JPS597388B2 - 電子写真転写シ−ト - Google Patents

電子写真転写シ−ト

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JPS597388B2
JPS597388B2 JP11660478A JP11660478A JPS597388B2 JP S597388 B2 JPS597388 B2 JP S597388B2 JP 11660478 A JP11660478 A JP 11660478A JP 11660478 A JP11660478 A JP 11660478A JP S597388 B2 JPS597388 B2 JP S597388B2
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zinc carbonate
resin
toner
coating layer
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義明 加藤
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一成分系磁性トナーを転写させて印刷用マス
ターを製造するのに有用な電子写真転写シートに関し、
更に前記転写シートと一成分系磁性トナーとの組合せを
用いる印刷用マスターの製造法にも関する。
一成分系磁性トナーを使用して電子写真法により平版乃
至はオフセット印刷用マスターを製造すると、高い画像
濃度でしかも優れた解像力で印刷を行い得ることは、本
発明者等の提案に係る特開昭52−130702号公報
に開示されている。
また、上記公報には、上述した印刷用マスターは、静電
写真感光層を荷電し、画像露光して前記感光層上に静電
潜像を形成させる工程と、前記静電潜像を四三酸化鉄及
び/又はγ一型三二酸化鉄を主体とする現像剤、即ち一
成分系磁性現像剤で現像する工程と、水不溶性樹脂媒質
と該媒質中に分散された無機顔料とから成り、且つ可撓
性基質上に設けられた耐水性被覆層上に前記現像剤の像
を転写させる工程と、転写された現像剤の像を備えた耐
水性被覆層を加圧ローラーに通して、前記被覆層表面に
現像剤粒子を埋め込み、これにより印刷すべきパターン
に対応する親油性のインク支持部を形成させる工程と、
前記被覆層をエッチング液で処理してバックグラウンド
に対応する親水性のインク反発部を形成させる工程とに
より製造されることも開示されている。しかしながら、
水不溶性樹脂媒質と該媒質中に分散された無機顔料とか
ら成る公知の耐水性被覆層(トナー受領層)は、一成分
系磁性現像剤を画像のニジミ(リンカクの拡大)なしに
高い転写効率で転写させ、且つバックグラウンドに対応
して不感脂化処理により親水性のインク反撥部を形成さ
せるという2つの目的を同時に達成するためには未だ不
満足なものであつた。
即ち、上述した親水性のインク反撥部は、不感脂化処理
により顔料が親水性となるのを利用して形成されるもの
であり、従つて、この目的には耐水性被覆層中にかなり
多量の無機顔料を含有せしめることが必要となる。
しかしながら、この被覆層中に多量の無機顔料を含有さ
せる場合には、一成分系磁性現像剤の転写に際して画像
のニジミや転写効率の低下が著しく生じるのである。本
発明者等は、水不溶性樹脂媒質中に分散させる無機顔料
として、0.01乃至4重量%の脂肪酸石ケン乃至は樹
脂酸石ケンで被覆された炭酸亜鉛微粒子を用いるときに
は、前記樹脂媒質中に多量の顔料を充填するときにも、
一成分系磁性現像剤の転写に際して画像のニジミや転写
効率の低下を抑制することが可能となり、その結果、バ
ツクグラウンドの耐汚れ性、印刷像のコントラスト及び
濃度の組合せに優れた印刷用マスターが得られることを
見出した。
本発明によれば、可撓性基質と該基質上に設けられたト
ナー受領用被覆層とから成り、前記トナー受領用被覆層
が水不溶性樹脂媒質と該媒質中に分散された無機顔料と
から成る一成分磁性トナーを用いて印刷用マスターを製
造するための電子写真転写シートにおいて、前記無機顔
料は、炭酸亜鉛当り0.01乃至4重量%の金属石ケン
乃至は樹脂酸石ケンの被覆層を表面に有する炭酸亜鉛微
