JPS5985892A - ストリツプ表面処理用電解装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はストリップに電気めっきなどの表面処理を行
う処理装置に関する。

本発明者達はス）　ＩＪツブ電気めっき用の新しい電解
槽を開発した。（特願昭５７−１８８３６参照）ごの電
解槽は水平に通過するめつきが施されるス）　ＩＪツブ
の上下面に不溶性材料からなる陽極を対向配置している
。そして、ストリップと対向する電極面の一部に、電解
液噴射用でかつストリップ面に静圧を発生させるための
スリットノズルを有する静圧流体支持パッドが上下対称
に設けられている。このように構成された電解槽によれ
ば、高品質のめつき鋼板を高能率で得ることができる。

実際のめつき装置では複数の上記電解槽がストリップ走
行方向に沿って直列に配列されている複数の電解槽を上
記のように配列した場合、めっきの外観および性能（未
塗装あるいは塗装後の耐食性）の低下の虞れがろること
がわかった。各電解槽の静圧流体支持パッドのスリット
ノズルが同一形状、同一寸法に切られていると、ストリ
ップ幅方向について均一な電解条件とならない。すなわ
ち、ストリップ走行方向に延びるスリットノズル（縦ス
リツトノズル）の直下では他の部分に比べて電解液の流
速が大きく、ストリップ幅方向について電解液流れが不
均一になる。また、これに伴つて電極部に発生するガス
の流動および濃度も均一でなくなってくる。

また、上記ガスの流動あるいは濃度が不均一であるとめ
つきむらを生じめっき面の外観を川ねる。

前記新しく開発された電解槽では両面および片面めっき
のいずれも行うことができる。上記σ）、Ｌう匠電解液
の流れにむらがあると非めっき面が不均一にエツチング
され、非めっき面に模様が生じ、製品の外観を害する。

さらに、合金めっき（たとえばＺｎ　−Ｎｉめつき）の
場合、電解液のストリップに対する流速が異なれば、組
成比（Ｚｎ／Ｎｉ）も異なり、一様な品ｒｔ、ｊｊσ）
めっきが得られない懸念がある。また、ｊｉ’ｔ−めっ
きの場合においても電解液の流速に応じてめっきの結晶
の形および大きさが変化し、この場合にもめっきの均質
化を図ることができない等の事が懸念される。

この発明は上述のような問題を解決するためになされた
もので、ストリップを均一に表面処理することができる
ス）　ＩＪツブ表面処理用電解装置を提供しようとする
ものである。

この発明のストリップ表面処理用電解装置は板状不溶性
陽極および静圧流体支持バンドを有する複数の電解槽を
備えている。陽極は水平に走行するストリップの上下に
それぞれ位置し、互に向い合うように配置されている。

静圧流体支持パッドは各陽極の一部に設けられ、ストリ
ップに向う面に閉曲線を形成するようにしてストリップ
面１／Ｃ向って開口する電解液噴射ノズルを備えている
。複数の電解槽はストリップ走行方向に沿って配列され
ている。そして、少くとも１組の相隣る静圧流体支持パ
ッドにおいて前記スリット状ノズルはストリップ幅方向
に関して互に位置がずれるように形成されている。

この発明の電解装置はスリット状ノズルの位置をずらし
ているので、電解槽全体として電解液の不均一な流れが
一様化される。したがって、ストリップはむらのない表
面処理が施され、高品質のストリップ製品が得られる。

