JPS5980856A - 馳締外囲体における馳締構造 - Google Patents

馳締外囲体における馳締構造

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JPS5980856A
JPS5980856A JP19000082A JP19000082A JPS5980856A JP S5980856 A JPS5980856 A JP S5980856A JP 19000082 A JP19000082 A JP 19000082A JP 19000082 A JP19000082 A JP 19000082A JP S5980856 A JPS5980856 A JP S5980856A
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半田 博士
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、施工性、耐久性が勝れ、水密性9強度性も極
めて良好にできる馳締外囲体における馳締構造に関する
従来より、屋根または壁等の金属製の瓦棒葺夕1囲体が
施工されている。この馳締構造(部分吊子取付箇所以外
の箇所)は、第19図実線に示すように、建築用板(溝
板)の両側の内向頂部am、’aに、キャンプ材の両側
の垂下状端縁す、bを平坦状に折返して圧着している。
このような馳締にて、理論上水密施工できるが、実際に
は、その建築用板の内向頂部a、aは長平方向に波状に
起伏して変形歪が生ずることが多く、このため平坦状に
折返し圧着加工を強力に行わないと、内向頂部a垂下状
端縁す間に、毛管現象が作用する僅かの間隙が複数形成
され、内部に雨水が浸入しやすくなる欠点があった。ま
た、その馳締端縁は、長手方向に波状に起伏した内向頂
部aのため、雨水に晒されることが多く特にその端縁が
腐蝕しやす(、防錆処理が不良となり、耐久性が半減す
る欠点があった。
そこで本発明は、主板の両側に垂直部を形成し、該雨垂
面部の上端より内方に上部を形成し、該内端より下側に
折返し状に屈曲した端縁を形成した建築用板の一例の垂
直部に、隣接の建築用板の他+6m直部を当接し、偏平
山形部の雨上端より垂下状部を設けたキャップ材を隣接
する建築用板の対向する雨上部に被嵌し、雨垂下状部の
基部側を円弧状に形成しつ\下方に折返して上部と頂部
とを、端縁と垂下状部とを夫々密着させ、その上部と端
縁との間に適宜な間隙部を形成し、その雨上部1雨頂部
を外側下向きに傾斜状に形成したり、或いは前記の発明
の構成において、その雨垂下状部の端を建築用板の垂直
部と上部との隅角箇所に当接するようにし、該上部と垂
下状部との間に適宜な第1空隙部を形成したり、また、
前記の発明の構成において、そのキャップ材の雨垂下状
部の下端より外方に山形状に膨出した弧状部を形成し、
該弧状部の端を垂直部面に当接して第2空隙部を形成し
たり、また、前記の発明の構成において、そのキャップ
材の両弾状部の外端より内方に折返し状端縁を形成し、
該折返し状端縁を垂直部面に当接して第2空隙部を形成
したことにより、施工性、耐久性が勝れ、水密性2強度
性も極めて良好にでき前記の欠点を解消したものである
その構造を図面にて説明する。
Aは金属製の建築用板であって、主板1の両側に垂直部
2,2が形成され、該垂直部2.2の上端より内方に上
部3.3が形成され、該上部3.3の内側端より下側に
折返し状に屈曲した端縁4゜4が設けられている(第1
図、第7図、第13図等参照)。その上部3から端縁4
にかけて略円弧゛  状に屈曲形成されている。前記主
板1は、その中間に比較的高さの高い有底V字状部1a
が形成されたり(第1図乃至第7図参It!()、或い
は単に平板状に形成されることもある(第13図等参照
)。
その有底V字状部1aが形成された主板1を有する建築
用板Aを折版タイプと指称する。また、その平板状にす
