JPS5985711A - 強靭性の優れたプラスチツク用押出ピン - Google Patents
強靭性の優れたプラスチツク用押出ピンInfo
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- JPS5985711A JPS5985711A JP19550982A JP19550982A JPS5985711A JP S5985711 A JPS5985711 A JP S5985711A JP 19550982 A JP19550982 A JP 19550982A JP 19550982 A JP19550982 A JP 19550982A JP S5985711 A JPS5985711 A JP S5985711A
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- JP
- Japan
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- less
- nitriding
- push pin
- plastics
- toughness
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
精密プラスチック金型用のφθ.q〜φβ.θ間の細径
の押出ピンに関するものである。
の押出ピンに関するものである。
細径のプラスチック押出ピンとしては,使用中に折損し
ないよう充分の弾靭性を有すること、摺動面の耐摩耗性
の大きいこと.可焼(=t F4:の良好なこと,使用
温度において組織変化,」法変化會生じないことなどの
性質が要求される。
ないよう充分の弾靭性を有すること、摺動面の耐摩耗性
の大きいこと.可焼(=t F4:の良好なこと,使用
温度において組織変化,」法変化會生じないことなどの
性質が要求される。
従来、プラスチック用押出ピンとしては、一般にJIS
−SKB.2/、8KL) / /, ATSI Aり
斤どの高炭素合金工具@をIln06θ前後の硬さに
焼入・焼もどししたもの、および低炭素州のJIS S
KI)Iり/を焼入・焼もどし後,窒化411 1’l
l′!をζ1どこしたものが用いられている。しかし、
高炭素合金工具鋼Ij、靭性が低く、折損事故をおこj
−のでφβ.θmm以下の細径ビンには使用できない。
−SKB.2/、8KL) / /, ATSI Aり
斤どの高炭素合金工具@をIln06θ前後の硬さに
焼入・焼もどししたもの、および低炭素州のJIS S
KI)Iり/を焼入・焼もどし後,窒化411 1’l
l′!をζ1どこしたものが用いられている。しかし、
高炭素合金工具鋼Ij、靭性が低く、折損事故をおこj
−のでφβ.θmm以下の細径ビンには使用できない。
また、SKD、4/は、7050℃から焼入後、6θθ
℃前後の焼もどしによって、HnO&、ff前後の硬さ
になり、高炭素鋼より、かなり靭性は良好となるが、摺
動面の耐摩耗性が劣るため、jθθ〜j70℃で窒化処
理をし、表面硬さをHvりθθ(1180g7)に高め
て使用する。しかし、8KD乙/ け窒化処理によって
膨張するため、細径ビンの直径の寸法精度を(θ、−〇
、θθjmm)に高めることが置部であり、また、φ/
、5問以下の細径の押出ビン用としては、やはり、靭性
が不足するという欠点があった。
℃前後の焼もどしによって、HnO&、ff前後の硬さ
になり、高炭素鋼より、かなり靭性は良好となるが、摺
動面の耐摩耗性が劣るため、jθθ〜j70℃で窒化処
理をし、表面硬さをHvりθθ(1180g7)に高め
て使用する。しかし、8KD乙/ け窒化処理によって
膨張するため、細径ビンの直径の寸法精度を(θ、−〇
、θθjmm)に高めることが置部であり、また、φ/
、5問以下の細径の押出ビン用としては、やはり、靭性
が不足するという欠点があった。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、
従来の押出ピンよりも強靭性が著しく優れており、しか
も耐摩耗性は同等であり、φθ、ll〜φ2.θ輔の極
細の押出ピンとして使用できるものを提供することを目
的とする。
従来の押出ピンよりも強靭性が著しく優れており、しか
も耐摩耗性は同等であり、φθ、ll〜φ2.θ輔の極
細の押出ピンとして使用できるものを提供することを目
的とする。
すなわち1本発明は今金用成として重叶チでCθ、03
%以下、8iθ、/θチ以下、Mnθ、/96’ll下
、Ni/7.0〜79.6% 、 M n 、2.g
〜−t 、2%、Δaθ、θj〜θ、/、5%+ T+
/、l/−〜/、7チ、伐部鉄および不純物からなる
極低炭素のマルエージング鋼を用い。
%以下、8iθ、/θチ以下、Mnθ、/96’ll下
、Ni/7.0〜79.6% 、 M n 、2.g
〜−t 、2%、Δaθ、θj〜θ、/、5%+ T+
/、l/−〜/、7チ、伐部鉄および不純物からなる
極低炭素のマルエージング鋼を用い。
約g、2θ℃空冷の溶体化処理を1・牙とこした棒鋼を
切削および研削加工によって押出ピンの形状に仕上げた
のち、<<7θ℃前後で数時間、ガス窒化処理を行ない
1表面硬さを11v9θθに高くシ、同時に内部硬さ′
f:HnC,Sθに時効硬化させた押出ピンに関するも
のであり、ビンの内部組惜は極低炭素マルテンサイト基
質であることと、また窒化硬化層の深さもθ、03門前
後門前−ため強靭性がきわめて良好であると同時に、耐
摩耗性、可焼イτj性も良好で、極細の押出ピンとして
優れた性能ケ有する。また、本発明の押出ピンは窒化処
理による膨張が時効硬化による収縮によって打消される
ため。
切削および研削加工によって押出ピンの形状に仕上げた
