JPS597587Y2 - 密閉型電動圧縮機の消音装置 - Google Patents
密閉型電動圧縮機の消音装置Info
- Publication number
- JPS597587Y2 JPS597587Y2 JP1976169846U JP16984676U JPS597587Y2 JP S597587 Y2 JPS597587 Y2 JP S597587Y2 JP 1976169846 U JP1976169846 U JP 1976169846U JP 16984676 U JP16984676 U JP 16984676U JP S597587 Y2 JPS597587 Y2 JP S597587Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- sound pressure
- electric compressor
- silencer
- hermetic electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密閉型圧縮機に発生する空洞共鳴音の発生を防
止し同時に空洞共鳴音を吸収するようにした消音装置に
関する。
止し同時に空洞共鳴音を吸収するようにした消音装置に
関する。
従来、この種の圧縮機はその電動要素及び圧縮要素を密
閉容器内に弾性支持する構戒であるので、これら要素と
密閉容器との間に大略円環状の空洞が形或されている。
閉容器内に弾性支持する構戒であるので、これら要素と
密閉容器との間に大略円環状の空洞が形或されている。
しかしながら、冷媒ガス等の被圧縮流体の吸入通路を介
して空洞に放射される音が空洞形状と冷媒ガスの特性値
に応じた空洞共鳴周波数と一致することがあり、略30
0〜500 Hzの低周波騒音が発生する原因となって
いた。
して空洞に放射される音が空洞形状と冷媒ガスの特性値
に応じた空洞共鳴周波数と一致することがあり、略30
0〜500 Hzの低周波騒音が発生する原因となって
いた。
このため、吸入通路に吸入消音器を配設するものでもあ
ったが、その効果が上がるには至っていない。
ったが、その効果が上がるには至っていない。
本考案は上記の点に鑑み、吸入消音器内の音圧を一対の
音圧管を介して空洞内に導き、夫々の音圧管より発生す
る音圧を相互に打消し合うようにして吸入消音器内の発
生騒音を消去し、ひいては空洞共鳴音を抑制消音させる
ものである。
音圧管を介して空洞内に導き、夫々の音圧管より発生す
る音圧を相互に打消し合うようにして吸入消音器内の発
生騒音を消去し、ひいては空洞共鳴音を抑制消音させる
ものである。
以下に本考案の実施の1例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において1は密閉容器、2は圧縮機本
体としての圧縮要素3および電動要素4の支持枠であり
、5は上記1〜4の要素により形或される円環状空洞で
あって、冷媒ガスの圧力および温度に依存する固有振動
数を持っている。
体としての圧縮要素3および電動要素4の支持枠であり
、5は上記1〜4の要素により形或される円環状空洞で
あって、冷媒ガスの圧力および温度に依存する固有振動
数を持っている。
この固有振動数と電動機の回転数の高次値とが一致する
と圧縮要素3への冷媒ガスの吸入通路内に設けた6の吸
入消音器における吸入音が増大し円環状空洞5内の冷媒
ガスが加振されて空洞共鳴音が発生する。
と圧縮要素3への冷媒ガスの吸入通路内に設けた6の吸
入消音器における吸入音が増大し円環状空洞5内の冷媒
ガスが加振されて空洞共鳴音が発生する。
これに対して本考案では11及び12の音圧管を配設す
る。
る。
該音圧管11,12は2本であって長さが等しく、夫々
の一端11a,12aが吸入消音器6内に開口し、他端
1lb,12bが相互に逆方向の空洞5内円周方向に向
けて開口し、当該他端1lb,12bの夫々から空洞5
内に発する音圧が相互に打消し合うようになっている。
の一端11a,12aが吸入消音器6内に開口し、他端
1lb,12bが相互に逆方向の空洞5内円周方向に向
けて開口し、当該他端1lb,12bの夫々から空洞5
内に発する音圧が相互に打消し合うようになっている。
例えば他端11b,12bの夫々と密閉容器の中心とを
結ぶ線が90゜の角度をなすような位置に実施例では他
端11b,12bを開口させている。
結ぶ線が90゜の角度をなすような位置に実施例では他
端11b,12bを開口させている。
尚14は電動要素の回転軸、15は圧縮要素から延びる
吐出管、16は該吐出管15に介装された吐出消音器、
17は吸入管、18は圧縮本体3,4を密閉容器1に弾
性支持するためのばね、19は潤滑油である。
吐出管、16は該吐出管15に介装された吐出消音器、
17は吸入管、18は圧縮本体3,4を密閉容器1に弾
性支持するためのばね、19は潤滑油である。
従って、上記実施例において、音圧管11及び12は吸
入消音器6内の開口端11a,12aより吸入消音器6
内で生じている音圧変化を感知し、その音圧変化を他端
1lb,12bまで伝播する。
入消音器6内の開口端11a,12aより吸入消音器6
内で生じている音圧変化を感知し、その音圧変化を他端
1lb,12bまで伝播する。
ただし音圧管11および12は、吸入消音管6への冷媒
の人口管13よりも大きな抵抗を有させ、音圧は伝播す
るが吸入消音器6への冷媒流入の生じないような適当な
径および長さを有するように形或する。
の人口管13よりも大きな抵抗を有させ、音圧は伝播す
るが吸入消音器6への冷媒流入の生じないような適当な
径および長さを有するように形或する。
