JPS5989377A

JPS5989377A - ホツトメルト接着剤組成物

Info

Publication number: JPS5989377A
Application number: JP19778982A
Authority: JP
Inventors: Toshinobu Takahashi; 敏信高橋; Teruo Yamada; 山田　輝男; Koji Hama; 浜　孝次
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 1982-11-12
Filing date: 1982-11-12
Publication date: 1984-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はホラ１〜メル］・接着剤組成物に関し、更に詳
しくはブチル系ゴムを主体ベースポリマーとし、これに
ハロゲン化メチルアルキルフェノールホルムアルデヒド
樹脂と元素周期率表筒■族金属の酸化物とを配合するこ
とによって、密着性、耐水蒸気透過性、耐候性等の特性
に加えて、耐熱性および強度にすぐれたホラ１ヘメルト
接着剤組成物に関する。

従来、小ットメルト接着剤組成物はアプリケータで溶融
し、被着体に施工して接着した後、冷却により瞬時に接
着力が得られるので接着作業性が良好である。このこと
からボッ１ヘメルト接着剤組成物は種々の用途の接着に
用いられでいる。

このボットヌル１〜接着剤の中でもブチル系ゴムをペー
スポリマーとするホットメルト接着剤は、他のホットメ
ルト接着剤と比較して、密着性、耐水蒸気透過性、耐候
性がきわめて良好なことから、種々の接着剤、シーラン
ト分野に応用されはじめている。

しかしながら、ホットメルト接着剤は、それを加熱溶融
施工する点で当然のことである力（、面１熱性が劣ると
いう欠点があり、ブチル系ゴムをベースポリマーとする
ホットメルト接着剤にお（Ｘでもその改良が望まれ°Ｃ
いた。その解決策として、例えば部分架橋したブチルゴ
ムを使用したホラ１−メルト接着剤が知られているが、
やはり耐熱性の点で充分ではなかった。

本発明は、密着性、耐水蒸気透過性、耐候性等の特性を
損うことなく、強度および耐熱性を向上゛けしめたホラ
１〜メル１〜接着剤組成物を提供することを目的とし、
特に複層ガラスのシール材、自動車のフロン１〜ガラス
、すＡツガラス周辺部のシール材、ヘッドまたはりャコ
ンビネーションランプのシール材等に利用される。

本発明のこの目的は次に示すホットヌル１〜接着剤組成
物により達成される。

１なわら本発明は、ブチル系ゴムを主体ペースポリマー
とし、これにハロゲン化メチルアルキルフェノールホル
ムアルデヒド樹脂と元素周期律表第■族金属の酸化物と
を配合したことを特徴とするボットメルト接着剤組成物
にある。

本発明でいうベースポリマーとしてのブチル系ゴムとは
、ブチルゴム、塩素化ブチルゴムまたは臭素化ブチルゴ
ム等のハロゲン化ブチルゴム、液状ブチルゴム等である
。ブチル系ゴムは、ベースポリマーや配合剤の合計量、
すなわちホットメルト接着剤組成物中に５〜５０重量％
含まれるのが好ましく、５重量％未満では、架橋して強
度が上昇するが、耐熱性の向上が顕著でなく、また５０
重量％より多くなると、溶融粘度も高くなり溶融吐出時
に吐出しにくくなる場合がある。

本発明においてベースポリマーとしては、上記ブチル系
ゴムの他に熱可塑゛性樹脂、例えば、末端にポリスチレ
ンブ［Ｊツクを有し、中間にポリイソプレンブロックを
有する共重合体（ＳＩＳ）、末端にポリスチレンブロッ
クを有し、中間にポリブタジェンブロックを有する共重
合体（ＳＢＳ）、末端にポリスチレンブロックを有し、
中間にポリ（エチレン−ブチレン）ブロックを有する共
重合体（ＳＩＥＢＳ）、１チレン・酢酸ビニル共重合体
、等が単独あるいは複数をブレンドして使用することが
できる。本発明のベースポリマーとしては、上記の他に
、さらにポリイソブチレン、エチレン・プロピレンゴム
等が使用できる。

