JPS5976862A - 自動車の燃料噴射用電磁弁 - Google Patents

自動車の燃料噴射用電磁弁

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JPS5976862A
JPS5976862A JP18697682A JP18697682A JPS5976862A JP S5976862 A JPS5976862 A JP S5976862A JP 18697682 A JP18697682 A JP 18697682A JP 18697682 A JP18697682 A JP 18697682A JP S5976862 A JPS5976862 A JP S5976862A
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magnetic
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雅章 佐野
Katsuya Mitsuoka
光岡 勝也
Masayoshi Momono
桃野 正吉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は内燃機関に燃料音供給する燃料噴射弁に係り、
特に、燃料噴射用電磁弁の磁気回路材に関するものであ
る。
〔従来技術〕
最近は過給機搭載車の需要が増加する傾向にあるが、そ
れには高速応答性の燃料噴射弁が必要となる。従来の燃
料噴射弁に用いられていた電磁弁はその磁気回路に1z
s;−FC合金、或いは130[系の電磁ステンレスが
主として用いられていた。しかし、前者の1 % S 
+−Fe合金は磁束密度は高いが電気抵抗は20μΩC
mと低いので、実際の稼動状態にあるときのパルス状駆
動電流に対して磁束の応答性が悪い。寸だ、後者の13
Cr系の電磁ステンレスは電気抵抗は70μΩQnと高
いが寸だ十分とはいえない。特にターボ過給機搭載車に
対しては性能不足で未だ実用化されていなかった。
第1図は自動車用燃料噴射弁の断面図である。
コア1.プランジャ2およびヨーク3で磁気回路は構成
されており、励磁コイル4に電流が流れたときはプラン
ジャ2と共に弁棒5およびボール弁6を引き付けて弁座
8より離す。しだがって、1゛記ボール弁6の周囲に供
給されている加圧燃料はノズル9より噴出し、励磁コイ
ル4への通電を停止したときはスプリング7のばね力で
プランジャ2が押し出され、ボール弁6が弁座8を閉止
して燃料の噴出を停止する。
このような燃料噴射弁による噴射惜は、励磁コイル4に
流す駆動パルス電流のパルス幅によって制御されるので
、磁気回路の磁束が駆動パルス電流に対して良く追従す
ることが必要である。したがって、磁気回路部組は高電
気抵抗でしかも高磁束密度な性質をもっていなければな
らない。しかし、従来用いられていた軟質磁性材料では
電気抵抗を高めると磁束密度は低下するという相反する
性質があるので、両者を同時に高めることは困難であっ
た。
そこで従来は比較的電気抵抗及び磁束密度の高い13 
Cr系の電磁ステンレスを選択して使用していた。この
材料は工業的には電気抵抗が70μΩm、磁場の強さ1
000eにおける磁束密度BIO(1は1、5 ’T’
 (テスラ)程度であるが、上記高速制御を満足するに
は不十分であるという欠点を(っていた。
〔発明の目的〕 本発明は」二記従来技術の欠点を解消し、燃料噴射の応
答性を大幅に向上させることができる燃料噴射用電磁弁
を」U供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の特徴とするところは、磁場の強さ1000 e
における磁束密度が1.3テスラ以上、室温における比
抵抗が100μΩon以上の合金材料を用いて磁気回路
を構成したことにある。
燃料噴射用電磁弁のように急激な磁化と減磁を行う場合
に磁気回路に発生ずる磁束は、次に示ずうず電流1の影
響で遅れを生じる。
但し、δ;材相打板厚 ρ;材相打電気抵抗 dI/dti磁化の時間的変化 である。しだがって、d■/dtの大きな駆動パルス電
流によってON〜OFFさせようとすると、うず電流l
が犬となるし、ρが小さいときもうず電流lは犬となる
。即ち、磁気回路部材は高電気抵抗で高磁束密度の磁性