このようにして伝播された音圧により円環状空洞5内に
開口端11 bあるいは12bを腹とする固有振動が誘
起される。
開口端11 bあるいは12bを腹とする固有振動が誘
起される。
この時、音圧管11および12の長さが等しく、かつ両
者の開口端11a,12aが円環状空洞5の円周上で9
0゜の角度をなすようにしてそれぞれの開口端1lb,
12bを腹とする時間的に同位相の固有振動が円環状空
洞5にて、円周方向に士波長の位相差をもって強制的に
誘起される。
者の開口端11a,12aが円環状空洞5の円周上で9
0゜の角度をなすようにしてそれぞれの開口端1lb,
12bを腹とする時間的に同位相の固有振動が円環状空
洞5にて、円周方向に士波長の位相差をもって強制的に
誘起される。
従ってそれら音圧は互いに打ち消し合い、また他の点を
腹とする固有振動も制限されるので、共鳴の励振源即ち
音圧管11,12から放射される音圧レベルを非常に小
さくすることができ、上下方向及び水平方向にかかわら
ず円環状空洞5内における空洞共鳴音の発生を抑制する
ことができる。
腹とする固有振動も制限されるので、共鳴の励振源即ち
音圧管11,12から放射される音圧レベルを非常に小
さくすることができ、上下方向及び水平方向にかかわら
ず円環状空洞5内における空洞共鳴音の発生を抑制する
ことができる。
これは例えば、圧縮機の密閉容器の外部から測定である
が、20〜40 dBの共鳴音低下となる。
が、20〜40 dBの共鳴音低下となる。
以上のように本考案は被圧縮ガス吸入通路に設けられた
吸入消音器に一端が開口し他端が開口相互に逆方向の空
洞内円周方向に向けて開口し当該他端1lb,12bの
夫々から空洞内に発する音圧が相互に打消し今う一対の
音圧管を設けたので、吸入消音器の音圧を打消し、もっ
て空洞共鳴音の発生を防止することができる消音性に優
れた密閉型電動圧縮機を提供できる。
吸入消音器に一端が開口し他端が開口相互に逆方向の空
洞内円周方向に向けて開口し当該他端1lb,12bの
夫々から空洞内に発する音圧が相互に打消し今う一対の
音圧管を設けたので、吸入消音器の音圧を打消し、もっ
て空洞共鳴音の発生を防止することができる消音性に優
れた密閉型電動圧縮機を提供できる。
第1図は本考案の1実施例に係る密閉型電動圧縮機の平
面図、第2図は同上の縦断面図である。 1・・・・・・密閉容器、3・・・・・・圧縮要素、4
・・・・・・電動要素、5・・・・・・円環状空洞、6
・・・・・・吸入消音器、11.12・・・・・・音圧
管、11 a ,11 b ,12 a ,12 b・
−・・・開口端。 /
面図、第2図は同上の縦断面図である。 1・・・・・・密閉容器、3・・・・・・圧縮要素、4
・・・・・・電動要素、5・・・・・・円環状空洞、6
・・・・・・吸入消音器、11.12・・・・・・音圧
管、11 a ,11 b ,12 a ,12 b・
−・・・開口端。 /
Claims (1)
- 密閉容器1とその内部の圧縮機本体3,4との間に大略
環状の空洞5を有し、かつ圧縮要素3への被圧縮ガス吸
入通路に吸入消音器6を備えた密閉型電動圧縮機におい
て、一端11a,12aが吸入消音器6内に開口し他端
1lb,12bが相互に逆方向の空洞5内円周方向に向
けて開口し当該他端1lb,12bの夫々から空洞5内
に発する音圧が相互に打消し合う一対の音圧管11.1
2を設けたことを特徴とする密閉型電動圧縮機の消音装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976169846U JPS597587Y2 (ja) | 1976-12-17 | 1976-12-17 | 密閉型電動圧縮機の消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976169846U JPS597587Y2 (ja) | 1976-12-17 | 1976-12-17 | 密閉型電動圧縮機の消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5385712U JPS5385712U (ja) | 1978-07-14 |
JPS597587Y2 true JPS597587Y2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=28777419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976169846U Expired JPS597587Y2 (ja) | 1976-12-17 | 1976-12-17 | 密閉型電動圧縮機の消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597587Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53725Y2 (ja) * | 1973-02-28 | 1978-01-11 | ||
JPS5167406U (ja) * | 1974-11-25 | 1976-05-28 | ||
JPS57219Y2 (ja) * | 1976-10-05 | 1982-01-05 |
-
1976
- 1976-12-17 JP JP1976169846U patent/JPS597587Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5385712U (ja) | 1978-07-14 |
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