JPS598020Y2 - 動力伝達用油圧クラツチ - Google Patents

動力伝達用油圧クラツチ

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Publication number
JPS598020Y2
JPS598020Y2 JP5308279U JP5308279U JPS598020Y2 JP S598020 Y2 JPS598020 Y2 JP S598020Y2 JP 5308279 U JP5308279 U JP 5308279U JP 5308279 U JP5308279 U JP 5308279U JP S598020 Y2 JPS598020 Y2 JP S598020Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
output shaft
shaft
input shaft
bearing
Prior art date
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Expired
Application number
JP5308279U
Other languages
English (en)
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JPS55152825U (ja
Inventor
征夫 毛利
光 古門
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP5308279U priority Critical patent/JPS598020Y2/ja
Publication of JPS55152825U publication Critical patent/JPS55152825U/ja
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば舶用、主機用前部クラッチの如き動力伝
達用嵌脱油圧クラッチの改良に関するものである。
従来より油圧を用いてクラッチ内部のピストンを摺動さ
せ、該ピストンの摺動によりクラッチ板を摩擦嵌合させ
てエンジンの回転出力をクラッチの出力軸側に伝達する
動力伝達用クラッチは数多く提案され実用に供されてい
る。
例えば第1図に示すクラッチはその一例であり、図示し
ていないエンジンの出力軸からクラッチ入力軸継手2を
介して動力が伝達され、エンジンの運転中、常時回転す
るクラッチ入力軸3がクラッチケース1内に軸受Al,
A2により回動可能に支承されており、クラッチ入力
軸3はその中心部に入力軸3と平行して外方に向って突
出する案内棒3aを備え、又、入力軸3の凹陥部3bに
は前記案内棒3aにその中心孔を挿通したクラッチ保合
川ピストン4が嵌人されている。
そして、一方、クラッチケース1のエンジンから離れた
側には前記案内棒3aを中心の凹孔5aに嵌挿したクラ
ッチ出力軸5が軸受A3及びA4によりクラッチケース
1に支承されており、更に前記入力軸3の凹陥部3b入
口に設けられたスプライン部3Cと出力軸5のエンジン
側端部に設けられたスプライン部5bとの間には夫々交
互に組合されたリング状のクラッチ板が介装されていて
、前記クラッチケース1、出力軸5及び入力軸3の案内
棒3aに設けられた油路6を通じて送給されて来る作動
油によりピストン4が図における左方向に滑動し、クラ
ッチ板を挾圧して各クラッチ板を摩擦係合することによ
って入力軸3と出力軸5とを連結しエンジンの回転力を
出力軸5に伝達する構或からなっている。
なお、この図示例には、更にクラッチ板の係合を解除す
べくピストン4を図における右方向に付勢している戻し
ばね7が設けられている。
ところが叙上のような構或を備えた従来の油圧クラッチ
にあっては、その構威上、出力軸5が長さL1だけ離れ
た2個の軸受A3,A4によって軸支されているため、
出力軸5の先端に軸直角方向の荷重が加わる場合にはこ
れに対応すべく軸受Aa, A4間の長さL1を長くし
なければならなくなり、そのため、クラッチケース1の
全長が長くなって機関のコンパクト化を阻害する欠点が
あり、更に出力軸5のエンジン側端部に設けたスプライ
ン部5bが前記軸受A3によって支持された部分よりも
エンジン側に向って突出しているため、該スプライン部
5bが所謂、片持支持状態となって出力軸5に荷重が加
わった際、スプライン部が撓み、クラッチ板やスプライ
ン部に片当りや偏摩耗が生じる欠点を有している。
しかも、前記従来のクラッチでは、動力伝達時、即ち、
入力軸と出力軸とが結合一体化して回転する際に全ての
軸受が回転することになり、エネルギーロスを生じる欠
陥も免れない。
本考案は上述の如き従来のクラッチの持つ種々の問題に
