JPS599157B2 - 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 - Google Patents
発酵法によるl−グルタミン酸の製造法Info
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- JPS599157B2 JPS599157B2 JP2675877A JP2675877A JPS599157B2 JP S599157 B2 JPS599157 B2 JP S599157B2 JP 2675877 A JP2675877 A JP 2675877A JP 2675877 A JP2675877 A JP 2675877A JP S599157 B2 JPS599157 B2 JP S599157B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は発酵法によるL−グルタミン酸の製造法に関
する。
する。
発酵法によるL−グルタミン酸の製造法においては、d
−ビオテンもしくはd−ビオテン活性を有する物質(以
下ピオテンと記す)を培地に添加することが必要である
が、このビオテンの添加量が多い場合には、L−グルタ
ミン酸生産菌は旺盛に増殖するが、L−グルタミン酸の
収率が激減スることがよく知られている。
−ビオテンもしくはd−ビオテン活性を有する物質(以
下ピオテンと記す)を培地に添加することが必要である
が、このビオテンの添加量が多い場合には、L−グルタ
ミン酸生産菌は旺盛に増殖するが、L−グルタミン酸の
収率が激減スることがよく知られている。
又L−グルタミン酸生産に最も適した培地中のビオテン
量は通常の培地で2〜4μff/lであることが知られ
ている。
量は通常の培地で2〜4μff/lであることが知られ
ている。
これに対し、例えばビートモラッセス又はケーンモラツ
セス等の高濃度のビオチンを含有するものを炭素源とし
て使用する場合には、培地中に上記最適濃度よりも高い
濃度のビオテンが持込まれてしまうので、そのままでは
L−グルタミン酸の収率は著しく低《なってしまう。
セス等の高濃度のビオチンを含有するものを炭素源とし
て使用する場合には、培地中に上記最適濃度よりも高い
濃度のビオテンが持込まれてしまうので、そのままでは
L−グルタミン酸の収率は著しく低《なってしまう。
そこでこのような場合には、界面活性剤、抗生物質等の
ビオチン活性抑制剤が培地に添加されて、過剰量のビオ
テンによる弊害が取除かれることが行われている。
ビオチン活性抑制剤が培地に添加されて、過剰量のビオ
テンによる弊害が取除かれることが行われている。
本発明者らは以上のような従来のL−グルタミン酸発酵
方法を更に改良すべ《研究してきたが、その結果意外に
も、20μ?/lという過剰のビオテンを含有するよう
な培地を用いてL−グルタミン酸発酵を行う場合に更に
ビオテンな培地に30μグ/l以上含有するように添加
すると共に、増殖初期ないし対数増殖期末期までに界面
活性剤よりなるビオテン抑制剤をビオテンの存在量に応
じて添加することにより、L−グルタミン酸の収率が著
しく向上し、しかも培養時間縦来法よりも著しく短時間
でよく、かつその場合、従来法ではビオテンの量に対す
る菌の生育とL−グルタミン酸生産量の関係が著しく敏
感であり、生育を制限した時にのみL−グルタミン酸が
生産されたが、本発明の方法によれば、ビオテンの添加
量を精細に調整することなくL−グルタミン酸の生産量
を高め得ることを知り、本発明を完成するに至った。
方法を更に改良すべ《研究してきたが、その結果意外に
も、20μ?/lという過剰のビオテンを含有するよう
な培地を用いてL−グルタミン酸発酵を行う場合に更に
ビオテンな培地に30μグ/l以上含有するように添加
すると共に、増殖初期ないし対数増殖期末期までに界面
活性剤よりなるビオテン抑制剤をビオテンの存在量に応
じて添加することにより、L−グルタミン酸の収率が著
しく向上し、しかも培養時間縦来法よりも著しく短時間
でよく、かつその場合、従来法ではビオテンの量に対す
る菌の生育とL−グルタミン酸生産量の関係が著しく敏
感であり、生育を制限した時にのみL−グルタミン酸が
生産されたが、本発明の方法によれば、ビオテンの添加
量を精細に調整することなくL−グルタミン酸の生産量
を高め得ることを知り、本発明を完成するに至った。
本発明の方法で使用される培地はビオテンを20μグ/
l以下含むようなものなら全て用いられ、例えば、ビー
トモラツセス、殿粉糖化液等が好ましく用いられるが、
グルコースとビテオン含有物質、例えばビートモラツセ
ス、ケーンモラツセス、殿粉糖化液を混じて20μ′?
