JPS596812B2 - 擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法 - Google Patents

擬ベ−マイト型アルミナ水和物およびその製造方法

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JPS596812B2
JPS596812B2 JP54120110A JP12011079A JPS596812B2 JP S596812 B2 JPS596812 B2 JP S596812B2 JP 54120110 A JP54120110 A JP 54120110A JP 12011079 A JP12011079 A JP 12011079A JP S596812 B2 JPS596812 B2 JP S596812B2
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隆生 福田
康生 鈴木
克己 沖名
康義 小田
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
    • C01F7/04Preparation of alkali metal aluminates; Aluminium oxide or hydroxide therefrom
    • C01F7/14Aluminium oxide or hydroxide from alkali metal aluminates
    • C01F7/141Aluminium oxide or hydroxide from alkali metal aluminates from aqueous aluminate solutions by neutralisation with an acidic agent

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、擬ベーマイト結晶構造をもつアルミナ水和物
およびその製造法に関するものである。
さらに詳しくは、鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒
子の平均径が8〜120μ、比表面積が150〜4 0
0 tri:/ gで、粉体流動特性に優れた擬ベー
マイト結晶構造をもつ高純度アルミナ水和物およびその
製造方法に関するものである。
擬ベーマイト結晶構造のアルミナ水和物を製造する公知
技術としては、 (イ)アルミン酸ナトリウム水容液と硝酸、塩酸などの
鉱酸を反応させる方法、(米国特許第3630670号
) (P)アルミン酸ナl− IJウム水鼎液と硫酸アルミ
ニウムを反応させ、生成したアルミナゲルを熟成して擬
ベーマイトアルミナ水和物を得る方法、(米国特許第3
864461号) (ハ) ドーソナイト(NaAl(OH)2CO3)を
水熱処理して擬ベーマイト型アルミナ水和物を得る方法
、(米国特許第3739062号) (ニ)アルミン酸ナトリウム水溶液にハロヒドリン類を
反応させる方法、(特公昭4 3 − 30180、特
開昭49−125298号)がある。
これらの方法は、擬ベーマイトアルミナを得る方法とし
て秀れた方法である。
しかしつぎのような欠点も併せもっている。
すなわち前記(イ), (o),(ハ)の方法によって
得られた擬ベーマイト型アルミナ水和物は、沈降性、通
水性、涙過性などが悪く、洗滌操作が非常に困難であり
得られたアルミナ水和物中のナトリウム含有量が高くな
る。
このことは、特に低ナトリウムアルミナを必要とする触
媒担体あるいは、透光性を要求される高密度焼結体など
の用途に使用することが難しい。
さらに前記公知技術によって得られるアルミナ水和物の
乾燥物は、粉体流動性が悪いため、厳密なる定量供給性
を必要とするベルヌーイ法単結晶分野への適用も難しく
、擬ベーマイト型アルミナの用途を拡大する上での障害
となっている。
本発明者等は、これらの欠点を解決するために前記(ニ
)の方法に着日し鋭意研究の結果、ある特殊な反応方法
をとることによって低ナトリウム含有率で粉体流動性な
どの粉体特性に特徴をもつ擬ベーマイト型アルミナ水和
物が得られることを見い出したものである。
即ち、本発明は、鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒
子の平均径が8〜120μ、比表面積(※注) 150〜4 0 0 m/ g、安息角37度以下、圧
縮度0,30以下、無水物換算でN a 2 0 0.
