JPS6351860B2 - - Google Patents

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JPS6351860B2
JPS6351860B2 JP58216935A JP21693583A JPS6351860B2 JP S6351860 B2 JPS6351860 B2 JP S6351860B2 JP 58216935 A JP58216935 A JP 58216935A JP 21693583 A JP21693583 A JP 21693583A JP S6351860 B2 JPS6351860 B2 JP S6351860B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
blade
groove
waste
sheet
Prior art date
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Application number
JP58216935A
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English (en)
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JPS60107327A (ja
Inventor
Osamu Hashimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP58216935A priority Critical patent/JPS60107327A/ja
Publication of JPS60107327A publication Critical patent/JPS60107327A/ja
Publication of JPS6351860B2 publication Critical patent/JPS6351860B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、矩形段ボールシートの片側コーナ
部を切断除去して上記シートの側辺に接ぎ代を形
成するスロツタに関するものである。
第1図に示すように、コルゲータによつて製造
された段ボールシート1には一方向に複数のけい
(罫)線2が平行に設けられている。このような
段ボールシート1には、普通、適宜の印刷が施さ
れたのち、けい線3および切り溝(スロツト)4
が形成され、かつ一方の側辺に接ぎ代5が形成さ
れ、その接ぎ代5にグルーイングが施されたの
ち、この接ぎ代5が他方の側辺に接合されて段ボ
ールシートは筒状とされる。通常、この段ボール
箱は、この筒状段ボールシートから組立てられ
る。
ところで、上記切り溝4および接ぎ代5の形成
は、印刷機等の中に組み込まれているスロツタ部
で形成される。
第3図および第4図は上記スロツタ部の接ぎ代
を形成する部分を示し、上下に平行に配置した回
転軸10,11のそれぞれに円形の刃物台12,
13を取り付け、その上部刃物台12の端面に幅
をもつた一対の溝切り刃物14を円周方向に所要
の間隔をあけて設け、その各溝切り刃物14に交
差して角切り刃物15を取付け、下部刃物台13
には上記溝切り刃物14の外周下部が嵌合可能な
刃物嵌合溝16を形成し、その嵌合溝16の開口
両側縁を受刃17とし、上記角切り刃物15に対
応する刃物台13の外周面を刃受面18としてあ
る。
なお、図中19は嵌合溝16に嵌る抜きかすの
取り除き用スクレーパを示す。また、溝切り刃物
14の一方、すなわち、回転方向の前側位置に位
置する一方の溝切り刃物14は、回転方向の後端
に突切り刃20を有し、その突切り刃20で切り
溝の切れはしの奥の方(けい線2の辺り)を切断
するようになつている。また、他方の溝切り刃物
14は回転方向の前端に同様の突切り刃20を有
する。
接ぎ代5を形成する位置に対応して設けた上記
のようなスロツタは、各刃物台12,13を第3
図の矢印方向に回転し、嵌合溝16に溝切り刃物
14が嵌合する作用によつて一対の上記刃物台1
2,13間にけい線2が流れ方向に直交する状態
で供給した段ボールシート1の片側部分に切り溝
4を形成し、かつ角切り刃物15が刃受面18に
衝合する作用により上記切り溝4の奥からシート
1の側縁に至る部分を横方向に切断して段ボール
シートの片側に第2図に示すような接ぎ代5を形
成する。
なお、同時に段ボールシート1の供給方向と直
交する方向にこのスロツタと並列して同軸に設け
