JPS59836Y2 - コイルスプリングの保持構造 - Google Patents

コイルスプリングの保持構造

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Publication number
JPS59836Y2
JPS59836Y2 JP1978001475U JP147578U JPS59836Y2 JP S59836 Y2 JPS59836 Y2 JP S59836Y2 JP 1978001475 U JP1978001475 U JP 1978001475U JP 147578 U JP147578 U JP 147578U JP S59836 Y2 JPS59836 Y2 JP S59836Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
plate
dial
rotating member
base plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978001475U
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English (en)
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JPS54106716U (ja
Inventor
一男 伊藤
賢一 横山
市郎 丸山
清 佐藤
博 山田
一 神原
和之 菅野
健一 川治
利雄 鈴木
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社田村電機製作所 filed Critical 株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電話機用回転ダイヤルに用いられるコイルスプ
リングに係り、特にこのコイルスプリングの保持構造に
関する。
一般に、電話機用回転ダイヤルにおいては、ダイヤル復
帰用とパルス発生のためにメインスプリングとして、コ
イルスプリンググが使用されている。
そして、ダイヤル指転後のコイルスプリングの復帰動作
を利用して、カムなどを介してリレーの接点を開閉し、
ダイヤル番号に応じた数のパルスを発信して交換器を作
動させるように構成されている。
したがって、コイルスプリングの復帰トルクの変動がな
るべく小さく各ダイヤル番号に対応した数のパルスを発
生させるのに適した復帰速度を有することが必要であり
、コイルスプリングを巻き込むときこのコイルスプリン
グが略円筒形の状態で巻き込まれるように、コイルスプ
リングを電話機用回転ダイヤルに組込まなければならな
い。
ところで、従来この種の電話機用回転ダイヤルにおいて
は、ベースプレートの上方に突出したダイヤル軸の先端
に、フィンガプレートを支持する支持プレートが固定さ
れ、これらのベースプレートと支持プレートの間でダイ
ヤル軸の周囲を取り囲むようにコイルスプリングが遊挿
されている。
そして、このコイルスプリングは、量産性の観点がら、
その両端部がそれぞれベースプレートと支持プレートと
に形成された掛止部に簡単に引掛けられ、これによりコ
イルスプリングの復帰トルクが支持プレートを介してダ
イヤル軸に伝達されるように構成されている。
したがって、電話をかけるためにフィンガプレートが指
転され、コイルスプリングが巻き込まれると、第1図に
示すように、コイルスプリングaの性質上、どうしても
力の加わる方向、すなわちコイルスプリングaが巻き込
まれる方向にずれ込んでしまい、特にベースプレー)b
の掛止部Cに引掛けられたコイルスプリングaの固定端
側であるベースプレートb側の第1春目が大きくずれ込
み、これにともなってコイルスプリングa全体が変形し
てしまう。
このため、コイルスプリングaの復帰トルクに変動が生
じ、コイルスプリングaによる復帰動作が円滑に行なわ
れず、正しいパルスを発生させることができなかった。
また、コイルスプリングaが変形した状態で復帰動作が
行なわれると、コイルスプリングaの軸方向の間隔が比
較的小さいために、コイルスプリングaが重なり合った
り、あるいはからまったりし、時には途中で゛回転か止
まってしまうことがあった。
さらに、コイルスプリングaがずれすぎた場合にはコイ
ルスプリングaの端部がベースプレー)bの掛止部Cか
ら外れてしまうことがあった。
本考案はこのような点に鑑み、コイルスプリングの巻き
込み時に、このコイルスプリングのずれ込みのもつとも
大きなプレート側の部分を内方から保持できるように、
プレートの上面に爪部を突設し、この爪部によってコイ
ルスプリングのずれ込みを防止し、コイルスプリングが
円滑に復帰動作を行えるようにしたコイルスプリングの
保持構造を提供するもので、以下図面に示した実施例を
用いて本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案に係るコイルスプリングの保持構造を適
用した電話機用回転ダイヤルの一実施例を示すものであ
り、同図において、この電話機用回転ダイヤルは、従来
周知の構造で、ガバナ機構、パルス発生機構などを収容
したケース1が下面に固定されかつ回転軸としてダイヤ
ル軸2が上方に突出されたベースプレ−1〜3と、この
ベースプレート3の上部に取付けられかつコールナンバ
ーを表わす10個の数字が表示されるとともにその中央
に前記ダイヤル軸2を貫通させる開口4が形成されたナ
ンバープレート5と、このナンバープレー1〜5の上方
に配設されかつ各数字に対応する10個の指孔を有する
フィンガプレー1−6とを備え、このフィンガプレート
6は前記ダイヤル軸2の上端部に固定された回転部材と
なる支持プレート7により支持されている。
また、この支持プレート7とベースプレート3との間に
は、前記ダイヤル軸2の周囲を取り囲むようにしてコイ
ルスプリング8が遊挿され、このコイルスプリング8の
両端のフック9,10はベースプレート3の上面に形成
されたL字状の掛止部11と支持プレート7の側部に穿
設された切欠部12とにそれぞれ引掛けられている。
そして、このコイルスプリング8によりダイヤル指転後
のフィンガプレート6の復帰動作させるとともに、ダイ
ヤル軸2を介してガバナ機構。
パルス発生機構等を駆動してダイヤル番号に応じた数の
パルスを発生させるように構成されている。
なお、13は弾性片で、これらの弾性片13はナンバー
プレート5の開口に対応してベースプレート3の上面に
形成され、ベースプレート3にナンバープレートド5を
固定するためのもので゛ある。
また、14はフィンガプレート支持用のフランジ部で、