る場合には、図示しないが、長手方向に直交する高さの
低いリブを連続形成して波形に形成するのも含まれる。
平板状の主板1を有する建築用板Aを平板タイプと指称
する。その何れの建築用Fj、Aも主板1垂直部2,2
上部3,3端縁4,4にて構成され、これは長尺の金属
板が、多段の上下部成形ロールにて一体的に成形されて
いる。Bは金属製で長尺のキャンプ材で、複数の実施例
が存在し、第1の実施例のキャップ材Bは、第4図、第
9図、第16図に示すように偏平山形部5の両端より垂
下状部6,6が設けられている。
第2の実施例のキャップ材Bは、第5図、第10図、第
17図に示すように偏平山形部5の両端より垂下状部6
,6が設けられ、該垂下状部6.6端が外方に弧状に僅
かに屈曲形成されている。第3の実施例のキャンプ材B
は、第1図乃至第3図。
第11図、第18図に示すように偏平山形部5の両端よ
り垂下状部6.6が設けられ、該雨垂下状部6,6の下
端より外方に山形状に膨出した弧状部7,7が屈曲形成
されている。第4の実施例のキャップ材Bは、第6図、
第12図乃至第15図に示すように偏平山形部5の両端
より垂下状部6゜6が設けられ、該雨垂工状部6,6の
下端より外方に山形状に膨出した弧状部7,7が屈曲形
成され、該弧状部7.7の外端より内方に折返し状端縁
8,8が屈曲形成されている。このとき、弧状部7と折
返し状端縁8との間に適宜な間隙を有するように形成さ
れている。
先ず、第1実施例の馳締外囲体の馳締構造としては、第
4図、第16図に示すようにその建築用板Aの一側の垂
直部2に、隣接の建築用板への他側の垂直部2を当接し
、その第1の実施例のキャップ材B(第9図参照)を隣
接する建築用板A。
Aの対向する両上部3,3に被嵌し、垂下状部6の基部
側を下方に折返して端縁4の裏面に圧着する。このとき
、上部3と偏平山形部5の一側とを、端縁4と垂下状部
6とを夫々密着させ、その上部3と端縁4との間に適宜
な間隙部9を形成し、そして両上部3,3等を外側下向
きに傾斜状に形成する。このとき、その端縁4及び垂下
状部6も外側下向きに傾斜状に形成することは勿論であ
る。
次に、第2実施例の馳締外囲体の馳締構造としては、第
5図、第17図に示すようにその建築用板Aの一側の垂
直部2に、隣接の建築用板への他側の垂直部2を当接し
、その第2の実施例のキャップ材B(第10図参照)を
隣接する建築用板A。
Aの対向する両上部3.3に被嵌し、垂下状部6の基部
側を下方に折返して端縁4の裏面に圧着する。このとき
、上部3と偏平山形部5の一例とを、端縁4と垂下状部
6と′を夫々密着させ、且つその垂下状部6の端を建築
用板Aの垂直部2と上部3との隅角箇所に当接するよう
にし、該上部3と垂下状部6との間に適宜な第1空隙部
1oを形成し、そして両上部3.3等を外側下向きに傾
斜状に形成する。このとき、その端縁4及び垂下状部6
も上部3及び偏平山形部5の一例の傾斜度よりも必然的
に急傾斜状に形成する。
次に、第3実施例の馳締外囲体の馳締構造としては、第
1図、第2図、第18図に示すようにその建築用板への
一例の垂直部2に、隣接の建築用板への他側の垂直部2
を当接し、その第3の実施例のキャンプ材B(第11図
参照)を隣接する建築用板A、 Aの対向する両上部3
.3に被嵌し、垂下状部6の基部側を下方に折返して端
縁4の裏面に圧着する。このとき、上部3と偏平山形部
5の一例とを、端縁4と垂下状部6とを夫々密着させ、
且つその垂下状部6と弧状部7との隅角箇所を建築用板
への垂直部2と上部3との隅角箇所に当接するようにし
、該上部3と垂下状部6との間に適宜な第1空隙部10
を形成し、さらに、その弧状部7端を垂直部2面に当接
して該垂直部2と弧状部7との間に第2空隙部11を形
成する。そして両上部3.3等を外側下向きに傾斜状に
形成する。このとき、その端縁4及び垂下状部6も上部
3及び偏平山形部5の一例の傾斜度よりも必然的に急傾
斜状に形成する。