本発明において配合されるハロゲン化メチルアルキルフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂は、ブチルゴムの樹脂架
橋剤として知られ、例えば臭素化メチル基、塩素化メチ
ル基を含有する臭素化メチルアルキルフェノールホルム
アルデヒド樹脂、堪素化メヂルアルキルフェノールホル
ムアルデヒド樹脂が使用される。ハロゲン化メチルアル
キルフェノールホルムアルデヒド樹脂の配合量は、ボッ
トメルト接着剤組成物中に０．５〜２０重量％どなるよ
うに配合されることが好ましく、配合量が０．５重量％
未満では、ブチル系ゴムが架橋し強度は向上り゛るが、
耐熱性の向上は顕著でない。また、２０重量％より多く
なると、加熱溶融混合して押し出しノズルから吐出した
時に、ホットメル］へ接着剤はゲル化しはじめ、溶融粘
度が高くなり、被着体に塗布づ−る場合には濡れが小さ
くなり、接着性の点で好ましくない。

本発明で使用される元素周期率表箱■族金属の酸化物と
は、例えば酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、酸化バリウム等であり、ハロゲン化メチルアルキル
フェノールホルムアルデヒド樹脂と共にブチル系ゴムを
樹脂架橋することができる。酸化亜鉛等の元素周期率表
箱■族金属の酸化物の配合量は、ホットメルト接着剤組
成物中に０．１重量％含まれることが望ましく、元素周
期率第■族金属の酸化物が０．１重量％未満では、ハロ
ゲン化メヂルアルキル７１ノールボルムアルデヒド樹脂
の配合ｉｎを多くしても、強度は若干向上するものの耐
熱性の向上は顕著ではない。更に好ましい元素周期率表
箱■族金属の酸化物の配合量は、ハロゲン化メチルアル
キルフェノールホルムアルデヒド樹脂１００重和部に対
して２５重量部以上である。ハロゲン化メチルアルキル
フェノールホルムアルデヒド樹脂１００重か部に対して
元素周期率表箱■族金属の酸化物を１００重量部以上加
えても、はとんど強度、耐熱性に影響を与えないが、充
填剤として加えることは可能である本発明に４３いては
、ベースポリマーであるブチル系ゴム、架橋剤であるハ
ロゲン化メチルアルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂、元素周期率表用■族金属の酸化物に加えて、熱可塑
性樹脂、他のポリマー、粘着付与剤、ワックス類、軟化
剤充填剤、老化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤が適宜
配合される。

粘着付与剤としては、一般に［１ジン（ガムロジン、ウ
ッドロジン、１・−ル油等）またはその誘導体（変性ロ
ジンおよびその水添加物、メタノールエステルやグリセ
リンエステルやペンタエリスリ１〜−ルエステル、それ
らの水添加物）Ａ５テルペン樹脂、石油樹脂（スチレン
、α−スチレン、メヂルスヂレン、ビニル１−ルエン、
インデン、メチルインデン等からなる芳香族系石油樹脂
やシクロペンタジェン系の水添石油樹脂、またはＣ；ａ
　、　Ｃｓ混合系の水添石油樹脂および共重合系石油樹
脂）等を単独または複数混合して使用することができる
。

ワックス類は、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、フィッシャー・トロブツシュワックス、
各種低分子ポリ１チレン、一部の変性ワックス、脂肪酸
エステル、アタクチックポリプロピレン等が使用される
。

軟化剤としては、液状ポリブテン、液状ポリイソブチレ
ン、油類、液状樹脂およびジオクヂルフタレートやジオ
クチルアジペート等の可塑剤も使用可能である。

充填剤は、ゴム、プラスチック類に通常添加される一般
の充填剤を使用することができる。すなわち、炭酸カル
シウム、カーボンブラック、ホワイトカーボン、ＦＡＮ
バリウム、タルり、クレー、酸化チタン等である。

また、老化防止剤としては、フェノール系の酸化防止剤
、紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ヒン
ダード・アミン・タイプが効果的に使用されるが、特に
これらに限定されるものではない。その他の添加剤とし
ては、例えばシランカップリング剤、ブータンカップリ
ング剤等のカップリング剤、着色剤、帯電防止剤、増粘
剤、防腐剤、ｉ＝Ｊ香剤等が目的に応じ適１１選択して
使用される。

本発明のボッ１〜メル１〜接着剤組成物のりＩましい製
造方法としては、例えば次のごとくして製造される。

ハロゲン化メチルアルキルフェノールホルムアルデヒド
樹脂が配合されたボットヌル１〜材料（Ａと元素周期率
表第１１族金属の酸化物が配合されたホラ１〜メル１−
月判＜８）とを調製する。このホラ１ヘメルト＋ＡＹ’
Ａ＜Δ）および（Ｂ）には、それぞれベースポリマーや
粘着付与剤、ワックス類、軟化剤、充填剤、老化防止剤
、紫外線吸収剤等の添加剤が適宜配合されている。また
、ベースポリマー〇あるブチル系ゴムは、ハロゲン化メ
チルアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂または元
素周ＪＩＩＪ率表第１１族金属の酸化物と単独では反応
しないのでホットメルト材料（Ａ）、（Ｂ）の両方に含
むことも片方に含むことも可能である。

