JPS596784Y2 - 折箱等の容器形成用発泡ポリスチレンシ−トに対する溝切削刃 - Google Patents

折箱等の容器形成用発泡ポリスチレンシ−トに対する溝切削刃

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Publication number
JPS596784Y2
JPS596784Y2 JP1980034092U JP3409280U JPS596784Y2 JP S596784 Y2 JPS596784 Y2 JP S596784Y2 JP 1980034092 U JP1980034092 U JP 1980034092U JP 3409280 U JP3409280 U JP 3409280U JP S596784 Y2 JPS596784 Y2 JP S596784Y2
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JP
Japan
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cutting blade
cutting
groove
scraping
blade
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JP1980034092U
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JPS56137995U (ja
Inventor
国雄 野尾
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は折箱等の容器形或用発泡ポリスチレンシ一ト
に対する溝切削刃に関し、外観的にも優れた溝を簡単に
形或するのに役立ち、容器形戊を体裁良好に行なうのに
適した切削刃を得ようとしている。
従来より発泡ポリスチレンシートは熱による融着製箱が
できる利点を活かして折箱等の容器形威用素材として使
用されている。
しかしながら上記素材に対する加工においては依然とし
て従来の木工機械を代用して加工しているもので、その
うち最も問題となるのが、折箱等の容器底板を挿入する
ための1」形又はU字形溝の切削である。
即ち、底板挿入用のレ形又はU字形溝の切削は丸鋸で行
なわれているが、発泡ポリスチレンシ一トに対する切削
の場合、以下の如き問題点がある。
(1)丸鋸が高速回転するため、摩擦熱で−形又はU字
形の溝形状が崩れ易い。
(2)溝部分は切削時の発熱で、授粉の排出がうまくで
きず、樹脂塊ができ、外観不良および切削の作業性低下
を招来する。
(3)帯電にて挽粉が原反に吸着し、素材の損傷原因に
なり易いと共にこれが次の切削個所へ付着すると、切削
される溝際ラインがジグザグしたりする外観不良を生ず
ると共に容器形戒後に溝部分から授粉が出て来たりする
欠点があり、授粉除去の工程を多く要し、作業性低下と
なる。
(4)サイクロン等の集塵装置が必要となる。
(5)丸鋸等の回転刃では素材に側圧がかかり易く、溝
切削の正確性に欠ける。
(6)切削作業時の騒音が大きい。
(7)刃物の取替費用が多大につく。
これらの欠点除去のため、溝形威に加熱刃を利用するこ
とをも試みたが、加熱を必要とする発泡ポリエチレンの
場合とは違って発泡ポリスチレンの場合には溝部分が樹
脂化したり、また加熱刃に溶融した樹脂が付着したりし
て溝際ラインを綺麗に切除できず、加熱刃利用にては目
的とする美麗な溝形成が困難であることも判明した。
そこで、この考案では種々研究の末、発泡ポリスチレン
シ一ト (板状のものをも含む)に対し、最適な溝切削
刃を考案したものであり、その構或は、容器形或用発泡
ポリスチレンシ一トに対し、溝巾両端の切込みを行なう
刃先の鋭角な薄い2枚の切込刃と、該切込刃で切られた
溝巾分を削ぎ切りさせる削ぎ切刃からなる溝切削刃であ
って、上記2枚の切込刃は保持ブロックにて所要溝申分
を隔離挾装されてなり、上記削ぎ切刃は切込刃の後続位
置で、且つ切込刃と対向する位置に、その両端を保持ブ
ロックにて挾装保持されてなることを特徴とするもので
ある。
次いで、この考案の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
10. 10’, 11は3枚の常温下で固定されてあ
る刃であり、そのうち10, 1G’は刃゛先の鋭角な
(25゜〜35゜位が好適)薄い2枚の隔離した切込刃
であり、11は切込刃1G, 10’に対し嘴(くちば
し)状の先端12を対向させてある削ぎ切刃である。
また削ぎ切刃11は弧状案内部13を形或していて削ぎ
切後の切削片を排出案内させ易くしている。
20は上記切込刃10, 10’の保持ブロック、30
は削ぎ切刃11の保持ブロック、40は全体の連結保持
ブロックである。
何れの刃も刃の突出度合は取付溝等の部分で微調整可能
に保持され、傾き度合をも微調整できるようになってい
る。
そして全体の連結保持ブロック40が容器形或用発泡ポ
リスチレンシ−1−Aを連続走行させるようにした定盤
(図示せず)上に、固定設置されて切削作業に使用され
る。
定盤上を走行する原反の発泡ポリスチレンシ一トはロー
ルその他の走行安定手段にて良好な状態で走行されるよ
うになっている。
なお、切込刃10. 10’と削ぎ切刃11との間隔は
殆ど接するような状態から8mm程度の範囲内が実施上
好ましく、また削ぎ切刃11の上端は先端のみで削ぎ切