次いで、第4実施例の馳締外囲体の馳締構造としては、
第6図、第13図、第14図に示すようにその建築用板
Aの一例の垂直部2に、隣接の建築用板Aの他側の垂直
部2を当接し、その第4の実施例のキャンプ材B(第1
2図参照)を隣接する建築用板A、Aの対向する雨上部
3.3に被嵌し、垂下状部6の基部側を下方に折返して
端縁4の裏面に圧着する。このとき、上部3と偏平山形
部5の一例とを、端縁4と垂下状部6とを夫々密着させ
、且つその垂下状部6と弧状部7との隅角箇所を建築用
板Aの垂直部2と上部3との隅角箇所に当接するように
し、該上部3と垂下状部6との間に適宜な第1空隙部1
0を形成し、さらに、その折返し状端縁8を垂直部2面
に当接して該垂直部2と弧状部7折返し状端縁8との間
に第2空隙部11形成する。そして雨上部3.3等を外
側下向きに1頃斜状に形成する。このとき、その端縁4
及び垂下状部6も上部3及び偏平山形部5の一側の傾斜
度よりも必然的に急傾斜状に形成する。
以上の馳締構造は、吊子C取付箇所以外の馳締外囲体に
おける馳締構造であり、実際に壁または屋根等の馳締外
囲体を施工するには、吊子C等への取付を行う必要があ
る。該吊子Cの実施例は複数存在し、第1の実施例の吊
子Cは、第1図、第3図、第8図等に示すように底部1
2aの一例より立上り部12bが形成され、該立上り部
12bの上端より内方、外方に少し傾斜する上面部12
0゜12Cが形成され、該上面部12c、12cの外端
より垂下状端縁12d、12dが一体形成され、その底
部12a上には比較的厚材の座金120が固着され、そ
の底部12a座金12eに貫孔が穿設され、さらに、そ
の底部12a立上り部12b上面部12c、12c垂下
状端縁12d、12dは一枚の金属板が底部12a@で
折返されて連続的に一体化している。また、第1の実施
例の吊子C(第8図参照)の底部128座金12eを除
いた形状とし、その立上り部12bの中央に貫孔を穿設
することもある。その第1の実施例の吊子Cは折版タイ
プの建築用板A(第1図等参照)の取付に使用される。
また、第2の実施例の吊子Cは、第13図、第15図に
示すように第1の実施例の吊子C(第8図参照)から座
金lieを除いた形状をなしている。この第2の実施例
の吊子Cは平板タイプの建築用板A(第13図等参照)
の取付に使用される。13は山形受金具で、山伏部13
aの両側傾斜辺下端に底辺部13bが一体形成されてい
る。その山状部13aの頂辺には貫孔または内鯉子部が
設けられている。14は横梁または母屋、胴縁等の構造
材、15は木毛板2発泡合成樹脂、ロックウール等の断
熱材である。
その折版タイプの建築用板A(第7図等参照)を吊子C
等への取付施工は、同建築用板Aを山形受金具13に載
置し、同建築用板への一側の上部3端縁4に、第1の実
施例の吊子C(第8図参照)の上面部12C垂下状端縁
12dを係止しつ\その底部12a座金128を山伏部
13aの段部にボルト16等にて固着し、隣接の同建築
用板Aの他側の垂直部2上部3を、吊子Cの立上り部1
2b上面部12C垂下状端縁12d内に嵌入し、キャッ
プ材Bの偏平山形部5垂下状部6.6を吊子Cの上面部
12c、12c垂下状端縁12d、12dに被嵌する。
これから後の加工はそのキャンプ材Bの垂下状部6で巻
き込みながら、前記第1乃至第4実施例の馳締外囲体の
馳締構造の構成と同様に行う(第3図参照)。
また、平板タイプの建築用板A(第13図等参照)を吊
子C等へあ取付施工は、同建築用板Aを構造材14また
は断熱材15等の上面に載置し、同建築用板Aの一側の
上部3端縁4に、第2実施例の吊子C(第15図参照)
の上面部12c垂下状端縁12dを係止しつ\その底部
12aを構造材14または断熱材15等にボルト16等
にて固着し、隣接の同建築用板Aの他側の垂直部2上部
3を、吊子Cの立上り部12b上面部12c垂下状端縁
12d内に嵌入し、これから後の加工は折版タイプの建
