JPS5989793A - 摩擦特性を改良するための鉄表面の表面処理方法 - Google Patents

摩擦特性を改良するための鉄表面の表面処理方法

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JPS5989793A
JPS5989793A JP58143083A JP14308383A JPS5989793A JP S5989793 A JPS5989793 A JP S5989793A JP 58143083 A JP58143083 A JP 58143083A JP 14308383 A JP14308383 A JP 14308383A JP S5989793 A JPS5989793 A JP S5989793A
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particles
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SANTORU SUTEFUANOA DO RUSHIERUSHIYU MEKANIKU HIDOROMEKANIKU E FUROTSUTOMAN
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CENTRE SUTEFUANOA DO RUSHIERUS
SANTORU SUTEFUANOA DO RUSHIERUSHIYU MEKANIKU HIDOROMEKANIKU E FUROTSUTOMAN
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/66Electroplating: Baths therefor from melts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers

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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は摩擦特性、耐摩耗性並びに耐磨滅性を改良する
ための鉄表面の表面処理方法に関し、該方法において、
前記表面は電解により処理され、そこでは鉄表面が溶噂
カリウムおよびナトリウムチオシアネートの浴中で陽極
を形成している。
該処理中に、陽極を構成する鉄表面上に、耐摩擦性層を
形成し、鉄と硫黄との間の反応により得られる化合物、
更に詳しくいえば硫化鉄、特にFeS並びにFeS2 
 (これらは耐摩耗性において優れている)を形成する
良好な結果は、特に以下のような条件下で得られる: 1)カリウムおよびナトリウムチオシアネートの含量は
共融混合物の割合であり、即ち前記浴は7S±、5′%
のK SCN および2S±3%のN a SCNを含
み、更にいえばナトリウムチオシアネートの約3倍のカ
リウムチオシアネートを含有する;2)浴の操業温度は
/9.t−1=、!−°C;3)直流または整流された
交流であり得る、電解用電流密度は/、s〜’1.0 
A/dm の範囲内である;4)処理時間は7〜.20
分の範囲である。
しかしながら、長期間に亘り操作する場合、このような
浴は以下のような現象を生ずる。
−一つには処理部材の摩擦特性の時間に伴う変化、 −他方では該浴自体の物理的かつ化学的特性の時間に伴
う変化。
処理部材の摩擦特性の時間に伴う変化については、層の
耐磨滅性並びに耐摩耗性が部材のロット毎に変化し得る
ことは認められている。例えば、径6.麺の円筒状検体
が切削用の2つのツメの間に角度V=9θ0で締結され
回転しているFAVILE型の摩擦試験によって、処理
部材のロットに応じ、かつ処理を実施した時期に応じて
、フロー開始負荷が700〜3 j OdaNの範囲で
変化することを知った。従って、あらゆる場合において
、摩擦試験は厳密に同じ条件下で行われ、すべての部材
が同一の視的外観および同じ粗面度を有していなければ
ならない。
浴自体の物理的かつ化学的特性の時間に伴う変化につい
ては、部材の処理に応じて浴は不溶性粒子で満たされ、
これにより部材の正確な処理を達成するために一方では
処理時間が増大し、他方では電流密度の増大をまねくと
共に、実際上は処理すべき部材の表面粗面度を増大させ
、かつ複雑な形状の、特に鋭角を有する部材の処理を困
難にし、該鋭角部分において尖端の作用(effet 
