酸化ナリウ
ムであり、通常0.5〜20重R%、好まくは1.0〜
5.0重量%の水溶液であり、その液温は20〜80℃
、好ましくは30〜60℃である。酸としては硫酸、硝
酸、リン酸、塩酸なとがあるが、好ましくは硫酸等であ
り、その液温は20〜80℃、好ましくは40〜60℃
である。
14− 巻取った中空糸を処理するアルコール−水混合液として
は、メタノール−水、エタノール−水、イソプロパノ−
ルー水等があり、アルコールIQ麿は5〜100粗n1
%、好ましくは10〜60重量%である。濡水処理は3
0〜100℃、好ましくは40〜80℃の液温で行ない
、凝固液を完全に除去し、また孔径制御剤であるポリエ
チレンオキサイドが混入されている場合には、これを溶
出除去する。乾燥は温風トンネル乾燥、湯風回転乾燥等
により40〜120℃、好ましくは60〜100℃の温
度で行なわれる。
平膜を製造する場合には、前記のごとき原液をスリット
状押出孔から吐出されて平IlQ状に成形したのち、こ
のようにして成形された膜状物凝固液中に浸漬して凝固
再生を行なう。原液を平膜状に成形する方法としては種
々あるが、−例を上げると、例えば押出装置に設けられ
たスリット状押出孔より膜状に吐出させた原液は平行に
配置された2個のローラにより厚みを規制されて凝固槽
内の凝固液に浸漬され、変向棒を通過して、その間に凝
固1.てローうにより引上げられる。別の方法としては
、押出装置の押出孔より膜状に吐出させた原液を、凝固
槽内に凝固液中の回転ドラムの表面に付??させて凝固
させたのら、ローラにより引上げるものである。さらに
他の方法としては、押出装置の押出孔より膜状に吐出さ
せた原液を、回転ドラムの表面に付着させ、ローうで押
圧して厚みを規制したのち、前記回転ドラムに接触する
ドラム、さらに別の回転ドラムへと転着させながら凝固
さ1J:、ついで他の分離して配置したローラを粁l引
」二げられる。さらに別の方法としては、複数枚、例え
ば2枚のガラス板よりなる鋳型内にセロファン、ポリT
ヂレンデレフタレート等のフィルムを挿入し、該フィル
ムと一方のガラス板との間の空隙に前記原液を注入して
膜状物を形成させたのち、該膜状物を前記フィルムとと
もに取出して凝固液浸漬して凝固再!Lを行ない、つい
で該フィルムを剥f!III ?する。なお、水洗、乾
燥等の条件は中空糸膜の場合と同様である。
つぎに、実施例を挙げて本発明方法を、さらに詳細に説
明する。
実施例 1 乾燥セルロース(含水率1%以下に乾燥したもの) (
重合度730〜980)512!J 、バラホルムアル
デヒド(92%以上含有)625gおよびジメチルスル
ホキサイド(含水15001)F)I11以下)937
5oを反応器に仕込み、加熱攪拌したところ、第1図に
示すように2〜3時間後に90〜100℃に達し、均一
に溶解した。さらに数時間加熱攪拌して過剰のホルムア
ルデヒドを水封式ポンプで充分除去して均一透明な原液
(20℃における粘度2070ポイズ)を得た。
このようにして1ワられた原液を、環状紡糸孔を装着し
た紡糸口金装置に導き、5Ko/am2の窒素圧でギA
7ポンプにより定量的に紡糸孔より吐出させた。紡糸孔
の孔径は3.8n+mであり、原液の吐出ff1は9.
