JPS59885B2 - ジキキロクカイロ - Google Patents
ジキキロクカイロInfo
- Publication number
- JPS59885B2 JPS59885B2 JP11531274A JP11531274A JPS59885B2 JP S59885 B2 JPS59885 B2 JP S59885B2 JP 11531274 A JP11531274 A JP 11531274A JP 11531274 A JP11531274 A JP 11531274A JP S59885 B2 JPS59885 B2 JP S59885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- circuit
- recording head
- magnetic
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気記録回路に関するもので特に歪の少い記録
回路を提供するために低出力インピーダンス(定電圧駆
動)の記録増巾器で記録ヘッドに記録電流を流すように
成して、透磁率−磁束密度曲線特性によつて生ずるヘッ
ドギャップ磁界の歪みの低減を計ると共に定電圧駆動に
よつて記録ヘッドに流れる電流が周波数によつて変動す
るのを防止するために該低出力インピーダンス記録増巾
器の前段又は帰還回路に高域通過戸波器又は低域通過濾
波器を設けるように成したものである。
回路を提供するために低出力インピーダンス(定電圧駆
動)の記録増巾器で記録ヘッドに記録電流を流すように
成して、透磁率−磁束密度曲線特性によつて生ずるヘッ
ドギャップ磁界の歪みの低減を計ると共に定電圧駆動に
よつて記録ヘッドに流れる電流が周波数によつて変動す
るのを防止するために該低出力インピーダンス記録増巾
器の前段又は帰還回路に高域通過戸波器又は低域通過濾
波器を設けるように成したものである。
従来の磁気記録回路は第1図に示すように入力端子1に
加えられた信号を記録増巾器2に加え定電流用の高抵抗
器3を通して記録ヘッド4に与えて定電流化し、バイア
ス電流はバイアス発振器5よりの出力をバイアス電流供
給用コンデンサ6を通して該記録ヘッド4に与えて磁気
テープTに信号を記録するように成されている。上述の
如き定電流駆動回路に於ては記録増巾器2の出力の大部
分が高抵抗器3で消費されるため、記録増巾器の効率が
非常に悪く、飽和レベルの高い記録増巾器を作ることが
困難であり、又記録ヘッド4の磁性材料による磁気歪み
が記録される欠点を有する。
加えられた信号を記録増巾器2に加え定電流用の高抵抗
器3を通して記録ヘッド4に与えて定電流化し、バイア
ス電流はバイアス発振器5よりの出力をバイアス電流供
給用コンデンサ6を通して該記録ヘッド4に与えて磁気
テープTに信号を記録するように成されている。上述の
如き定電流駆動回路に於ては記録増巾器2の出力の大部
分が高抵抗器3で消費されるため、記録増巾器の効率が
非常に悪く、飽和レベルの高い記録増巾器を作ることが
困難であり、又記録ヘッド4の磁性材料による磁気歪み
が記録される欠点を有する。
この磁気歪みにつき簡単に説明すると定電流駆動の記録
ヘッド4に入力端子1より正弦波電流iを加えた時に該
記録ヘッドのギャップ近傍に生ずる起磁力H2について
考えると(但しHはヘッドの巻線により生ずる起磁力の
強さ、H1はコアの部分の起磁力の強さでH=H1+H
2の関係にあるとする)記録ヘッドに使用する磁性材料
の透磁率μの値は磁束密度Bの値によつて大きく変化す
る。
ヘッド4に入力端子1より正弦波電流iを加えた時に該
記録ヘッドのギャップ近傍に生ずる起磁力H2について
考えると(但しHはヘッドの巻線により生ずる起磁力の
強さ、H1はコアの部分の起磁力の強さでH=H1+H
2の関係にあるとする)記録ヘッドに使用する磁性材料
の透磁率μの値は磁束密度Bの値によつて大きく変化す
る。
これらの関係を第2図を参照して説明するに、縦軸は透
磁率μを横軸は磁束密度Bを表すがこれらの関係は曲線
8から理解出来るように透磁率μが磁束密度Bによつて
大きく変化するために記録ヘッド4の磁束φは入力端子
に加えたと同様の正弦波にはならず、従つて記録ヘッド
4のギャップ部分の起磁力H2も正弦波を示さない。故