de point)によってメッキが不正確になること
が認識されている。
また、浴の熱伝導率が段階的に減少すると共に、その結
果として浴の時間変化に応じて浴全体の温度を均一に維
持することが著しく困難になることも認められている。
これら現象すべてに関する徹底的な研究によって、本発
明者等は浴の不溶性物質の含量、即ち部材上に形成され
る表面層の組成と、該部材の摩擦性能との間の顕著で思
いもよらなかった直接的相関々係を明らかにすることが
できた。
即ち、浴が不溶性物質で満たされたことに応じて、硫化
吻合1″の犠牲の下に前記層の酸化鉄含量が増大するこ
とになった。
こう1−で、不溶性物質の含有率が/%程度であるよう
な浴においては、該層は本質的に硫化物FeSおよびF
eS2 からなっている。不溶性物質の含有率が/1g
%程度となると、既に層はFeOおよびFe2o3など
の酸化鉄を無視し得ない量で含んでいる。不溶性物質の
量が2%以上となると、該層はますます多量の酸化鉄を
含有することになる。
このような分析と並行して行われた摩擦試験は、該層の
酸化物含量の増加に応じて部材の性能がますます脆弱と
なることを示している。
逆に、浴中の不溶性物質の含量が極めて微量で0.3%
以下である場合には、処理すべき部材の性能は全く無意
味なものとなる。
更にいえば、本発明者等は鉄浴の不溶性物質の含有率の
まったく正確な最低限以下かつ最高限以上などの、顕著
かつ予想しなかった尖端の作用を明らかにした。該範囲
においては、処理すべき部材の加工性は急速に低下する
本発明の目的は上記のような処理方法を提供する。こと
にあり、該方法によれば上記の諸欠点を改善することが
でき、かつ優れた処理条件が保証される。
本発明によれば、鉄表面の摩擦特性、即ち耐磨滅性並び
に耐摩耗性を改良するための鉄表面の表面処理法におい
ては、核表面が電解により処理され、そこでは該鉄表面
が溶融カリウムおよびナトリウムチオシアネートの浴中
の陽極を構成し、該浴中には鉄の硫化物および/または
酸化物の不溶性粒子が懸濁状態で存在しており、上記本
発明の方法は径70μ以上の不溶性粒子を浴から除くこ
と、および浴中の許容残存不溶性粒子の割合を0.5%
以上でかつ2.0%以下に糺持することを特徴とする。
このような処置に基き、部材の個体差もしくは部材のロ
ットの別に関係なく一定の組成を有する層を被処理部材
上に与えることができる。これら層は本質的にFeSお
よびFeS2 などの硫化鉄により構成され、かつ殆ど
酸化鉄を含まない。
更に詳しくいえば、本発明の方法によって、被処理物品
の表面状態の劣化の危険性を完全に回避でき、かつこれ
ら部材は疑いなく良好な表面状態が要求されるあらゆる
工業的用途において使用することができ、例えば特に自
動車工業用のタペット、カムおよび案内棒などにおいて
使用することができる。更に、これら部材は優れた外観
を呈し、均一な色を有し、清浄であり、かつ斑紋を有さ
ない0 本発明による方法の別の特徴に従えば、70μ以上の不
溶性粒子を排除し、残存不溶性粒子の重量%を2.0%
以下に保つという観点から、gO〜750μの範囲のメ
ツシュ寸法を有するフィルターにより閉回路内で浴を許
過する。このメツシュ寸法は!raw差水圧下での30
〜g Od/F汐なる透過度に対応する。
好ましくは、浴の濾過は、不溶性粒子の重量割合を監視
しつつ連続的に行われ、また該粒子の割合が2%を越え
た場合にはフィルターを交換する。
本発明の方法の更に別の特徴に従えば、フィルターを横
切る流量は/、S−λ、0→4の範囲であり、フィルタ
ー表面は0.7θ〜0.30 mの範囲であり、好まし
くは約0.20ばである。
また、本発明によれば、浴中の不溶性粒子の重量割合が
013%より低くなった場合には所定時間の間人工の鉄
部材を用いて鉄浴を稼動することにより該粒子の割合を
0.5%以上に戻す。
本発明の方法の諸特徴並びに諸利点は添付図面を参照し
つつ以下に記載される非限定的実施例、態様により一層
良く理解されるであろう。
鉄部材の摩擦特性、即ち耐磨滅性並びに耐摩耗性を改良
すべく、鉄部材10(第1図)を表面処理するために、
溶融カリウムおよびナトリウムチオシアネートの浴12
を含むるつぼ11内に該部材10を浸漬する。該部材1
0は電解によって処理され、電源の一方である正極13
に連結された陽極を構成し、一方るつぼ11は負極15
に連結されている。
浴12はナトリウムチオシアネートの約3倍のカリウム
チオシアネートを含んでいる。浴12の温度は約/9左
℃である。電解用電流密度は/、&〜11.0 /1,