粒子から成り、前記被覆炭酸亜鉛微粒子は前記樹脂媒質
(固形分)1重量部当り2乃至7重量部の量で存在する
ことを特徴とする電子写真転写シートが提供される。
本発明の重要な特徴は、水不溶性樹脂媒質中に分散させ
る顔料粒子として、炭酸亜鉛当り0.01乃至4重量%
、特に0.05乃至2重量%の脂肪酸金属石ケン乃至は
樹脂酸金属石ケンで被覆した炭酸亜鉛微粒子を使用する
ことにある。
従来、平版乃至はオフセツト印刷用マスターの製造に、
炭酸亜鉛を使用することは既に知られている。しかしな
がら、炭酸亜鉛を水不溶性樹脂中に、不感脂化処理によ
り十分な親水性が得られるような量で含有せしめたもの
を、一成分系磁性トナーの転写の目的に使用すると、ト
ナーの転写効率がかなり低下し、更に転写されたトナー
像のリンカクが拡大して所謂画像のニジミを生じるとい
う欠点が表われるのである。かくして、このような転写
シートを用いた印刷用マスターからは、リンカクが鮮鋭
で且つ濃度の高い印刷物を得ることが困難となる。のみ
ならず、炭酸亜鉛の微粒子は、一般に水不溶性樹脂中へ
の分散性にも乏しく、容易に凝集沈降する傾向があり、
不感脂化処理によつて表面を十分に親水性にすることが
困難となる場合もあり、更に作業性の点でも種々の欠陥
を免れない。これに対して、本発明に従い、脂肪酸金属
石ケン或いは樹脂酸金属石ケンで被覆した炭酸亜鉛を使
用すると、トナー受領用被覆層に一成分系磁性トナーの
優れた転写特性と優れた不感脂化処理能とを賦与するこ
とが可能となるのである。これは真に意外のことである
従来、一成分系磁性トナーの転写特性は転写シートにお
けるトナー受領面の電気抵抗と密接に関連することが知
られており、トナー受領層の電気抵抗が3×1013Ω
−?よりも低い場合には、転写されるトナーの飛び散り
によるリンカクの拡大や転写効率の低下が生じることが
知られている。かかる見地からは、トナー受領層に含有
せしめる顔料としては、可及的に電気抵抗の高いものを
使用しなければならないことが予測されるのである。こ
れに対して、本発明によれば、未処理の炭酸亜鉛粒子よ
りもむしろ電気抵抗の低い脂肪酸金属石ケン等で被覆し
た炭酸亜鉛粒子を使用することにより、トナー受領層に
おける一成分系磁性トナーの転写特性を向上させること
に成功したのである。この正確な理由は、未だ十分に明
らかではないが、本発明者は次の現象によるものと推測
される。
即ち、水不溶性の樹脂媒質中において、多くの無機顔料
、特に炭酸亜鉛粒子は、個々の粒子が連鎖状に連なつた
所謂チエン・ストラクチユアを形成しているものと予測
され、かかるストラクチユア一は、樹脂媒質に対する顔
料粒子の割合いが多い印刷用マスターの場合には一層顕
著に表われるものと認められる。これに対して、本発明
で用いる脂肪酸金属石ケン乃至は樹脂酸石ケンで被覆し
た炭酸亜鉛は、水不溶性の樹脂媒質中に、かかるチエン
・ストラクチユアを形成することなく、実質上個々の粒
子の形で微粒化分散しているものと推測される。かくし
て、本発明によれば、未処理の炭酸亜鉛に比してそれ自
体電気抵抗が低いにもかかわらず、チエン・ストラクチ
ユアの形成が抑制されることにより、トナー受領用被覆
層の電気抵抗が全体として高い値に維持さ法その結果、
一成分系磁性トナーの転写特性が顕著に抑制されるもの
と認められる。かかる推定は、本発明に使用する脂肪酸
被覆炭酸亜鉛が、被覆用の樹脂溶液に対して際立つて優
れた分散性を示すこと、及び未処理の炭酸亜鉛等を用い
たものに比してむしろ耐刷性に際立つて優れた印刷用マ
スターを与えることの結果とも良く符合している。
本発明において、種々の顔料の内でも炭酸亜鉛を使用す
ることも極めて重要である。
即ち、炭酸亜鉛は、不感脂化処理(エツチング処理)に
より親水性となる傾向が他の顔料粒子に比して大であり
、更にこのような傾向が顕著である酸化亜鉛等に比して
、トナー受領層の磁性トナー転写性に顕著に優れている
。更に、脂肪酸金属石ケン乃至は樹脂酸金属石ケンを前
述した量で被覆に用いることも極めて重要である。
即ち、これら金属石ケンの量が前記範囲よりも少ない場
合には、磁性トナー転写特性の顕著な改善は期待し得ず
、一方金属石ケンの量が上記範囲よりも大きい場合には
