JP2927733B2 - ホットメルトプレシーリング材組成物 - Google Patents
ホットメルトプレシーリング材組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用外壁材のラ
ップジョイント用のホットメルトプレシーリング材組成
物に関するものである。
ップジョイント用のホットメルトプレシーリング材組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用外壁材の内、工場においては一定
形状に製作し、建築現場において所定サイズに裁断して
オーバーラップさせながら外壁部に固定するサイディン
グ材等が近年多く使用される。これらの外壁材のオーバ
ーラップ部は水、虫類などの侵入を防止するためにシー
ルする必要があり、一般的にはコーキング材が使用され
るが、多数のシール部が存在する場合はそのコーキング
材施工のための工数が多く、コスト的に高くなると共に
施工期間も長くなる。かかる課題を解決するために、前
記外壁材を工場で仕上げる際に、ラップ部にあらかじめ
シール材を固着しておく方法が開発され、かかるシール
材はプレシーリング材として知られており、その一種と
してホットメルトタイプのプレシーリング材が知られて
いる(特開昭54−72259号公報、特公平2−55
473号公報)。
形状に製作し、建築現場において所定サイズに裁断して
オーバーラップさせながら外壁部に固定するサイディン
グ材等が近年多く使用される。これらの外壁材のオーバ
ーラップ部は水、虫類などの侵入を防止するためにシー
ルする必要があり、一般的にはコーキング材が使用され
るが、多数のシール部が存在する場合はそのコーキング
材施工のための工数が多く、コスト的に高くなると共に
施工期間も長くなる。かかる課題を解決するために、前
記外壁材を工場で仕上げる際に、ラップ部にあらかじめ
シール材を固着しておく方法が開発され、かかるシール
材はプレシーリング材として知られており、その一種と
してホットメルトタイプのプレシーリング材が知られて
いる(特開昭54−72259号公報、特公平2−55
473号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ホットメルトプレシー
リング材は、加熱溶融時の基材との接着性を確保するた
めに粘着付与剤が必須成分と考えられており、上記先行
技術も、いずれも粘着付与剤を含んでいる。ところが、
かかる従来の粘着付与剤を配合したホットメルトプレシ
ーリング材は冷却後も粘着付与剤に起因する粘着性が残
り、埃等が付着しやすく、この固形の付着物により現場
施工時にラップ部のシールが不十分になるケースがある
という課題を有している。一方、このような粘着付与剤
を、従来のホットメルトプレシーリング材組成物より除
くと加熱溶融時に粘着力が不足し、基材との接着力が十
分に得られない結果となる。本発明は、粘着付与剤を含
まないか、若しくは従来の配合よりも減少せしめたホッ
トメルトプレシーリング材組成物を提供することにあ
る。
リング材は、加熱溶融時の基材との接着性を確保するた
めに粘着付与剤が必須成分と考えられており、上記先行
技術も、いずれも粘着付与剤を含んでいる。ところが、
かかる従来の粘着付与剤を配合したホットメルトプレシ
ーリング材は冷却後も粘着付与剤に起因する粘着性が残
り、埃等が付着しやすく、この固形の付着物により現場
施工時にラップ部のシールが不十分になるケースがある
という課題を有している。一方、このような粘着付与剤
を、従来のホットメルトプレシーリング材組成物より除
くと加熱溶融時に粘着力が不足し、基材との接着力が十
分に得られない結果となる。本発明は、粘着付与剤を含
まないか、若しくは従来の配合よりも減少せしめたホッ
トメルトプレシーリング材組成物を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築用外壁材
のラップジョイント用のホットメルトプレシーリング材
組成物であって、その組成は、熱可塑性エラストマーを
20〜50重量部、可塑剤を10〜40重量部、及びワ
ックスを10〜40重量部を含み、前記熱可塑性エラス
トマーは、ダイブロック共重合体を10重量%〜60重
量%含有するものであり、かつ組成物は粘着付与剤を含
まないか、含んでも従来より少量で、10重量部以下で
あることを特徴とする。ダイブロック共重合体は加熱溶
融によって、組成物に対して基材に対する粘着性を付与
する性質があり、このダイブロック共重合体を配合した
