JPS596877A - シガレツトフイルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシガレットフィルターに関するもので、−面に
おいてはフィルターの吸口端すなわち出口端に煙流誘導
用の障害物を備えたフィルターに関するものであり、他
面においてはフィルターを出る煙流をフィルター吸口端
から一定の角度で外側方向に誘導するための手段を備え
たシガレットフィルターに関する屯のであり、さらに別
の面では通気用空気をフィルター吸口端に誘導するため
の空気誘導溝を有する上述のシガレットフィルターに関
するものである。

低タール分及び極低タール分含有シガレット（１〜１０
ｍ１Ｆ）用のフィルターの製造にお込ては、大部分のフ
ィルターは煙流中のタール分を希釈によって減少させる
ための大量の通気用空気を使用しているが、これらの重
膜の製品の大部分は煙がフィルターの中心部に濃縮され
て喫煙時に喫煙者の日中に水平すなわち長さ方向に入る
ため、′味蕾”の大部分に接触せずその結果香味を殆ど
運ば人いことになる。

これまでにもフィルターの効率を改善することを目的と
１．７て煙流の流れを変更させるだめの手段を備えた特
殊のフィルターは提案されている。例えば米国特許第２
８３３２８９号及び同３４９６９４５号はフィルター中
の煙流を制限して煙流がフィルター吸口端から出る直前
に通気用空気と混合させているフィルターの例である。

別の例は米国特許第２８４９００５号で、これは使用時
に内部を通過する煙によってフィルターの露出端で形成
される種類の一特許の典型である。煙と通気用空気とを
混合するだめのその他の数多くの例が知られているが、
煙がフィルター内で中心部から放散するという概念につ
いては全く知られていない。イタリー特許第６５５２５
１号はフィルターの出口端における円板状障害物につい
て、また米国特許第４２５６１２２号は通気用空気を外
表面に沿った分離経路で混合しフィルター中心からの煙
と喫煙者の口中で混合させることにつｂて記載している
。

（５゛） 本発明は好ましくは低度〜適度のフィルター効率で正常
のシガレット圧力低下を達成し得るシガレット用フィル
ターの直線的配置を提供するものである。本発明はさら
に、フィルター吸口端から出る煙流をある角度で外側方
向に向けるシガレットフィルターを提供するものである
。本発明はさらにまた、フィルター吸口端に障害物を使
用して煙流をある角度で外側方向に誘導するシガレット
フィルターを提供するものである。また本発明はフィル
ターロッドに設けた溝とフィルター吸口端に設けた障害
物を利用した通気性シガレットフィルターを提供するも
のである。

その他の本発明の多くの特徴は以下の説明を読むことに
よって当業者に明らかとなるところである。

本発明は特に、両端にλ口及び出口を有する円筒形多孔
質フィルターロッド及びフィルター吸口端を出る煙をフ
ィルターの外側方向にある角度で誘導するため、フィル
ターロッドを通過する煙流を全体方向に放散させるフィ
ルター出口端に設け（６） られた一般に円錐形の流路誘導手段とからなるシガレッ
トフィルターを提供するものである。

以下に示される本発明の具体例は限定のためのものでは
なく、当業者が以下の説明を読むことによって本発明の
範囲を逸脱することなく各種の変型を行ない得ることは
当然理解されるべきところである。

図面において、第１図はプラグラップ及びチップ材とと
もに本発明のフィルターをシガレットに取り付けだもの
の捲かれていない状態を示す斜視図、＠２図ｔｊ：２−
２線に沿った第１図のフィルターの断面図、第３図は本
発明の別のフィルターをシガレットに取り付けた斜視図
、第４図は４−４線に沿った第３図のフィルターの断面
図、第５図は本発明の別のフィルターをシガレットに取
シ付けた斜視図、第６図は５−５線に沿った第５図のフ
ィルターの断面図である。