5ml/分とした、一方、紡糸口金装置に装着した非凝
固性液体の導入管よりミリスチン酸イソプロピルを導入
し、前記原液に内包させて吐出させた。ミリスチン酸イ
ソプロピルの吐出−17−−− 16− 帛は431/分とした。ついで、吐出原液を空間に10
0ml11自重落下させ、ただちに浴温的30〜40℃
の2.0重量%水酸化ナトリウム水溶液を満した凝固浴
に浴長4Ill″cs人した。このどぎの紡糸速1αは
80m/分であった。
この糸条をカセに巻取り50重量%濃度のメタノール水
溶液中に60分間浸漬して処理し、ついで50〜60℃
の水で濡水処理した。ついで、この糸条を温風トンネル
内で90〜100℃で0゜3分間乾燥して中空糸を得た
。得られた中空糸は平均内系230f1m、平均膜J!
F17/1lllr、該表面、内表面および内部が均一
な中空糸膜であった。
このようにして得られた中空糸を用いで〈膜面積1.0
m2)、分子が既知の指標物質〔尿素(F3tJN) 
:分子量60、クレアチニン:分子量113及ビタミン
R+g:分子阻1355)についてダイヤリザンス試験
を行なったところ、第1表の結果が得られた。なお、こ
のときの透析液は水道水であり、イの流出(Q)は50
0m1/分である。またLJFR(限外濾過率)は4 
、6 ml/ mm1l18− 0 ・hrであった。
実施例 2 実施例1と同様な方法において、乾燥セルロース512
0に対し、パラホルムアルデヒドを6250、またジメ
ヂルスルホキドを9.ooooとして原液(粘度207
0ボイズ)を調製し、かつ凝固液どして10重量%硫酸
水溶液を用い、紡糸速度を100m/分として以外は同
様な方法により中空糸を製造した。
このようにして(りられた中空糸について実施例1と同
様なダイヤリザンス試験を行なったところ、第1表の結
果が得られた。なお、UFRは5.01/IllIII
Hg・hrであった。
実施例 3 乾燥セルロース(含有率1%以下に乾燥したもの) (
!Tj合僚730〜980)501(1、バラホルムア
ルデヒド(92%以上含有)625gおよびジメチルス
ルホキシド(含有i 500 ppm以下)8860o
を反応器に仕込み、加熱1!拌したところ、2〜3時間
語に90〜100℃に達し、均一に溶解した。ついで、
ジメチルスルホ土シト4400にポリ−[ヂレンAキサ
イド(数平均分子量1゜000)18σを溶解した溶液
を、前記原液に添加して攪J’l’ l、、均一な原液
(20℃における粘頂2.000ボイズ)を得た。
このJ、うにして1qられた原液を、環状紡糸孔を装着
した紡糸1−1金装置に1!I%き、5.0K(1/C
l112の窒素n]でギN7ポンプにより定量的に紡糸
孔より吐出させ7:: 、紡糸孔の孔径は3.8wul
lであり、原液の用出量は9.51111/分とした。
一方、紡糸口金装置1jilに!!−着()た非凝固性
液体の導入によりミリスチン酎イソプロピルを導入し、
前記原液に内包させて吐出させた。ミリスチン酸イソプ
1]ピルの+1出吊は4.3ml/分とした。ついで、
吐出原液を空間に1401IIIll自山落下させ、た
だちに浴温的30〜40℃の2.0inm%水酸化す1
−リウム水溶液を満した凝固浴に温良4mで導入した。
このときの紡糸速度は80m/分であった。
この糸条をカセに巻取り、実施例1と同様な方法で処即
、乾燥して中空糸を1ηた。1ηられた中空19− 糸は平均内径220μm、平均膜厚16μmであり、外
表面、内表面および内部が均一な中空糸膜であった。
このようにしてえられた中空糸を用いて(膜面f(!i
o、 7+112 )、生白について生体(in  v
tvo)濾過実験を行なったところ、結晶たんばく透過
率(%)は、第2表のとおりであった。
実施例 4 実施例3と同様な方法において、孔径制御剤として数平
均分子ff11,000のポリエチレンオキサイド21
.60を使用した以外は、同様な方法を行なって、中空
糸を得た。得られた中空糸は平均内仔225μm、平均
膜厚16μmであり、外表面、内表面および内部が均一
な中空糸膜てあった。
このようにして得られた中空糸を用いて、実施例3と同
様な生体濾過実験を行なったところ、第3表の結果が得
られた。
20− U、  F、  R,4,64,4 (ml/mmH(1’hr) ビタミン+312      43    42(1/
分) BUN         155   151(1/分
) クレアチニン     130   128(1/分) ?0  2   ≠し 透過時間 フィブリ (hr)  ノーゲン  アルブミン 総たんばく0.