着目し、その解決を図るもので、エンジン出力軸に連結
されたクラッチハウジングを含むクラッチ入力軸と、該
クラッチ入力軸に対してクラッチ保合部を介し嵌脱可能
に設けられたクラッチ出力軸とを備えた動力伝達用油圧
クラッチにおいて、前記クラッチ入力軸のクラッチハウ
ジング前後両端を軸受により回転自在に両持支持する一
方、前記クラッチ出力軸のエンジン側端部をクラッチ入
力軸の中心孔に嵌装された軸受を介して該孔にクラッチ
入力軸と相対回動可能に支承し、がつ他方端側を前記ク
ラッチ入力軸とクラッチ出力軸との間の軸受に対し所要
長さ離れた位置でクラッチケース内に設けられた軸受に
より支承すると共に、クラッチ出力軸におけるクラッチ
保合部を入力軸および出力軸間に介装した軸受と出力軸
の他方端側を支承する軸受との間に位置せしめた構或を
特徴とする。
以下、本考案の詳細を添付図面に示す実施例を参照しつ
つ更に説明する。
第2図は本考案クラッチの概要を示し、図において11
はクラッチ機構を内蔵しエンジン本体に取り付けられる
クラッチケースであって、その内部にはエンジンの出力
軸と人力軸継手12を介して連結されたクラッチ入力軸
13と、該人力軸13に対し連続一体的に固着され、内
部にクラッチ保合部15を備えたクラッチハウジング1
4とが2個の軸受Bエ, B2により軸支され収蔵さ
れている。
そして、前記クラッチハウジング14の外周には全周に
亘ってギャ16が刻設されていて、該ギャ16はクラッ
チケース11上部に設けたP.T.0軸19の歯車20
と噛合し、P.T.0軸19に付設したプー1月7や作
動油ポンプ18をエンジン運転中常時、回動させている
又、一方、前記入力軸13の中心孔13 aにはクラッ
チ係合部15を介し入力軸13に対して後述するように
係脱可能な手段を備えたクラッチ出力軸21の一端が挿
入され、スペーサ−22を挾んで設けた2個の軸受B3
, B4により人力軸13と相対的回動可能に支承され
ている。
更に、前記クラッチ出力軸21の他方端には、Vプーリ
ー23が嵌着され、出力軸21の中間は前記軸受B3,
B.により支承された部分より所要間隔離れた部分に
おいて軸受B5によりクラッチケース11に軸支されて
いる。
なお、図中、24は従来の油圧クラッチと同様、クラッ
チ係合部15に設けられた作動ピストンであって、クラ
ッチケース11,出力軸21,スペーサ22及び入力軸
13を経由して一連に形威された油路25を通じて作動
油を圧送するとき、圧縮ばね26の弾力に抗して左方向
に摺動し、これに応じ前記クラッチハウジング14のス
プライン部14aと、前記出力軸21の中間に設けたス
プライン部21 aとに夫々交互して嵌装したリング状
のクラッチ板27, 2Bを挾圧して入力軸11と、出
力軸21相互間の係合を図り動力伝達を行い得る構或と
なっている。
また、図示実施例においては、エンジン運転中における
クラッチ入力軸13の偏心回転を防止するため、クラッ
チ入力軸13に固着したクラッチハウジング14を軸受
B2により軸支しているが、入力軸13と出力軸18と
の間に介装した軸受が本実施例の如く2個以上設けてあ
る場合には、前記軸受B2を省略することも可能であり
、一方、反対に軸受B2によってクラッチハウジング1
4を軸支する場合には入力軸13と出力軸18との間の
二つの軸受B3とB4のうち何れか一方を省略すること
も可能である。
本考案クラッチは以上のような構或を有してなり、今、
動力源であるエンジンからクラッチの出力軸に動力を伝
達する場合について述べると、先ず作動ピストン24が
付勢ばね26の作用により図の右方向に位置していると
きはクラッチ係合部15における入力軸13側のクラッ
チ板27と出力軸21側のクラッチ板28とは互いに非
保合状態となり、入力軸13、クラッチハウジング16
及び該クラッチハウジング16に関連したP.T.0軸
19が回転する。
このときクラッチケース11に対して入力軸13及びク
ラッチハウジング14を軸支している軸受Bl, B2
が回動することは勿論、入力軸13と出力軸21との間
に介装した軸受B3,B4も同時に回動して相対的回転
を円滑ならしめ、出力軸21への動力伝達を断っている
次に、動力伝達を図るべく油路21を通じて作動油を圧
送すると、作動ピストン24が油圧により図の左方向に
移動し、クラッチ保合部15のクーラッチ板27. 2
8を挾圧し、相互の摩擦力により入力軸13と出力軸2
1とは連結状態となって一体に回転し、エンジンの出力
がVプーリー23に伝達される。
なお、このとき、入力軸13、クラッチハウジング14
及び出力軸21を支承している軸受B., B2,B5
は回転するが、出力軸21と入力軸13との間に介装さ
れた軸受B3,B4は両軸13, 21が一体的に回転
するため、相対的な回動はなく、軸受B3, B4はそ