第１図及び第２図において、フィルター１０はチップ紙
またはチップ材１４によｐシガレットカラム１２に取シ
付けられている。フィルター１０ｉｔ［［グラグラツブ
と称されるラップ材１８によりｍかｈたセルロースアセ
テートフィルターロッド１６またはそれ以外の当業者に
とって公知の煙草煙用繊維質乃至多孔質材料からなるフ
ィルターロッドを有する。このフィルターロッド１６は
通常円筒形で相対する入口及び出口端を有する。プラグ
ラップ１８は多孔質でもよく非多孔質でもよく、ラップ
材がフィルタープラグと一体で々い場合と同様にフィル
ター材と一体である多孔質材料の外表面を有していても
よい。さらに、ある種のフィルター材料をｍ−る場合に
はグラグラツブを使用することすら必要でなくなる。最
も一般的な低タール分及び極低タール分含有シガレット
の場合Ｋ　Ｉｄ　ｆ　５　フラッジ１８が多孔質で、チ
ップ材１４が通気用空気をフィルター材１６に供給しそ
こを通過する煙流を希釈するための複数の通気用透孔１
７を備えて込る。

フィルター１０の吸口端す表わち煙の出口端には障害物
１９があシ、これは通常フィルターロッド１６の中央部
に位置しフィルター四ツド１６忙没入されている。図か
られかるように障害物１９は通常円錐形であってその円
錐状壁面２０でもってフィルターロッドを通過する煙流
の方向を放散させフィルターを出る煙をある角度だけフ
ィルター吸口端から外側方向に向けるように配置される
。

大部分のシガレットでは、そして特に所謂低タール分及
び極低タール分のものでは、フィルターを出る煙の殆ど
全部が長さ方向の流れとなって中心部分から出てしまい
周縁部から出る煙は極度に少ない。煙が長さ方向ではな
くフィルター周縁からある角度で外側方向に放散される
ようにシガレットフィルターの吸口端で流路制限をする
ために障害物１９が設けられる。第１図、第２図の例に
おいては、障害物は実質的に煙不透過性材料でつぐられ
る・ものとして例示され、吸口端すなわちフィルター田
ツドの出口端の中央部忙位置してその中央部を実質的に
煙を透さないようにしている。この円錐形障害物１９の
底部２１は通常フィルター断面積の１０〜８０％を占め
る。フィルター中の煙流に大量の通気用空気が導入され
それによって（９） 煙がかなシ希釈される場合には障害物の底部２１はフィ
ルターを出る横方向煙流すなわち乱流をつくるためには
もっと大きくなければならない。

第３図及び第４図はプラスチック製障害物２９を示す、
この障害物２９は中央部にフィルターロッド１６内に没
入されてその円錐壁面でフィルター材１６を通過する煙
流の全体方向を放散させるように配置されている円錐部
３ｏを有してｂる。

障害物２９はまたこの円錐部３ｏの底部３２の周縁から
ある角度で外側方向に伸びる周縁フランジ３１を有して
いる。底部３２と周縁フランジ３１は全出口す表わちフ
ィルタ一部材１６の吸口端を覆い、フィルター材１６に
埋込まれている。複数の透孔３３が障害物２９の円錐部
３ｏの周縁を取如巻いて設けられ、周縁７ランジ３１を
通して煙を外に出すための手段を提供している。好まし
くは、透孔３３はそれぞれフィルター材１６の長さ方向
軸に対して一定の角度をもつ透孔３３の長さ方向軸を有
し、流過煙流の全体方向においてフィルター材の長さ方
向軸から離れるように傾いてい（１０） る。図面から知られるように透孔３３はそれぞれ円錐部
分３０の傾斜に相当する角度で傾馴している。