5.   !Is、II±2.8 98.3±2.1 
98.0± 1.41    95.4±3.0 96
,2±1.5 96.7± 1.9293.1=1:4
.295.8±3.694.7±2.13    88
、1±5,4 94.7±2.6 92.5±1.7/
l     82.8±5,9 93.2±1,2 8
9.7±3.15    77.0± 7.1 92.
0±3.1 879g±3.5第  3  表 透過時間 フィブリ (hr)  ノーゲン  アルブミン 総たんばく0.
5  85.5±2,3 88.1±2,0 89,8
±1.2185.5±2.4 88.2± 1.6 8
6.8±1.52    83.4±3.2 85.8
±3.8 84.9±2.83    78.8±4,
8 84.8:!: 3.5 82.8±1.54  
  74.2±5,3 83.5±1.8 86.4±
2.85   69.8±6.9 82.4±2,8 
78.9±3.3実施例 5 実施例1と同様の方法により得られた原液を、スリット
状押出孔を備えた押出装置に導き、5Kg/C1112
の窒素圧でスリット状押出孔より吐出させた。押出孔の
幅は4.0Il1m1長さ2501であり、原液の吐出
Wは9.8ml/分であった。吐出した膜状物は回転ド
ラムの表面上に付着させ、ローラにより押圧して厚みを
規制しながら、互いに接触しながら回転する3個のドラ
ムの表面に順次結着させながら凝固槽内の浴温30〜4
0℃の3゜0重W%水酸化ナトリウム水溶液で凝・固さ
せ、ついで該回転ドラムより剥離させてローラを杼で引
上げた。このときの31度は70m/分であった。
ついで、50tlliffi%flt!FtIのメタノ
ール水溶液中に50分間浸漬したのち、50〜60℃の
渇水で洗浄し、温風回転乾燥器内で70〜80℃の渇J
fJで0.35分間乾燥して平均膜厚20μ市の平平膜
を得l、:。
このように1ノで1qられた平膜を用いて、実施例1と
同様なダイヤリザンス試験を行なったところ、第4表の
とおりであった。
実施例 6 実施例2と同様な方法により得られた原液を用いて、実
m1ρ15と同様な方法で平均膜厚21μmの平膜を)
けた。このようにして得られた平膜を用いて、実施例1
と同様なダイヤリザンス試験を行なったところ、第4表
のとおりであった。
実施例 7 実施例3と同様な方法によりlqられた原液を用いて、
実施例5と同様む方法で平均膜厚21flIll 23
− の平膜を得た。このようにして得られた平膜を用いて、
実施例3と同様な生体濾過実験を行なったところ、第5
表の結果が得られた。
U、F、R,4,54,,3 (ml/@m1−1g ・hr) ビタミンBt243    41 (1/分) BLIN         15/I    150(
1/分) クレアチニン     129   128(1/分) 一θは− 24− 第5プ 透過時間 フィブリ −」hr)!−ゲン  アルブミン−((すL(0、5
96,5;−1,84H1,0± 1.!J  91’
1.9:!−1,3196、L4. 3,3 96.5
:4:  1.6 97.6m!:1.82    9
4.2:j 4,1 96.7:!: 3,3 95.