76m の範囲である。処理時間はq〜、20分の範囲
内である。
被処理部材が陽極であるような電解による処理中に、浴
の塩の分解によって生ずる硫黄により部材表面の鉄が電
気化学的に浸食される。この硫化反応は浴12中に存在
する酸素による酸化反応と重り合って、自由表面からの
空気の浴12中への溶解を生ずる。
かくして形成される化合物(硫化物および/または酸化
物)の一部分は被処理部材10の表面上に固定されて層
の形成を保証する。
逆に、より付着性の低い他の部分は剥離し、かくして形
成される粒子は浴12中に分散し、そこで溶融塩に対し
ては不溶性であるために懸濁状態で残存する。
これは硫化鉄(FeS 、 Fe52)  および/ま
たは酸化鉄CFe0 、 Fe20x)の粒子から構成
される不溶性物質であり、これらは徐々に浴を汚染し、
その性質を変化させ、結果として被処理部材の摩擦特性
を変化させる。
本発明によれば、浴12は不溶性物質を最小限で(浴基
準で0.3重量%)含有すべきであるが、多すぎても問
題である(最大2%)。
不溶性物質の最低限の必要性は、層の形成に対する該不
溶性物質の触媒作用にある。即ち、全く純粋な浴は部材
表面に層をまったく形成しない。
事実、陽極表面における硫化物および/または酸化物の
形成は単一の電気化学過程により生ずるのではなく、異
元素(この場合には懸濁固体粒子)の存在によりいくつ
かの平衡が触媒されるような複雑な連鎖反応によって生
ずるのである。
逆に、浴12が大量に不溶性物質を含む(2重量%を越
える含量)場合には、懸濁粒子は電極、特に被処理部材
からなる陽極10の現象を攪乱する。事実、鉄が陽極に
おいて酸化される場合には、浴中に存在する酸素、硫黄
と会合し易くなる。浴120通常の作動条件は硫化反応
が起こり易いように選ばれる。陽極10の極く近傍にお
ける懸濁粒子が過剰に存在すると、電気化学的工程を乱
し、。
鉄と硫黄との結合にとって有害な鉄と酸素との結合を有
利にする。従って、形成された層は硫化物(FeS 、
 Fe52)  に対して有害な酸化物(FeOIFe
206)を著しく含み、その結果被処理部材の摩擦特性
の変化をきたす。
本発明によれば、鉄の硫化物および/または酸化物とし
ての不溶性粒子を懸濁している浴12を濾過する。/θ
μ以上の径を有する不溶性粒子を除去するために、かつ
浴中の許容残留不溶性粒子の重量割合を2%以下に維持
するために前記の如き濾過を閉回路で行い、一方更に浴
中の許容残留不溶性粒子の重量割合が0.5%より減少
しないように監視する。この割合が0.3%より低い値
に減少した場合には、本発明に従って所定時間の間人工
鉄片を用いて浴を稼動することにより0.5%以上に戻
し、あるいは好ましくは濾過工程を停止もしくは減速す
るととKよってもこれを達成することができる。
本発明によれば、不溶性粒子の1!割合を監視しつつ連
続−に浴12の濾過を行い、この割合が2%を越えた場
合にはフィルターを交換する。
濾過装置は第7図に模式的に示されている。該装置はモ
ーター16を含み、モーターは駆動軸17の介在により
浴12内に浸漬された羽根を有するポンプ18と連結さ
れている。
該羽根を有するポンプ18はるつぼもしくは作業用容器
11内の塩を吸引し、フィルター要素20を含むフィル
ター19の内部に押し込まれる。
該フィルター要素は蓋21によって閉じ込められかつ円
筒状格子により一定形状に維持されている。
フィルターの格子と壁の間には空隙23が備えられてお
り、これから清浄な塩が回収され、清浄化塩は作業容器
11内に再び戻される。
濾過装置を構成する要素(フィルタ一本体、蓋、格子、
管路)はすべて不銹鋼製である。濾過要素は種々の物質
、例えば繊維織物またはセラミック繊維、もしくは更に
金属布で作ることができる。
フィルター要素20はメツシュが寸法D1もつと正確に
いえばgO〜750μ(第2図)を有していることが重
要である格子とし゛て存在する。これは30闘差水圧下
での透過率30〜gOrrly〜夕に相当する。
gθμより低いと、フィルター要素はp過すべき浴の不
溶性物質の含有率に応じて、数分〜数時間の間に、急速
な間隙の目詰まりを生ずる。従って、このような短時間
の目詰まりは通常の工業的利用にはそぐわない。逆に、
フィルター要素のメツシュが/S0μを越えた場合、−
過は実際上無意味となり、浴中に包含される不溶性粒子
の殆どが除去されないことになる。
また、g0〜/SOμの範囲内のフィルター要素のメツ
シュを使用すれば、浴の不溶性物質の含量を容易に0.