れら両軸13, 21と共に回転する。
以上のように本考案クラッチは出力軸のエンジン側端部
が入力軸の中心孔に嵌装した軸受を介して入力軸に対し
相対的回動可能に支承され、出力軸の他方側がクラッチ
係合部を挾んで所要距離離れた位置で軸受により支承さ
れた構或からなっているため、動力伝達時における出力
軸の支承間隔が実質上、第2図に示す長さL2となり、
軸受荷重が軽減され、軸受耐久性が大となり、更に出力
軸径に見合った支承構造が可能となり、クラッチ係合部
が所謂、両持支持となり、出力軸先端に荷重が加わった
場合でも出力軸に撓み、変形が起ることが少なくなり、
クラッチ板やスプライン部の片当りや偏摩耗を防止する
ことが出来るすぐれた効果を奏する。
しかも本考案クラッチは出力軸の支持間隔が長いためあ
る程度短縮し、クラッチ全体の大きさを小型化すること
が可能であり、舶用機関の如く収容スペースが極めて小
さい個所に取り付ける場合にすぐれていると共に、動力
伝達時に出力軸と入力軸との間の軸受が作用せず、他の
軸受だけが回動するため、従来のクラッチと比較して軸
受による無駄な馬力を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクラッチの構戒を示す要部断面図、第2
図は本考案クラッチの一例を示す要部断面図である。 Bl, B2, B3, B4, Bs・・・・・・軸
受、11・・・・・・クラッチケース、13・・・・・
・クラッチ入力軸、14・・・・・・クラッチハウジン
グ、15・・・・・・クラッチ係合部、21・・・・・
・クラッチ出力軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン出力軸に連結されたクラッチハウジングを含む
    クラッチ入力軸と、該クラッチ入力軸に対してクラッチ
    保合部を介し嵌脱可能に設けられたクラッチ出力軸とを
    備えた動力伝達用油圧クラッチにおいて、前記クラッチ
    人力軸のクラッチハウジング前後両端を軸受により回転
    自在に両持支持する一方、前記クラッチ出力軸のエンジ
    ン側端部をクラッチ入力軸の中心孔に嵌装された軸受を
    介して該孔にクラッチ入力軸と相対回動可能に支承し、
    かつ他方端側を前記クラッチ入力軸とクラッチ出力軸と
    の間の軸受に対し所要長さ離れた位置でクラッチケース
    内に設けられた軸受により支承すると共に、クラッチ出
    力軸におけるクラッチ保合部を入力軸および出力軸間に
    介装した軸受と出力軸の他方端側を支承する軸受との間
    に位置せしめたことを特徴とする動力伝達用油圧クラッ
    チ。
JP5308279U 1979-04-19 1979-04-19 動力伝達用油圧クラツチ Expired JPS598020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308279U JPS598020Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 動力伝達用油圧クラツチ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5308279U JPS598020Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 動力伝達用油圧クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152825U JPS55152825U (ja) 1980-11-04
JPS598020Y2 true JPS598020Y2 (ja) 1984-03-12

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ID=28945437

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JP5308279U Expired JPS598020Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 動力伝達用油圧クラツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58176526U (ja) * 1982-05-19 1983-11-25 ヒロセ電機株式会社 電話用等のロ−ゼツト

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JPS55152825U (ja) 1980-11-04

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