0±2.23          88 、Lj:  
 5.3  95.0:4二  2.2  93.0 
±  1.9/1          ’  83,0
 づ二  5,2  94.0 ±  1.1  89
.0 ±  3.05          78.2T
l:   7.3  93.3 ±  3.1  88
.0 ジニ  3.1実施例1〜7で1ηられた中空糸
膜および平膜について、■水薬局方の[重金属試験法]
を参照し、つぎの方法で残存銅の定石を行なった。まず
、試料を0.5g精秤し、Inのるつぼに入れ、ゆるく
蓋をして弱く加熱して炭化した。冷却後、硝酸21およ
び硫酸5滴を加え、白煙が生じるまで注息して加熱しく
中火で乾固、強火で加熱)、5゜0〜600℃で強熱し
て灰化した。冷却後、塩酸21を加λ1、水溶」−で蒸
発乾固し、0.INの塩酸でるつぼを洗浄しつつ10m
1にしたのち、紫外26一 線を用いて測定したところ、残存銅は、いずれもOpp
mであった。これに対し、市販の銅アンモニアセルロー
スからの再生中空糸の場合、同様に試験したところ、残
存銅は19〜30 ppmであった。
■。発明の具体的効果 以上述べたように、本発明のによる透過膜の製造方法は
、ジメチルスルホキサイドおよびホルムアルデヒドにセ
ルロースを溶解してなる溶液を膜状に成形し、このよう
にして成形された成形物を凝固液中に浸漬して凝固再生
することにより行なわれるものであるから、得られる透
過膜は中空糸膜としであるいは平膜として勝れた透析効
果を示すだけでなく、銅がまった(存在しないので、白
血球減少症等の副作用を生体に与える心配はない。
また、本発明ににり透過膜の製造方法は、ジメチルスル
ホキサイドおよびホルムアルデヒドにセルロースおよび
ポリエチレン−オキサイドを溶解してなる溶液を膜状に
成形し、このようにして得られた成形物を凝固液中に浸
漬して凝固再生し、ついで該凝固再生物を洗浄して前記
ポリエチレンオキサイドを溶出させて除去することによ
り行なわれるーbのであるから、得られる透過膜は前記
のごとき利点を右するだけでなく、使用するポリエチレ
ン第4−リ゛イドの分子量および添加量を選定すること
により所望の分子M(孔径)の溶質を分I11をするこ
とができる。また、ポリエチレンオ、1:サイドは分子
聞分布がシャープであるので、透過膜中に形成される細
孔の径も均一なものにすることができる。さらに、本発
明では、銅アンモニアセルロース溶液を使用しへいので
、小金属の残存がないことはもちろんのこと、空中に膨
出させてもアンモニアの蒸発ないので、これに基づく外
表面の固化はない。このため内表面、外表面および内部
が均一な膜が得られる。したがって、人工腎臓用透析膜
としであるいはth液分餡装置用膜等として極めて有用
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法における原液製造時の時間と潰瘍
との関係を示すグラフである。 27− A・・・溶解開始時、 B・・・ホルムアルデヒド除去
開始時、 C・・・ホルムアルデヒド除去終了時。 特許出願人   テルモ株式会社 29− =28− ”6’r1’w”r (hr)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ジメチルスルホキサイドおよびホルムアルデヒド
    にセルロースを溶解してなる溶液を膜状に成形し、この
    ようにして形成された成形物を凝固液中に浸漬して凝固
    再生することを特徴とする透過膜の!lI造方法。 (2)セルロースに対してホルムアルデヒドが0゜8〜
    1.5重量部である特許請求の範囲第1項に記載の透過
    膜の製造方法。 (3)セルロースの濃度はジメチルスルホキサイドに対
    して4〜20重量%である特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の透過膜の製造方法。 (4)セルロース溶液の粘度は500〜2,500ボイ
    ズである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
    一つに記載の透過膜の製造方法。 (5)ホルムアルデヒドはバラボルムアルデヒドの形で
