JPS597772Y2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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Publication number
JPS597772Y2
JPS597772Y2 JP1977041531U JP4153177U JPS597772Y2 JP S597772 Y2 JPS597772 Y2 JP S597772Y2 JP 1977041531 U JP1977041531 U JP 1977041531U JP 4153177 U JP4153177 U JP 4153177U JP S597772 Y2 JPS597772 Y2 JP S597772Y2
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JP
Japan
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transistor
emitter
voltage
resistor
capacitor
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JP1977041531U
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English (en)
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JPS53136048U (ja
Inventor
英一 石井
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発振回路、特にエミツタ結合マルチバイブレー
夕に関するものである。
集積回路化された位相同期回路(PLL)の電圧制御発
振器(VCO)としてエミツタ結合マルチバイブレー夕
は広い周波数帯域にわたって使用されている。
しかしPLLの使用目的によっては■COの中心発振周
波数の正確な設定が必要になることがある。
このため集積回路化したPLLでは外付されるコンデン
サの大きさを調整するか、別に調整用の端子を設けなけ
ればならない欠点がある。
調整用の端子を設けることは集積回路にとって好ましく
ないことはいうまでもない。
外付されるコンデンサの大きさを調整して中心発振周波
数を正確に設定することは集積回路のバラッキやコンテ
゛ンサの規格値、精度を考えるとかなり面倒な作業であ
る。
適当に選んだコンデンサによってきまる中心発振周波数
を所望の値に近づけるにはコンテ゛ンサの容量値を調整
しなければならないが調整用にトリマコンテ゛ンサやバ
リコンを用いて必要な可変範囲となると大きくなり値段
も高くなる。
そこで任意に選んだコンデンサによってきまる中心発振
周波数を調整する別の手段があれば便利である。
本考案の目的は中心発振周波数の調整が容易なエミツタ
結合マルチバイブレー夕を提供することである。
以下面図を用いて詳細に説明する。
第1図に従来のエミツタ結合マルチバイブレークの回路
図を示す。
トランジスタ1および2のエミツタはコンデンサ3を通
して接続され、さらにそれぞれのエミツタは定電流源4
または5に接続されている。
抵抗6およびダイオ乙ド7はトランジスタ1の負荷で電
源端子8とトランジスタ1のコレクタの間に接続されて
いる。
抵抗9およびダイオード10はトランジスタ2の負荷で
電源端子8とトランジスタ2のコレクタの間に接続され
ている。
トランジスタ11のコレクタは電源端子8に、ベースは
トランジスタ2のコレクタに、エミツタはトランジスタ
1のベースと定電流源12にそれぞれ接続されている。
トランジスタ13のコレクタは電源端子8にベースはト
ランジスタ1のコレクタにエミツタはトランジスタ2の
ベースと定電流源14にそれぞれ接続されている。
15はGND端子である。トランジスタ1と2は交互に
導通、遮断を繰り返して発振する。
いまトランジスタ1が導通、I・ランジスタ2を遮断と
すると、トランジスタ1の負荷である抵抗6とダイオー
ド7には定電流源4と5両方から供給される電流が流れ
ここでの電圧降下はダイオード7の順方向電圧VDとな
る。
コンデンサ3には定電流源5による電流がAからBの方
向に流れるのでコンデンサ3はトランジスタ2のエミツ
タ電圧がトランジスタ1のエミツタ電圧より低くなる方
向に充電されていく。
この間トランジスタ2の負荷である抵抗9とダイオード
10に流れる電流はトランジスタ11への微少なベース
バイアス電流だけであるので、ここでの電圧降下は無視
できトランジスタ2のコレクタ電圧はほぼ電源電圧に等
しい。
したがってトランジスタ1のベース電圧は電源電圧より
トランジスタ11のベース・エミツタ間電圧VBEだけ
低くトランジスタ1のエミツタ電圧はさらにトランジス
タ1のベース・エミツタ間電圧vBEだけ低い。
したがって、トランジスタ2が遮断状態の間はトランジ
スタ1のエミツタ電圧はV。
c’ 2VBEで一定である。ここで■。0は電源電
圧である。
一方トランジスタ2のベース電圧はトランジスタ1のコ
レクタ電圧よりトランジスタ13のベース・エミツタ間
電圧■B0だけ低い電圧であるので訃ランジスタ1が導
通状態の間は■。
0v, VBEで一定である。
いまコンデンサ3の充電が進んでコンデンサ3に充電さ
れている電圧が■。
に達すると、すなわちトランジスタ2のエミツタ電圧が
トランジスタ1のエミツタ電圧よりもVDだけ低いVc
c VD 2VBEまで下がると、この電圧はトラ