0 5重量係以下でかつAl203成分が99.9重
量係以上である擬ベーマイト型アルミナ水和物及び50
℃以上に保持したハロヒドリン類の溶液中に、ハロヒド
リン1当量に対して、1当量以下の量になるように調整
したアルミン酸アルカリ水溶液を、該温度を維持しかつ
混合液のpHが11を越えない速度で添加したのち、さ
らにこの混合液を50℃以上かつpHが9.5を超えな
い範囲に10分間以上さらす擬ベーマイト型アルミナ水
和物の製造方法である。
(※注)圧縮度一(重嵩比重一軽嵩比重)/重嵩比重 圧縮度とは、粉体の流動特性に最も関係の深い因子で(
詳細な測定方法は後述する。
)ある容器にゆるやかに充填された粉体が、振動や衝撃
によって充填密度が上昇する尺度を示すもので、この値
が0.3以上の粉体は一般に流動性が悪く架橋現象が強
くなる。
特に0,4〜0.5以上の粉体は、ホツパー等に長く静
置するとプリツヂングにより再排出が極めて困難となる
以上の擬ベーマイト型アルミナ水和物を500〜100
0℃の範囲で仮焼してγ一Al203とすることおよび
1000〜1400℃の範囲で仮焼してα−Al203
としても、単結晶および凝集粒子の形状は水和物の形状
とほとんど変らない水和物と同様の粉体特性を有したγ
一Al203またはα−Al203を製造することがで
きる。
以下、本発明の詳細について説明する。
50゜C以上に加熱保持されたハロヒドリン類の蒋液に
この温度を保持しながら添加するアルミン酸アルカリ水
溶液の化学量論比率は、アルミン酸アルカリ/ハロヒド
リン類−1.0以下である。
さらに好ましくは、0.9以下である。
これが1.0を越えると得られるアルミナ水和物中にジ
ブサイト型あるいはバイヤライト型アルミナ水和物が多
く混在する。
このようなアルミナ水和物は、脱イオン水で洗滌しても
N a 2 0含有率が0.1重量係以上となり、本発
明のAl20,99.9重量係(無水物換算)以上とい
うような高純度品は得られない。
ハロヒドリン類の啓液中に添加するアルミン酸アルカリ
水溶液の添加速度は、混合液のpHが11を越えないよ
うに徐々に行うことが必要である。
〔H+〕への解離度および解離速度の小さいハロヒドリ
ンに強アルカリ性であるアルミン酸アルカリ水溶液を加
えると、たとえばアルミン酸アルカリがハロヒドリンに
対して化学当量以下であっても、混合液のpHは高い値
を示しがちであるので、pH11以下を保つにはアルミ
ン酸アルカリの添加速度に注意しなければならない。
pHが11を越えるようなアルカリ性雰囲気中でアルミ
ナ水和物の析出反応を行わせると得られるアルミナ水和
物の粒子径は7μより小さくなり、炉過性、通水性等が
悪くなる。
つぎにハロヒドリン類の溶液中にアルミン酸アルカリ水
啓液を添加するときの温度および添加終了後の混合液を
反応させるときの温度を50゜C以下にすると、得られ
るアルミナ水和物中には、擬ベーマイト型アルミナ水和
物のほかに、ジブサイト型やパイヤライト型アルミナ水
和物が多く混入する。
温度が40℃以下であればこの現象はさらに顕著である
ジブサイト、バイヤライト型結晶等が混入すると、不純
物、主としてナトリウムはそれらの結晶内にとじこめら
れるため、脱イオン水で洗滌してもナトIJウムを除去
することは極めて因難である。
また本発明とは逆に、アルミン酸アルカリ水容液中にハ
ロヒドリン類の溶液を50℃以上の温度で添加した場合
、あるいは両者を前もって低温度で混合しておいてこれ
を50℃以上に昇温する場合などいずれの方法も得られ
るアルミナ水和物の粒子径は7μより小さく、かつこの
乾燥粉体の安息角、圧縮度など粉体特性は、本発明とは
大きく異る。
つぎに50℃以上のハロヒドリン類の溶液に、pH11
以下を保ちながらアルミン酸アルカリ水溶液を加えたの
ち、この混合液をさらにpH 9. 5以下に10分間
以上さらすことが必要である。
混合液のpHが10に低下すれば、液中のアルミニウム
イオンは大部分アルミナ水和物として沈澱し、これ以下
にpHを下げても水和物の収率はもはやほとんど向上し
ないにもかメわらずpH 9. 5以下にさらすのはハ
ロヒドリン類にアルミン酸アルカリ水宕液を加えた時に
生成した一部の無定形アルミナをこの間に擬ベーマイト
型アルミナ水和物に転移させるためである。
しかしハロヒドリン類にアルミン酸アルカリ水溶液を添