れるようやや傾斜(5゜位までが好適)させて実施する
方が削ぎ切り抵抗が少なくて好ましい(図示せず)。
そして溝切削に際しては、先ず刃先の鋭角な2枚の切込
刃10, 10’にて溝巾b両端の切込みc,c’を行
ない、次いで該溝巾分を上記切込刃10, 10’と対
向された削ぎ切刃11にて連続状に切削片aを切除させ
ながら回収部で渦巻状に巻取る等なし、溝dをシートに
形戊させればよいものである。
この切削片aの自然落下をイ足す点からも各刃物が上向
きになるような使い方が望ましいが上下逆にする場合も
ある。
このようにしてレ形又は略U字形等の溝dが発泡ポリス
チレンシー}Aに形或されることになる。
そして溝dが形或された発泡ポリスチレンシートAは折
箱等の容器形戒用の周側板として底板Dに対する挿入用
の溝d付のものとして使用される(例えば第5図および
第6図参照)。
この考案による切削刃、即ち発泡ポリスチレンシ一トA
に対し溝中両端の切込みc,c’を行なう刃先の鋭角な
薄い2枚の隔離した切込刃10, 10’と、溝巾b分
を削ぎ切りさせる削ぎ切刃11とを対向するよう組合せ
ている切削刃を使用して溝切削を行なうことによって、
以下のごとき作用効果を発揮できる。
(1)2枚の鋭角な切込刃と、1枚の削ぎ切刃とによっ
て切削することにより、切削片は棒状の連続したものと
なるため、巻回する等回収し易く、原反への吸着はなく
なり、作業性が良好となる。
(2)切削片は挽粉のごとき樹脂化が防止される。
(3)鋭角な薄い切込刃にて溝巾両端が最初に切込まれ
て後に溝巾分の削ぎ切りを削ぎ切刃にて行ないしかも何
れもが加熱刃でないゆえ溝際ラインも美麗で正確な溝切
削が実現でき、外観的にも優れる。
(4)付帯設備が少なくてすむ。
(5)側圧が少なく正確な溝際ラインの形或が可能とな
る。
(6)騒音の発生が少ない。
(7)刃物交換修理が安価に済む。
以上のように、この考案による構造は簡素な組合せ刃の
使用にて加熱手段を一切利用せずに発泡ポリスチレンシ
ートに対し良好で能率的な溝切削が可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による切削刃の斜視図、第2図は正面
図、第3図は平面図、第4図は切削時を下方から見た斜
視図、第5図は溝形戒された発泡ポリスチレンシ−1・
の使用例を示す折箱の組立前の斜視図、第6図は前図の
ものの組立後を示す一部の切欠斜視図である。 10. 10’・・・切込刃、11・・・削ぎ切刃、1
2・・・嘴状の先端、13・・・弧状案内部、A・・・
発泡ポリスチレンシート、a・・・切削片、b・・・溝
巾、c,c’・・・溝中分の両端切込み、d・・・溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器形或用発泡ポリスチレンシ一トに対し、溝巾両
    端の切込みを行なう刃先の鋭角な薄い2枚の切込刃と、
    該切込刃で切られた溝申分を削ぎ切りさせる削ぎ切刃か
    らなる溝切削刃であって、上記2枚の切込刃は保持ブロ
    ックにて所要溝申分を隔離挾装されてなり、上記削ぎ切
    刃は切込刃の後続位置で、且つ切込刃と対向する位置に
    、その両端を保持ブロックにて挾装保持されてなること
    を特徴とする折箱等の容器形或用発泡ポリスチレンシ一
    トに対する溝切削刃。 2 削ぎ切刃は先端を嘴状に形威してなる上記実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の折箱等の容器形或用発泡ポ
    リスチレンシ一トに対する溝切削刃。 3 削ぎ切刃は切削片用の弧状案内部を形或してなる上
    記実用新案登録請求の範囲第■項記載の折箱等の容器形
    或用発泡ポリスチレンシ一トに対する溝切削刃。
JP1980034092U 1980-03-14 1980-03-14 折箱等の容器形成用発泡ポリスチレンシ−トに対する溝切削刃 Expired JPS596784Y2 (ja)

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JP1980034092U JPS596784Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14 折箱等の容器形成用発泡ポリスチレンシ−トに対する溝切削刃

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Publication Number Publication Date
JPS56137995U JPS56137995U (ja) 1981-10-19
JPS596784Y2 true JPS596784Y2 (ja) 1984-03-01

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ID=29629730

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JP1980034092U Expired JPS596784Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14 折箱等の容器形成用発泡ポリスチレンシ−トに対する溝切削刃

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