このように調製したボットメルト材料（Ａ）。

（Ｂ）を例えば、ニーダ−ルーダ−で混合し、第１図（
ａ）・〜（ｅ）に示１にうに別々に製造して並列状に、
あるいは同軸状の長尺ひも状に構成し、供給部、加熱圧
縮混線部、吐出部を有する押し出し機を用いて、均一に
混線したものをノズルから押し出し、被着体に施工する
。被着体に施工されたホラ１−メルト接着剤組成物は、
冷却されること）　　により、固化し、それなりの接看
強麿を有するが、更にホットメルト接着剤組成物に含ま
れるブチル系ゴムがハロゲン化メチルアルキルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂および元素周期率表用■族金属
の酸化物により架橋して、その結果より強度を上昇させ
ることができ、しかも耐熱性を向上させることができる
。

以下、本発明を実施例ｄ３よび比較例に基づいて具体的
に説明する。なお、第１表中の配合数値はすべて重量部
である。

えｉ１上二走第１表に示す割合で、ベースポリマーと各種添加削を配
合してニーダ−ルータ−で加熱混合して、径が１０ｍｍ
のひも状に押し出し、ボッ１〜メル１へ月Ｎ：ｉｌ　（
Ａ　）および（１３）を製造した。ボッ１〜メル１−材
料（Ａ）、（Ｂ）の１９０’Ｃにお【ノる溶融粘度（ｃ
ｐｓ　）をＢ型精度ａ（にＣ測定し、結果を第１表に示
づ。

次に、このひも状ホットメル１〜月料（Ａ）および（Ｂ
）を合わせて、加熱溶融混合押し出し機能を有覆るアプ
リケーターに一緒に投入し、１７０°Ｃにて押し出１゜このように小ツトメル（へ材料（△）、（Ｂ）を合わせ
て、加熱溶融混合して押し出したホラ１−メルト接着剤
組成物の特性をｊｉｌｔ価するために次の２種類の試験
片を作成し、抗張力、伸びおよび耐熱性を測定した。

すなわち、抗張力および伸びは、１７０’Ｃ：にて押し
出されたホラ１−メル１〜接着剤組成物を離型紙に挾ん
でプレスし、２ｍｍの厚さのシートをつくり、ＪＩＳ２
号ダンベル試験片を作成（）、引張り速さ２００ｍｍ／
分で測定シタ。

更に、耐熱性の評価どして厚さ５ｍｍ、長さ５０１１１
ｍ、幅５Ｑｎｖのガラス板の間に第２図（ａ）〜（ｂ　
）に示すように１７０°Ｃで押し出されたｉＪ−ツ１〜
メル１〜接着剤組成物を充填し、スベーリーーを取り除
くことにより、Ｈ型の試験ｊ′！ｌを作成した。この試
験片を７０℃のオーブンに入れ、第３図に示づように片
方のガラス板を固定し、他方のカラス仮に１５０ｇの荷
重をかけ、３時間放置し、荷重をか（）たガラス板がど
の程度ずれるかを測定した。

これらの結果を第１表に示す。

比較例１〜３第１表に示す配合のごとく、ボッ１〜メル１〜（Ａ利に
臭素化メヂルアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂
あるいは酸化亜鉛を入れない以外は、実施例１〜３と同
様にして、ひも状のホラ１〜メルト４Δ判（Ａ）および
（Ｂ）を製造した。このホットメルｌ−１４判（Ａ）、
（Ｂ）の１９０℃にｉＪ：［ブる溶Ｒ１ｉ粘度を第１表
に示り゛。

次に実施例１〜３と同様にボットメルト材料（△）およ
び（Ｂ）を合わせて加熱溶融混合押し出して、２種類の
試験片を作成して実施例１〜３に準じ、伸び、抗張力、
耐熱性を測定した。結果を第１表に示づ。

比較例４第１表に示ず配合のごとく、ブヂルゴムと臭素化メヂル
アルキルフ１ノールボルムアルデヒド樹脂の代わりに、
づＣに部分架橋したブヂルゴムを用いた以外は、実施例
２のホットメル１〜材石（Ａ）ｄ３　、Ｊ：び（［３）
を合わせた配合で、ひも状のボッ１〜メルト材料を製造
した。このボットメルト１９０℃にａ３ける溶融粘度を
第１表に示“づ。