材でなければならない。
一般には月料の電気抵抗には限度があるので、交番磁界
或いはパルス磁界で使用する場合には材料の板厚を薄く
して積層する所謂変圧器鉄心のような構造を採用してい
た。しかし燃料噴射用電磁弁の場合はこのような構造と
することはできないので、何等かの方法で電気抵抗を大
きくすることが要求されていだが、本発明では特殊合金
を使用することによってこれを解決しようとするもので
ある。
〔発明の実施例〕
第1表に示す組成の合金を真空溶解炉で溶解し、得られ
た鋼塊から熱間鍛造で直径8調、長さ150mmの試験
片を作製した。この試験片を9000で1時間水素焼鈍
し、磁界100Qeにおける磁束密度I(1ooと、電
気抵抗Ω及びパルス磁化(パ/l/ス幅1.5m5)に
おける磁束の応答性を測定した。
なお、磁束応答性は後程説明する第4図に示す方法で行
い、最大磁束密度B’lll及びパルス電流が切れてか
ら磁束が1/2に減衰するまでの時間tΦ ())で評価した。その結果を第2表に示す。
第  2 表 ※ 従来材 13Cr電磁ステンレス鋼」二記第1表と
第2表より次のような結論が得られる。
(1)合金番号1〜11の合金はいずれも電気抵抗が1
00μΩar1以上で高抵抗であり、しかも1000e
における磁束密度は1.3テスラ以上の高磁束密度を示
している。
(2)特に合金属4,6及び11は電気抵抗が113μ
Ωctn以上もあり、LOOOeにおける磁束密度は1
.35 ’I”以」二と優れている。この値は扁12の
従来の13C[電磁ステンレス鋼に比べて約8%低い。
一方、高速応答特性を表わしている磁束応答性を比較す
るとBmは0.84〜0.86テスラと扁12に比較し
て約20%も増加している。まだ、磁束の半減時間t(
(A2)についてもA6】3に比べて40係程度短縮さ
れているので、高速応答性が得られる材料であることが
判る。
第2図は素材中のCr含有量と電気抵抗ρ及び磁束密度
13との関係を示す線図である。一般にCrは合金の電
気抵抗を高めると共に配食性をJjえるために必要な元
素であるが、これが多すぎると磁束密度r3+00の低
下が顕著となる。また、パルス磁化で励磁するような場
合は、普通磁束密度を高めるよりも電気抵抗を高める方
が効果が大きいので、その」二限と下限は電気抵抗を更
に高めるだめに添加するS1或いはAtの含有量に依存
する。
この81及びA4の含有量は多過ぎると加工性を損なう
だめ、いずれも6重量%以下にしである。
その時C[含有量が6重量%以下では磁束密度は高くな
るが電気抵抗は100μΩcT11を割って高電気抵抗
材料としての性能を発揮しない。まだ、13重量係以−
1−になると電気抵抗は高くなるが磁束密度は1,5T
を割り、高磁束密度材料としての性能を発揮しないし加
工性が低下して量産性を損なう。しだがって、Cr含有
量は第2図の破線の範囲である6〜13重量%に限定す
るのが適切で、それにS’或いはAt又は両者を混入さ
せるのがよい。
一方、高電気抵抗材料としての性能を更に発揮させるた
めには、」二記の如く、C「含有量を6〜13重量%に
抑えだ上で81或いはA4を夫々単独に、若しくは複合
添加することが必要である。−その成分範囲は単独の場
合はSIとAtは同等で1重@φ以下ではCr含有量が
最も多い13重量%の場合でも電気抵抗が100μΩa
nを割ってしまうので、高電気抵抗材料としての性能を
発揮しない。まだ、6重量係以上では電気抵抗は高くな
るが磁束密度が低下して1.3Tを割り、高磁束密度と
しての性能を発揮しない。しかも加工性が悪くなり、特
に、熱間加工時の鍛造時に割れを生じ易い。
したがって、Sl及びA4の含有量は単独添加の場合は
夫々1〜6重量係に限定する。但し、C[含有量とSI
或いはA4含有量の総和が122重量%以下なると電気
抵抗が100μΩctnを割り、ま−た、17重量%を
越えると磁束密度が低下して1,3Tを割ると共に加工
性を損なうので、Sl或いはArとCrの含有量の総和
は12〜17重量%の範囲が適当である。まだ、Si及
びAtを複合添加しても効果は同じであり、その場合の
含有量は(Si+At)の総和で1〜6重量%に限定す
る。なお、加工性に対してはSlよりもAtの方が良好
である。
其の他の事項としては、結晶粒を微細化して熱間加工性