、不感脂化処理により十分な親水性を賦与することが困
難となる。本発明において、脂肪酸金属石ケンとしては
、高級脂肪酸、特に炭素数8乃至23の脂肪酸の周期律
表第族、第族或いは第族金属の塩が使用される。
脂肪酸としては、ラウリン酸、ステアリン酸、パルミチ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、リシノ
ール酸等の飽和乃至は不飽和の天然脂肪酸の他に、所謂
ネオ酸やオキソ法カルボン酸のような合成脂肪酸を用い
ることができる。金属としては、カルシウム、マグネシ
ウム、ストロンチユウム、バリウム、亜鉛、カドミウム
、アルミニウム、鉛を挙げることができるが、亜鉛が最
も好適である。樹脂酸石ケンとしては、天然樹脂中に存
在する任意の有機酸、例えばアビエチン酸、ネオアビエ
チン酸、ケイ皮酸、p−オキシケイ皮酸等の前述した金
属の塩が使用される。炭酸亜鉛の金属石ケンによる被覆
は任意の手法で行い得るが、一般に炭酸亜鉛の水性スラ
リーに対応する脂肪酸乃至は樹脂酸のアルカリ金属塩乃
至はアンモニウム塩の水溶液乃至はエマルジヨンを添加
し、炭酸亜鉛粒子の表面に、その場で脂肪酸乃至は樹脂
酸の金属(亜鉛)石ケンを複分解により製造するのが最
もよい。この場合、炭酸亜鉛粒子の表面を、他の金属の
化合物で予め被覆しておけば、亜鉛石ケン以外の金属石
ケンを得ることもできる。被覆炭酸亜鉛は、バツクグラ
ウンドの汚れを防止するためには、可及的に微粒子であ
ることが望ましく、一般に空気透過法で測定した粒径が
1ミクロンよりも小であることが望ましい。
本発明において、トナー受領層を形成するのに用いる樹
脂媒質は、水不溶性で且つその体積固有抵抗が1013
Ω一礪以上のものが好適に使用され、例えばアクリル樹
脂、ポリスチレン乃至はスチレン系共重合体、オレフイ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、アルキド樹脂、エ
ポキシ樹脂、フエノール樹脂、キシレン樹脂、メラミン
樹脂、シリコーン樹脂等の1種或いは2種以上の組合せ
が使用されるが、これらの内でも磁性トナー転写性や不
感脂化性能の点で、アクリル樹脂、特に酸価が2乃至3
0のアクリル樹脂を用いることが好ましい。
即ち、酸価が上記範囲よりも下では不感脂化性能、酸価
が上記範囲よりも上では磁性トナー転写性が夫々上記範
囲内に比して劣る傾向がある。本発明において、可撓性
基質としては、コート紙、アート紙、薄葉紙、複写用原
紙等の紙基質:延伸ポリエステルフイルム、二軸延伸ポ
リアミドフイルム、二軸延伸ポリプロピレンフイルム、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フイル
ム;アルミニウム箔、,鋼箔等の金属箔;或いはこれら
の2種以上の積層物等が好適に使用される。
通常の紙基質を用いる場合には、十分に耐刷性(耐湿性
)を向上させ且つ基質とトナー 受領層との接着性を向
上させるために、両者の間に中間層を設け、またトナー
受領層と反対面の紙基質にバツク層を設けることができ
る。このような中間層乃至はバツク層形成用の被覆組成
物はそれ自体周知であり、例えばポリビニルブチラール
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン樹脂等が必要によ
り二酸化チタン等の充填剤との組合せで使用される。ト
ナー受領用被覆層を基体上に施こすに当つて金属石ケン
被覆炭酸亜鉛粒子を、水不溶性樹脂媒質(固形分)1重
量部当り2乃至7重量部特に3乃至5重量部で用いるこ
とも極めて重要である。
即ち、被覆炭酸亜鉛粒子の量が上記範囲よりも少ない場
合には、十分な不感脂化処理性能をトナー受領層に賦与
することが困難であり、一方被覆炭酸亜鉛粒子の量が上
記範囲よりも多い場合には、一成分系磁性トナーの転写
特性が低下し、更に印刷用マスターとしたときの耐刷性
も低下する傾向がある。トナー受領用被覆層は、一成分
系磁性トナーの十分な転写特性と耐刷性とが得られるよ
うな厚みで施せばよく、かかる見地から、一般に、乾燥
物基準の塗工量で59/m゛以上、特に10乃至209
/m゛の量で基質上に設けるのがよい。
トナー受領用被覆層を可撓性基質上に施こすには、前述