のち、<<7θ℃前後で数時間、ガス窒化処理を行ない
1表面硬さを11v9θθに高くシ、同時に内部硬さ′
f:HnC,Sθに時効硬化させた押出ピンに関するも
のであり、ビンの内部組惜は極低炭素マルテンサイト基
質であることと、また窒化硬化層の深さもθ、03門前
後門前−ため強靭性がきわめて良好であると同時に、耐
摩耗性、可焼イτj性も良好で、極細の押出ピンとして
優れた性能ケ有する。また、本発明の押出ピンは窒化処
理による膨張が時効硬化による収縮によって打消される
ため。
細径ピンの直径の寸法精度を高めることが容易であると
いう特徴も有する。
いう特徴も有する。
次に、本発明押出ビンの組成限定理由を述べる。
Oは低炭素マルテンサイトの靭性を害するので。
θ、θ3チ以下に限定した。SlおよびMnは脱酸効果
を有するが、θ、/チヲこえると靭性全低下するので、
それぞれ0.7%以下とした。Nit、J、マルテンサ
イト組織とするために必要であり、また、マルテンザイ
トヲ時効温度゛まで安定化させるのに必要であるが、7
7%未満ではその効果少なく、また79%をこえると残
留オーステナイトがあられれるので、/7.θ〜/9.
θチとした。Moは、金属間化合物をつくす1時効処1
′TI!によって析出硬化を生ずるのに必要であるが、
21g%未満ではその効果少なく、、 1:た、90.
2チをこえるとり性を低下するので、 、2.g〜30
.2チに限定した。Aλは脱酸剤として添加し、また時
効硬化特性を改善するので、θ、θj〜θ、3;チとし
た。Tiは金、4間化合物ui3T’iを形成し、時効
硬化を生ずるのに弗酸であるが。
を有するが、θ、/チヲこえると靭性全低下するので、
それぞれ0.7%以下とした。Nit、J、マルテンサ
イト組織とするために必要であり、また、マルテンザイ
トヲ時効温度゛まで安定化させるのに必要であるが、7
7%未満ではその効果少なく、また79%をこえると残
留オーステナイトがあられれるので、/7.θ〜/9.
θチとした。Moは、金属間化合物をつくす1時効処1
′TI!によって析出硬化を生ずるのに必要であるが、
21g%未満ではその効果少なく、、 1:た、90.
2チをこえるとり性を低下するので、 、2.g〜30
.2チに限定した。Aλは脱酸剤として添加し、また時
効硬化特性を改善するので、θ、θj〜θ、3;チとし
た。Tiは金、4間化合物ui3T’iを形成し、時効
硬化を生ずるのに弗酸であるが。
/、グチ未満で+r、1 、その効果少なく、また7、
7係をこえると靭性を低下するので、/、q〜7.7%
に限定した。
7係をこえると靭性を低下するので、/、q〜7.7%
に限定した。
本組成のマルエージング鋼は、溶体化処理、すなわち、
約g、2θ℃から空冷することによって組織は低炭素マ
ルテンサイトとなり、硬さはIIRO3θ〜3=2と比
較的軟らかいため切削加工が容易であり、また時効処理
すなわち、qg′θ℃に3h加熱することによって、低
炭素マルテン“す゛イト基質に微細な金属間化合物が析
出して■nc!;θ前後に時効硬化し、高強度、高靭性
を有するが1本鋼を押出ピンとして使用する場合には耐
摩耗性が不足するので、窒化による表面硬化処理をほど
こした。この塙合、窒化層の深さが大きくなると靭性が
低下するので、細径の押出ピンの場合には、ガス窒化処
理を970℃、6h前後として、窒化硬化深さをθ、θ
2〜θ、θ3rrrmVc調節する必要がある。
約g、2θ℃から空冷することによって組織は低炭素マ
ルテンサイトとなり、硬さはIIRO3θ〜3=2と比
較的軟らかいため切削加工が容易であり、また時効処理
すなわち、qg′θ℃に3h加熱することによって、低
炭素マルテン“す゛イト基質に微細な金属間化合物が析
出して■nc!;θ前後に時効硬化し、高強度、高靭性
を有するが1本鋼を押出ピンとして使用する場合には耐
摩耗性が不足するので、窒化による表面硬化処理をほど
こした。この塙合、窒化層の深さが大きくなると靭性が
低下するので、細径の押出ピンの場合には、ガス窒化処
理を970℃、6h前後として、窒化硬化深さをθ、θ
2〜θ、θ3rrrmVc調節する必要がある。
一般に@け窒化処理によって膨張金泥すが、マルエージ
ング鋼の場合には窒化処理温度が時効処理温度に一致し
、窒化による膨張が1時効処理による収縮によって打ち
消されるので1本発明押出ピンは寸法変化がほとんど生
じないという長所を有する。
ング鋼の場合には窒化処理温度が時効処理温度に一致し
、窒化による膨張が1時効処理による収縮によって打ち
消されるので1本発明押出ピンは寸法変化がほとんど生
じないという長所を有する。
つぎに本発明の効果を実施例によって説明する。
第1表は5本発明押出ピンと従来製押出ビンの化学絹成
全示ず。またfX、2表り1、第1表に示す化学成分の
鋼で製作したすθ、、りmlの段伺押出ビンの耐久試験
結果金泥したものである。
全示ず。またfX、2表り1、第1表に示す化学成分の
鋼で製作したすθ、、りmlの段伺押出ビンの耐久試験
結果金泥したものである。
第2表 押出ピン耐久試験結果
すなわち、10パツケージ用プラスチツクの精密金型に
て試験した場合、/θθθθシコットおよびSθθθθ
ショット後の押出ピンの折損の有無を示したものであり
、記号Aの本発明押出ピンは。
て試験した場合、/θθθθシコットおよびSθθθθ
ショット後の押出ピンの折損の有無を示したものであり
、記号Aの本発明押出ピンは。
Sθθθ0ショット後も折損しなく、きわめて強靭性の
優れていることが確認された。
優れていることが確認された。
以上説明したように1本発明押出ピンは、0θ、θ3L
y6以下、 8iθ、/θチ以以下1ロnθ、/θ以下
。
y6以下、 8iθ、/θチ以以下1ロnθ、/θ以下
。
Ni/7.θ〜/9.θチ、Mn、2.g〜39.2%
