JPS597780B2 - 軟質磁性材料 - Google Patents

軟質磁性材料

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JPS597780B2
JPS597780B2 JP51085618A JP8561876A JPS597780B2 JP S597780 B2 JPS597780 B2 JP S597780B2 JP 51085618 A JP51085618 A JP 51085618A JP 8561876 A JP8561876 A JP 8561876A JP S597780 B2 JPS597780 B2 JP S597780B2
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JP
Japan
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soft magnetic
magnetic
permalloy
magnetic material
flux density
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JP51085618A
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JPS5311813A (en
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建一郎 百瀬
浄 熊谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軟質磁性材料に係り、特に低Ni量において磁
束密度と透磁率を改善した軟質磁性材料に関する。
Ni−Fe系のパーマロイは透磁率が高く軟質磁性材料
としてよく知られている。
なかでもMo、Cr、Cu等を含む高Niパーマロイ(
JIS−PC級)および45Niパーマロイ(JIS−
PB級)が実用上多く用いられている。このうち45N
iパーマロイは、高Niパーマロイよりも磁気特性は若
干劣るが、値段が安いために工業上磁気しやへい材、ヨ
ーク材等として広く使用されている。45Ni−Feパ
ーマロイは、このように実用上好ましい軟質磁性材料で
あるが、工業的には、更に価格の安いかつ磁気特性の好
ましい軟質磁性材料を求める要望が強い。
本発明は上記の要望に対してなされたもので、45Ni
−Feパーマロイの特性を損なわないで高価なNiの含
有量を低減した新規な軟質磁性材料を提供する。
さてNi−Fe系のパーマロイにおいてNi量が30%
付近では磁気特性、例えば磁束密度と透磁率が極めて劣
化することはよく知られている。
したがつてNi量が30%付近のものは、そのキュリー
点の低さを利用してもつばら整磁材として用いられてい
て、軟質磁性材料として用いられることは実用上なかつ
た。発明者等は、低Ni−Feパーマロイを軟質磁性材
料として適用すべく研究を重ねた結果、Ni量が約40
%以下のNi−FeパーマロイにおいてはCuの添加に
よりNi量が40%より多い場合と異なり100eにお
ける磁束密度(Blo)および初透磁率が向上するとい
う注目すべき事実を見出した。
本発明は、この結果に基づきなされたものですなわち本
発明材料は、重量%でNi25〜40%、好ましくは、
28〜37%、更に好ましくは、31〜35%、残部が
実質的にFeでなる材料のFeの一部をCu0.1〜1
5%、好ましくは、2〜10%、更に好ましくは、4〜
8%に置換することにJ より、磁束密度および透磁率
を向上せしめたことを特徴とする。
このCuの効果はCuが少なすぎると現われにくく、ま
た多すぎると効果の増大がなくなるとともに加工性を損
なう。
このCuの効果があるのはJNiが25〜40%であり
、Niが多すぎると、Cuの添加は磁束密度の低下を招
く。この意味で公知である45Ni−5%Cu一Fef
)RadiOMetalとは発明の観点が異なる。
以下、実施例を説明する。表1に示す所定成分でなる高
周波溶解したインゴツトに通常の熱間及び冷間加工を施
こしてそれぞれ0.58Trrm厚さの板とした。
この板から外径45wrm(X)、内径33wurLφ
のリングを打ち抜き、1100℃×1時間の焼純を行つ
た後冷却した。こうして得られた磁気測定用リングによ
り磁気特性の測定を行なつた。この結果を表1に示す。
さらに、Cu添加による磁束密度の向上効果およびCu
添加量と磁束密度の関係をそれぞれ調べた。
その結果を第1図および第2図に示す。第1図から明ら
かなようにNiが30%付近でCu添加による顕著な磁
束密度BlOの増加が認められる。この場合、BlOは
Ni3O(F6でJIS−PC級と同等の7600Gを
得ることができた。さらにこのCu添加によれば初透磁
率を上げることができ、JIS−PB級(45バーマロ
イ)程度の初期値が得られる。第2図は、32%Ni−
FeにおけるCu添加の効果を示すものである。
以上述べたように、本発明によれば低Niパーマロイに
、比較的安価なCuを添加することにより45パーマロ
イと同等の軟質磁性材料を得ることができる。
このことは、従来45パーマロイが使用されていた多く
の用途に、本発明材料を適用できることを示すものであ
り、更に価格の点を考えれば本発明材料の適用される用
途は広い。
なお本願材料に、透磁率系の磁気特性を改善するための
成分、例えばW,MO,V,Nb,Ta,Mn,Ge,
Cr,Ti,At,Si等を微量添加することは有効で
ある。
又、製造を容易とするためB,Mt,Ca,Ce,MM
等を微量添加することも効果を有する。本発明の工業上
の価値は高いと確信する。
【図面の簡単な説明】
第1図はCu添加による磁束密度の向上効果をNi量と
対比して示すグラフ、第2図はCu添加量と磁束密度の
関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%でNi25〜40%、残部が実質的にFeで
    なる材料のFeの一部をCu0.1〜15%に置換する
    ことにより、磁束密度および透磁率を向上せしめた軟質
    磁性材料。 2 Niは28〜37重量%である特許請求の範囲第1
    項に記載の軟質磁性材料。 3 Cuは2〜10重量%である特許請求の範囲第1項
    乃至第2項に記載の軟質磁性材料。
JP51085618A 1976-07-20 1976-07-20 軟質磁性材料 Expired JPS597780B2 (ja)

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JPS6274607U (ja) * 1985-10-30 1987-05-13
JPH0450233Y2 (ja) * 1986-03-25 1992-11-26
JPH0643204B2 (ja) * 1989-08-26 1994-06-08 吉田工業株式会社 スライダー補給装置

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JPS5311813A (en) 1978-02-02

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