を改善すること、パルス磁化による磁束応答性を改善す
るだめにJ、’ I 、 Zl 、 Nl)等を小量添
加すること、切削性を改善するためにS。
M n等を複合添加することもある。寸だ、Cの量が多
すぎると炭化物を形成し電気抵抗を低下させて保磁力等
の磁気特性を増すので、この状態になる以前の0.05
%以下に制御するのが望才しい。
第3図は第1表の本発明の合金の組織を示す顕微鏡写真
で、倍率は100倍である。これらの合金は添加元素が
全てFe中に固溶してフェライト組織を作っており、そ
の結晶粒度はA、S、T、M、オーステナイト結晶粒度
で&1程度であった。なお、各結晶粒の中での色の濃淡
は結晶の方向が異なることによって生じだものであり、
一般には結晶粒度は細かい方が好寸しいといわれている
第4図は第2表の磁束応答性の測定装置のブロック図で
ある。各合金番号の棒状試験片11を作り、その中間部
にサーチコイル12を巻回してコイル13中に挿入する
。電源16の電流をパルス発生器15に供給し、電流プ
ローブ14を介してコイル13に通電する。その電流波
形はシンクロスコープ17の下側に表示されているよう
に段階状に変化させているが、そのときサーチコイル2
で検知される磁束波形を上側の山脈状の曲線で示してい
る。即ち、Bmは最大磁束であり、t(9)の価を11
18で実測する。その値は上記第2表に示されており、
Bmは太きくt(!L)は小さい程磁束応答性は良好で
ある。
第5図は第1表、第2表の扁4の合金を用いて燃料噴射
用電磁弁を組立て、その流量特性を測定した線図で、実
線18は扁4合金の特性を示し、破線19は従来の13
(、+−電磁ステンレス使用時め特性を示している。実
線18はパルス電流に対する磁束の応答性が良いのでそ
の直線性は良好で低パルス幅の所までパルス幅と燃料噴
射流量の比例性は改善されている。なお、扁4以外の扁
6゜1(r、 L 1等においても同様な特性を示すこ
とが推定できる。
本実施例の燃料噴射用電磁弁は、Si及びA4の少なく
とも一方が1〜6重量%、Crが6〜13重量%、その
合計が12〜17重量−を含むフエ FeOもライト組織の合金で磁器回路部材を構成してい
るので、燃料噴射用電磁弁として好適な特性が得られる
という効果をもっている。
〔発明の効果〕
本発明の燃料噴射用電磁弁は、高電気抵抗・高磁束密度
の合金で磁気回路が構成されているので、燃料の応答特
性は良好であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用燃料噴射弁の断面図、第2図は素材中
のC[含有量と電気抵抗ρ及び磁束密度Bとの関係を示
す線図、第3図は本発明の合金の組織を示す顕微鏡写真
、第4図は第2表の磁束応答性測定装置のブロック図、
第5図はパルス幅と燃料噴射流量との関係を従来のもの
と比較して示す線図である。 ■・・・コア、2・・・プランジャ、3・・・ヨーク、
4・・・励磁コイル、5・・・弁棒、6・・・ボール弁
、7・・・スプリング、8・・・弁座、9・・・ノズル
、10・・・磁束応答性の測定装置、11・・・試験片
、12・・・サーチコイル、13・・・コイル、14・
・・電流プローブ、15・・・パルス発生器、16・・
・電源、17・・・シンクロスコープ、ギl 目 芽2 目 索へす杓Cr@有量<Wt’/−)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、磁気回路を構成する材料が、磁場の強さ1000e
    における磁束密度が1,3テスラ以上、室温における比
    抵抗が100μΩ口以」二の合金材料である燃料噴射用
    電磁弁。 2、Sl及びAAの少なくとも一方を1〜6重量有する
    合金を用いて磁気回路を構成した特許請求の範囲第1項
    記載の燃料噴射用電磁弁。
JP18697682A 1982-10-25 1982-10-25 自動車の燃料噴射用電磁弁 Granted JPS5976862A (ja)

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JPH0512423B2 JPH0512423B2 (ja) 1993-02-18

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