加するときのpHが9.5を越えない速度で徐々に行わ
れた場合(ま、この混合液をさらに10分間以上該pH
にさらすことは特に必要としない。
なお混合液をpH 9.5以下にさらすには、1当量以
下のアルミン酸アルカリ水溶液を添加した後、(1)該
混合液がpH 9. 5以下に達するに必要な時間を置
く。
(2)ハロヒドリン類を該混合液に加える、(3)酢酸
、塩酸、硫酸、硝酸などの酸を該混合液に加える方法が
あり、いずれの方法も効果があるが、本発明の性状のア
ルミナが安定して得られる点で(1) , (2)の方
法が特に望ましい。
本発明でいう擬ベーマイト型アルミナ水和物とは、実際
的には100%の擬ベーマイト型アルミナ水和物ではな
く、含有量が80〜100係の間である。
本発明のアルミナ水和物は、炉過性や通水性が良いので
脱イオン水による洗滌が容易である。
即ち、アルミナ水和物の20倍重量の脱イオン水で洗滌
すると、無水物換算でNa20 o. 0 5重量係、
約50倍重量の脱イオン水で洗滌するとNa200.0
2重量係のアルミナ水和物が得られ、塩酸洗滌などの特
別な処理をしなくても低ナトリウム含有率のアルミナ水
和物が得られる。
つぎに本発明のアルミナ水和物の特徴について述べる。
(1)10〜200mμの単結晶サイズからなる凝集粒
子で、大部分は30〜120mμの微細な鱗片状結晶が
球状に凝集していて、ボールミルなどの粉砕機で鱗片状
結晶まで粉砕することができる。
粉砕することによって微細な粉を必要とする化粧用原料
あるいは精密な電子材料等の研摩材に適する粉となる。
(2)凝集粒子の平均径は8〜120μで球形をしてい
る。
たとえばアルミン酸アルカリ/ハロヒドリン類の化学量
論比率を1.0に近ずければ粒子の平均径は120μに
近ずく。
またハロヒドリン類ヘアルミン酸アルカリ水溶液を添加
するときの温度を高くすることによっても同等の物かえ
られる。
凝集粒子の形状が球状であるために、瀘過性、通液性、
通気性に優れた性能を示す。
また本発明方法によって得られた凝集粒子は、スプレー
ドライヤーなどによって造粒された凝集粒子のように、
粒子表面が機械的摩耗や熱処理を受けていないため、粒
子個々の密度が均一で、かつ表面から内部まで均一な組
織を有している。
更に、不純物が混入したり、バインダーを必要とする造
粒操作が不要のため高純度が保たれる。
本発明品は流動層型の吸着剤や触媒に非常に適している
(3)比表面積は1 5 0 〜4 0 0 mlgと
大きく、この範囲内で調整することができる。
すなわちアルミン酸アルカリ/ハロヒドリン類の化学量
論比率を小さくすると比表面積は4 0 0 m’/
gに近ずく。
一般に比表面積の大きな粉体は粒子径が小さく、それが
ため粉体の取扱いに困難をきたすが、本発明のアルミナ
水和物は比表面積が大きいにもか5わらず大きな球形粒
子であるため取扱いが容易である。
(4)乾燥粉体の安息角は37度以下である。
これは粉体の流動特性が非常に優れていることを示す。
安息角が40度以上、特に45度を越える範囲にある粉
体は、貯蔵用ホッパーなどで詰りを生ず名などのトラブ
ルが発生する。
(5)乾燥粉体の圧縮度は、0.3以下である。
圧縮度が0.4特に0.5を越えると、貯蔵用ホッパー
などで長時間放置すると再び排出することが困難となり
特別な排出装置などを必要とする。
特性(4)および(5)は、定量供給が容易にできるこ
とを示しており、精密な定量供給性が要求されるベルヌ
ーイ法単結晶用アルミナに適している。
(6)アルミナ水和物は、これを焼成して無水物とした
とき99.9重量係以上の高純度となる。
特にこのアルミナ水和物は、脱イオン水で洗滌すると粒
子間隙を脱イオン水が良く通るため付着塩の除去が容易
に行われ、アルミン酸ソーダを原料とするにもか5わら
ず低ナトリウム含有率のアルミナ水和物が得られる。
低ナトリウムアルミナは透光性アルミナ原料に適してい
る。
以上の如く本発明のアルミナ水和物は、 (1)10〜200mμの単結晶部 (2)8〜120μの球形凝集粒子 (3)150〜4 0 0 rri’/ gの比表面積
(4)安息角37度以下 (5)圧縮度0.3以下 (6)無水物換算でNa200.05重量係以下で、か
つAl2039 9.9重量係以上からなる。
本発明のアルミナ水和物を従来技術によって得られるア
ルミナ水和物と比較すると、個々の特性値において部分
