JPS5969406A - 単体硫黄の回収方法 - Google Patents
単体硫黄の回収方法Info
- Publication number
- JPS5969406A JPS5969406A JP57178795A JP17879582A JPS5969406A JP S5969406 A JPS5969406 A JP S5969406A JP 57178795 A JP57178795 A JP 57178795A JP 17879582 A JP17879582 A JP 17879582A JP S5969406 A JPS5969406 A JP S5969406A
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- Japan
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- sulfur
- liquid
- simple substance
- flotation
- surfactant
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガス中の802やH2S等の硫黄化合物から硫
黄分を単体硫黄として回収する方法に関するもので、特
に粘着性硫黄に対し界面活性剤で硫黄表面を抑制させる
ことにより浮選で簡単に回収する方法を提供するもので
ある。
黄分を単体硫黄として回収する方法に関するもので、特
に粘着性硫黄に対し界面活性剤で硫黄表面を抑制させる
ことにより浮選で簡単に回収する方法を提供するもので
ある。
一般に非鉄製錬業界では、原料の硫化鉱石中の硫黄を8
02に酸化し、その後に硫酸や石膏として回収している
。しかしながら、硫酸等は主成分の銅や亜鉛の生産量に
左右されるもので、自ら生産量を調整出来なかった。そ
れ故、供給量が大きい時には硫黄分を単体硫黄(以下S
0と言う)の形態で回収出来れば、硫黄アスファルト、
サルファーモルタル等の原料として市場に出荷でき、資
源の有効化は測りしれないものがある。
02に酸化し、その後に硫酸や石膏として回収している
。しかしながら、硫酸等は主成分の銅や亜鉛の生産量に
左右されるもので、自ら生産量を調整出来なかった。そ
れ故、供給量が大きい時には硫黄分を単体硫黄(以下S
0と言う)の形態で回収出来れば、硫黄アスファルト、
サルファーモルタル等の原料として市場に出荷でき、資
源の有効化は測りしれないものがある。
通常SOを回収する方法として種々の反応方法があるが
、本発明においては特にコロイド状の80を発生ずるク
ラウス法や第二鉄イオンによる112Sの吸収法を取上
げるが、コロイド状S0を生しるものであればこれらの
方法に限定されるものではない。
、本発明においては特にコロイド状の80を発生ずるク
ラウス法や第二鉄イオンによる112Sの吸収法を取上
げるが、コロイド状S0を生しるものであればこれらの
方法に限定されるものではない。
クラウス法での反応は、
2 H2S + S 02→3SO+2H20また、第
二鉄イオンでの吸収法は、 F e2(804)3 +H2S−+2F e 804
+ H2SO4±S0のような反応が起り、共にコロ
イド状SOが生ずる。
二鉄イオンでの吸収法は、 F e2(804)3 +H2S−+2F e 804
+ H2SO4±S0のような反応が起り、共にコロ
イド状SOが生ずる。
しかしながら、これらの方法で発生した微細なコロイド
状のSOは初めは白色を帯び、時間の経過と共に黄白色
や黄色へと変化し、最後には凝集してフロック状の沈殿
物を形成する。この沈殿は粘着性でイ」着し易い性質を
有し、装置へのスケーリングが問題となっている。更に
、濾過時においてもフィルターにイ」着し、ゴム状とな
り非常に脱水が困難であった。一方、Soを工業的に回
収する方法としては、シックナーで沈降させた硫黄沈殿
をオートクレーブで溶融硫黄としたのちフレーカ−等で
冷却してフレーク状の製品を生成する方法や、クラウス
法で析出したSoをスラリーとして分離用タンクに送り
、ケロシン(商品名)を添加して固液分離する方法があ
る。該方法も固液分離した硫黄沈殿物をオートクレーブ
等で溶融し、SOとして回収している。これらの方法は
共にオートクレーブに相当の蒸気化がかかり、コスト的
に問題があった。
状のSOは初めは白色を帯び、時間の経過と共に黄白色
や黄色へと変化し、最後には凝集してフロック状の沈殿
物を形成する。この沈殿は粘着性でイ」着し易い性質を
有し、装置へのスケーリングが問題となっている。更に
、濾過時においてもフィルターにイ」着し、ゴム状とな
り非常に脱水が困難であった。一方、Soを工業的に回
収する方法としては、シックナーで沈降させた硫黄沈殿
をオートクレーブで溶融硫黄としたのちフレーカ−等で
冷却してフレーク状の製品を生成する方法や、クラウス
法で析出したSoをスラリーとして分離用タンクに送り
、ケロシン(商品名)を添加して固液分離する方法があ
る。該方法も固液分離した硫黄沈殿物をオートクレーブ