プレシーリング材は、冷却・固化後には粘着付与剤を多
く配合した組成物の場合のように埃等の付着を引き起こ
すような粘着性が残らないものとなる。
のラップジョイント用のホットメルトプレシーリング材
組成物であって、その組成は、熱可塑性エラストマーを
20〜50重量部、可塑剤を10〜40重量部、及びワ
ックスを10〜40重量部を含み、前記熱可塑性エラス
トマーは、ダイブロック共重合体を10重量%〜60重
量%含有するものであり、かつ組成物は粘着付与剤を含
まないか、含んでも従来より少量で、10重量部以下で
あることを特徴とする。ダイブロック共重合体は加熱溶
融によって、組成物に対して基材に対する粘着性を付与
する性質があり、このダイブロック共重合体を配合した
プレシーリング材は、冷却・固化後には粘着付与剤を多
く配合した組成物の場合のように埃等の付着を引き起こ
すような粘着性が残らないものとなる。
【0005】本発明の組成物において、熱可塑性エラス
トマー20〜50重量部に対し、可塑剤の配合量が10
重量部以下では溶融粘度が高くなり塗布が困難になり、
40重量部以上になるとブリード等の問題が生じやすく
なる。ワックスについては10重量部以下では可塑剤を
多くしても溶融粘度が高くなり、40重量部以上配合す
るとシール剤の弾性が十分でなくなる。また、熱可塑性
エラストマーに含まれるダイブロック共重合体の量が1
0重量%以下では溶融時の粘着性が不足し、60重量%
以上になるとシール材に要求される弾性が不足する結果
となる。
トマー20〜50重量部に対し、可塑剤の配合量が10
重量部以下では溶融粘度が高くなり塗布が困難になり、
40重量部以上になるとブリード等の問題が生じやすく
なる。ワックスについては10重量部以下では可塑剤を
多くしても溶融粘度が高くなり、40重量部以上配合す
るとシール剤の弾性が十分でなくなる。また、熱可塑性
エラストマーに含まれるダイブロック共重合体の量が1
0重量%以下では溶融時の粘着性が不足し、60重量%
以上になるとシール材に要求される弾性が不足する結果
となる。
【0006】本発明のプレシーリング材組成物に使用す
る前記熱可塑性エラストマーは、ハードセグメント
(H)−ソフトセグメント(Sf)の結合単位を有する
材料を使用するものであり、H−Sf−Hを含む高分子
以外に、H−Sfダイブロックを含有するものであるこ
とに特徴を有する。特に、ポリスチレン(S)をハード
セグメントとし、ブタジエン(B)、イソプレン(I)
の単独重合体若しくは共重合体又はこれらの水素添加さ
れた重合体をソフトセグメントとしたブロック共重合体
であることが好ましい。これらの熱可塑性エラストマー
を使用することにより、適切な溶融粘度、基材への接着
性、シーリングに必要な弾性と柔軟性、圧縮永久歪等を
満足するプレシーリング材を得ることが出来る。
る前記熱可塑性エラストマーは、ハードセグメント
(H)−ソフトセグメント(Sf)の結合単位を有する
材料を使用するものであり、H−Sf−Hを含む高分子
以外に、H−Sfダイブロックを含有するものであるこ
とに特徴を有する。特に、ポリスチレン(S)をハード
セグメントとし、ブタジエン(B)、イソプレン(I)
の単独重合体若しくは共重合体又はこれらの水素添加さ
れた重合体をソフトセグメントとしたブロック共重合体
であることが好ましい。これらの熱可塑性エラストマー
を使用することにより、適切な溶融粘度、基材への接着
性、シーリングに必要な弾性と柔軟性、圧縮永久歪等を
満足するプレシーリング材を得ることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の建築用外壁材のラップジ
ョイント用のホットメルトプレシーリング材組成物は、
熱可塑性エラストマーを20〜50重量部、可塑剤を1
0〜40重量部、及びワックスを10〜40重量部を含
み、前記熱可塑性エラストマーは、ダイブロック共重合
体を10重量%〜60重量%含有するものである。この
ように熱可塑性エラストマーとして、ダイブロック共重
合体を10重量%〜60重量%含有するものを使用する
ことにより、組成物中に粘着付与剤を配合しないか、若
しくはゴミ、埃等シール性に影響する固形物の付着が問
題とならない程度の配合量に抑制しても基材との接着力
等の諸特性が従来品同等に維持できる。
ョイント用のホットメルトプレシーリング材組成物は、
熱可塑性エラストマーを20〜50重量部、可塑剤を1
0〜40重量部、及びワックスを10〜40重量部を含
み、前記熱可塑性エラストマーは、ダイブロック共重合