した水不溶性樹脂の溶液中に、金属石ケン被覆炭酸亜鉛
粒子を分散させ、この分散溶液を、バーコータ、ロール
コータ等のそれ自体公知の塗布手段で基質上に設ける。
樹脂の溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素溶媒;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類;テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類;シクロヘキサノール、ダイアセト
ンアルコール、エチルセロソルブ等のアルコール類;或
いはこれらの組合せが使用され、被覆組成物中の固形分
濃度は、良好な塗布作業性が得られるように、30乃至
50%の範囲とすることができる。平版乃至はオフセツ
ト印刷用マスターの製造は、上述した電子写真転写シー
トを用いる点を除けば、それ自体公知の手段で行い得る
このようなマスターの適当な製造方法は、特公昭52−
130702号公報に詳述されており、これに準じるこ
とができる。即ち、それ自体公知の電子写真感光材料を
荷電し、画像露光してこの感光材料上に静電潜像を形成
させる。
次いで、この感光材料を、一成分系磁性現像剤の磁気ブ
ラシと摺接せしめて、磁性現像剤による可視像を形成さ
せる。一成分系磁性現像剤としては、四三酸化鉄、γ一
型三二酸化鉄或いは各種フエライトの如き磁性材料微粉
末と、該磁性材料微粉末当り10乃至150重量部、特
に25乃至100重量部の結着剤と、0乃至30重量部
、特に1乃至20重量部のカーボンブラツクとから成る
組成物の微粒状成形品が好適に使用され、ここで結着剤
としては、鉱物質、動植物質或いは合成のワツクス類や
、これらとエチレン一酢酸ビニル共重合体、水添スチレ
ン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリアミド樹脂
、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂類との組合
せが使用される。
電子写真感光層上の磁性トナー像を、本発明の転写シ一
トのトナー受領層と接触させ、所望によりコロナ放電
等の荷電を行なうことにより磁性トナ一像を転写させる
本発明によれば、この際トナ一像の転写が高い転写効率
でしかもリンカクの拡大等の不都合を生じることなしに
、鮮鋭に行われるという利点が達成される。トナー受領
被覆層上の磁性トナー像は、例えば一対の加圧ローラ間
に通すことによつて、受領層上に埋め込まれて定着され
、油性インクの吸着保持能力の著しく大きな画像部が被
覆層上に形成される。
最後に、トナー受領被覆層をそれ自体公知の不感脂化液
(エツチング液)と接触させ、バツクグラウンドに対応
する親水性のインク反撥部を形成させる。
このようなエツチング液としては、例えば、水溶性のフ
エロシアン酸塩、フエリシアン酸塩、リン酸塩、多塩基
性有機カルボン酸塩の1補或いは2種以上を10乃至2
0%の濃度に溶解した溶液が何れも使用される。本発明
によるトナー受領層を備えた印刷用マスターは、不感脂
化処理性能にも極めて優れており、バツクグラウンドの
汚れのない印刷物を極めて多数枚にわたつて得ること枦
でき、しかも耐刷性にも優れているという利点もある。
本発明を次の例で説明する。
比較例 1 炭酸亜鉛顔料の微粉化及び有機系界面活性剤処理(ステ
アリン酸亜鉛なる金属石ケンを下記表の如く炭酸亜鉛顔
料当り0.01乃至5.0重量?をトルエンに溶解し、
その後炭酸亜鉛顔料を混合して顔料表面にステアリン酸
亜鉛を被覆した。
)と有機系界面活性剤未処理炭酸亜鉛顔料の比較試料の
作成 上記表からなる炭酸亜鉛顔料の夫々100f!にアクリ
ル樹脂(三菱レーヨン社製LR−018、固形分40%
、酸価2.6)60g、トルエン2009を混合分散し
てトナー受領被覆層用分散液を作成し、60g/イの上
質紙よりなる支技体のフエルト面及びワイヤー面に次の
様な組成1からなる分散液を滝20のワイヤーバ一にて
塗布乾燥して、ベース処理紙を得、その処理紙のフエル
トサイドに夫々の分散液を滝16のワイヤーバ一にて塗
布し100℃2分間乾燥して、オフセツトマスター用電