3〜2%の範囲内に維持し得るばかりでなく、疑いなく
数日間、更に数週間に亘り該フィルターを稼動できる。
即ち、このような諸条件は通常の工業的応用に適したも
のである。
このようにして、数ミクロン程度の径を有する粒子は、
メツシュが明らかにそれより大きなフィルター要素によ
って除去し得るというように説明することができる。フ
ィルター作・動の初期の段階テ、多少ともペースト状の
コンシスチンシーを有する粒子はフィルター要素の網目
スクリーンを構成する金属繊維もしくは織物上に集積さ
れる。次いで、段階的にフィルターに達する新たな粒子
が前に付着した粒子の回りに集積し、がくして1m次フ
ィルター要素のほぼ全体が覆われるまで集積が継続する
。逆に、かくして形成される層は不透過性ではな(、そ
の結果塩を通堝させ続け、かつスポンジのように接触し
てくる新たな粒子すべてを除去し続ける。
更にまた、特記すべきことは、本発明による沖過装置は
全く明白な二つの機能を同時に満たすことである。即ち
、 −一方では70μを越える径を有する不溶性粒子を捕獲
、除去し、 −他方では、粒径が70μ以下の粒子部分のみを通過さ
せ、これによりまったく正確にOJ〜、2%の範囲内に
、浴の不溶性物質の含量を維持することが可能となる。
勿論、十分な速度での汗過を保・証するために、フィル
ター要素により保持される不溶性物質層が大tKなった
時点に達したら、使用済のフィルター要素20を取り出
し、新たな要素で置換する。
好ましい態様においては、フィルター要素2゜の表面は
0.7〜0.3m、’、好ましくは約θ、2dであり、
一方ポンプ17の流量は0.2〜3バールの圧力下で/
、左〜2.0rrl/hの範囲内である。特に、良好な
結果は径、2ffθvmで高さ乙kOtrxのフィルタ
ー要素20によって達成できた。
本発明による沖過装置の利点の7つは塩の損失が制限さ
れることである。
かくして、古典的なフィルター(例えば沖紙)によれば
、フィルターで保持されることによる塩の損失は被処理
部材/Kf当たり33〜4tOfであり、一方本発明に
よる自動p過装置では被処理部材/にg当たり3〜10
1にすぎない。
実施例 以下の実施例全てにおいて、浴12は以下のような特徴
を有するものである。
−組成ニアS%K SCN および25%N a 5C
N−温度ニア9s℃。
−電流密度: 3−2 A/dm を −電解時間ニア0分。
すべてのFAVILLE型試験による摩擦の結果は以下
の如き方法によって得られた(第9図)。
−回転する半径1=、!ramの円筒状検体1oは90
0の角度■で切断されている一つのツメ24間に固定さ
れ; −・滑動速度は0./ rIV′sec ;−一定期間
内は円筒体に対するツメを支支する負荷は増大する; −環境:乾燥空気。
摩擦に応じて、該検体は加熱され、aつの型の現象が生
ずる。即ち、一つは著しい摩耗(従って試験は停止され
る)、もう一つは円筒状鋼のフローである。
これがフp−の開始負荷であり、(フロー開始負荷と記
され、得られる摩擦性能を特徴ずけるものである。
実施例1 本実施例は浴中に存在する不溶性粒子により演じられる
役割を示すものである。
他の点についてはすべて同一であるが、不溶性粒子の含
有量においてのみ異る接散の浴12内でFAVILLE
検体10のロットを処理する。得られた結果は以下に示
す表に要約されている。
第  /  表 第1表の結果は第3図のカーブにより示されており、そ
こで横軸OXは浴12の不溶性粒子含量(M量%)を示
し、縦軸OYはdaNで表わした7p−開始負荷を表わ
す費 このカーブは明らかに顕著なかつ思いがけない点状効果
を示しており、浴の不溶性粒子含量の0、5−2%とい
う狭い領域内においてのみ有効であることを示し、被処
理部材の使用に係る性能はこり範囲内で優れている。
極めて純粋な、即ち不溶性粒子を含まない浴を使用した
場合、検体10は処理されず、摩擦試験により該検体は