第５図及び第６図においては、フィルター１１０はチッ
プ紙またはチップ材１１４によりシガレットカラム１１
２に取シ付けられている。このフィルター１１０は通常
プラグラップと称されるラップ材１１８により捲かれた
セルロースアセテートフィルターロッド１１６、または
それ以外の尚業者に公知の煙草煙用繊維質乃至多孔質材
料でつくられるフィルターロッドを有する。このフィル
ターロッド１１６は通常円筒形で相対する入口端及び出
口端を有している。プラグラップ１１８は空気不透過性
であり、チップ材１１４は空気透過性である。チップ材
は多孔質でもよく、また図面のように非多孔質で複数の
通気用空気のための透孔１１７を備えていてもよい。

フィルター１１０はさらに空気不透性プラグラッグ１１
８に設けられ、フィルターロッド１１６中に陥没する複
数個の溝１２２を有し、溝１２２はそれぞれフィルター
１１０のフィルター四ツド１１６吸ロ端にその端部１２
４の一つを開口しそこからフィルターロッド１１６の全
体の長さ方向に向かってフィルターロッド１１６の長さ
よシも短かい長さを有する。第５図に示すように４個の
溝１２２はフィルターロッド１１６の周囲に相互に等間
隔に設けられている。

ラップされたフィルターロッド１１６はこれを包囲する
チップ材１１４によってシガレットカラム１１２に取シ
付けられてフィルタシガレットとなる。既に述べたよう
に、チップ材１１４は空気透過性であり、それによって
空気が流過して溝１２２に入る。この目的のため、チッ
プ材１１４０通気用空気透孔１１７がラップフィルター
ロッド１１６の溝１２２と連通して通気用空気流を溝１
２２に供給する。通気用空気は空気不透性プラグラップ
１１８のためフィルタールラド１１６中に入ることはな
く、同様に煙もフィルター田ツド１１６から溝１２２中
に入ることはない。従って通気用空気だけが溝１２２内
に流入する。

第５図、第６図において、障害物１１９がフィルター１
１０の吸口端すなわち煙の出口端に配置されている。障
害物１１９は通常フィルターロッド１１６内で中央に配
置される。図面に示されるように障害物１１９は一般に
円錐形であり、フィルターロッドを流過する煙流を全体
方向において放散させるその円錐壁面１２０でもって、
フィルターを出る煙をフィルター吸口端からある角度で
外側方向に誘導するように位置決めされる。この円錐障
害物１１９の底部は通常フィルターの全断面積の約１０
〜３０％を占める。最適の底部面積は溝の数と同様、溝
寸法、溝内を流過する流体の速度によってきまることが
知られている。第１図。

第２図、第３図、第４図について述べられたように、障
害物１１９はグラスチック等の実質的に煙不透過性材料
でつくられてよいが、第５図、第６図ではこの障害物は
フィルターロッド１１６のフィルター材に形成される陥
没部であり、フィルター材の孔部をシールするだめの熱
処理、化学処理尋によシ煙不透過性にされた円錐壁面１
２０を有（１３） している。この目的のための好適な薬品の例としテハエ
チルセルロース、ナトリウムＣＭＣ，メチルセルロース
があげられる。シガレットを吸いながら喫煙者がフィル
ター吸口端を吸引すると、通気用空気はチップ材１１４
０通気用透孔１１７を通して溝１２２内に流入し、溝に
沿って流れてフィルター四ツド１１６の吸口端にある溝
の開放端１２４に達する。同時に煙はフィルターロッド
１１６を通って吸入される。障害物１１９がフィルター
吸口端で流路制限をするため煙はフィルターの周縁外側
に向けて通気溝１２２の開放端１２４から出てくる通気
用空気流中に放散される。溝１２２の開放端１２４から
出る通気用空気流中につくられたこの渦流は煙を喫煙者
の口中に分散させてシガレットの味覚を増大させる結果
となる。