/l以下の量に調節したものでも用い得ることは言うま
でもない。
l以下含むようなものなら全て用いられ、例えば、ビー
トモラツセス、殿粉糖化液等が好ましく用いられるが、
グルコースとビテオン含有物質、例えばビートモラツセ
ス、ケーンモラツセス、殿粉糖化液を混じて20μ′?
/l以下の量に調節したものでも用い得ることは言うま
でもない。
またビオテン含有量の多い原料を糖濃度を低くしてフィ
ーデイング法によって糖を補充していくことも可能であ
る。
ーデイング法によって糖を補充していくことも可能であ
る。
使用する窒素源としては通常の炭水化物を原料とするL
−グルタミン酸醗酵に使用する原料例えば硫安、アンモ
ニウムガス、尿素等や補助的に使用される有機窒素源、
例えば味液(大豆蛋白加水分解液)、コーンステイープ
リカー等も使用できる。
−グルタミン酸醗酵に使用する原料例えば硫安、アンモ
ニウムガス、尿素等や補助的に使用される有機窒素源、
例えば味液(大豆蛋白加水分解液)、コーンステイープ
リカー等も使用できる。
炭素源、窒素源の他、無機物質として、りん酸塩、マグ
ネシウム塩及び鉄イオン、マンガンイオンの微量を添加
するのも通常のとおりである。
ネシウム塩及び鉄イオン、マンガンイオンの微量を添加
するのも通常のとおりである。
本発明において使用されるビオテン即ちビオテン活性を
有する物質とは、d−ビオテン、デステオビオテン、7
・8−ジアミノペラルゴン酸、dービオテンスルフオン
キシド等であって、これらはサツカロミセス・セレビシ
エ( S accharomycescerevisi
ae) A T C C 7 7 5 4によるパイオ
アツセイによってビオテン活性を保有するものである。
有する物質とは、d−ビオテン、デステオビオテン、7
・8−ジアミノペラルゴン酸、dービオテンスルフオン
キシド等であって、これらはサツカロミセス・セレビシ
エ( S accharomycescerevisi
ae) A T C C 7 7 5 4によるパイオ
アツセイによってビオテン活性を保有するものである。
定量方法は通常のパイオアツセイ法による(「生化学実
験講座」13巻、p351、東宗化学同人(1975)
) 本発明において使用される界面活性剤よりなるビオテン
活性抑制剤とは、過剰に存在するビオテンの作用を抑制
するために使用されるものであって、シュークロースモ
ノパルミテート、シュークロースモノステアレート、シ
ュークロースモノミリステート、ポリオキシエチレンソ
ルビタンーモノパルミテート、N−パルミトイルグルタ
ミン酸、ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエテ
レングリコールモノパルミテート、パルミテン酸、ステ
アリン酸、ミIJステン酸等、高級飽和脂肪酸又はその
誘導体よりなる界面活性剤等がある。
験講座」13巻、p351、東宗化学同人(1975)
) 本発明において使用される界面活性剤よりなるビオテン
活性抑制剤とは、過剰に存在するビオテンの作用を抑制
するために使用されるものであって、シュークロースモ
ノパルミテート、シュークロースモノステアレート、シ
ュークロースモノミリステート、ポリオキシエチレンソ
ルビタンーモノパルミテート、N−パルミトイルグルタ
ミン酸、ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエテ
レングリコールモノパルミテート、パルミテン酸、ステ
アリン酸、ミIJステン酸等、高級飽和脂肪酸又はその
誘導体よりなる界面活性剤等がある。
培地中に存在する20μt?/l以下のビオテン濃度と
するときは、例えばビートモーラツセスの場合d−ビオ
テン定量では通常2.0〜4.5μグ/100グであり
、かつその糖濃度は50重量%であるから、糖濃度15
?/dlの場合6〜13,5μグ/l、糖濃度10グ/
dlの場合4〜9.0μグ/lであり、ビオテンを30
μグ/l以上とするには糖濃度1 5 ?/dlのとき
24〜16.5μグ/l以上を添加し、1 0 ?/d
lの場合26〜21μグ/l以上を添加する。
するときは、例えばビートモーラツセスの場合d−ビオ
テン定量では通常2.0〜4.5μグ/100グであり
、かつその糖濃度は50重量%であるから、糖濃度15
?/dlの場合6〜13,5μグ/l、糖濃度10グ/
dlの場合4〜9.0μグ/lであり、ビオテンを30
μグ/l以上とするには糖濃度1 5 ?/dlのとき
24〜16.5μグ/l以上を添加し、1 0 ?/d