    使用されてなる特許請求の範囲第1項ないし第4項のい
    ずれか一つに記載の透過膜の製造り法。 (6)凝固液は酸またはアルカリの水溶液である特許請
    求の範囲第1項むいし第5項のいずれか一つに記載の透
    過膜の製造方法。 (7)凝固液はアルカリの水溶液である特許請求の範囲
    211項ないし第5項のいずれか一つに記載の透A膜の
    !i!J造方法。 (8)アルカリは水酸化ナトリウムである特許請求の範
    囲第7項に記載の透過膜のlII造方法。 くっ)透過膜は中空糸膜であるvt訂請求の範囲第1項
    ないし第8項のいずれか一つに記載の透過膜の製造方法
    。 (10)成形物はセルロース溶液を環状紡糸孔から押し
    出し、かつ紡出させる前記セルロース溶液の内部中央部
    に該セル[1−ス溶液に対する非凝固性液体を尋人充填
    して吐出させることにより形成される特許請求の範囲第
    9項にの記載の透過膜のIJi!J造方法。 (11)透過膜は平膜である特許請求の範囲第1項ない
    し第8項のいずれか一つに記載の透過膜の製造方法。 (12)ジメヂルスルホキサイドおよびホルムアルデヒ
    ドにセルロースおよびポリエチレンオキサイドを溶解し
    てなる溶液を膜状に成形し、このようにして形成された
    成形物を凝固液中に浸漬して凝固再生し、ついで該凝固
    再生物を洗浄して前記ポリエチレンオキサイドを溶出さ
    せて除去することを特徴とする透過膜の!llll法。 (13)セルロース1重伍部に対してホルムアルデヒド
    が0.8〜1.5m’[1部である特許請求の範囲第1
    2項に記載の透過膜の製造方法、(14)セルロースの
    濃度はジメヂルスルホキサイドに対して4〜20銀W%
    である特許請求の範囲第12項または第13項に記載の
    透過膜の!Il造方法。 (15)セルロース溶液の粘痕は500〜2,500ボ
    イズである特許請求の範囲第12項ないし第14項のい
    ずれか一つに記載の透過膜の製造方法。 (16)ホルムアルデヒドはバラホルムアルデヒドの形
    で使用されてなる特許請求の範囲第12項ないし第15
    項のいずれか一つに記載の透過膜の製造方法。 (17)凝固液は酸またはアルカリの水溶液である特許
    請求の範囲第12項ないし第16項のいずれか一つに記
    載の透過膜の!il造方法。 (18)凝固液はアルカリの水溶液である特許請求の範
    囲第12項ないし第16項のいずれか一つに記載の透過
    ・膜の製造方法。 (19)アルカリは水酸化ナトリウムである特許請求の
    範囲第18項に記載の透過膜のIF!I造方法。 (20)ポリエチレンオキサイドがセルロース100粗
    吊部に対して5〜50市吊部添加されてなる特許請求の
    範囲第12項ないし第19項のいずれか一つに記載の透
    過膜の製造方法。 (21)ポリエチレンオキガイドは数平均分子量が40
    0〜20.0(’)Oである特許請求の範囲第12項な
    いし第20項のいずれか一つに記載の透過膜の製造方法
    。 3− (22)透過膜は中空糸膜である特許請求の範囲第12
    項ないし第21項のいずれか一つに記載の透過膜のII
    I造方法。 (23)成形物はセルロース溶液を環状紡糸孔から押出
    し、かつ紡出させる前記セルロース溶液の内部中央部に
    該セルロース溶液に対する非凝固性溶液を導入充填して
    吐出させることにより形成される特許請求の範囲第22
    項に記載の透過膜の製造方法。 (24)透過膜は平膜である特許請求の範囲第12項な
    いし第21項のいずれか一つに記載の透過膜の製造方法
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JPS5327647A (en) * 1976-07-16 1978-03-15 Rhone Poulenc Textile Method of production of cellulose molded articules
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