ンジスタ2のベース電圧■cov, VBEよりも■
BEだけ低い電圧であるのでトランジスタ2に電流が流
れ始める。
トランジスタ2に電流が流れ始めるとトランジスタ1と
2に流れる電流の合計は定電流源4と5で決まっている
のでトランジスタ1の電流がへる。
又トランジスタ2に電流が流れたためトランジスタ2の
負荷抵抗9とダイオード10で電圧降下がおこりトラン
ジスタ2のコレクタ電圧が下がる。
この変化がトランジスタ11を通してトランジスタ1の
ベースに伝わりトランジスタ1のベース電圧を下げる。
一方トランジスタ1の電流がへるためトランジスタ1の
負荷の抵抗6とダイオード7での電圧降下がへりトラン
ジスタ1のコレクタ電圧が上がる。
この変化はトランジスタ13を通してトランジスタ2の
ベースに伝わりトランジスタ2のベース電圧を上げるの
でトランジスタ1は導通から遮断へトランジスタ2は遮
断から導通へと反転する。
このように反転時の動作は正帰還としてあるので動作の
反転は急激に完了する。
その後はトランジスタ1と2及び11と13がいままで
と逆の動作を行ない、コンテ゛ンサ3にはBからAの方
向に電流が流れる。
そしてコンテ゛ンサ3が逆向きにVDまで充電されると
、また同様にしてトランジスタ1と2の導通・遮断が反
転する。
このような動作をくり返して発振をつ・゛ける。
このときの発振周波数は次式で与えられる。
f:発振周波数、C:コンデンサ3の容量、■:定電流
源4と5からの電流の大きさ、■D:ダイオード7と1
0の順方向電圧。
(1)式で示されるようにエミツタ結合マルチバイブレ
ー夕の発振周波数は電流源4と5の大きさによって可変
できるのでvCOとして利用でき、さらに動作が非胞和
で小振巾なため高い周波数を発振させることが容易であ
る。
第2図に各点の動作波形を示す。
第3図は本考案のエミツタ結合マルチバイブレータの一
実施例の回路図である。
第1図の回路とはコンデンサ3の直列に抵抗16がさら
に並列に抵抗17が接続された点が異なる。
この場合も前と同じくトランジスタ1,2は互いに導通
・遮断をくり返す動作を行なって発振する。
トランジスタ1と2のうち遮断状態のトランジスタのエ
ミツタ電圧が導通状態のトランジスタのエミツタ電圧よ
りも■。
だけ下がったときに反転することは同じであるが抵抗1
6と17が接続されたため周波数は変化している。
このときの発振周波数は次式に与えられる。
f:発振周波数、C:コンデンサ3の容量、r:抵抗1
6の抵抗値、R:抵抗17の抵抗値、■:定電流源4ま
たは5からの電流の大きさ、 ただし、抵抗16と17は(3)式で与えられる範囲に
選ぶ必要がある。
■ R■〉■Dr(■一』)〈vD・・・・・・・・・・・
・・・・(3)R (2)式においてR−+oOr→0とすると発振周波数
は となって(1)式と同じになる。
(2)式においてR−+(1)とすると (2)式においてr→0とすると となる。
以上の式からわかるように抵抗16を用いると発振周波
数を高くすることができ抵抗17を用いると低くするこ
とができる。
以上説明したようにコンデンサ3に直列抵抗16あるい
は並列抵抗17をもしくは両方を接続して抵抗値を調整
することにより発振周波数が調整できるので集積回路化
する場合周波数調整用端子を設ける必要がなく容量を調
整しなくてすむ利点がある。
第4,5および6図に動作波形を示す。第7図は本考案
の実施例であるエミツタ結合マルチバイブレータをvC
Oとして応用した例を示す回路図であって、18は制御
入力端子、19および20は発振出力端子、8は電源端
子、15はGND端子である。
トランジスタ1のエミツタとトランジスタ2のエミツタ
はコンデンサ3と可変抵抗16を通して接続されさらに
可変抵抗17で接続される。
又それぞれのエミツタはトランジスタ21又は22のコ
レクタに接続されている。
トランジスタ21と22のベースは制御人力端子18に
接続されそれぞれのエミツタは等しい抵抗値をもつ抵抗
23又は24を通してGND端子15に接続される。
抵抗6とダイオード7はトランジスタ1の負荷であって
トランジスタ1のコレクタと電源端子8の間に接続され
る。
抵抗9とダイオード10はトランジスタ2の負荷でトラ
ンジスタ2のコレクタと電源端子8の間に接続される。
トランジスタ11と25はダーリントン接続されていて
両方のコレクタは電源端子8にトランジスタ11のベー
スはトランジスタ2のコレクタヘトランジスタ25のエ
ミツタはトランジスタ1のペースに接続されており、さ
らにトランジスタ11のエミツタとトランジスタ25の
ベースの接続点からトランジスタ25のエミツタに抵抗
26が接続されており、トランジスタ25のエミツタは
抵抗27を通してGND端子15に接続される。
トランジスタ13と29はダーリントン接続されていて
両方のコレクタは電源端子8に、トランジスタ13のベ
ースはトランジスタ1のコレクタヘトランジスタ29の
エミツタはトランジスタ2のベースへ接続されており、
さらにトランジスタ13のエミツタとトランジスタ29
のベースの接続点からトランジスタ29のエミツタに抵
抗28が接続されており、トランジスタ29のエミツタ
は抵抗30を通してGND端子15に接続される。
この回路は制御入力電圧によってトランジスタ21およ
び22に流れる電流を制御して発振周波数を制御してい
る。
この回路の発振周波数は次式で与えられる f:発振周波数、C:コンデンサ3の容量、r:可変抵
抗16の抵抗値、R:可変抵抗17の抵抗値、RE:抵
抗23および24の抵抗値、■1N:制御入力、■8E