lの場合26〜21μグ/l以上を添加する。
本発明で添加するビオテン抑制剤は増殖の初期に添加す
ることが好ましいが、対数増殖期の末期までに添加して
もその効果を発揮できる。
ることが好ましいが、対数増殖期の末期までに添加して
もその効果を発揮できる。
その添加量は実験によって定められ、もちろん存在する
ビオテンの量の多い程多く添加するが、その量は従来法
のように鋭敏な調整を必要としないのが特徴である。
ビオテンの量の多い程多く添加するが、その量は従来法
のように鋭敏な調整を必要としないのが特徴である。
なお、本発明に使用する細菌はいわゆるコリネフォーム
のビオテン要求性株であり、プレビバクテリウム属、コ
リネバクテリウム属等に多数知られている細菌類が用い
られ、例えば、プレビバクテリウム・フラバム( Br
evibacteriumflavum ) ATCC
1 4 0 6 7、プレビバクテリウム・ラクトフ
エルメンタム( Brevi ,lactoferme
ntum) A T C C 1 3 8 6 9、プ
レビバクテリウム・デイバリカタム(Brevi.de
varicatum) AT C C l 4 0 2
0、プレビバクテリウム・サツ力ロリテイカム(Br
evi,saccharoliticum) A T
C C 1 4 0 6 6、及びコリネバクテリウム
・グルタミカム ( Coi7nebacterium glutami
cum) Cミクロコツカス゜グルタミカム( Mic
rococcusglutamicum ) 〕AT
C C 1 3 0 3 2及びコリネバクテリウム・
アセトアシドフイラム( C oryne .acet
oacidophilum ) A T C C 1
3 8 7 0等が挙げられる。
のビオテン要求性株であり、プレビバクテリウム属、コ
リネバクテリウム属等に多数知られている細菌類が用い
られ、例えば、プレビバクテリウム・フラバム( Br
evibacteriumflavum ) ATCC
1 4 0 6 7、プレビバクテリウム・ラクトフ
エルメンタム( Brevi ,lactoferme
ntum) A T C C 1 3 8 6 9、プ
レビバクテリウム・デイバリカタム(Brevi.de
varicatum) AT C C l 4 0 2
0、プレビバクテリウム・サツ力ロリテイカム(Br
evi,saccharoliticum) A T
C C 1 4 0 6 6、及びコリネバクテリウム
・グルタミカム ( Coi7nebacterium glutami
cum) Cミクロコツカス゜グルタミカム( Mic
rococcusglutamicum ) 〕AT
C C 1 3 0 3 2及びコリネバクテリウム・
アセトアシドフイラム( C oryne .acet
oacidophilum ) A T C C 1
3 8 7 0等が挙げられる。
次に、粗原料として甜菜糖蜜を用い、更にd−ビオテン
を添加した場合のし−グルタミン酸収率の向上及び培養
時間の短縮の実験結果を示す。
を添加した場合のし−グルタミン酸収率の向上及び培養
時間の短縮の実験結果を示す。
甜菜廃糖蜜を糖分として50■/ml、KH2PO41
.O■/ml, Mgs04− 7H20 o.4m
y/ml I味液」(大豆蛋白加水分解物)をT−Nと
して240μ?7ml含む培地を調整し、更に苛性ソー
ダ水溶液でpH7.0に調整し、更に次の第1表の如く
d−ビオテンを添加し、その30mlずつを5001L
l溶の振盪フラスコに分注し、115℃で10分間加熱
殺菌した。
.O■/ml, Mgs04− 7H20 o.4m
y/ml I味液」(大豆蛋白加水分解物)をT−Nと
して240μ?7ml含む培地を調整し、更に苛性ソー
ダ水溶液でpH7.0に調整し、更に次の第1表の如く
d−ビオテンを添加し、その30mlずつを5001L
l溶の振盪フラスコに分注し、115℃で10分間加熱
殺菌した。
この培地にプレビバクテ} リウム・ラクトフエルメン
タム(B revibac ter iumlacto
fermentum) A T C C 1 3 8
6 9を接種し、往復振盪機により31.5℃で培養を
行った。
タム(B revibac ter iumlacto
fermentum) A T C C 1 3 8
6 9を接種し、往復振盪機により31.5℃で培養を
行った。
なお、培養中は450■/mlの尿素水を添加してpn
6.5〜8.0に保った。
6.5〜8.0に保った。