次に実施例１〜３と同様にホラ１ヘメルト祠ｒ３１を加
熱溶融押し出して、２種類の試験）１を作成し−で実施
例１〜３に準じ、伸び、抗張力、耐熱性を測定した。結
果を第１表に示ず。

６３４− ＊１：イソブレン含ｍ２．２モル％、ムーニー粘度（Ｍ
Ｌ＋　ａ、１００°Ｃ）４５、ボリサー社製、商品名ポ
リザーブヂル旧）Ｏ１＊２：ムーニー粘度（ＭＬ１３．
１２１℃）４７、比重０．９２、エクソン化学社製、商
品名ニスコラン１〜１０、＊３：ムーニー粘度（ＭＬ１
４．１００℃）４０、比重０．８７　、三井石油化学社
製、商品名Ｅ　Ｐ　Ｔ　００４５、＊４：ポリスチレン
−ポリ（エヂレンーブヂレン）−ポリスチレン・ブロッ
ク共重合体、シェル化学社製、商品名クレイ１〜ンＱ　
１６５０、＝１＝　５　：融点１０５℃、安原油脂工業
社製、商品名ネオワックスし、ニトロ：融点１００℃、
分子量１００、比重０，９９　、部用化学社製、商品名
アルコンｒ〕−１ｏｏ、＊７：融点１２０℃、安原油脂
工業社製、商品名ポリスターＹ　Ｓ　＝　２１３０．　
：ｌ：８：粘度１１２００　ｃ　３　ｔ　　（３７，８
℃）、平均分子量９８０、白石化学社製、商品名ポリブ
テンＨＶ−１００、＊９：ｎ−Ｊフタデシル−３−（４
〜ヒドロキシ−３・　５−ジー第三ブチル・フェニル）
プロピオネ−１〜、ヂバ・ガイギー社製、商品名イルガ
ノックス１０７６＊１０　：　　２−　（２−ヒドロキ
シ−３−５−ジー第三ブチル−フェニル）−５−り［１
［トペンゾトリアゾール、ヂバ・ガイギー社製、商品名
ヂヌビン３２１、＊１に融点５１℃、比重１．０５、ス
ケネクダデー社製、商品名Ｓ　Ｐ　−１０５５、第１表
の結果から明らかなように実施例１〜３は、臭素化メチ
ルアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂を配合して
いない比較例１〜３に比べ、抗張力および耐熱性に優れ
ており、更に部分架橋したブチルゴムを用いた比較例４
ど比較しても比較例１〜３の場合とほぼ同様の結果が（
ｑられた。

以上説明したように、熱可塑性別ｌ旨とブチル系ゴムと
からなるベースポリマーに、ハロゲン化メチルアルキル
フェノールホルムアルデヒド樹脂と元素周期率表箱■族
金属の酸化物を配合してなる本発明のホットメルト接着
剤組成物は、加熱溶融混合して押し出すことによって、
ハロゲン化メヂルアルキルし′エノールホルムアルデヒ
ド樹脂および元素周期率表箱■族金属の酸化物によりブ
チル系ゴムが架橋して、接着剤の強度および耐熱性が向
上する。従って本発明のホットメルト接着剤組酸物は、
複層ガラスのシール材、自動車のフロン１〜ガラス、す
１７ノ１ラス周辺部のシール材、ヘッドまたはり曳７コ
ンビネーシヨンランプのシール材等に好適に利用される
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）〜（ｅ　）は、それぞれ本発明に係わる
ホラ１−メル１〜接着剤組成物を製造する際のホラ１〜
メル１−材料（Ａ）おにび（Ｂ）の形状を示す図、第２図（ａ　）〜（ｂ）は、それぞれ耐熱性試験にＪ３
ける１−１型試験片の作成方法を示ず図、Ｊ３よび第３
図は、第２図（ｂ）に示ず１−１型試験片を用いた耐熱
性試験の測定方法を示す図。 △：ホッ１−メルト材料（Δ）、ホラ１〜メル１−月料
（Ｂ）、１：カラス板、２：スペーサー、３ニアプリケータ−の
ノズル、４：ホットメル１〜接着剤、５：重り、６：架
台第１図（ａ）　　　　　　　（ｃ）　　　　　　　（ｃｆ）ｔ

Claims

【特許請求の範囲】

１、ブチル系ゴムを主体ベースポリマーとし、これにハ
ロゲン化メチルアルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂と元素周期率表筒■族金属の酸化物とを配合したこと
を特徴とするボッ１〜メル１〜接着剤組成物。