JPS5974226A - 浸炭部品の高周波焼戻し方法 - Google Patents
浸炭部品の高周波焼戻し方法Info
- Publication number
- JPS5974226A JPS5974226A JP18352982A JP18352982A JPS5974226A JP S5974226 A JPS5974226 A JP S5974226A JP 18352982 A JP18352982 A JP 18352982A JP 18352982 A JP18352982 A JP 18352982A JP S5974226 A JPS5974226 A JP S5974226A
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- JP
- Japan
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- heating
- tempering
- high frequency
- carburized
- induction tempering
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/0093—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for screws; for bolts
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は浸炭部品とりわけそのネジ部の高周波焼戻し技
術に関する。
術に関する。
従来、浸炭部品とりわけそのネジ部に対しては、高引張
荷重の継続負荷により材料破壊するいわゆる“遅れ破壊
”を防止するために、高周波焼戻しを行うとこが少なく
ない。
荷重の継続負荷により材料破壊するいわゆる“遅れ破壊
”を防止するために、高周波焼戻しを行うとこが少なく
ない。
しかし、従来の浸炭部品ネジ部の高周波焼戻し方法は、
中出力の高周波加熱による１回加熱であったため、加熱
速度をゆるやかにすることによって高周波焼戻しに必要
な温度域での保持時間を確保せざるを得なかった。
中出力の高周波加熱による１回加熱であったため、加熱
速度をゆるやかにすることによって高周波焼戻しに必要
な温度域での保持時間を確保せざるを得なかった。
こういった加熱パターンをとると熱処理に要する時間が
長（なるため、量産ラインで高周波焼戻しする場合には
、製品加工サイクルタイムの制約から高周波焼戻しに必
要な温度域での保持時間を充分にとれないという問題が
あった。
長（なるため、量産ラインで高周波焼戻しする場合には
、製品加工サイクルタイムの制約から高周波焼戻しに必
要な温度域での保持時間を充分にとれないという問題が
あった。
この結果として、焼戻し効果不充分のため熱処理後の硬
さが高すぎたり、特に部品の被処理部位内での硬さのバ
ラツキが大きくなるなど、熱処理品質が安定しない欠点
があった。
さが高すぎたり、特に部品の被処理部位内での硬さのバ
ラツキが大きくなるなど、熱処理品質が安定しない欠点
があった。
本発明者らは高周波焼戻し技術に関する研究の過程で、
前記“遅れ破壊”防止に対しては高周波焼戻し条件とし
て加熱温度が６００℃以上・変態点以下の温度、その温
度での保持時間が１０〜２５秒の場合に優れた熱処理（
焼戻し）品質を得ることができることを発見した。
前記“遅れ破壊”防止に対しては高周波焼戻し条件とし
て加熱温度が６００℃以上・変態点以下の温度、その温
度での保持時間が１０〜２５秒の場合に優れた熱処理（
焼戻し）品質を得ることができることを発見した。
本発明法は浸炭部品とりわけそのネジ部の高周波焼戻し
において、焼戻し加熱刃−を改良することにより熱処理
後の硬さの適正化すなわぢ熱処理品質の向上をはかった
浸炭部品の高周波焼戻し方法の提供を目的とする。
において、焼戻し加熱刃−を改良することにより熱処理
後の硬さの適正化すなわぢ熱処理品質の向上をはかった
浸炭部品の高周波焼戻し方法の提供を目的とする。
かかる目的は、浸炭部品の高周波焼戻しにおいて、まず
高周波焼戻しに必要な温度域すなわち６００℃以上・変
態点以下の温度まで一度に高出力で加熱させ、しかる後
に、出力を切り替え低出力加熱とする２段階加熱法を採
用することにより、被処理部位に対し均一かつ適正な高
周波焼戻し効果を与えることを特徴とした浸炭部品の高
周波焼戻し方法によって達成される。
高周波焼戻しに必要な温度域すなわち６００℃以上・変
態点以下の温度まで一度に高出力で加熱させ、しかる後
に、出力を切り替え低出力加熱とする２段階加熱法を採
用することにより、被処理部位に対し均一かつ適正な高
周波焼戻し効果を与えることを特徴とした浸炭部品の高
周波焼戻し方法によって達成される。