培養開始後5時間にシュークロースモノパルミテートを
第1表の濃度になるように添加した結果を第1表に示す
。
第1表の濃度になるように添加した結果を第1表に示す
。
第1表に示した如く、粗原料として、生育促進因子を過
剰に含有する甜菜糖蜜を用いたし−グルタミン酸生産培
地にビオテン活性抑制剤を添加した条件下で、d−ビオ
テンを添加した際、その濃度を増加してゆ《に伴い、顕
著なL−グルタミン酸収率の向上と共に培養時間も短縮
できることが明らかになった。
剰に含有する甜菜糖蜜を用いたし−グルタミン酸生産培
地にビオテン活性抑制剤を添加した条件下で、d−ビオ
テンを添加した際、その濃度を増加してゆ《に伴い、顕
著なL−グルタミン酸収率の向上と共に培養時間も短縮
できることが明らかになった。
従来、L−グルタミン酸発酵におけるビオテンの作用と
して、一般的に菌体の生育を支配する栄養素としての役
割は知られていたが、第1表に示したようなd−ビオテ
ンの大量存在下でのし−グルタミン酸収率の向上、並び
に糖消費促進による培養時間の短縮という効果は本発明
者らが初めて見出した新しいビオテンの作用であり、本
発明によって、従来法のように単にビオテン過剰含有培
地にビオテン抑制物質を加えてL一グルタミン酸の生産
を調整するに止まらず、小過剰量のビオテン含量を一度
30μ?/l以上に高めておいて、ビオテン抑制物質を
加えることによってビオテンの添加量及びビオテン抑制
物質の量をそれ程鋭敏に調節することなく、糖原料から
のし−グルタミン酸への転換率の向上並びに糖消費速度
の向上による培養時間の著しい短縮をはかることが可能
となり、それだけ雑菌混入の機会も少く、安定した発酵
管理が可能となり、空気、攪拌、動力等の削減、設備の
回転の向上等の工業上の優れた効果をもたらすことがで
きたのである。
して、一般的に菌体の生育を支配する栄養素としての役
割は知られていたが、第1表に示したようなd−ビオテ
ンの大量存在下でのし−グルタミン酸収率の向上、並び
に糖消費促進による培養時間の短縮という効果は本発明
者らが初めて見出した新しいビオテンの作用であり、本
発明によって、従来法のように単にビオテン過剰含有培
地にビオテン抑制物質を加えてL一グルタミン酸の生産
を調整するに止まらず、小過剰量のビオテン含量を一度
30μ?/l以上に高めておいて、ビオテン抑制物質を
加えることによってビオテンの添加量及びビオテン抑制
物質の量をそれ程鋭敏に調節することなく、糖原料から
のし−グルタミン酸への転換率の向上並びに糖消費速度
の向上による培養時間の著しい短縮をはかることが可能
となり、それだけ雑菌混入の機会も少く、安定した発酵
管理が可能となり、空気、攪拌、動力等の削減、設備の
回転の向上等の工業上の優れた効果をもたらすことがで
きたのである。
次に実施例を挙げる。
実施例 1
甜菜廃糖蜜を用い、全糖として150■/ml、Kn2
PO41. O Tn9/me, NH4H2 PO4
1. O m97me、ビタミンB1 100μグ/l
、( pH 7.0 )の組成を有する培地を調整し、
その30077Ilずつを11容ミニファーメンターに
張り込み、115℃10分間加熱殺菌した。
PO41. O Tn9/me, NH4H2 PO4
1. O m97me、ビタミンB1 100μグ/l
、( pH 7.0 )の組成を有する培地を調整し、
その30077Ilずつを11容ミニファーメンターに
張り込み、115℃10分間加熱殺菌した。
この培地にプレビバクテリウム・ラクトフエルメンタA
(Brevibacteriumlactoferm
entum ) A T C C 1 3 8 6 9
を接種し、31.5℃で通気攪拌培養を行った。
(Brevibacteriumlactoferm
entum ) A T C C 1 3 8 6 9
を接種し、31.5℃で通気攪拌培養を行った。
なおビオチン活性抑制剤としては、シュークロースモノ
パルミティトを0.8■/mgの濃度になるように培養
5時間で添加した。
パルミティトを0.8■/mgの濃度になるように培養
5時間で添加した。
培養中除菌空気と共にアンモニアガスをファーメンター
に通じ培養液をpH7.8に調節した。
に通じ培養液をpH7.8に調節した。
蓄積したL−グルタミン酸を定量し、対糖収率を計算し
た。
た。
その結果42時間で培養を終了し、対糖収率60%のL
−グルタミン酸の蓄積であった。
−グルタミン酸の蓄積であった。
一方、培地にd−ビオテン150μ1/l添加すると共