体を10重量%〜60重量%含有するものである。この
ように熱可塑性エラストマーとして、ダイブロック共重
合体を10重量%〜60重量%含有するものを使用する
ことにより、組成物中に粘着付与剤を配合しないか、若
しくはゴミ、埃等シール性に影響する固形物の付着が問
題とならない程度の配合量に抑制しても基材との接着力
等の諸特性が従来品同等に維持できる。
【0008】本発明において使用する可塑剤は、ホット
メルト接着剤の柔軟性付与、溶融粘度の低下、接着力の
調整等を目的として配合されるものである。上記可塑剤
としては、可塑化オイル、液状炭化水素重合体、ワック
ス類等が挙げられ、ホットメルト接着剤に対して柔軟性
を付与する効果も有する。上述の可塑化オイルとして
は、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系
オイルが例示でき、特に無色であり、かつ実質的に無臭
であるパラフィン系オイルが耐候性の点でも好ましい。
この可塑化オイルの配合割合は、ホットメルトプレシー
リング材組成物全量中、通常60重量%以下であり、好
ましくは10〜50重量%である。可塑化オイルの配合
割合が60重量%以上になるとオイルのブリードが問題
となる場合があり、10〜50重量%の範囲では安定し
て特性が得られる。一般的に、熱可塑性エラストマーの
ソフトセグメントとして水素添加重合体を使用したもの
は、可塑化オイルを多く添加することが出来る。
メルト接着剤の柔軟性付与、溶融粘度の低下、接着力の
調整等を目的として配合されるものである。上記可塑剤
としては、可塑化オイル、液状炭化水素重合体、ワック
ス類等が挙げられ、ホットメルト接着剤に対して柔軟性
を付与する効果も有する。上述の可塑化オイルとして
は、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系
オイルが例示でき、特に無色であり、かつ実質的に無臭
であるパラフィン系オイルが耐候性の点でも好ましい。
この可塑化オイルの配合割合は、ホットメルトプレシー
リング材組成物全量中、通常60重量%以下であり、好
ましくは10〜50重量%である。可塑化オイルの配合
割合が60重量%以上になるとオイルのブリードが問題
となる場合があり、10〜50重量%の範囲では安定し
て特性が得られる。一般的に、熱可塑性エラストマーの
ソフトセグメントとして水素添加重合体を使用したもの
は、可塑化オイルを多く添加することが出来る。
【0009】さらに上記可塑剤として、ワックス類も使
用でき、ホットメルト接着剤の溶融粘度の低下や接着力
の調整の目的で使用される。このワックス類としては、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
フィッシャートロプッシュ法による合成ワックス、低分
子量ポリエチレンワックス、酸化ワックス、低分子量ポ
リプロピレンワックス、カスターワックス等が挙げられ
る。上記の軟化剤は単独で、又は2種以上を混合して使
用することができる。
用でき、ホットメルト接着剤の溶融粘度の低下や接着力
の調整の目的で使用される。このワックス類としては、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
フィッシャートロプッシュ法による合成ワックス、低分
子量ポリエチレンワックス、酸化ワックス、低分子量ポ
リプロピレンワックス、カスターワックス等が挙げられ
る。上記の軟化剤は単独で、又は2種以上を混合して使
用することができる。
【0010】本発明のホットメルトプレシーリング材に
は他の熱可塑性ブロック共重合体である、SBS、SI
S、SEBS(水素添加SBS)、SEPS(水素添加
SIS)、水素添加SBR(HSBR)、結晶性ポリオ
レフィン−エチレン−ブチレン−結晶性ポリオレフィン
共重合体(CEBC)、部分水素添加SBS、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−n−ブチ
ルアクリレート(EnBA)等のエチレン共重合ポリマ
ーやブチルゴム、EPゴム等のポリマーを添加して諸特
性を調整することは自由である。
は他の熱可塑性ブロック共重合体である、SBS、SI
S、SEBS(水素添加SBS)、SEPS(水素添加
SIS)、水素添加SBR(HSBR)、結晶性ポリオ
レフィン−エチレン−ブチレン−結晶性ポリオレフィン
共重合体(CEBC)、部分水素添加SBS、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−n−ブチ