子写真転写シートを作成した。
なお中間層及びバツク層の塗布量は13.09/イ、1
0.09/イであつた。また、このトナー受領用被覆層
の塗布量を夫々14.0f!/dに成る様に作成した。
これらの試料を三田工業社製乾式電子複写機MC一10
(転写用一成分系導電性磁性トナー方式)で画像を形成
させた。
不感脂化性及び印刷の耐刷性の程度を見るためにアドレ
ソグラフマルテイグラフ社製AM−124コンバーター
に、リコ・一社製エツチ液を入れ、これに夫々の試料を
1回通した後リコ一社製印刷機オフセツト1010で印
刷を行なつたところ次の如き結果が得られた。ただし、
分散性の評価は200dのビーカ一に試料1409とガ
ラスビーズ(0.5m7!Lφ)2009を入れ撹拌分
散を10分間行ない、その分散液を20m1の試験管に
入れ、24時間放置後の沈殿量によつて判断した。評価 [;:j::;工。
、次に画質の評価は三田工業社製乾式電子複写機MC−
10にてコピーした試料の画像濃度文字のニジミにより
判断した。
評価 [!:リ:=:ド;:暢:・・]・ また、不感脂化性及び耐刷性の評価は、アドレソグラフ
マルテイグラフ社製のAM−124コンバーターにリコ
一社製エツチ液を入れ、1回通した後リコ一社製印刷機
オフセツト1010にて 二50枚印刷後の印刷物の
地肌汚れを比較した。
耐刷性に関してはマスターのシワ、剥離及び地肌汚れが
発生したところの印刷枚数で示した。評価 [;:{11::(X・・ 比較例 2. 下記表からなるトナー受領用被覆層の顔料100f!に
夫々アタリル樹脂(三菱レーヨン社製LR−018固形
分40,%、酸価2.6)609、トルエン2009を
混合分散して、トナー受領被覆層用分散液を作成し、こ
れを両面アート紙(山陽国策パルプ社製SK−コート紙
104.7f!/M2)上に159/M゜の割合になる
ように塗布乾燥して、〈オフセツトマスター用電子写真
転写シートを作成した。
これらの試料を三田工業社製乾式電子複写機MC−10
(転写用一成分系導電性磁性トナー方式)で画像を形成
させた。
また不感脂化性の程度を見るために、アドレソグラフマ
ルテイグラフ社製AM−124コンバーターにリコ一社
製エツチ液を入れ、これに夫々の試料を1回通した後リ
コ一社製印刷機オフセツト1010で印刷を行なつたと
ころ次の如き結果が得られた。ただし画質の評価は三田
工業社製乾式電子複写機MC−10にてコピーされた試
料の画像濃度文字のニジミより判断した。
評価 [;:リ:;;:いz暢:。
、また不感脂化性の評価は、アドレソグラフマルテイグ
ラフ社製AM−124コンバーターにリコ一社製エツチ
液を入れ、1回通した後リコ一社製印刷機オフセツト1
010で50枚印刷後の印刷物の地肌汚れを比較した。
評価 [;:リリ:1}[=:。
、実施例 1. 609/M2の上質紙より成る支持体のフエルト面に次
のような組成1−1からなる分散液を滝20のワイヤー
バ一にて塗布し、100′C1分間乾燥して中間層を形
成した。
この中間層の塗布量は12.09/M2であつた。組成
1−1 ポリビニルブチラール樹脂 (積水化学工業社製 エスレツクBL−1固形分100%) ・・・・・・100重量部 ポリ酢酸ビニル樹脂 (昭和高分子社製 ビニロールS 固形分48%)・・・25重量部酸化チ
タン(堺化学工業社製 R−3N)・・・・・・160
重量部メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・400重量部次に中間層と反対面
に次のような組成1−2からなる分散液を腐20のワイ
ヤーバ一にて塗布し、100℃1分間乾燥してバツク層
を形成した。
このバツク層の塗布量は10.0f7/M2であつた。
組成 1−2ポリビニルブチラール樹脂 (積水化学工業社製 エスレツクBL−1固形分100%)・・・110重量
部酸化チタン(堺化学工業社製R−3N)・・・・・・
・・・150重量部アルファスリンA(大和化学社製
3%メタノール液)・・・・・・4重量部メタノール・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・350重量部この処理紙の中間層の表面に次のような
組成1−3からなるトナー受領被覆層用分散液をA6.