に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイトを3
1n9/TLlの濃度になるように添加した。
に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイトを3
1n9/TLlの濃度になるように添加した。
培養31時間で終了し、対糖収率66%のL−グルタミ
ン酸の蓄積であった。
ン酸の蓄積であった。
実施例 2
殿粉糖化液を全糖として1 0 0mg/rnl、KH
2 PO4 1− O Tn9 /ml、MgS04
− 7 H20 1.Om9/ml, FeS04・7
H20 0. 0 1 my/ml.、MnS04
・4H200.0 11119/rnl1VB, 1
0 0μグ/l、「味液」(大豆蛋白加水分解物)を
T一Nとして240μ?/ml,ビオテン15μ?/l
、尿素4.5η/mlを含む培地を調製し、更にpH7
.0にNaOHで調整後、その2Ornlずつを500
ml溶振盪フラスコに分注し、115℃、10分間加熱
殺菌した。
2 PO4 1− O Tn9 /ml、MgS04
− 7 H20 1.Om9/ml, FeS04・7
H20 0. 0 1 my/ml.、MnS04
・4H200.0 11119/rnl1VB, 1
0 0μグ/l、「味液」(大豆蛋白加水分解物)を
T一Nとして240μ?/ml,ビオテン15μ?/l
、尿素4.5η/mlを含む培地を調製し、更にpH7
.0にNaOHで調整後、その2Ornlずつを500
ml溶振盪フラスコに分注し、115℃、10分間加熱
殺菌した。
この培地にコリネバクテリウム・アセトアシドフイラム
(Corynebacteriumacetoacid
ophilum ) A T C C 1 3 8 7
0を接種し、往復振盪機により31.5℃で培養を行
った。
(Corynebacteriumacetoacid
ophilum ) A T C C 1 3 8 7
0を接種し、往復振盪機により31.5℃で培養を行
った。
培養5時間後、シュークロースモノパルミテイト0、8
■/廐を添加した。
■/廐を添加した。
なお培養中は450■/nilの尿素水を適宜添加して
pH6.5〜8.0に保った。
pH6.5〜8.0に保った。
42時間で発酵終了し、対糖収率46%のL−グルタミ
ン酸の蓄積であった。
ン酸の蓄積であった。
一方、培地にd−ビオテン100μ?/l添加すると共
に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイトを4
■/TLl!の濃度になるように添加した際は培養34
時間で終了し、対糖収率49%のし−グルタミン酸の蓄
積であづた。
に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイトを4
■/TLl!の濃度になるように添加した際は培養34
時間で終了し、対糖収率49%のし−グルタミン酸の蓄
積であづた。
実施例 3
主発酵用初発培地として、甜菜廃糖蜜を全糖として6
0”9/ml1KH2PO4 2mtp/ml,NH4
H2PO42 m9/me、MgS04−7H20
1.0111t?/ml, VB12 0 0 μ?/
l ( PH 7.0 )の組成を有する培地を調整し
、その300mlを11容ミニジャーファーメンターに
張り込み、120℃、10分間加熱殺菌した。
0”9/ml1KH2PO4 2mtp/ml,NH4
H2PO42 m9/me、MgS04−7H20
1.0111t?/ml, VB12 0 0 μ?/
l ( PH 7.0 )の組成を有する培地を調整し
、その300mlを11容ミニジャーファーメンターに
張り込み、120℃、10分間加熱殺菌した。
この培地にプレビバクテリウム・ラクトフエルメンタム
(Brevibacteriumlactoferme
ntum) A J 3 6 1 2 F E RM−
P2308(N−パルミトイル、L−グルタミン酸に対
して感受性を有する、特開昭50−64486)を接種
し、31.5゜Cで通気攪拌培養を行った。
(Brevibacteriumlactoferme
ntum) A J 3 6 1 2 F E RM−
P2308(N−パルミトイル、L−グルタミン酸に対
して感受性を有する、特開昭50−64486)を接種
し、31.5゜Cで通気攪拌培養を行った。
培養開始後5時間でシュークロースモノパルミテイトを
0.5m9/mlの濃度になるように添加した。
0.5m9/mlの濃度になるように添加した。