部屋に摩耗してしまうことに気付くであろう。
これらの例は、不溶性粒子含量が03〜2重量%の範囲
にある浴12内で処理すべきであるという極めて興味あ
る事実を示している。0.3%以下では、被処理部材の
性能はまったく役立たない。
同様に2%以上では該性能は極めて急速に減少する。
前記部材上に形成された層の分析結果は以下の。
第2表に要約されている。
浴中の不溶性粒子含量が増加すればする程、部材上に形
成される層の酸化の度合も高くなる。
不溶性粒子の割合が0.5%に・満たない場合にを家、
本発明に従って03%以上に戻し、これは陽極lOとし
て人工鉄部材を用いて必要な時間浴を稼動することによ
り達成され、かくして浴は真の被処理部材を有利に処理
するのに適したものとなる。
不溶性粒子の割合を、2%以下に維持するためには、第
1図を参照しつつ上記したp過装置を作動させる。
実施例コ 本実施例は、浴中に存在する不溶性粒子の径が70μを
越えないという事実から得られる利点を示すものである
これら実験は同一の組成を有する二つの浴内で、即ち同
一の電解ノ4ラメータでかつ同じ不溶性粒子含!(/l
−重量%)の浴で行われた。一方では本発明に従うフィ
ルター要素(即ちqOμメツシュ寸法のもの)を用いて
浴を濾過し、他方では200μメツシュ寸法を有するフ
ィルター(即ち、より大きな寸法の粒子を通すもの)を
用いる。これらλつの場合において同じ不溶性粒子含量
を達成す   ′るためには、第7の浴を第コの浴より
も長期間に亘り稼動するだけで十分である。
溶を予め顕微鏡観察することにより、第1の浴の場合に
おいて10μより大きな径を有する粒子が存在しないこ
とを確認する。同様に、第コの浴中に30〜グOμのよ
り一層大きな粒子が存在することも確認する。
これら2つの浴においては、初期粗面度が03μmであ
る全く同じ点で部材の処理を行う。
処理後、以下の事実が観察された。
a)第1の浴(10μ以下の不溶性粒子を含むもの) 一黒色の均一な色の部材、 一取扱い中汚れない、 一朝面度二〇乙μm b)第コの浴(10μを越える不溶性粒子を含むもの) 一不均一な色かつ輩影を有する部材、 −取扱い中に汚れる、 一粗面度:21gμm 実施例3 本例はフィルター要素20のメツシュ寸法D(第2図)
により演じられる役割を示すものである。
初期含i+重量%という極めて不溶性粒子に富む任意の
浴について実施する。
メツシュ寸法が夫々30.70、go、ioo。
/30、λθOおよび230μの金属格子のフィルタ、
−要素で別のp過試験を行う。
以下のような結果が得られた。
一メツシュ寸法3θμ:稼動後に時間後にフィルターは
目詰まりを生じた、 一メツシュ寸法70μ:2時間後同様に目詰まりを生じ
た、 一メツシュ寸法g0、/θθおよび/30:稼動10時
間後、浴中の不溶性粒子含量は2%を越えた。次いでこ
れは段階的に減少して73時間後に73%で安定した1
次いで、このフィルターを通常9日間稼動し絖けたとこ
ろ、洛中の不溶性粒子含量は13%とほぼ一定であった
7日後は、更にダ日間徐々にかつ段階的に不溶性粒子含
量が上昇することが観察された。フィルターは75日後
に交換した。
一メツシュ寸法20θμ:フィルターは依然として稼動
し続けるが、/θμを越える粒径の粒子を通過させた、 一メツシュ寸法230μ:このフィルターは実質上操作
し得す、不溶性粒子を除去しない。
不溶性粒子含量の抑制のおかげで、即ち結果に不安定な
変動をきたす主な原因を取除いたことにより、再現性あ
る実験条件下で処理における他のパラメータの影響に関
する研究を行うことができ。
た0 3〜1分という最低処理時間以上で、部材の摩擦性能は
実質上安定化する。これによって、特に@画処理の有効
時間が同一のマットの種々の部材に対し大きな限界内で
変化してもばらばらにかつまとめて処理することが可能
となる・ 電流密度を/−当たり0. !r−g A (/ / 