に磁気テープ□に記録される磁界は歪波磁界と成る欠点
がある。更に記録回路として上述の如き定電流駆動記録
回路とは別に第3図に示す如き定電圧駆動回路も公知で
ある。
磁率μを横軸は磁束密度Bを表すがこれらの関係は曲線
8から理解出来るように透磁率μが磁束密度Bによつて
大きく変化するために記録ヘッド4の磁束φは入力端子
に加えたと同様の正弦波にはならず、従つて記録ヘッド
4のギャップ部分の起磁力H2も正弦波を示さない。故
に磁気テープ□に記録される磁界は歪波磁界と成る欠点
がある。更に記録回路として上述の如き定電流駆動記録
回路とは別に第3図に示す如き定電圧駆動回路も公知で
ある。
この定電圧駆動回路で記録ヘツドを1駆動すると第4図
に示す如く記録ヘツド4のインピーダンスZは周波数に
比例して大きくなり、記録ヘツド4に流れる電流1は周
波数に反比例して小さくなる。故にヘツド電流が小さく
なり記録ヘツドのギヤツプ部分から出る磁束は記録ヘツ
ドに流れる電流1と記録ヘツド巻線の積(アンペアター
ン、AT)に比例するので電流に比例して小さくなり、
テープ7に記録される磁化の強さは周波数に反比例する
欠点を有する。一方定電圧駆動回路では記録ヘツド4の
ギヤツプ近傍に生ずる起磁力H2は磁束φが該ヘツドの
入力電圧eを積分したものであるから、入力電圧eが正
弦波であれば磁束φ及びギヤツプ磁界H2は余弦波と成
る。
に示す如く記録ヘツド4のインピーダンスZは周波数に
比例して大きくなり、記録ヘツド4に流れる電流1は周
波数に反比例して小さくなる。故にヘツド電流が小さく
なり記録ヘツドのギヤツプ部分から出る磁束は記録ヘツ
ドに流れる電流1と記録ヘツド巻線の積(アンペアター
ン、AT)に比例するので電流に比例して小さくなり、
テープ7に記録される磁化の強さは周波数に反比例する
欠点を有する。一方定電圧駆動回路では記録ヘツド4の
ギヤツプ近傍に生ずる起磁力H2は磁束φが該ヘツドの
入力電圧eを積分したものであるから、入力電圧eが正
弦波であれば磁束φ及びギヤツプ磁界H2は余弦波と成
る。
即ちヘツドギヤツプ部分の透磁率μは磁束密度に無関係
と成る。尚コアの部分の磁界H1は第2図のμmB特性
を示す歪波磁界によつてヘツドに流れる電流は歪波電流
となることは明かである。本発明は上述の欠点を除去す
るのに簡単な回路構成を導出したもので、これによつて
その目的を達成せんとするものである。
と成る。尚コアの部分の磁界H1は第2図のμmB特性
を示す歪波磁界によつてヘツドに流れる電流は歪波電流
となることは明かである。本発明は上述の欠点を除去す
るのに簡単な回路構成を導出したもので、これによつて
その目的を達成せんとするものである。
以下本発明の詳細を第5図乃至第7図について説明する
も、第1図と対応する部分には同一符号を符して重複説
明を省略する。即ち第5図に於ては出力インピーダンス
の低い記録増巾器2で記録ヘツド4に直接電圧を加え、
記録ヘツド4に流れる電流が定電流駆動の場合と等しく
なるように記録増巾器の前段に高域通過済波回路9を挿
入したものである。
も、第1図と対応する部分には同一符号を符して重複説
明を省略する。即ち第5図に於ては出力インピーダンス
の低い記録増巾器2で記録ヘツド4に直接電圧を加え、
記録ヘツド4に流れる電流が定電流駆動の場合と等しく
なるように記録増巾器の前段に高域通過済波回路9を挿
入したものである。
尚12はバイアストラツプを示す。高域通過戸波回路9
は記録ヘツドのインダクタンス分(トラツプ等のインダ
クタンスを含む)と内部抵抗(トラツプの抵抗及び記録
増巾器の出力抵抗を含む)によるカツトオフ周波数特性
と略々等しいC,R又はL,Rによるオクターブ6dB
の特性を有するものである。例えば上述の記録ヘツド4
のインダクタンス分が周波数1KHzで100Ω、直流
抵抗分が10Ωのものを定電圧駆動すると、記録ヘツド
に流れる電流は第6図の如く6dB/0CTになり、そ
のターンオーバー周波数は100Hzとなり、従つて定
電圧駆動回路で記録ヘツドに電流を流すには、第6図と
逆の特性を有する済波器回路で周波数特性を補償する必
要を生ずる。第7図は本発明の他の実施例を示すもので
低インピーダンス記録増巾器2の出力より帰還回路13
を通じて記録増巾器2の入力側に勢力を帰還せしめる。