培養中は除菌空気と共にアンモニアガスをファーメンタ
ーに通じ、培養液をpH7。
ーに通じ、培養液をpH7。
8に調節し、かつ糖濃度を約40mty/mlに保つよ
うにあらかじめ加熱滅菌した糖濃度500■/mlの甜
菜廃糖蜜を連続的にフィードし、培養液中の総糖濃度が
1601n9/mlになった時点でフイードを打ち切っ
た。
うにあらかじめ加熱滅菌した糖濃度500■/mlの甜
菜廃糖蜜を連続的にフィードし、培養液中の総糖濃度が
1601n9/mlになった時点でフイードを打ち切っ
た。
その結果、45時間で培養を終了し、対糖収率59%の
L−グルタミン酸の蓄積であった。
L−グルタミン酸の蓄積であった。
一方、初発培地にd−ビオテン300μt/l添加する
と共に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイト
を2yny/mlの濃度になるように添加した際は培養
35時間で終了し、対糖収率65%のL−グルタミン酸
の蓄積であった。
と共に、培養5時間後シュークロースモノパルミテイト
を2yny/mlの濃度になるように添加した際は培養
35時間で終了し、対糖収率65%のL−グルタミン酸
の蓄積であった。
Claims (1)
- 1 炭水化物を主炭素源とする培地にL−グルタミン酸
生産能を有する細菌を培養し、培地中に生成蓄積したL
−グルタミン酸を採取してL−グルタミン酸を製造する
方法において、ビオテン活性を有する物質をd−ビオテ
ンとして20μグ/l以下の量含有する培地に、ビオテ
ン活性を有する物質をd−ビオテンとして30μ?/l
以上含有するように添加し、かつこの培地に培養当初な
いしは対数増殖期末期までに界面活性剤よりなるビオテ
ン活性抑制剤を添加することを特徴とする発酵法による
し−グルタミン酸の製造法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2675877A JPS599157B2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
ES467712A ES467712A1 (es) | 1977-03-10 | 1978-03-09 | Un metodo para producir acido l-glutamico por fermentacion. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2675877A JPS599157B2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53113086A JPS53113086A (en) | 1978-10-03 |
JPS599157B2 true JPS599157B2 (ja) | 1984-02-29 |
Family
ID=12202169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2675877A Expired JPS599157B2 (ja) | 1977-03-10 | 1977-03-10 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599157B2 (ja) |
ES (1) | ES467712A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY113040A (en) * | 1994-02-24 | 2001-11-30 | Ajinomoto Kk | Novel gene derived from coryneform bacteria and use thereof |
-
1977
- 1977-03-10 JP JP2675877A patent/JPS599157B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-03-09 ES ES467712A patent/ES467712A1/es not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53113086A (en) | 1978-10-03 |
ES467712A1 (es) | 1978-10-16 |
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