JPS5987483A - フア−ブラシクリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 」！査分」 この発明は、電子写真複写装置の感光体表面に残留した
未転写のトナーをファーブラシによって除去するファー
ブラシクリーニング装置に関する。

災末荻恰 一般に、電子写真複写装置は、帯電、ｎ光によって感光
体表面に原稿画像に対応した静電潜像を形成し、この静
電潜像に１−ナーを付着させて顕像化して、このトナー
像を転写紙に転写し、定着処理して原稿のコピーを形成
する。

ところで、この場合、転写工程で感光体表面のトナーを
すべて転写紙に転移さ仕ることは困難であり、転写工程
終了後の感３＋６体表面には未転写のトナーが残留し、
この状態で次の複写工程を実行すると、この残留トナー
が新しく形成される１り一一像と共に転写されるため、
コピー品質が著しく悪くなる。

そのため、一般に、転写コニ程終了後、クリーニング装
置によって感光体表面に残留する未転写の１ヘナーを除
去するようにしている。

このようなりリーニング゛装置として、従来、導電性繊
維のみからなるファーブラシ（以下「導電性ブラシ」と
も称す）によって１−ナーを除去するようにしたファー
ブラシクリーニング装置がある。

このような導電性ブラシによるオリジナル濃度に対する
クリーニング性は、例えば第１図に示すようなものであ
った。

ここで、クリーニング性は、転写されずに感光体表面に
残留したブラシに入る前の１−ナー量をＴ　Ｉ　　（ｍ
ｇ／ｃＩＫ）　、ブラシ通過後感光体表面に残ったトナ
ー量をＴｏ　（ｍｇ／ｃＪ）として、（１−Ｔｏ／ＴＩ
）Ｘｔｏ。

の計算をして、残留トナー量に対する除去トナー量の割
合を表わしたものである。

また、オリジナル濃度は、感光体表面電位に対応する値
であり、表面電位が高くなる程大きくなる。

なお、トナーは感光体の表面電位に応じて選択的に吸着
する、つまり高電位部に高番ｌ・ナーが４１着し、低電
位部に低電位トナーが付着する傾向がある。

この第１図を説明すると、まず転写効率を向上させるた
めの転写前光（ＰＴＬ）を照射しない場合には、同図に
実線で示すように、表面電位が低いときには、１〜ナー
電荷量が少なくブラシへの静電吸着力が弱いためにクリ
ーニング性が低く、表面電位がｔｊ１間電位のときに最
もクリーニング性が向干し、それ以上表面電位が高くな
るとトナー付、ｎ力が強くなってブラシでの除電が充分
でなくなり、トナーが強く感光体に付着するためにクリ
ーニング性が次第に低下していく。

また、転写前光を照射した場合には、第１図に破線で示
すように、表面電位が低いときにはトナー電荷量が少な
くブラシへの静電吸入が弱いためにクリーニング性が悪
いが、表面電位が高くなるに従ってトナー電荷量が少な
くなることなく転写後の表面電位が転写前光で低下する
ためにクリーニング性が次第に向上する。

このように、従来の導電性ブラシによるクリーニング性
は、感光体表面電位やトナー帯電量に左右され、表面電
位の全領域に頁って安定したクリーニング性を得ること
ができないという不都合があった。

目　　　的 この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ファ
ーブラシクリーニング装置のクリーニング性を安定させ
、常に良好なりリーニンク性が得られるようにすること
を目的とする。

眉−コ父 この発明の構成について、以下一実施例に基づいて説明
する。

第２図は、この発明を実施したファーブラシクリーニン
グ装置の一例を示す概略構成図である。

このファーブラシクリーニング装置は、矢示Ｐ方向に回
転する感光体ドラム１の表面に転写されずに残留したト
ナーを、矢示Ｑ方向に回転するファーブラシ２によって
除去し、このファーブラシ２に付着したｌ−ナーをフリ
ッカ６．４で叩き落して、スクリューコンベア５によっ
て装置外に排出するようにしたものである。