は記録ヘツドのインダクタンス分(トラツプ等のインダ
クタンスを含む)と内部抵抗(トラツプの抵抗及び記録
増巾器の出力抵抗を含む)によるカツトオフ周波数特性
と略々等しいC,R又はL,Rによるオクターブ6dB
の特性を有するものである。例えば上述の記録ヘツド4
のインダクタンス分が周波数1KHzで100Ω、直流
抵抗分が10Ωのものを定電圧駆動すると、記録ヘツド
に流れる電流は第6図の如く6dB/0CTになり、そ
のターンオーバー周波数は100Hzとなり、従つて定
電圧駆動回路で記録ヘツドに電流を流すには、第6図と
逆の特性を有する済波器回路で周波数特性を補償する必
要を生ずる。第7図は本発明の他の実施例を示すもので
低インピーダンス記録増巾器2の出力より帰還回路13
を通じて記録増巾器2の入力側に勢力を帰還せしめる。
そしてバイアストラツプ12のインダクタンスを含む記
録ヘツドのインダクタンス分と同じくバイアストラツプ
12の抵抗と記録増巾器2の出力抵抗を含む記録ヘツド
の内部抵抗によるカツトオフ周波数と略々等しいC,R
又はL,Rによるオクターブ6dBの低域戸波回路11
をこの帰還回路に挿入し、低域淵波回路11を含めた記
録増巾器2の入力出力周波数特性にオクターブ6dBの
傾斜を持たせるようにする。これにより出力インピーダ
ンスの低い記録回路で出力インピーダンスの高い記録回
路と同様の記録周波数特性を得るようにした。本発明は
記録ヘツド及び記録増巾器の飽和レベルを向上せしめ、
テープに記録される磁器の歪みを大巾に低減し得る大な
る特徴を有するものである。
録ヘツドのインダクタンス分と同じくバイアストラツプ
12の抵抗と記録増巾器2の出力抵抗を含む記録ヘツド
の内部抵抗によるカツトオフ周波数と略々等しいC,R
又はL,Rによるオクターブ6dBの低域戸波回路11
をこの帰還回路に挿入し、低域淵波回路11を含めた記
録増巾器2の入力出力周波数特性にオクターブ6dBの
傾斜を持たせるようにする。これにより出力インピーダ
ンスの低い記録回路で出力インピーダンスの高い記録回
路と同様の記録周波数特性を得るようにした。本発明は
記録ヘツド及び記録増巾器の飽和レベルを向上せしめ、
テープに記録される磁器の歪みを大巾に低減し得る大な
る特徴を有するものである。
第1図は従来の定電流駆動の記録回路図、第2図はヘツ
ド材料のμmB特性図、第3図は従来の電流1とインピ
ーダンスZと関係を示す線図、第4図は磁気ヘツドのイ
ンピーダンスと周波数との関係を示す特性図、第5図は
本発明の定電圧駆動用記録回路図、第6図は第5図及び
第7図の高域通過済波回路と低域通過戸波回路の特性を
説明する線図、第7図は本発明の更に他の実施例を示す
記録回路図である。 1は入力端子、2は記録増巾器、3は定電流用抵抗器、
4は記録ヘツド、5はバイアス発振器、6はバイアス供
給用コンデンサ、7は磁気テープ―9は高域通過淵波回
路、11は低域通過淵波回路、13は帰還回路である。
ド材料のμmB特性図、第3図は従来の電流1とインピ
ーダンスZと関係を示す線図、第4図は磁気ヘツドのイ
ンピーダンスと周波数との関係を示す特性図、第5図は
本発明の定電圧駆動用記録回路図、第6図は第5図及び
第7図の高域通過済波回路と低域通過戸波回路の特性を
説明する線図、第7図は本発明の更に他の実施例を示す
記録回路図である。 1は入力端子、2は記録増巾器、3は定電流用抵抗器、
4は記録ヘツド、5はバイアス発振器、6はバイアス供
給用コンデンサ、7は磁気テープ―9は高域通過淵波回
路、11は低域通過淵波回路、13は帰還回路である。
Claims (1)
- 1 低出力インピーダンス型(定電圧駆動)記録増巾器
に電流帰還を施すための帰還回路を設け、上記低出力イ
ンピーダンス型記録増巾器の出力を入力側に帰還させ、
上記帰還回路にバイアストラップのインダクタンスを含
む記録ヘッドのインダクタンス分と同じくバイアストラ
ップの抵抗と記録増巾器の出力抵抗を含む記録ヘッドの
内部抵抗によるカットオフ周波数と等しい低域濾波回路
を設けてヘッド材料の透磁率変化によるヘッドギャップ