、、A11965〜675%、’V14!〜/2%、残
部鉄および不純物からなるマルエージング鋼から製作さ
れ、978℃前後で数時間ガス窒化処理をほどこしたも
ので、優れた強靭性ならびに良好な耐摩耗性全そなえて
おり、また、窒化処理と時効処理が同時に行われるため
1寸法変化がほとんど無く、直径の寸法精度が非常に高
く、φ之θ解以下の棒#lI]用として最適のものであ
る。
、、A11965〜675%、’V14!〜/2%、残
部鉄および不純物からなるマルエージング鋼から製作さ
れ、978℃前後で数時間ガス窒化処理をほどこしたも
ので、優れた強靭性ならびに良好な耐摩耗性全そなえて
おり、また、窒化処理と時効処理が同時に行われるため
1寸法変化がほとんど無く、直径の寸法精度が非常に高
く、φ之θ解以下の棒#lI]用として最適のものであ
る。
特 許 出 @11 人 プラスエンジニアリング株
氏会社代理人弁y(f士井 沢 淘
氏会社代理人弁y(f士井 沢 淘
Claims (1)
- 重肝チでCθ9θ3チ以下、S+θ、/θチ以下、 M
n0、/ θ チ以 下、 Ni/7.θ〜/ タ、
θ 係、 MO,2J 〜3.,2%、A9.0.0S
〜θ、15チ、T逼/、4/〜/、7チ、残部鉄お上−
び不綽物からなるマルエージング値の溶体化処即済の棒
@を所定の形状に加工した後、り7θ℃前後で窒化処L
!n ’eはどこして1表面硬化と同時に、内部に時効
硬化を生じさせたことを′時機とする耐摩耗性ならびに
強靭性の優れたプラスチック用押出ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19550982A JPS5985711A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 強靭性の優れたプラスチツク用押出ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19550982A JPS5985711A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 強靭性の優れたプラスチツク用押出ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985711A true JPS5985711A (ja) | 1984-05-17 |
JPH0213022B2 JPH0213022B2 (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=16342260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19550982A Granted JPS5985711A (ja) | 1982-11-08 | 1982-11-08 | 強靭性の優れたプラスチツク用押出ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5985711A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309474B1 (en) * | 1999-03-04 | 2001-10-30 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Process for producing maraging steel |
EP1176224A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacturing thereof |
WO2009056169A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Robert Bosch Gmbh | Drive belt ring component and manufacturing method therefor |
-
1982
- 1982-11-08 JP JP19550982A patent/JPS5985711A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309474B1 (en) * | 1999-03-04 | 2001-10-30 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Process for producing maraging steel |
EP1176224A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacturing thereof |
US6733600B2 (en) | 2000-07-24 | 2004-05-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Nitrided maraging steel and method of manufacture thereof |
WO2009056169A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Robert Bosch Gmbh | Drive belt ring component and manufacturing method therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213022B2 (ja) | 1990-04-03 |
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