築用板Aと同様に葺成する(第13図参照)。このよう
な吊子C箇所の取付施工と、前述の馳締構造の施工とで
、屋根または壁等の馳締外囲体を施工する。
次に作用効果について説明する。
先ず、特許請求の範囲第1項記載の発明においては、主
板1の両側に垂直部2,2を形成し、該雨垂面部2.2
の上端より内方に上部3.3を形成し、該内端より下側
に折返し状に屈曲した端縁4゜4を形成した建築用板A
の一例の垂直部2に、隣接の建築用板への他側の垂直部
2を当接し、偏平山形部5の両端より垂下状部6.6を
設けたキャップ+ABを隣接する建築用板A、Aの対向
する両上部3.3に被嵌し、垂下状部の基部側を円弧状
に形成しつ\下方に折返して上部3と偏平山形部5の一
例とを、端縁4と垂下状部6とを夫々密着させ、その上
部3と端縁4との間に適宜な間隙部9を形成し、その両
上部3.3等を外側下向きに傾斜状に形成したことによ
り、第1に馳締施工性が良好で、第2に馳締部の防錆が
良好にでき、ひいては長期の品質保証が可能となり、極
めて耐久性が勝れたものにできるし、第3に水密性(雨
仕舞)が良好にできるし、第4に特に強度性が良好にで
きる等の多くの作用効果を奏する。
該作用効果を詳述すると、垂下状部6の基部側を円弧状
に形成しつ\下方に折返すことで、従来必要とされてい
た平坦状に折返し圧着加工が不要となり、一般に金属板
を平坦状に折返すには最終段階で最も大きな力が必要と
なるが、単に円弧状に折返すことは、そのような大きな
力を必要とせず、比較的小さな力で折返し成形ができ、
手動馳締機にて馳締加工するときには、労力を少なくし
つ\能率的な馳締加工がができる。また、電動馳締機で
は駆動源を小さくしても、極めて能率的な馳締加工がが
できる。さらに、円弧状に折返すことで折返し箇所に謔
割れ等が殆ど生ぜず、馳締部全体としても耐蝕性が勝れ
、ひいては耐久性を長期に亘って維持できる。このよう
に耐蝕性が勝れ、ひいては耐久力ある屋根等の馳締外囲
体は、建築業界において近時、特に要求されており、具
体的には、今までの3年〜5年保証から10年〜20年
保祉の耐久力が要求されてきた点を本発明にて満足させ
ることができる。
また、上部3と偏平山形部5の一例とを、端縁4と垂下
状部6とを夫々密着させことは、毛管現象の働く余地を
なくすことができるし、さらに上部3と端縁4との間の
間隙部9は毛管現象作用の阻止ができ、馳締箇所からの
雨水の浸入を遮断することができ、水密性(雨仕舞)の
良好な馳締構造を提供できる。
また、垂下状部6の基部側を円弧状に形成しつ\下方に
折返して上部3と偏平山形部5の一側とを、端縁4と垂
下状部6とを夫々密着させ、且つその両上部3.3等を
外側下向きに傾斜状に形成したことで、その建築用板A
に大きな風圧(負圧〉が加わって、建築用板Aの主板1
を上方に持ち上げ、同時にその垂直部2を下方に張引す
る力が作用しても、その上部3が下方にずれにく\なり
、その馳締箇所の強度を増加させることができる。
次に、特許請求の範囲第2項記載の発明においては、第
1項の発明の構成におけるキャップ材Bの雨垂下状部6
,6の端を建築用板Aの垂直部2と上部3との隅角箇所
に当接するようにし、該上部3と垂下状部6との間に適
宜な第1空隙部10を形成したことにより、先ず第1に
その馳締部の強度を一層増加させることができ、極めて
強固な馳締構造にでき、第2に水密性(再任n)を良好
にできる作用効果を奏する。
該作用効果を詳述すると、その両上部3,3等を外側下
向きに傾斜状に形成し、且つその雨垂下状部6,6の端
を建築用板Aの垂直部2と上部3との隅角箇所に当接す
るようにしたので、その建築用板Aに大きな風圧(負圧
)が加わって、建築用板Aの主板1を上方に持ち上げ、
同時にその垂直部2を下方に張引する力が作用しても、
その垂下状部6の端が建築用板Aの垂直部2と上部3と
の隅角箇所に当接して押圧状態を保持しており、その垂
直部2が下方に殆どずれないようにでき、これによって