以下添付図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第１図は本発明に係る高周波焼戻し装置の主要部分の断
面図を示す。加熱コイル２の中心に被処理浸炭部品が保
持され、前記加熱コイル２に高周波電流を流すことによ
り、被処理浸炭部品の被処理部位３が主に加熱される。
面図を示す。加熱コイル２の中心に被処理浸炭部品が保
持され、前記加熱コイル２に高周波電流を流すことによ
り、被処理浸炭部品の被処理部位３が主に加熱される。
まず高出力にて高周波焼戻しのために必要な温度すなわ
ち、６００℃以上・変態点以下の温度まで加熱し、しか
る後、出力切り替えを行い低出力加熱する２段階加熱に
よって、高周波焼戻しのために必要な温度域での保持時
間を確保する。
ち、６００℃以上・変態点以下の温度まで加熱し、しか
る後、出力切り替えを行い低出力加熱する２段階加熱に
よって、高周波焼戻しのために必要な温度域での保持時
間を確保する。
ここで高周波焼戻し温度について述べると、変態点より
高温では冷却状態において再焼入組織が現れる恐れがあ
り焼戻し後の硬さが急激に上昇して熱処理に適さず、ま
た６００°Ｃより低温では焼入状態のマルテンサイト組
織から焼戻し状態のソルバイト組織への変態が完全には
行われずやはり熱処理として適切でない。このことから
高周波焼戻しの適正温度範囲は６００℃以上・変態点以
下の温度に限定される。
高温では冷却状態において再焼入組織が現れる恐れがあ
り焼戻し後の硬さが急激に上昇して熱処理に適さず、ま
た６００°Ｃより低温では焼入状態のマルテンサイト組
織から焼戻し状態のソルバイト組織への変態が完全には
行われずやはり熱処理として適切でない。このことから
高周波焼戻しの適正温度範囲は６００℃以上・変態点以
下の温度に限定される。
また高周波焼戻し温度での保持時間は、１０秒以下では
十分な焼戻し効果が得られず、２５秒以上では熱処理に
要するサイクルタイムが長くなるため１０〜２５秒が適
している。
十分な焼戻し効果が得られず、２５秒以上では熱処理に
要するサイクルタイムが長くなるため１０〜２５秒が適
している。
第２図は浸炭部品とりわけネジ部の高周波焼戻しにおけ
る従来法及び本発明法による高周波焼戻し温度サイクル
・ヒートパターンの比較を示す。
る従来法及び本発明法による高周波焼戻し温度サイクル
・ヒートパターンの比較を示す。
図より明らかなように、本発明法によるヒートパターン
Ｉは従来法によるヒートパターン■に比べて高周波焼戻
しに必要な加熱温度域及び放冷過程での保持時間が著し
く長くなっており、高周波焼戻しに必要な温度での適正
保持時間が１０〜２５秒であることを考慮すると、従来
法では明らかな保持時間不足となっているのに対し、本
発明法では十分な保持時間を確保していることがわかる
。
Ｉは従来法によるヒートパターン■に比べて高周波焼戻
しに必要な加熱温度域及び放冷過程での保持時間が著し
く長くなっており、高周波焼戻しに必要な温度での適正
保持時間が１０〜２５秒であることを考慮すると、従来
法では明らかな保持時間不足となっているのに対し、本
発明法では十分な保持時間を確保していることがわかる
。
また従来法の加熱においては、高周波加熱されても短時
間であるため被処理浸炭部品の表面層のみが加熱され内
部は十分加熱されず、熱処理後の硬さが高すぎたり被処
理部位内における硬さのバラツキを生ずるが、本発明法
では第１段階での加熱が表面層を主体とした加熱であっ
ても第２段階での加熱によって内部にも熱が十分伝達さ
れ被処理部位全体が均一に加熱される結果、被処理部位
全体が均一に焼戻し効果を受けることが理解される。
間であるため被処理浸炭部品の表面層のみが加熱され内
部は十分加熱されず、熱処理後の硬さが高すぎたり被処
理部位内における硬さのバラツキを生ずるが、本発明法
では第１段階での加熱が表面層を主体とした加熱であっ
ても第２段階での加熱によって内部にも熱が十分伝達さ
れ被処理部位全体が均一に加熱される結果、被処理部位
全体が均一に焼戻し効果を受けることが理解される。
以上から明らかなように、本発明法により高周波焼戻し
された浸炭部品とりわけネジ部は、適正な加熱温度・保
持時間で熱処理されるため、熱処理後の硬さ・被処理部
位内での硬さの均一性など優れた熱処理品質を確保する
ことができる利点がある。
された浸炭部品とりわけネジ部は、適正な加熱温度・保
持時間で熱処理されるため、熱処理後の硬さ・被処理部
位内での硬さの均一性など優れた熱処理品質を確保する
ことができる利点がある。
第１図は本発明法による高周波焼戻し、装置の断面図、
第２図は浸炭部品のネジ部の高周波焼戻しにおける従来
法及び本発明法による高周波焼戻し温度サイクル・ヒー
トパターンを示す。 １−・・・−被処理浸炭部品 ２−・−−−一加熱コイル ３−・・−被処理部位 出願人 トヨタ自動車林曳会社
第２図は浸炭部品のネジ部の高周波焼戻しにおける従来