磁界の歪を補正することを特徴とする磁気記録回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11531274A JPS59885B2 (ja) | 1974-10-07 | 1974-10-07 | ジキキロクカイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11531274A JPS59885B2 (ja) | 1974-10-07 | 1974-10-07 | ジキキロクカイロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5141509A JPS5141509A (ja) | 1976-04-07 |
JPS59885B2 true JPS59885B2 (ja) | 1984-01-09 |
Family
ID=14659494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11531274A Expired JPS59885B2 (ja) | 1974-10-07 | 1974-10-07 | ジキキロクカイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59885B2 (ja) |
-
1974
- 1974-10-07 JP JP11531274A patent/JPS59885B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5141509A (ja) | 1976-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2628285A (en) | Electromagnetic transducer head | |
US2265831A (en) | Method and apparatus for magnetic recording | |
JPS59885B2 (ja) | ジキキロクカイロ | |
JPH041922B2 (ja) | ||
JPS604259Y2 (ja) | 磁気記録回路 | |
US3189880A (en) | Flux-responsive record-reproduce system | |
US2563882A (en) | Magnetic recording system | |
US3005878A (en) | Feedback for a flux gate reproducing system | |
JPS6198096A (ja) | スピ−カ装置 | |
EP0025885B1 (en) | Magnetic recording system | |
JPS6232337Y2 (ja) | ||
US2682578A (en) | Demagnetization system for magnetic recorder-reproducer | |
GB2235350A (en) | Improvements in moving coil loudspeakers | |
JPS6236340Y2 (ja) | ||
US3621148A (en) | Electromagnetic record head transducer and system | |
GB782572A (en) | Improvements in and relating to reproduction from magnetic records | |
KR920002123Y1 (ko) | 자기 기록용 피킹 장치 | |
JPS5916990Y2 (ja) | 録音ヘッド駆動回路 | |
JPS6311819Y2 (ja) | ||
RU2041504C1 (ru) | Способ записи на магнитный носитель и устройство для его осуществления | |
JPS601685B2 (ja) | 磁気記録方法 | |
JPH0342796Y2 (ja) | ||
JPH0628877Y2 (ja) | 電流検出回路 | |
JPS6017168B2 (ja) | パルス幅変調出力増幅回路 | |
RU2040044C1 (ru) | Способ стирания магнитной записи и устройство для его осуществления |