JPS598702Y2 - タオル掛け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば洗濯機等の振動するフレームに取付けら
れるタオル掛け装置に関し、フレームの振動によってタ
オル掛けが異常音を発することのないようにするもので
ある。

以下図面に基き説明する。

１は洗濯機フレームで、その前面に本考案のタオル掛け
装置２がある。

タオル掛け装置はリング状タオル掛け３とホルダー４と
よりなる。

タオル掛け３の相対向する両端は円柱状軸部５となって
おり、いずれか一端の軸部にはピン６が貫通固着されて
いる。

前記ホルダー４は、基板７とこの基板を覆うカバー８と
からなる。

基板７の両側部には、前記軸部５を受ける一方の軸受凹
所９を有する軸受台１０が形威されている。

又前記カバー８の両側部には、前記軸受凹所９と相対す
るよう他方の軸受凹所１１が形或され、カバー８を基台
７に被せた際これら両軸受凹所９，１１にて軸部５を包
囲するものである。

又カバ−８の内面よりボス１２が基板７へ向けて突設さ
れ、一方基板７のボス１２の直下には透孔１３が設けら
れている。

１４はボス１２を補強するリブである。

次に組立について説明する。

基板７の軸受凹所９にタオル掛け３の軸部５を載せ、こ
の基板７をカバー８で覆うと前述の如く基板の軸受凹所
９とカバーの軸受凹所１１にて軸部５が包囲される。

この状態で基板７をフレーム１の表面に当て、且つカバ
ー８の先端に突設した爪１５．１６を夫々フレーム１の
透孔１７，１８に挿入し、爪１６を透孔１８に係止させ
ることによりカバー８を仮止めする。

そしてフレーム１の裏面より、ネジ１９を基板７の透孔
１３を通してカバー８のボス１２にネジ込んでゆき、カ
バー８をフレーム１に対して取付け組立を完了する。

この際カバー８はフレーム１側へ引き寄せられるので、
タオル掛け３の軸部５が前記両軸受凹所９，１１にて挾
持されつまり軸支される。

従って洗濯機フレーム１が振動しても、タオル掛けの軸
部５は両軸受凹所９，１１にて挾持されているのでガタ
つくことなく、ガタつきにより異常音を発生するような
ことはない。

又カバ−８にはストッパー片２０が突設されており、タ
オル掛け３をフレーム１に対し平行にした際、第４図の
如く軸部５のピン６がこのストッパー片２０に当接して
それ以上タオル掛け３がフレーム１側へ回動しないよう
になっており、タオル掛けがフレームに当ってフレーム
を傷つけたり衝激音を発生するといったことがない。

又タオル掛け３が水平方向に移動しようとしても、タオ
ル掛け両端がカバーのボス１２に当たるのでタオル掛け
が大きく左右に移動することがなく安定している。

以上の如く本考案によれば、ズオル掛けの軸部を基板と
カバーの両軸受凹所にて確実に軸支しているので、フレ
ームが振動してもガタついて異常音を発生するようなこ
とはなく、又フレームの裏面から軸部を軸支するために
カバーをフレーム側へ引き寄せるネジをネジ込むように
しているので、外見上ネジが見えず好ましいものである
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案を示し、第１図はタオル掛け装置を有する
洗濯機の斜視図、第２図は右半分を断面したタオル掛け
装置の正面図、第３図乃至第５図は第２図（７）ＩＩＩ
−ＩＩＩ線、ＩＶ−ＩＶ線及びＶ−ｖ線断面図である。 ５・・・・・・軸部、３・・・・・・タオル掛け、９・
・・・・・一方の軸受凹所、７・・・・・・基板、１１
・・・・・・他方の軸受凹所、８・・・・・・カバー、
１・・・・・・フレーム、１９・・・・・・ネジ、１２
・・・・・・ボス、１３・・・・・・透孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 相対向する両端に軸部が形威されたリング状タオル
   掛けと、両側部に一方の軸受凹所を有する基板と、該基
   板を覆い前記凹所と共同して前記軸部を包囲する他方の
   軸受凹所を有するカバーとを備え、前記基板をフレーム
   表面に当て、前記カバーをフレーム裏面よりフレームに
   対しネジ止めして前記軸部を軸支してなるタオル掛け装
   置。 ■ 前記カバーの内面−より前記基板に向けてボスを突
   設し、前記基板の前記ボス直下に透孔を設け、前記ネジ
   を前記透孔を介して前記ボスに螺合せしめてなる実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のタオル掛け装置。