等で溶融し、SOとして回収している。これらの方法は
共にオートクレーブに相当の蒸気化がかかり、コスト的
に問題があった。
本発明者等は係る問題をコスト的に安くかつ簡単に処理
出来る方法を鋭意研究したところ、オートクレーブを用
いないで反応により生成した粘着性のコロイド状Soの
表面を界面活性剤で被覆する事によって容易に浮選でS
Oを分離回収できることを見出したのである。
出来る方法を鋭意研究したところ、オートクレーブを用
いないで反応により生成した粘着性のコロイド状Soの
表面を界面活性剤で被覆する事によって容易に浮選でS
Oを分離回収できることを見出したのである。
即ち、本発明は前述のクラウス法や第二鉄イオンの吸収
法で発生したSOに対し、起泡剤を添加して弱い攪拌を
与えると凝集体を生成し、攪拌後5〜70分すると固液
分離が進み、更に該液中に界面活性剤を添加すると、S
Oは完全に凝集して液は清澄化する。これを浮選機にか
けて浮」二分離を行ない、分離したSOを1濾過、乾燥
する事によって80を回収する方法を提供するものであ
る。
法で発生したSOに対し、起泡剤を添加して弱い攪拌を
与えると凝集体を生成し、攪拌後5〜70分すると固液
分離が進み、更に該液中に界面活性剤を添加すると、S
Oは完全に凝集して液は清澄化する。これを浮選機にか
けて浮」二分離を行ない、分離したSOを1濾過、乾燥
する事によって80を回収する方法を提供するものであ
る。
本発明によって得られたSOの濾過性は非常に良好で水
分も少なく、生成物も粉末であり、粘着的性質は見られ
なかった。これはSOの表面を界面活性剤が被覆してい
る事を意味する。なお、後記実施例では起泡剤としてD
OW≠230 (商品名)やユーミン(商品名)を用い
、更に界面活性剤としてデュオミン(N−アルキル・ト
リメチレン・ジアミン又はこれと酸とのモノもしくはジ
置換塩の商品名)を用いているが、これらに限定される
ものではない。更に、本発明では浮選フロスに凝集剤を
添加しているが、該添加を行なわなくてもSOの粘着性
はないが、凝集剤を使用する事によって濾過性が若干向
上するために使用したものである。
分も少なく、生成物も粉末であり、粘着的性質は見られ
なかった。これはSOの表面を界面活性剤が被覆してい
る事を意味する。なお、後記実施例では起泡剤としてD
OW≠230 (商品名)やユーミン(商品名)を用い
、更に界面活性剤としてデュオミン(N−アルキル・ト
リメチレン・ジアミン又はこれと酸とのモノもしくはジ
置換塩の商品名)を用いているが、これらに限定される
ものではない。更に、本発明では浮選フロスに凝集剤を
添加しているが、該添加を行なわなくてもSOの粘着性
はないが、凝集剤を使用する事によって濾過性が若干向
上するために使用したものである。
以下、本発明の実施例を示す。
実施例/
10%S O2溶液/lに分散剤として7%ピロリン酸
ソーダを10m1添加した後、H2Sガスを飽和状態に
なるまで吹き込んだ。このクラウス法によりコロイド状
硫黄が発生し、該液中に硫酸アルミニウム(AA2 (
804)3) / fを添加した。放液から3; 00
m1分級し、起泡剤としてDOW4P2jOを0.0
/ y−1界面活性剤としてデュオミン(商品名)0
.0 / y−を添加し、70分間攪拌して条件付けを
行ない、液が清澄化してから容量!; 00 ccのデ
ンバー型浮選機で浮選を行ない、SOとI420とに分
離した。
ソーダを10m1添加した後、H2Sガスを飽和状態に
なるまで吹き込んだ。このクラウス法によりコロイド状
硫黄が発生し、該液中に硫酸アルミニウム(AA2 (
804)3) / fを添加した。放液から3; 00
m1分級し、起泡剤としてDOW4P2jOを0.0
/ y−1界面活性剤としてデュオミン(商品名)0
.0 / y−を添加し、70分間攪拌して条件付けを
行ない、液が清澄化してから容量!; 00 ccのデ
ンバー型浮選機で浮選を行ない、SOとI420とに分
離した。
更に、該浮選フロスに凝集剤としてアコフロック(商品
名)o、o o t 、pを添加して凝集体を沈降させ
、フィルターで濾過した。これを温風乾燥してSoを回
収した。このSOの成分は97.2%、その他01g%
であった。
名)o、o o t 、pを添加して凝集体を沈降させ
、フィルターで濾過した。これを温風乾燥してSoを回
収した。このSOの成分は97.2%、その他01g%
であった。
実施例J
F e (S 04)3溶液(Fe濃度IOf/1)2
tにH2Sを飽和状態になるまで吹き込み、コロイド状
硫黄を生成させた。この時の液中Sm度は2.27ノ/
lである。該液中に起泡剤としてDOW4P2jO(商
品名)又はユーミン(商品名) 0.0 / y−と界
面活性剤としてデュオミン(商品名) 0.0 / y
−を添加し、10分間攪拌して条件付けを行ない、・液
が清澄化してから容量/、どLの京大式浮選機にかけて
3分間浮選を行なった。
tにH2Sを飽和状態になるまで吹き込み、コロイド状