ルアクリレート(EnBA)等のエチレン共重合ポリマ
ーやブチルゴム、EPゴム等のポリマーを添加して諸特
性を調整することは自由である。
【0011】本発明のプレシーリング材には安定化剤等
の他の成分を添加することは可能であり、前記安定化剤
は、ホットメルト接着剤の熱による分子量の低下や、ゲ
ル化着色、臭気発生を防止するために、配合するもので
ある。この安定化剤としては、酸化防止剤や紫外線吸収
剤が挙げられる。上記紫外線吸収剤は、ホットメルト接
着剤の蛍光除去や耐光性改善のために使用されるもので
ある。上記酸化防止剤及び紫外線吸収剤としては、一般
的にホットメルト接着剤用途に使用されるものであれ
ば、特に制限なく使用することができ、例えば、酸化防
止剤としては、フェノール系酸化防止剤、イオウ系酸化
防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられ、また、紫外線
吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系
紫外線吸収剤等が挙げられる。これらの安定化剤は単独
であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
また、これらの安定剤成分の配合割合は、ホットメルト
接着剤全量中、0.05〜5重量%、好ましくは0.1
〜3.0重量%である。0.05重量%未満であると、
安定化剤配合の所定の効果が得られず、逆に5重量%を
超えて配合してもこれに見合う効果が得られず、コスト
的に不利となる。
の他の成分を添加することは可能であり、前記安定化剤
は、ホットメルト接着剤の熱による分子量の低下や、ゲ
ル化着色、臭気発生を防止するために、配合するもので
ある。この安定化剤としては、酸化防止剤や紫外線吸収
剤が挙げられる。上記紫外線吸収剤は、ホットメルト接
着剤の蛍光除去や耐光性改善のために使用されるもので
ある。上記酸化防止剤及び紫外線吸収剤としては、一般
的にホットメルト接着剤用途に使用されるものであれ
ば、特に制限なく使用することができ、例えば、酸化防
止剤としては、フェノール系酸化防止剤、イオウ系酸化
防止剤、リン系酸化防止剤等が挙げられ、また、紫外線
吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系
紫外線吸収剤等が挙げられる。これらの安定化剤は単独
であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。
また、これらの安定剤成分の配合割合は、ホットメルト
接着剤全量中、0.05〜5重量%、好ましくは0.1
〜3.0重量%である。0.05重量%未満であると、
安定化剤配合の所定の効果が得られず、逆に5重量%を
超えて配合してもこれに見合う効果が得られず、コスト
的に不利となる。
【0012】本発明のプレシーリング材は、一般のホッ
トメルト接着剤と同様に各原料成分を所定に割合で配合
し、溶融混合することにより作成することができる。ま
た、その製造のための混合装置は、一般のホットメルト
接着剤の製造に使用できる装置がそのまま使用可能であ
る。
トメルト接着剤と同様に各原料成分を所定に割合で配合
し、溶融混合することにより作成することができる。ま
た、その製造のための混合装置は、一般のホットメルト
接着剤の製造に使用できる装置がそのまま使用可能であ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。使用した
熱可塑性エラストマーのダイブロック共重合体含有率は
以下のとおりである。
熱可塑性エラストマーのダイブロック共重合体含有率は
以下のとおりである。
【0014】
【表1】
【0015】プレシーリング材は、表2に記載の組成に
て製造し、溶融粘度、軟化点、50%圧縮応力の他、建
材サンプルであるボードとの接着性、合紙付着性、オイ
ルブリード性、耐候性を測定、評価した。
て製造し、溶融粘度、軟化点、50%圧縮応力の他、建
材サンプルであるボードとの接着性、合紙付着性、オイ
ルブリード性、耐候性を測定、評価した。
【0016】
【表2】
【0017】評価結果を表3にまとめて示した。
【0018】
【表3】
【0019】表3の結果より、本発明の特徴であるダイ
ブロック共重合体を含む熱可塑性エラストマーを使用し
て得られたプレシーリング材は、粘着付与剤を使用しな
くても溶融粘度が低く、ボード密着性が従来品とほぼ同