l4のワイヤーバ一にて塗布し、100℃2分間乾燥し
てオフセツトマスター用電子写真転写シートを得た。
このトナー受領用被覆層の塗布量は14,0g/dであ
つた。組成 1−3 炭酸亜鉛(試料A6.l−3)・・・・・・・・・10
0重量部アクリル樹脂(三菱レーヨン社製LR−018 固形分40%、酸価2.6)・・・・・・60重量部ト
ルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・200重量部このようにして得られた
オフセツトマスター用電子写真転写シートを25℃60
%RHの雰囲気中で24時間調湿後乾式電子複写機(三
田工業社製MC−10・・・・・・〈転写用一成分系導
電性磁性トナ一方式〉)にて転写画像を形成したところ
地汚れのない鮮明な画像が得られた。
この転写シートをオフセツト印刷板として、不感脂化処
理後リコ一社オフセツト1010印刷機にて1000枚
の印刷を行なつた後でもマスター板のシワ剥離等がなく
良好な印刷物が得られた。実施例 2. 実施例1と同様にして中間層及びバツク層を作成した処
理紙の中間層の表面に次のような組成2一1からなるト
ナー受領被覆層用分散液を屋14のワイヤーバ一にて塗
布し、100℃2分間乾燥してオフセツトマスター用電
子写真転写シートを得た。
このトナー受領用被覆層の塗布量は1309/m”であ
つた。組成 2−1 炭酸亜鉛(試料濯1−5)・・・・・・・・・100重
量部アクリル樹脂(デソート社製E−310固形分 50%、酸価11〜14)・・・・・・50重量部トル
エン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・200重量部このようにして得られたオ
フセツトマスター用電子写真転写シートを25℃ 60
%RHの雰囲気中で24時間調湿後乾式電子複写機(三
田工業社製MC−1Ω・・・く転写用一成分系導電性磁
性トナ一方式)にて転写画像を形成したところ地汚れの
ない鮮明な画像が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性基質と該基質上に設けられたトナー受領用被
    覆層とから成り、前記トナー受領用被覆層が水不溶性樹
    脂媒質と該媒質中に分散された無機顔料とから成る一成
    分磁性トナーを用いて印刷用マスターを製造するための
    電子写真転写シートにおいて、前記無機顔料は、炭酸亜
    鉛当り0.01乃至4重量%の脂肪酸金属石ケン乃至は
    樹脂酸金属石ケンの被覆層を表面に有する炭酸亜鉛微粒
    子から成り、前記被覆炭酸亜鉛微粒子は、前記樹脂媒質
    (固形分)1重量部当り2乃至7重量部の量で存在する
    ことを特徴とする電子写真転写シート。 2 前記脂肪酸金属石ケン乃至は樹脂酸金属石ケンが亜
    鉛石ケンである特許請求の範囲第1項記載の転写シート
    。 3 前記金属石ケン被覆炭酸亜鉛微粒子は、炭酸亜鉛と
    脂肪酸或いは樹脂酸のアルカリ金属塩或いはアンモニウ
    ム塩との反応によりその場で形成された被覆を有する特
    許請求の範囲第1項記載の転写シート。 4 前記金属石ケン被覆炭酸亜鉛微粒子は空気透過法で
    測定して1ミクロンよりも小さい粒径を有する特許請求
    の範囲第1項記載の転写シート。 5 前記樹脂媒質は酸価が2乃至30のアクリル系樹脂
    から成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    転写シート。 6 前記トナー受領用被覆層は5g/m^2以上の乾燥
    物基準塗工量で基質上に設けられている特許請求の範囲
    第1項記載の転写シート。
JP11660478A 1978-09-25 1978-09-25 電子写真転写シ−ト Expired JPS597388B2 (ja)

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