以上、一般に円錐形状の障害物を正確な円錐形として説
明したが例えばこれが円錐台状のものでも、半球状のも
のでもよいことは当然理解されなければならないところ
であシ、本発明の原理及び梢求範囲を逸脱することなく
各種の変化が以上に（１４） 説明されたものに加え得ることもまた当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図はプラグラップ及びチップ材とともに本発明のフ
ィルターシガレットに取り付けたものの捲かれていない
状態を示す斜視図、第２図は２−２線に沿った第１図の
フィルターの断面図、第３図は本発明の別のフィルター
をシガレットに取シ付けた斜視図、第４図は４−４線に
沿った第３図のフィルターの断面図、第５図は本発明の
別のフィルターをシガレットに取り付けた斜視図、第６
図は５−５線に沿った第５図のフィルターの断面図であ
る。 １０．１１０・・・フィルター、１２，１１２−・・シ
ガレッ）、１４，１１４・・・チップ材、１６，１１６
・・・フィルターロッド、１７．１１７・・・通気孔、
１８，１１８・・・チップ材、１９．２９・・・障害物
、２０・・・円錐壁部、２１゜３２・・・円錐底部、３
０・・・円錐部分、３１・・・７ラング部分、３３・・
・煙透孔、１２２・・・通気溝。 ＦＩＧ、　　１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、両端に入口及び出口を有する円筒形多孔質フィルタ
   ーロッド及びフィルター吸口端を出る煙をフィルターロ
   ッドの外側方向にある角度で誘導するために、フィルタ
   ーロッドを流過する煙流を全体方向に放散させるフィル
   ター出口端に設けられた一般に円錐形の煙流誘導手段と
   からなることを特徴とするシガレットフィルター。 ２、＃Ｉ流誘導手段がフィルターロッド出口端に形成さ
   れる陥没部分を形成する手段と該陥没部分の壁部を煙不
   透過性にする手段とからなるｆｌｃｘ項記載のフィルタ
   ー。 ３、煙流誘導手段がフィルターロッドの吸口端忙埋込ま
   れた煙不透過性障害物である第１項記載のフィルターや ４、円錐形障害物の底部がンイルターロッドの断面積の
   １０〜８０％を占める第３項記載のフィルター。 ５、一般に円錐状の煙流誘導手段がフィルターロッドの
   中央部に配置されるｊｉｇ１項記載のフィルター。 ６、一般に円錐形の煙流誘導手段が、円錐状部分と該円
   錐状部分の底部周縁からある角度で外側に伸びる環状７
   ランジ部分とからなり、該底部及び環状７ランジが実質
   的に多孔質フィルターロッドの吸口端を覆い、かつ複数
   の透孔が円錐状部分を取）巻いて環状フランジに設けら
   れて−る第１項記載のフィルター。 ７、各透孔の長さ方向軸がフィルターロッドの長さ方向
   軸から離れ、フィルターロッドを流過する煙流の全体方
   向に傾斜している第６項記載のフィルター。 ８、透孔がフィルターの長さ方向軸と離れて、円錐状部
   分の傾斜に相当する角度だけ傾斜している第７項記載の
   フィルター。 ｇ、　ｏラドの長さ方向に沿って連通ずる両端を残して
   ロッドを包囲するフィルターロッドラッパーを有する第
   １項記載のフィルター。 １０、フィルターロッドラッパーが煙不透過性である第
   ９項記載のフィルター。 １１、ラッパーがフィルターロッド中に陥没する１個以
   上の溝を有するように構成され；この１個以上の溝がフ
   ィルターロッドの出口端に開口しそこからフィルターロ
   ッドの長さ方向にフィルターロッドの長さよシも短い長
   さを有するものである第１０項記載のフィルター。 １２、円錐形障害物の底部がフィルター断面積の１０〜
   ３０％を占める第１１項記載のフィルター。 １３、フィルターロッドラツＡ？−が空気透過性である
   第９項記載のフィルター。 １４、フィルターロッドが該ロッド中に陥没する１個以
   」−の溝を有するように構成され、この１個以上の溝が
   フィルターロッドの出口端に開口しフィルターロッドの
   長さ方向にフィルターロッドよシも短い長さを有し、該
   １個以上の溝の陥没壁部が煙不透過性である第１項記載
   のフィルター。