JPS5990799A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する電気掃除機に関する
ものである。

従来例の構成とその問題点 従来の真空掃除機に使われている電動送風機の構造は第
７図、第８図のように、前面シュラウド１の板金と後面
ンユラウド２の板金の中に湾曲したブレード３を介在さ
せたインペラの外周に４つのボリュート室を設けたディ
ヒユーザ４を配設し、このディヒユーザ４の外周をファ
ンケース６で覆ったものであったか、この電動送風機の
構成では掃除機本体を小型化させることに限界があった
。

即ち、電動送風機の送風機の送風能力を確保して小型化
するには一インペラ直径を小さくして回転数を上げるこ
とが考えられるか、インペラが板金で構成されているた
め、インペラ自体の重量バランスがとり難く、高速回転
時にアンバランスが生じて超高速回転が出来ない。また
、インペラ外径を小さくすると、それに応じて吸込口径
も小さくなり掃除機に必要な所定の風量１８００　ｌ　
／　ｍｉｎと圧力静圧５０　ｍｍＡｑを得ることができ
ない。

一方、インペラとは別にディヒユーザの外径をも小さく
すると空気の通路面積が小さく、また、インペラ１から
吐出した空気をポリュートトング６に沿わせてボリュー
ト室７に減速させ動圧を静圧に圧力変換させるのである
が、インペラ１から遠心方向に吐出した流れを急激にモ
ータの吸気孔８に導く必要があるため、この間での大き
な動圧損失があり、ディヒユーザでの圧力変換効率が低
いなどの問題があった。

発明の目的 本発明はこのよう々従来の欠点を解消したもので、電動
送風機の改良によって電気掃除機の小型化を図ったもの
である。

発明の構成 本発明はほぼ円錐状のロータに多数のブレードをモータ
中心軸上からラジアル方向に配するとともに、これらの
ブレードの吸込側をモータの回転方向に向い湾曲させ、
旦つ、吐出側は回転に対して、遅れ角度をもって構成さ
れたインペラと、このインペラの外周に多数のトングを
放射状に設け・　て形成した多数のボリュート室と、上
記トング終端から連続して戻り通路用の案内羽根を設け
て戻り通路を形成するディヒユーザとからなり、上記戻
り通路をモータの吸込孔に連結して構成された電動送風
機を内蔵した電気掃除機を特徴とし、高速回転可能な電
動送風機の使用により電気掃除機を小型化したものであ
る。

実施例の説明 以下その実施例を添附図面とともに説明する。

第１図において、掃除機本体９に内蔵された電動送風機
１Ｑは、モータ１１の軸１２にインペラ１３を固着した
ものであり、そのインペラ１３の外周には多数のボリュ
ート室１４を設け、モータ１１の吸込孔１６と通路で連
結されている。１６はコードリール、１７はフィルタで
ある。

次に、上記電動送風機１ｏの構成を第２図により詳述す
ると、モータ１１の軸１２にインペラ１３が固着されて
おり、このインペラ１３の外周には多数のボリュート室
１４を設け、同ボリュート室１４はインペラ１３より遠
ざかるにつれポリュート室１４の体積が徐々に拡大する
ようにしている。

また１８はボリュート室を構成するボリュート外壁であ
り、これは曲線で、ポリュートトング１９もその曲線に
沿わせてボリュート室を構成する。

そしてポリュートトング１９（第６図参照）とそのトン
グ終端ａには、戻り通路用案内羽根２ｏの始端ａ′とが
一連で構成されており、独立した多数の通路２１が形成
され、モータの吸気孔１５、および、モータ１１のロー
タ、ステータを冷却する通路に連結されている。

次に、第３図、第４図にもとづき、インペラ１３の構造
について説明する。２２はインペラ１３のロータで、は
ぼ円錐形状をなしており、その周囲には多数のブレード
２３がモータ中心軸上からラジアル方向に配設している
。そして、上記ブレード２３の形状は、吸込側をモータ
１１の回転方向に向いθの角度を有して湾曲している。

また吐出側はモータ１１の回転方向に対して遅れ角度β
をもって構成されている。また、ブレード２３の高さは
ロングブレード２３ａとショートブレード２３ｂを交互
に設けている。

第６図、第６図にもとづき動作を説明する。

インペラ１３が時計方向に回転すると同インペラ１３は
回転方向に向いθの角度をもって湾曲しているので強制
的に空気を吸込孔より吸込む。そしてインペラ１３がら
吐出された空気は、その外周に設けられた多数のボリュ
ート室１４に吹き出される。その吐出された空気は、ボ
リュート室１４が多数設けられていて体積が小さいため
、急に膨張せず徐々に減速される。その後ポリュートト
ング壁面１８で空気の流れの方向を変え、戻り通路２１
との独立した通路内からモータ内部を冷却した後モータ
排気孔より排出される。

ここで、上記実施例の電動送風機と第１，２図に示した
電動送風機の特性を比較すれば次の通りである。

〔本実施例品〕

インペラ外径φ７’４ｍｍ、ファン総外径φ９４＋ｎｍ
でインペラの回転数３４０００ｏＲ、Ｐ　、Ｍで空気の
量は１１００１／ｍｉｎであった。

〔従来品〕

インペラ外径φ１０７＋ｎｍ、ファン総外径φ１４５箇
、インペラ回転数２．４００ＯＲ，Ｐ、Ｍで空気の量は
１１００１／ｍ　ｉ　ｎ　テあツタ。

このようにファン効率が従来品と同じで、ファン総外径
を約６６係にと小型にすることができた。

発明の効果 このように本発明によれば次のようなすぐれた効果が期
待できる。

■・　従来のインペラでは、インペラ外径が小さくなる
と吸込口径も小さく彦り、掃除機に必要な風量と圧力を
得ることができないが、本発明では吸込側のブレード形
状をモータの回転方向に向って湾曲しているので、空気
を強制的にインペラ内に導くことができ、これより高風
量−高−圧力を得ることができる。

■、インペラから吐出された空気が多数の独立したボリ
ュート室と戻り通路とが一連で構成され、旦つ、ボリュ
ート外壁面が曲線で構成されているので、急激に膨張せ
ず、壁面に沿って徐々に減速されるところから流れに対
して渦が発生せず、壁面での衝突による動圧損失が少な
い。したがってファン効率は、ファンの総外径が小さく
なっても従来のファンと同等の効率を得ることができる
。

以上より小型高性能の電気掃除機を提供することができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す電気掃除機の要部欠截断
面図、第２図は電動送風機の一部欠截断面図、第３図は
インペラの斜視図、第４図はインペラの正面図、第６図
はディヒユーザの上面図、第６図はディヒユーザの下面
図、第７図は従来の電動送風機の分解斜視図、第８図は
同要部欠截断面図である。 １１・・・・・・モータ、１３・・・・・・インペラ、
１４・・・・・・ボリュート室、２２＝・＝ロータ、２
２．２３・・・・・・ブレード。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 第５図 ！３ 花６図 ？０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. はぼ円錐状のロータに多数のブレードをモータ中心軸上
   からラジアル方向に配するとともに、これらのブレード
   の吸込側をモータの回転方向に向い彎曲させ、旦つ、吐
   出側は回転に対して遅れ角度をもって構成されたインペ
   ラと、このインペラの外周に多数のトングを放射状に設
   けて形成した多数のボリュート室と、上記トング終端か
   ら連続して戻り通路用の案内羽根を設けて戻り通路を形
   成するディヒユーザとからなり、上記戻り通路をモータ
   の吸込孔に連結して構成された電動送風機を内蔵した電
   気掃除機。