等であって、かつ埃の付着性の目安である合紙付着性は
逆に低く、好ましい特性を示している。
ブロック共重合体を含む熱可塑性エラストマーを使用し
て得られたプレシーリング材は、粘着付与剤を使用しな
くても溶融粘度が低く、ボード密着性が従来品とほぼ同
等であって、かつ埃の付着性の目安である合紙付着性は
逆に低く、好ましい特性を示している。
【0020】
【発明の効果】上述のように本発明のホットメルトプレ
シーリング材組成物は、粘着付与剤を配合することなく
基材との密着性が確保でき、その結果、プレシーリング
材として要求される特性を損なうことなく埃等の付着を
防止することが可能である。
シーリング材組成物は、粘着付与剤を配合することなく
基材との密着性が確保でき、その結果、プレシーリング
材として要求される特性を損なうことなく埃等の付着を
防止することが可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 建築用外壁材のラップジョイント用のホ
ットメルトプレシーリング材組成物であって、 熱可塑性エラストマーを20〜50重量部、可塑剤を1
0〜40重量部、及びワックスを10〜40重量部を含
み、前記熱可塑性エラストマーは、ダイブロック共重合
体を10重量%〜60重量%含有するものであるホット
メルトプレシーリング材組成物。 - 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマーは、ポリスチ
レンをハードセグメントとし、ブタジエン、イソプレン
の単独重合体若しくは共重合体又はこれらの水素添加さ
れた重合体をソフトセグメントとしたブロック共重合体
である請求項1に記載のホットメルトプレシーリング材
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771096A JP2927733B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ホットメルトプレシーリング材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17771096A JP2927733B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ホットメルトプレシーリング材組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018451A JPH1018451A (ja) | 1998-01-20 |
JP2927733B2 true JP2927733B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16035762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17771096A Expired - Fee Related JP2927733B2 (ja) | 1996-07-08 | 1996-07-08 | ホットメルトプレシーリング材組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927733B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4494543B2 (ja) * | 1998-11-20 | 2010-06-30 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 室温硬化性シリコーンゴム組成物 |
JP4862187B2 (ja) * | 2000-12-18 | 2012-01-25 | 日本発條株式会社 | 電子部品のシーリング方法 |
JP2010084366A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Achilles Corp | 金属サイディング材の嵌合連結部の水密構造 |
-
1996
- 1996-07-08 JP JP17771096A patent/JP2927733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1018451A (ja) | 1998-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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