硫黄を生成させた。この時の液中Sm度は2.27ノ/
lである。該液中に起泡剤としてDOW4P2jO(商
品名)又はユーミン(商品名) 0.0 / y−と界
面活性剤としてデュオミン(商品名) 0.0 / y
−を添加し、10分間攪拌して条件付けを行ない、・液
が清澄化してから容量/、どLの京大式浮選機にかけて
3分間浮選を行なった。
浮選尾液を調べたところ So濃度は乙ppmでFe5
0+の澄んだ液である。一方、浮選でのフロスに凝集剤
としてアコフロック (商品名) 0.005ノを加え
て沈降させ、フィルターで濾過した。
0+の澄んだ液である。一方、浮選でのフロスに凝集剤
としてアコフロック (商品名) 0.005ノを加え
て沈降させ、フィルターで濾過した。
濾過は簡単で吸収脱水後の水分は5.0%であった。
これを温風乾燥してSOを回収した。このSOの品位は
Sりg、s%、FeO,3%、その他/、、2%であっ
たO −に記実施例/、2で得られたSOは共に脱水性に富み
、フレーク状又はベレット状にも成形出来るモノマ、そ
の用途としてサルファーモルタル、ウオールボード、サ
ルファーアスファルトなどが挙げられる。
Sりg、s%、FeO,3%、その他/、、2%であっ
たO −に記実施例/、2で得られたSOは共に脱水性に富み
、フレーク状又はベレット状にも成形出来るモノマ、そ
の用途としてサルファーモルタル、ウオールボード、サ
ルファーアスファルトなどが挙げられる。
なお、本発明方法は単に非鉄製錬のみでなく、火力発電
所や硫黄分を含む排ガスを出す工場、H2Sを産出する
工場等にも適用出来る事は勿論である。
所や硫黄分を含む排ガスを出す工場、H2Sを産出する
工場等にも適用出来る事は勿論である。
特許出願人 同和鉱業株式会社
手 続 補 正 書(自発 )■ 事件の表示
特願昭タフ−/7f7り5号
2、発明の名称
単体硫黄の回収方法
3 補正をする者
事件との関係 特許出願人
氏名(名称) 同和鉱業株式会社
4代理人
G 補正の内容
Claims (2)
- (1) ガス中の802 、H2S等の硫黄化合物を
単体硫黄として回収する方法において、コロイド状に生
成する単体硫黄に起泡剤と界面活性剤を添加したのち浮
選にかけて単体硫黄を浮上分離することを特徴とする単
体硫黄の回収方法。 - (2) 前記界面活性剤はN−アルキル・トリメチレ
ン・ジアミン又はこれと酸とのモノもしくはジ置換塩で
ある特許請求の範囲第1項記載の単体硫黄の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57178795A JPS5969406A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 単体硫黄の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57178795A JPS5969406A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 単体硫黄の回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5969406A true JPS5969406A (ja) | 1984-04-19 |
JPH0160305B2 JPH0160305B2 (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=16054775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57178795A Granted JPS5969406A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 単体硫黄の回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5969406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111874926A (zh) * | 2020-08-08 | 2020-11-03 | 中南大学 | 一种氢氧化镁胶体溶液泡沫分离的方法 |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP57178795A patent/JPS5969406A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111874926A (zh) * | 2020-08-08 | 2020-11-03 | 中南大学 | 一种氢氧化镁胶体溶液泡沫分离的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0160305B2 (ja) | 1989-12-21 |
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