法及び本発明法による高周波焼戻し温度サイクル・ヒー
トパターンを示す。 １−・・・−被処理浸炭部品 ２−・−−−一加熱コイル ３−・・−被処理部位 出願人 トヨタ自動車林曳会社
Claims (1)
- 浸炭部品の高周波焼戻しにおいて、高周波焼戻しに必要
な温度域すなわち６００℃以上・変態点以下の温度まで
一旦高出力で加熱し、しかる後、低出力加熱とする２段
階加熱法を採用することを特徴とした浸炭部品の高周波
焼戻し方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18352982A JPS5974226A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | 浸炭部品の高周波焼戻し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18352982A JPS5974226A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | 浸炭部品の高周波焼戻し方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5974226A true JPS5974226A (ja) | 1984-04-26 |
| JPS635455B2 JPS635455B2 (ja) | 1988-02-03 |
Family
ID=16137426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18352982A Granted JPS5974226A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | 浸炭部品の高周波焼戻し方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5974226A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192523A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-24 | Toyota Motor Corp | 浸炭部品の高周波焼戻し方法 |
| WO1994014575A1 (de) * | 1992-12-22 | 1994-07-07 | Wera Werk Herman Werner Gmbh & Co. | Werkzeug, insbesondere schraubendrehereinsatz |
| JP2013231206A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Denso Corp | 焼き戻し方法、および焼き戻し装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264418A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Ntn Corp | 等速自在継手の外側継手部材 |
| JP5393997B2 (ja) * | 2008-04-22 | 2014-01-22 | Ｎｔｎ株式会社 | 車輪用軸受装置 |
-
1982
- 1982-10-19 JP JP18352982A patent/JPS5974226A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192523A (ja) * | 1986-02-17 | 1987-08-24 | Toyota Motor Corp | 浸炭部品の高周波焼戻し方法 |
| WO1994014575A1 (de) * | 1992-12-22 | 1994-07-07 | Wera Werk Herman Werner Gmbh & Co. | Werkzeug, insbesondere schraubendrehereinsatz |
| US5704261A (en) * | 1992-12-22 | 1998-01-06 | Wera Werk Hermann Werner Gmbh & Co. | Torque-transmitting tool |
| JP2013231206A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Denso Corp | 焼き戻し方法、および焼き戻し装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS635455B2 (ja) | 1988-02-03 |
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