馳締箇所が緩むことがなく、該馳締箇所の強度を一層増
加させることができる。
また、その第1空隙部10の存在にて雨水の毛管現象を
阻止でき、馳締箇所からの雨水の浸入を確実に遮断する
ことができ、再任n(水密性)の勝れた馳締構造を提供
できる。他の構成は第1項発明と同様であり、これと同
様に馳締施工性が良好で、しかも馳締部の防錆が良好に
でき、ひいては長期の品質保証が可能となり、極めて耐
久性が勝れたものにできるし、水密性(雨仕舞)が良好
にできる等の作用効果は第1項の発明の作用効果と同様
である。
次に、特許請求の範囲第3項記載の発明においては、第
2項の発明の構成におけるキャンプ材Bの雨垂下状部6
.6の下端より外方に山形状に膨出した弧状部7.7を
形成し、その垂下状部6と弧状部7との隅角箇所を建築
用板Aの垂直部2と上部3との隅角箇所に当接するよう
にし、該上部3と垂下状部6との間に適宜な第1空隙部
10を形成し、その弧状部7の端を垂直部2面に当接し
て第2空隙部11を形成したことにより、該第2空隙部
11も雨水の毛管現象を阻止でき、第1空隙部IOとで
、二重の雨水浸入遮断構成にでき、極めて雨仕舞(水密
性)の勝れた馳締構造を提供できる。また、その弧状部
7の端を垂直部2面に当接したので、その建築用iAに
大きな風圧(負圧)が加わって、建築用iAの主板1を
上方に持ち上げ、同時にその垂直部2を下方及び内方(
主板1側)に張引する力が作用しても、その垂直部2の
下側位置を押圧すること\なり、垂直部2の強度を補強
させ、ひいては、その馳締箇所の強度を一層増加させる
ことができる。さらに、その弧状部7の存在はキャンプ
材Bの端部の仕上りが長手方向に波を打つようにならず
整然と成形され、断面係数を増加させ、強固にできる。
他の構成は第2項発明と同様であり、これと同等な作用
効果を発揮し得る。
次に、特許請求の範囲第4項記載の発明においては、第
3項の発明の構成におけるキャップ材Cの弧状部7,7
の外端より内方に折返し状端縁8゜8を形成し、該折返
し状端縁8を垂直部2面に当接して第2空隙部11を形
成したことにより、第1に防錆が良好にでき、耐久性あ
る馳締構造を提供できる。
該作用効果を詳述すると、その馳締部の腐蝕は一般に馳
締端部箇所から始まり、その電池作用腐蝕(通称「電蝕
」という)が早期に馳締郡全体に波及するものであった
が、その両折返し状端縁8゜8が建築用板Aの垂直部2
に当接していると、その折返し状端縁8,8の最端部は
、弧状部7と垂直部2との内部に存在するようになり、
雨水に晒される割合を極めて僅かとなり、これによって
、キャンプ1fABの端部が極めて腐蝕しにくい構成に
でき、馳締郡全体としても耐蝕性が勝れ、ひいては耐久
性を長期に亘って維持できる。 他の構成は第3項発明
と同様であり、これと同等な作用効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は折版タイプにした馳締外囲体の斜視図、第2図
は折版タイプにした本発明の縦断正面図、第3図は第1
図の吊子箇所の馳締構造の縦断正面図、第4図乃至第6
図は折版タイプの本発明の別の実施例の縦断正面図、第
7図は折版タイプの建築用板の斜視図、第8図は吊子付
山形受金具の斜視図、第9図乃至第12図はキャンプ材
の斜視図、第13図は平板タイプにした馳締外囲体の斜
視図、第14rgJは平板タイプにした本発明の縦断正
面図、第15図は第13図の吊子箇所の馳締構造の縦断
正面図、第16図乃至第18図は平板タイプにした本発
明の別の実施例の縦断正面図、第19図は従来の馳締構
造の断面図である。 A・・・・・・建築用板、  B・・・・・・キャップ
材、1・・・・・・主板、    2・・・・・・垂直
部、3・・・・・・上部、    4・・・・・・端縁
、5・・・・・・偏平山形部、 6・・・・・・垂下状
部、7・・・・・・弧状部、   8・・・・・・折返
し状端縁、9・・・・・・間隙部、  10・・・・・