的に本発明品と同程度の数値を示すものもあるが、 単一のアルミナで充填剤、研摩剤、吸着剤、触媒、単結
晶用、セラミック用などに適するアルミナ水和物は本発
明以外に見い出せない。
つぎに本発明のアルミナ水和物を500゜C以上100
0゜C未満の温度で仮焼してγ−アルミナとすること、
あるいは1000°C以上1400℃以下の温度で仮焼
してα−アルミナとしたのち各用途に使用することも出
来るが、仮焼したアルミナの単結晶および凝集粒子の形
状は、水和物の形状とほとんど変らないので水和物と同
様の粉体特性を有していることも本発明の大きな特徴で
ある。
本発明において使用されるハロヒドリン類の后液は、エ
チレンクロルヒドリン、フロピレンクロルヒドリン、ジ
クロ口ヒドリン、トリメチレンク口ルヒドリンなどであ
る。
本発明に使用されるアルミン酸アルカリ液とはボーキサ
イト、粘土鉱物等の岩石や、水酸化アノレ゛ミニウム、
アルミナなどをカ性ソーダ、カ性カリなどで抽出して得
られるもので、その代表的なものはアルミン酸ソーダ后
液である。
以F1実施例により本発明を具体的に説明するが、各々
の測定は下記によって行った。
(1)単結晶の大きさは、電子顕微鏡写真から求めた。
(2)粒子の平均径は、44μ以上は標準篩による篩分
法、44μ以下は脱イオン水を分散媒として、■セイシ
ン企業製の光透過式粒度分布測定器SUK型で測定した
測定値は、重量累積分布グラフの50係径で示す。
(3)比表面積は柴田化学器械工業■製の表面積測定装
置P−700型でBET法によって測定した。
(4)安息角は、第3図に示す50mr/L径の足付テ
ーブル1からなり50mm上に710μの金網3付ロー
ト2の先端がくるようにセットする。
試料を金網を通してテーブル上に静かに落下させ、テー
ブル上に形成された円錐の角度を測定しこれを安息角に
した。
(5)圧縮度は、JIS−K−5101の顔料試験方法
に記載されたカサ測定法によって軽嵩比重を測定し、次
に25mm径のメスシリンダーに一定量の粉を入れ、こ
のメスシリンダーを50朋高さから台の上に落下させ、
粉体容積の減少が無くなった時の嵩比重を重嵩比重とし
、次の式より圧縮度を求めた。
圧縮度一重嵩比重一軽嵩比重/重嵩比重 (6)アルミナ純度は、所定量のアルミナ水和物を2個
サンプリングして、一方は、1000℃電気炉で5時間
焼成して灼熱減量を求めた。
また他の方法は、JIS−H−1306のアルミニウム
及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法に記載された
方法によって鉄、銅、マンガン、亜鉛、マグネシウム、
クロム、ニッケル、ビスマス、鉛等の金属を分析すると
ともに、ナトリウム、カルシウムも上記の方法に準じて
原子吸光分析を行った。
珪素については、モリブデン酸ブルー法による比色分析
を行い、これらの検出された不純物を酸化物換算し、こ
の総量を前記のアルミナ水和物の灼熱減量を差し引いた
残りを100とした値から差し引いてアルミナ純度とし
た。
(7)結晶型は、理学電機製X線回析装置で行った。
実施例 1 加熱器付反応器で5.7lのエチレンクロルヒドリンを
65゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル比1
.4,Al203100g/l)187を、pHが9±
1になるように徐々に添加したのち、アルミナ水和物の
析出した溶液を70°Cに昇温しで、45分間反応を続
けた。
この時のpHは6.7であった。
反応終了後アルミナ水和物を沈降濃縮して母液を取り除
き、脱イオン水100lで洗滌したのち、炉紙で瀘過し
てアルミナ水和物をえた、次いでこのアルミナ水和物を
75℃で20時間乾燥した擬ベーマイトの純度および物
性は次の如くであった。
結晶型 擬ベーマイト Al203 99.92重量%(無水物換算)Na2
0 0.035 tt (, tt
)単結晶 50mμ 平均粒子径 85μ 比表面積 2 5 0 m/ g 安息角 27度 圧縮度 0.22 実施例 2 加熱器付き反応器で7.2lのプロピレンクロルヒドリ
ンを70゜Cに保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きま
ぜつつ、アルミン酸ソーダ水心液C Na/A6 1.