そのファーブラシ２は、導電性繊維と剛性の高い非導電
性繊維とを混紡して形成しである。

導電性繊維しては、例えば１０″Ω／ｃｍ以下の低抵抗
のものを使用している。

また、剛性の高い非導電性繊維としては、例えばポリエ
ステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、レ
ーヨン、ポリテｌ−ラフルオロエチレン等からなる繊維
を使用している。

なお、ファーブラシ全体に対する剛性の高い非導電性繊
維の割合（混紡率）は、繊維の太さや複写装置の条件に
応じて異なる。

以下、ファーブラシ２を導電性繊維とレーヨンからなる
繊維とを混紡して形成した場合の実験結果の一例を説明
する。なお、実験は感光体速度１、２０　＋＋Ｗ１１７
　ｓｅｃ　、ブラシの密度５００００本／１ｎｃ２　　
で行なった。

第６図は、３０デニール／モノフィラメントのレーヨン
からなる繊維を混紡し、その混紡率を変化させた場合の
クリーニング性の一例を示す図である。

なお、同図中、線Ｉは混紡無しく混紡率０％）。

線■は混紡率１０％、線■は混紡率４０％、線ＩＶは繊
紡率７０％、線■は繊肪率８０％の場合を夫Ｑ示してい
る。

同図から明らかなように、クリーニング性の安定度から
みると、混紡無しの場合に比べて混紡有りの場合の方が
いずれも良好である。

ただ、クリーニング性の高低からみると、混紡率４０％
までは混紡率を高くするに従ってクリーニング性も高く
なり、４０％のときに最良になるが、更に混紡率を高く
するとクリーニング性が低下して７０％のときに０％の
ときと略同じになり、７０％を越えて混紡率を高くする
と混紡しないときよりも低下する。

第４図は、感光体表面電位及び混紡率を４０％一定にし
て、繊維の太さを変化した場合のクリーニング性の一例
を示す図である。

なお、同図中、Ｒは混紡率０％のときのクリ−ニゲ性の
値である。

同図から明らかなように、混紡したレーヨン繊維の太さ
が太くなるに従ってクリーニング性も高くなり、太さが
２０デニール／モノフイラメン１〜以−ヒになると、混
紡無しの場合に比べてクリーニング性が高くなる。

第５図は、混紡率に対するブラシ汚れの一例を示す図で
ある。

なお、ブラシ汚れは、１０００枚コピー後のブラシに（
＝Ｊ着した１−ナーの重量（ｇ）で表わされる。

同図から明らかなように、混紡率が高くなるに従ってブ
ラシ汚れも多くなり、混紡率が７０％を越えると急激に
ブラシ汚れが多くなって、耐久クリーニング性が低下す
る。

従って、混紡率７０％を越えて高くする場合には、バキ
ューム装置等を用いたブラシをクリーニングする装置を
備える必要がある。

これ等の実験結果より、２０デニール／モノフィラメン
１−以上の太さの繊維を、混紡率ＳがＯ＜Ｓ≦７０　に
なるように混紡してファーブラシを形成したときに、ク
リーニング性が向上し旧つ安定性も良好になることが分
る。

勺−−−釆一 以上説明したように、この発明によればファーブラシク
リーニング装置のクリーニング性が安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のファーブラシクリーニング装置のファ
ーブラシによるクリーニング性の一例を示す線図、 第２図は、この発明を実施したファーブラシクリニング
装置の一例を示す概略構成図、 第３図、第４図及び第５図は、同じくその作用説明に供
する線図である。 １・・・感光体ドラム　　２・・・ファーブラシ３．４
・・・フリッカ　　５・・・スクリューコンベア第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　電子写真複写装置の感光体表面に残留した未転写の
   トナーをファーブラシによって除去するようにしたファ
   ーブラシクリーニング装置において、導電性繊維と剛性
   の高い非導電性繊維とを混紡して前記ファーブラシを形
   成したことを特徴とするファーブラシクリーニング装置
   。