chaなる単位はガルバニック処理における普通の単位
である)の範囲で変えることにより電流密度の影響を調
べた。硫化物および酸化物からなる保順層における酸化
物含量が電流密度に伴って増すことを定量的に認めた。
また、同時に部材の粗面度も増大することを観察した。
更に詳しくいえば、粗面度はl !r A/diに至る
まで電流密度に伴って急速に増大した後、約!r A/
diに至るまでほぼ一定であった。この粗面度の一定性
は比較的一定の層組成に相当し、かつ酸化物と硫化物と
の間に平衡関係がみられる。同時に、前記範囲で極めて
高い値に高められる摩擦性能は13〜440 A/di
の範囲の電流密度に対する十分平坦な最適値を通る。
【図面の簡単な説明】
第7図は本発明による処理浴を連続p適用手段と共に模
式的に示す図であり、 第2図はフィルターのメツシュ寸法を示すものであり、 第3図は被処理部材の性能を、浴中の不溶性粒子の割合
の関数として示した図であり、第グ図はFavllle
試験機を模式的に示した図である。 10 ・・・陽極 12、、、浴 20・・・フィルター 手続補正書(方式) 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第143083
号3、補正をする者 事件との関係  出願人 4、代理人

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融カリウムチオシアネートおよびナトリウムチ
    オシアネートの浴12中で鉄表面が陽極。 10を構成している電解槽により該鉄表面を処理し、該
    浴には鉄の硫化物および/または酸化物の不溶性粒子が
    懸濁されている、摩擦特性、耐磨滅性および耐摩耗性を
    改良するための鉄表面の表面処理方法において、 該浴から10μを越える径を有する前記不溶性粒子を除
    き、該浴中における許容残存不溶性粒子の重量割合を0
    .5%以上、0.2%以下に維持することを特徴とする
    、上記方法。
  2. (2)上記浴から70μを越える径を有する不溶性粒子
    を除くために、かつ該浴中における許容残存不溶性粒子
    の重量割合を2%以下に維持するために、メツシュ寸法
    りがgθ〜/30μの範囲内である濾過手段20により
    閉回路で該浴を濾過することを特9IN−する、特許請
    求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)該浴の濾過を、不溶性粒子の重量割合の監視を行
    いつつ連続的に実施し、該割合が2%を越えた場合にフ
    ィルター20を交換することを特徴とする特許請求の範
    囲第(2)項記載の方法。
  4. (4)該フィルター20を横切る流量が7.s〜2.0
    かの範囲内である、特許請求の範囲第(2)または(3
    )項記載の方法。
  5. (5)上記フィルター20の表面が0070〜0.30
    m′、好ましくは約Q、−m′である、特許請求の範囲
    第(4)項記載の方法。
  6. (6)該浴中の不溶性粒子の重量割合が0.5%より低
    くなった場合に、所定時間だけ人工鉄部材を用いて浴を
    稼動させることによって該割合を0.5%以上に戻す、
    °特許請求の範囲第(1)〜(5)項のいずれか7項に
    記載の方法。
  7. (7)公知の如く該浴はカリウムチオシアネートをナト
    リウムチオシアネートの3倍で含み、該浴の温度が79
    !r℃程度であり、電解用電流密度が/、s〜’1.O
    A/dm″であり、かつ処理時間がダル20分の範囲内
    であることを特徴とする、上記特許請求の範囲のいずれ
    か7項に記載の方法。
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