JPS5813407Y2 - 自動販売機における見本商品の支持構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動販売機における見本商品の支持構造に関す
るものである。

従来の自動販売機における見本商品の支持構造は、商品
展示室の背壁をヒンジにより開閉自在とし、この背壁に
リング状のクランプを設け、クランプのリング内に見本
商品を収納した構造であった。

そのため若干の振動が与えられただけでも、見本商品が
クランプ内で躍って脱落する事があった。

そこで本考案は、見本商品を商品展示室内にしっかりと
取付け、振動等によっても脱落することのない見本商品
の取付構造を提供するものである。

以下に本考案の一実施例について図面を参考に説明する
。

図において、１は自動販売機本体で、内部に多数の商品
は収容している。

前記本体１の前面ｎ２には、透明板３で覆われた商品展
示室４、硬貨投入口５、商品選択ボタン６・・・・・・
・・・、商品取出用小扉７等が設けられている。

前記商品は外壁を紙容器にて形成し、内部に牛乳等の液
体を収容するピュアパック、テトラパック等よりなるも
のである。

上記展示室４の背壁８は、図示していないが前面扉２の
裏面に開閉自在に枢支され、かつ前方へ水平に延出した
棚９が背壁８に設けられている。

この棚９の適所に孔１０が形成されている。

１１は略Ｕ字形に板材を折曲し弾性を有する支持片で、
見本商品Ａを棚９の上面とによって挟持するフック１２
と、前記孔１０へ圧入する菱型状折曲部１３と、当接片
１４とよりなり、フック１２には弾性をもたせている。

なお見本商品Ａは通常商品の中味を抜きとった紙容器か
らなるものである。

上記見本商品Ａの底壁Ａ′には切欠孔１５が形成され、
切欠１５よりフック１２が嵌入されるものである。

したがって、見本商品Ａはその背壁を展示室４の背壁８
に当接させ、棚９上に底壁Ａ′を当接させこの底壁Ａ′
をフック１２にて棚９方向へ押圧している。

このように見本商品Ａをフック１２と棚９により挾持す
るので、少々の振動で見本商品が脱落することがなくな
るとともに、保持が簡単に行なえ、しかも商品の大きさ
にも影響されず、見本商品の交換作業がきわめて簡単と
なる。

また支持片１１が外部より見えにくくなるので意匠効果
を向上させるものである。

なお、上記実施例においては、フック１２により見本商
品Ａの底壁Ａ′を棚９に押圧するようにしているが、展
示室４の背壁８に孔１０に相当する孔を穿設し、見本商
品Ａの背壁８にフック１２により押圧してもよい。

このように本考案は、自動販売機本体の前面に形成した
商品展示室に設けられる見本商品の取付に関するもので
、商品展示室に商品を載置する棚を設けると共にこの棚
、商品展示室の背壁等の見本商品が当る壁に形成した孔
に支持片の折曲部を圧入して取付け、支持片が商品展示
室より脱落するのを防止し、かつ前記見本商品に形成さ
れた切欠より前記支持片のフックを挿入して見本商品を
上記壁に押圧して見本商品を取付るもので、自動販売機
本体が振動しても容易に脱落する恐れがなく、また、フ
ックが見本商品内に隠れるので展示上好ましいものであ
る。

また、見本商品の交換もフックからの抜き差しでよく簡
単に行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における見本商品の支持構造
を備えた自動販売機等の斜視図、第２図は第１図に示す
Ｉｆ−１’線での断面図、第３図は上記支持構造の要部
分解斜視図である。 １・・・・・・自動販売機本体、４・・・・・・商品展
示室、８・・・・・・背壁、９・・・・・・棚、１１・
・・・・・支持片、Ａ・・・・・・見本商品、Ａ′・・
・・・・底壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動販売機本体の前面に形成した商品展示室と、この商
   品展示室に設けられる見本商品と、前記見本商品を載置
   する棚と、前記棚、商品展示室の背壁等の見本商品が当
   る壁に設けられた孔に圧入して取付られ、前記見本商品
   を挟持する支持片とよりなり、前記支持片は前記見本商
   品に形成された切欠より見本商品の内方へ挿入して、前
   記壁に見本商品を押圧するフック及び、前記孔に圧入さ
   れる折曲部を備えた自動販売機における見本商品の支持
   構造。