特に、この発明は不均一流れにより悪影響を受けやすい
合金めっき（Ｆｅ−Ｚｎ　＋　Ｚｎ−Ｎｉその他）に有
効でるる。

なお、電解液噴射ノズルは閉曲線を形成するスリットの
他に、多数の噴射孔を隣接させて閉曲線を形成するよう
に配列したものであってもよい。

以下、この発明の詳細な説明する。

第１図は本発明が応用される電解槽の一例を示している
。図面に示すように、ストリップ３の上下に陽極１を内
蔵した箱型槽２を配置する。箱型槽２の中央部に流体パ
ッドＪ２を導入し、めっき液はヘッダー１０より流体パ
ッド１２のストリップ対向面（（設けたスリットノズル
１６よりストリップ面に向って噴出せしめる。めっき液
はストリップの進行方向とストリップと逆方向に分流さ
れ排出口９および８より流出する。排出口８，９近傍に
めっき液流出量制御板１１を設けることにより該制御板
１１を上下に移動してストリップとの間隙をコントロー
ルして流量を制御することができる。流出口８．９より
流出しためつき液は、コンダクタ−ロール６およびバン
クアップロール７にてせきとめられ受槽４に受は止めら
れめっき液取出し口５よ　５− り図示していないが循環タンクに入り、ポンプによって
ヘッダー１０に強制循環する。給電はコンダクタ−ロー
ル６からストリップへ、又ブスノく−を介して陽極にそ
れぞれ行う。矢印の記号で電極間の液の流れの様子を図
示した。

第２図はこの発明を説明するもので、３基の電解槽が直
列に配置された電気めっき装置の略平面図である。第２
図では下側の電極と流体〕くラドを示している。

第２図（イ）ではスリットノズルの形状が異なる三つの
流体パッド２］、、　２４．２７が示されている。流体
パッド２１は縦スリツトノズル２２および横スリツトノ
ズル２３を有し、これらノズルは閉曲線（この場合は四
角形）を形成している。主としてこの四角形内の電解液
の静圧によりストリップ３は支持される。他の流体パッ
ド２４．２７もそれぞれ同様な縦スリツトノズル２５．
２８および横スリツトノズル２６゜２９を備えている。

上記のように構成された流体パッド２１．、２４．２７
において内側の縦スリツトノズル２２．２５．２８の位
　６− 置を互にずらしている。すなわち、中間流体バッド２４
の内側の縦スリツトノズル２５の間隔は入側流体バッド
２］のものより狭く、また出仰１流体バッド２７の内側
の縦スリットノズル２８０間隔は入１１１１流体バンド
２１のものより更に広くなっている。このようニ縦スリ
ットノズル２２．２５１２８の位置を横方向（（分散さ
せることによって電解液の不均一な流れによる前記めっ
きに力える悪影響を防雨することができる。この例では
示されないが轟然外側の縦ノズルの位置も互にずらすの
が好ましい。

第２図（ロ）はこの発明の他の実施例を示すものである
。流体パッド３］、　、　３４　、３５はそれぞれ山形
スリットノズル３２．３５．３８お、よび横スリツトノ
ズル３３゜３６．３９を備えている。第２図（イ）に示
す第１の実施例と同様に山形スリットノズル３２．３５
．３８のイ１装置を横方向に互にずらして、同様な効果
を７；Ｊる、１：うにしている。

以上、電気めっきを基にして先行技術お。ｌ、び本発明
を説明した。しかし、この発明は電気めっきだけではな
く他の電解表面処理（たとえば、電解酸洗、電解クロム
酸処理、電解清浄など）にも応用される。また、上記実
施例では一つの電解槽に対して一つの流体バッドを設け
ていたが、複数の流体パッドを設けてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に用いられる電解槽の一例を示す縦断
面図および第２図（イ）、（ロ）はそれぞれこの発明の
実施例を示すもので、電解槽の下側の電極および流体パ
ッドの平面図である。 ］・・・陽極、　　３・・・ストリップ、　　６・・・
コンダクタ−ロール、　１２．２］　、２４，２７，３
］、、３４．３７・・・流体パッド、２２．２３，２５
．２６，２８，２９，３２，３３，３５，３６，３８．
３９・・・スリットノズル特許出願人代理人 弁理士　矢　葺　知　之 （ほか１名） −４【

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水平に走行するストＩＪツブの上下にそれぞれ位置し、
   互に向い合うように配置さ、れた板状不溶付陽極および
   前記各陽極の一部に設けられ、ストリップに向う面に閉
   曲線を形成するようにしてストリップ面に向ってスリッ
   ト状に開口する電解液噴射ノズルを備えた静圧流体支持
   バンドとからなる複数の電解槽がストリップ走行方向に
   沿って配列されており、少くとも１組の相隣る静圧流体
   支持パッドにおいて前記スリット状ノズルはストリップ
   幅方向に関して互に位置がずれるように形成さ、れたス
   トリップ表面処理用電解装置。