このフランジ部14の上面の位置決め用突起15が前記
フィンガプレート6の位置決め孔16に嵌め込まれ、さ
らに支持プレー1−7に穿設された矩形状の軸孔17に
前記ダイヤル軸2先端の矩形状突部18が嵌め込まれて
いる。
これにより、これらのダイヤル軸2.フィンガプレート
6および支持プレー1−7は位置決めされた状態で個定
される。
また、19はダイヤル軸2の軸受用の円筒部で、この円
筒部19はベースプレート3に一体に形成され、さらに
その外周の一部にストッパ20を有している。
このストッパ20は前記支持プレート7の下側に突設さ
れたストッパ21と係合してフィンガプレート6の回動
を規制するように構成されている。
なお、22はフィンガストッパ、23は数字が印刷され
たフィルムシートである。
さて、本考案によれば、前記ベースプレート3の上面に
は、第2図および第3図に示すように、コイルスプリン
グ8の内側に位置するように位置付けられた爪部24が
突設されている。
この場合、爪部24はダイヤル軸2を中心として掛止部
11と略90°ずれた方向に位置し、前記円筒部19の
ストッパ20とダイヤル軸2を中心として対向している
したがって、爪部24は掛止部11に引掛けられたコイ
ルスプリング8のもつともずれ込みの大きな第1春目に
対応し、コイルスプリング8が巻き込まれたときにその
第1春目を内方から保持するように構成されている。
このように構成されている電話機用回転ダイヤルでは、
ベースプレート3の掛止部11と支持プレート7の切欠
部12とにコイルスプリング8の両端部を引掛け、この
コイルスプリング8に所定の弾性を付与した状態で支持
プレート7の軸孔17とダイヤル軸2の突部18とを嵌
合して両者を固定する。
この場合、ベースプレート3の爪部24はコイルスプリ
ング8の第1春目の内側に位置し、これと対向している
その後、前記ベースプレート3にナンバープレート5を
弾性片13により固定し、さらに支持プレート7のフラ
ンジ14の上面にフィンガプレート6を取付け、このフ
ィンガプレート6をダイヤル軸2にねし止め固定するこ
とにより、電話機用回転ダイヤルが完成する。
上述したような電話機用回転ダイヤルでは、電話をかけ
るためにフィンガプレート6が指転され、これによりコ
イルスプリング8が巻き込まれると、このコイルスプリ
ング8の第1春目が前記爪部24に当接し、この爪部2
4で内方から保持されるため、第4図に示すように、コ
イルスプリング8は略円筒状のまま、円滑に巻き込まれ
る。
そして、ダイヤル指転後にフィンガプレート6から手を
はなすと、コイルスプリング8はその復帰力によって円
滑に復帰動作を行ない、フィンガプレート6を復帰させ
る。
このとき、前記ダイヤル軸2に与えられるコイルスプリ
ング8の復帰トルクの変動が小さく、シたがってパルス
を発生させるに適した復帰速度を与えることができ、パ
ルスの発生が良好に行なわれる。
以上説明したように本考案によれば、回転軸を突出し、
その先端部に回転部材が固定されたプレートの上面に爪
部を突設し、この爪部によって前記プレートと回転部材
との間で回転軸の周囲に遊挿されたコイルスプリングの
巻き込み時におけるずれ込みを内側から保持するように
構成したので、簡単な構造で回転部材が回転され、コイ
ルスプリングが巻き込まれた場合爪部によって保持され
、コイルスプリングがずれ込むことがない。
したがって、コイルスプリングは円滑に復帰動作し、そ
の変動の小さな復帰トルクが回転軸に伝達される。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは従来の構造を説明するための説明図、第
2図は本考案を適用した電話機用回転ダイヤルの一実施
例を示す分解斜視図、第3図は第2図の組立状態を示す
断面図、第4図A、Bは本考案を特徴づける爪部での保
持状態を説明するための説明図である。 2・・・・・・ダイヤル軸、3・・・・・・ベースプレ
ート、7・・・・・・支持プレート、8・・・・・・コ
イルスプリング、9,10・・・・・・フック、11・
・・・・・掛止部、12・・・・・・切欠部、24・・
・・・・爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸が上方に突出されたプレートと、このプレートの
    上部で前記回転軸に固定された回転部材と、これらのプ
    レートと回転部材との間で前記回転軸の周囲に遊挿され
    かつその両端部が前記プレートと回転部材とにそれぞれ
    引掛けられたコイルスプリングとからなり、前記プレー
    トの上面には前記コイルスプリングの内側に位置する爪
    部が突設され、前記回転部材が回転されてコイルスプリ
    ングが巻き込まれたときに、前記爪部によってコイルス
    プリングを内方から保持するように構成したことを特徴
    とするコイルスプリングの保持構造。
JP1978001475U 1978-01-12 1978-01-12 コイルスプリングの保持構造 Expired JPS59836Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978001475U JPS59836Y2 (ja) 1978-01-12 1978-01-12 コイルスプリングの保持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978001475U JPS59836Y2 (ja) 1978-01-12 1978-01-12 コイルスプリングの保持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54106716U JPS54106716U (ja) 1979-07-27
JPS59836Y2 true JPS59836Y2 (ja) 1984-01-11

Family

ID=28803661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978001475U Expired JPS59836Y2 (ja) 1978-01-12 1978-01-12 コイルスプリングの保持構造

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JP (1) JPS59836Y2 (ja)

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JPS54106716U (ja) 1979-07-27

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