・第1空隙部、11・・・・・・第2空隙部。 第3図 第5図 第6図 第11図 t     7 第8図 り 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11主板の両側に垂直部を形成し、該雨垂面部の上端
    より内方に上部を形成し、該内端より下側に折返し状に
    屈曲した端縁を形成した建築用板の一例の垂直部に、隣
    接の建築用板の他側の垂直部を当接し、偏平山形部の両
    端より垂下状部を設けたキャップ材を隣接する建築用板
    の対向する両上部に被嵌し、垂下状部の基部側を円弧状
    に形成しつ一下方に折返して上部と偏平山形部の一例と
    を、端縁と垂下状部とを夫々密着させ、その上部と端縁
    との間に適宜な間隙部を形成し、その両上部等を外側下
    向きに傾斜状に形成したことを特徴とした馳締外囲体に
    おける馳締構造。 (2)主板の両側に垂直部を形成し、該雨垂面部の上端
    より内方に上部を形成し、該内端より下側に折返し状に
    屈曲した端縁を形成した建築用板の一側の垂直部に、隣
    接の建築用板の他側の垂直部を当接し、偏平山形部の両
    端より垂下状部を設けたキャップ材を隣接する建築用板
    の対向する両上部に被嵌し、垂下状部の基部側を円弧状
    に形成しつ一下方に折返して上部と偏平山形部の一側と
    を、端縁と垂下状部とを夫々密着させ、その雨垂下状部
    の端を建築用板の垂直部と上部との隅角箇所に当接する
    ようにし、該上部と垂下状部との間に適宜な第1空隙部
    を形成し、その両上部等を外側下向きに傾斜状に形成し
    たことを特徴とした馳締外囲体における馳締構造。 (3)主板の両側に垂直部を形成し、該雨垂面部の上端
    より内方に上部を形成し、該内端より下側に折返し状に
    屈曲した端縁を形成した建築用板の一側の垂直部に、隣
    接の建築用板の他側の垂直部を当接し、偏平山形部の両
    端より垂下状部を設け、該雨垂下状部の下端より外方に
    山形状に膨出した弧状部を形成したキャップ材を隣接す
    る建築用板の対向する両上部に被嵌し、垂下状部の基部
    側を円弧状に形成しつ\下方に折返して上部と偏平山形
    部の一側とを、端縁と垂下状部とを夫々密着させ、その
    垂下状部と弧状部との隅角箇所を建築用板の垂直部と上
    部との隅角箇所に当接するようにし、該上部と垂下状部
    との間に適宜な第1空隙部を形成し、且つ弧状部の端を
    垂直部面に当接して第2空隙部を形成し、その雨上部等
    を外側下向きに傾斜状に形成したことを特徴とした馳締
    外囲体における馳締構造。 (4)主板の両側に垂直部を形成し、該雨垂面部の上端
    より内方に上部を形成し、該内端より下側に折返し状に
    屈曲した端縁を形成した建築用板の一側の垂直部に、隣
    接の建築用板の他側の垂直部を当接し、偏平山形部の両
    端より垂下状部を設け、該雨垂下状部の下端より外方に
    山形状に膨出した弧状部を形成し、該弧状部の外端より
    内方に折返し状端縁を形成したキャップ材を隣接する建
    築用板の対向する雨上部に被嵌し、垂下状部の基部側を
    円弧状に形成しつ\下方に折返して上部と偏平山形部の
    一側とを、端縁と垂下状部とを夫々密着させ、その垂下
    状部と弧状部との隅角箇所を建築用板の垂直部と上部と
    の隅角箇所に当接するようにし、該上部と垂下状部との
    間に適宜な第1空隙部を形成し、且つ折返し状端縁を垂
    直部面に当接して第2空隙部を形成し、その雨上部等を
    外側下向きに傾斜状に形成したことを特徴とした馳締外
    囲体における馳締構造。
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