4 AA2039 5 g/i! ) 2 5 i1
を、pHが10±0.5になる速度で連続的に添加した
のち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温
して90分間反応を続けた。
この時のpHは8.6であった。
反応終了後、母液を除去し、脱イオン水600lで洗滌
したのち、瀘過乾燥を行った。
得られた擬ベーマイトの純度、物性の測定値は次の如く
であった。
結晶型 擬ベーマイト AA2039 9.9 5重量係(無水物換算)Na2
0 0.015 tt u単結晶
80mμ 平均粒子径 105μ 比表面積 i80m/g 安息角 25度 圧縮度 0.20 実施例 3 加熱器付反応器で20Aのエチレンクロルヒドリンを5
7℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で撹きまぜつつ、
アルミン酸ソーダ水容液(Na/Alモル比1.6,A
l20380g/l)12lを、pHが9を越えない速
度で添加したのち、アルミナ水和物の析出した溶液を7
0℃に昇温して45分間反応を続けた。
この時のpHは6.5であった。反応終了後アルミナ水
和物を沈降濃縮し母液を取りのぞき、脱イオン水650
lで洗滌したのち,炉過を行い80℃で20時間乾燥し
た。
得られた擬ベーマイトの純度および物性は次の如くであ
った。
結晶型 擬ベーマイト Al203 99,98重量%(無水物換算)Na2
0 0.006 tt ( tt
)単結晶 30mμ 平均粒子径 12μ 比表面積 3sOm/.? 安息角 33度 圧縮度 0.28 実施例 4 加熱器付き反応器で201のエチレンクロルヒドリンを
55℃に保持しながら、プロペラ撹拌機でよく撹きまぜ
ながら、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Adモル比1
.5 , A72031 1 0 g/l )277を
pHが10±0.5になるような速度で連続添加したの
ち、アルミナ水和物が析出した混合液を75℃に昇温し
で90分間反応を続けた。
この時のpHは7であった。
アルミナ水和物を漣別し、脱イオン水450lで洗滌後
、アルミナ水和物を70゜Cで30時間乾燥した。
えられた擬ベーマイトの純度および物性は次の如くであ
った。
結晶型 擬ベーマイト Al203 99.95重量係(無水物換算)Na2
0 0.008 u ( n )単
結晶 40mμ 平均粒子径 25μ 比表面積 3i0−m/g 安息角 30度 圧縮度 0.25 実施例 5 実施例1および実施例4で得られたアルミナ水和物を6
00℃および1200℃でそれぞれ2時間仮焼したのち
純度および物性値を測定した。
その結果を第1表に示す。
比較例 1 加熱器付き反応槽で157のエチレンクロルヒドリンを
25℃に保持し、これにアルミン酸ソーダ水溶液(Na
/Alモル比1.4,Al20380g/l)217を
一気に加えて25℃の温度下で2時間撹きまぜた。
つぎにこの混合液を70℃に昇温しさらに1時間反応さ
せた。
析出したアルミナ水和物をr別後450lの脱イオン水
で洗滌したのち、アルミナ水和物を吸引瀘過後100℃
で10時間乾燥した。
得られた擬ベーマイトの純度および物性を測定した結果
は次の如くであった。
結晶型 擬ベーマイト Al203 99.70重量%(無水物換算)Na2
0 0.070 tt ( u )
単結晶 30mμ 平均粒子径 1.5μ 比表面積 3207i/9 安息角 45度 圧縮度 0.48 比較例 2 加熱器付きの反応器に7.2lのフ殆ピレンク口ルヒド
リンを70℃に保持しながら、プロペラ撹拌機で良く撹
きまぜつつ、アルミン酸ソーダ水溶液(Na/Alモル
比1.4 , Al2039 5 g/l ’)25l
をpHが12±0.2になるように連続的に添加したの
ち、アルミナ水和物の析出した混合液を85℃に昇温し
で90分間反応させた。