:トランジスタのベース・エミツタ間電圧ただし発振す
るためには次式が或立しなければならない。
(5)式からわかるようにV1Nによって発振周波数を
制御することができるのでPLLのVCOとして利用で
きる。
ここで可変抵抗16. 17を調整することによって発
振周波数を調整できる利点があるので集積回路化した場
合に周波数調整用の端子を設けなくてすみ、又、外付と
なるコンデンサを調整しなくてすむ利点がある。
又、第8図は本発明の他の実施例を示す回路図で第7図
の回路にさらに抵抗31をコンテ゛ンサ3に並列に接続
したものである。
この場合次の関係があると第7図の回路と第8図の回路
の動作は等しい。
ただし r:第7図における抵抗16の抵抗値、R:第7図にお
ける抵抗17の抵抗値、r′:第8図における抵抗16
の抵抗値、R′:第8図における抵抗17の抵抗値、R
″:第8図における抵抗31の抵抗値。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエミツタ結合マルチバイブレー夕の回路
図、第2図は従来のエミツタ結合マルチバイブレー夕の
各点の動作波形を示す。 図2−1はトランジスタ1のエミツタ電圧波形、図2−
2はトランジスタ2のエミツタ電圧波形、図2−3はト
ランジスタ2のエミツタからみたトランジスタ1のエミ
ツタの電圧波形、図2−4は、トランジスタ1のコレク
タ電圧波形、図2−5はトランジスタ2のコレクタ電圧
波形を示す。 第3図は本考案の一実施例の回路図、第4図は第3図の
回路の各点の動作波形を示し図4−1〜4−5はそれぞ
れ図2−1〜2−5に対応する。 第5図はR→(1)のときの本発明による回路の各点の
動作波形を示し、図5−1〜5−5はそれぞれ図2−1
〜2−5に対応する。 第6図はr→0のときの本発明による回路の各点の動作
波形を示し、図6−1〜6−5はそれぞれ図2−1〜2
−5に対応する。 第7図は本考案をvCOに応用した例を示す回路図、第
8図は本考案の他の実施例の回路図である。 1, 2, 11, 13, 21, 22, 25
, 29・・・トランジスタ、3・・・コンデンサ、4
, 5, 12, 14・・・定電流源、6, 9
, 16, 17, 23, 24, 26, 27,
28, 30, 31・・・抵抗、7,10・・・ダ
イオード、8・・・電源端子、15・・・GND端子、
18・・・制御入力端子、19・・・発振出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のトランジスタのコレクタより第2のトランジスタ
    のベースへ第2のトランジスタのコレクタより第1のト
    ランジスタのベースへそれぞれ帰還回路が設けられ、か
    つ第1と第2のトランジスタのエミツタ間にコンデンサ
    を備え、第1および第2のトランジスタのそれぞれのエ
    ミツタに定電流源を接続して電流を供給しその電流の大
    きさを制御することによって発振周波数を制御するエミ
    ツタ結合マルチバイブレー夕において、前記コンデンサ
    に直列又は並列に、あるいは直列および並列に抵抗を接
    続してなる電位源との電流通路をもたない発振周波数調
    整手段を備えている事を特徴とする発振回路。
JP1977041531U 1977-04-01 1977-04-01 発振回路 Expired JPS597772Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977041531U JPS597772Y2 (ja) 1977-04-01 1977-04-01 発振回路

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JP1977041531U JPS597772Y2 (ja) 1977-04-01 1977-04-01 発振回路

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Publication Number Publication Date
JPS53136048U JPS53136048U (ja) 1978-10-27
JPS597772Y2 true JPS597772Y2 (ja) 1984-03-09

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ID=28912299

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JP1977041531U Expired JPS597772Y2 (ja) 1977-04-01 1977-04-01 発振回路

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JP (1) JPS597772Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106610A (ja) * 1974-01-29 1975-08-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106610A (ja) * 1974-01-29 1975-08-22

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JPS53136048U (ja) 1978-10-27

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