この時のpHは10.2であった。
反応終了後アルミナ水和物を炉別し、脱イオン水600
lで洗滌したのち、沢過乾燥を行い、結晶型、純度およ
び物性を測定した。
結晶型 パイヤライト、ジブサイトを主とする擬ベ
ーマイトおよびゲル の混合物。
Al203 99.20重量係(無水物換算)Na2
0 0.410 u ( tt )
単結晶 不明確 平均粒子径 0.6μ 比表面積 1 1 5 rri’/g 安息角 48度 圧縮度 0.52 比較例 3 加熱器付反応槽で10lのアルミン酸ソーダ水容液(N
a/Alモル比1.4,Al203102g/l)を6
0゜Cの温度下で撹拌しながら、これにエチレンクロル
ヒドリン2lを10分間で添加したのち、混合液を70
℃に昇温しでさらに1時間反応させた。
析出したアルミナ水和物を沢別し5(lの脱イオン水で
洗滌後、アルミナ水和物を700Cで30時間乾燥した
得られたアルミナ水和物の純度、物性は次の如くであっ
た。
結晶型 パイヤライト、ジプサイトを主とする擬ベ
ーマイト、およびゲ ルの混合物 Al203 99,11重量%(無水物換算)Na2
0 0.642 tt ( u )
単結晶 不明確 平均粒子径 28.6μ 比表面積 70M2/g 安息角 35度 圧縮度 0.44 比較例 4 70℃のアルミン酸ソーダ水溶液1 0 l(Na,/
Alモル比1.4 , Al203102 g/l )
と同じく70℃のエチレンクロルヒドリン2.5lを加
熱器付反応槽に両者を一気に加えたのち撹拌しながら7
0゜Cで1時間反応させた。
析出したアルミナ水和物を戸別したのち5Jの脱イオン
水で洗滌した。
洗滌したアルミナ水和物は、70’Cで30時間乾燥後
、純度、物性を測定した。
その結果は次の如くであった。
結晶型 バイヤライ1−、ジブサイ1へを主とする
擬ベーマイ1−およびゲル の混合物 Al203 9 9.3 5重量係(無水物換算)
Na20 0.350 tt ( u
)単結晶 不明確 平均粒子径 13μ 比表面積 107riy6J 安息f−r1 41度 圧縮度 0.38 比較例 5 アルミナ純度99.9%以寸(7)市販の高純度アルミ
ナについて、純度および物性を測定した。
その結果を第2表に示す。
以ト詳細に説明したように、本発明の擬ベーマイト型ア
ルミナ水和物は、,鱗片状の特殊な形状をし、平均粒子
径が非常に大きいにも拘らず大きな比表面積を有する。
さらに安息角が37度以下、圧縮度が0.3以下という
粉体の取扱いが容易となる流動特性を示し、しかも純度
が99.9重量係以上という高純度アルミナであること
は、吸着剤、触媒、透光性セラミックス、単結晶など広
範囲の用途に適合する古い・う利点をもっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で得られる擬ベーマイトの透過型電子
顕微鏡写真である。 第2図は、本発明で得られる擬ベーマイトの走査型電子
顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鱗片状の単結晶からなる球形の凝集粒子の平均径が
    8〜120μ、比表面積150〜4 00 7i/9、
    安息角37度以下、圧縮度0.30以下、無水物換算で
    Na200.05重量係以下でかつAl203成分が9
    9.9重量係以上であることを特徴とする擬ベーマイト
    型アルミナ水和物。 2 50゜C以上に保持したハロヒドリン類の溶液に、
    ハロヒドリン類1当量に対して、1当量以下になるよう
    に調整したアルミン酸アルカリ水溶液を、該温度を維持
    しかつ混合液のpHが11を越えない速度で添加したの
    ち、この混合液を50℃以上でpHが9.5を越えない
    範囲に10分間以上さらすことを特徴とする擬ベーマイ
    ト型アルミナ水和物の製造方法。
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