た別のスロツタにより切り溝4を形成し、別軸に
設けたクリーザによつてけい線3を形成する。
次にこのように加工された段ボールシート1の
接ぎ代5には、接着剤塗布部で接着剤が塗布さ
れ、更に次の折り曲げ部でけい線31,33部がそ
れぞれ180゜折り曲げられてこの接ぎ代5が他方の
側辺に接着される。このようにして筒状シートと
なる。
接ぎ代5を形成する際、この部分の切断屑が接
ぎ代5から完全に分離されないでわずかにつなが
つた状態で残ると、次のような不都合が生じる。
接着剤塗布部で切断屑にも接着剤が塗布され
て次に段ボールシート1が折り曲げられる際、
これが段ボールシート1の他の部分と接着して
しまい、段ボール箱への組立てができなくな
る。
さらに、この切断屑が、けい線に跨がつて残
ると、段ボール箱への組立ての際にこのけい線
の折り曲げが困難となる。
切断屑が接ぎ代5を覆つて接ぎ代5への接着
剤塗布を阻害するため、段ボールシート1の他
方の側辺への接ぎ代5の接着が完全に行なわれ
ない。
残された切断屑が組立てられた段ボール箱へ
の製品詰め込み時に支障を来す。
上記のような切断屑を完全に分離させるには、
いうまでもなく、溝切り刃物14と角切り刃物1
5との交差部に隙間が生じないように取付けて両
刃物14,15による切断線を連続させる必要が
ある。しかし、接ぎ代5の長さや形状によつて角
切り刃物15の位置を変更する必要があり、上記
のような刃物の取付けは実際問題として困難であ
る。更に、刃物14,15のうちの一方のみを研
磨したり、一方のみを取り換えたりする場合もあ
るので隙間を生じないような位置決めは困難であ
る。仮に精度よく取付けたとしても機械の振動等
によつて取付位置にずれを生じることがある。
したがつて、従来のスロツタ部においては、第
5図に示すように溝切り刃物14と角切り刃物1
5とによつて形成される切断線21がそれらの交
差部で不連続になり易く、段ボールシート1の接
ぎ代5に切断屑6が繋がることが多いという不都
合がある。
なお、溝切り刃物14と角切り刃物15とを一
体に形成すれば上記のような不都合を解消するこ
とができるが、段ボールシート1に形成する接ぎ
代5には第6図に示すように、両端部がフラツプ
7の側方に臨むものもあり、上記接ぎ代5の形状
に対応して一体に形成された刃物を備えると共
に、形状の変化に応じて刃物全体を取り換える必
要が生じるという不都合が生じ、さらに、一体に
形成された刃物の中で刃物14,15のいずれか
一方に相当する部分のみの刃が破損等をしても、
刃物全体を新しいものと交換しなければならない
という不経済も生じる。
この発明は、上記従来の欠点を除去し、角切り
刃物によつて生じる切断屑を段ボールシートから
完全に分離除去することができるようにしたスロ
ツタを提供することを目的とするものである。
この目的達成のため、この発明は、一方の刃物
台に取付ける扇形溝切り刃物の外周一側縁の切り
刃と、他方の刃物台の刃物嵌合溝における開口縁
の受刃の少なくとも一方に切欠部を形成し、この
切欠部の形成によつて切り溝屑とコーナ屑とが一
体に繋がる切断屑を形成し、上記嵌合溝に嵌め込
まれた切り溝屑が他方刃物台の回転によつて引か
れる作用により段ボールシートから切断屑を分離
させるようにしたものである。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第7図は上部刃物台12に取付ける溝切り刃物
を示し、その溝切り刃物114の外周両側縁が切
り刃115とされ、その一方の切り刃115の一
部には切欠部116が形成されている。
この溝切り刃物114は、切欠部116が外側
に位置するよう上部刃物台12の端面に取付けら
れ、その溝切り刃物114の端に角切り刃物15
が必要な角度をもつて取付けられる。
なお、各刃物114,15の取付けは、従来の
刃物取付けと同様の手段によつて行なわれる。
いま、上記刃物台12と下部刃物台13とを互
に逆方向に回転し、その両刃物台12,13間に
段ボールシート1を供給して切断作業を開始する
と、第8図に示すように、上記シート1前部の一
側隅部は溝切り刃物114と下部刃物台13の受
刃17によつて切断され始め、その切断によつて
形成された切り溝屑117は先端部から順次下部
刃物台13の嵌合溝16に押し込められる。上記
切断作業が進行し、溝切り刃物114の切り刃1
15に形成した切欠部116が段ボールシート1
に対応すると、第9図に示すように、その部分は
切断されず、その切欠部116の後側の切り刃1
15によつて再度切断が開始され、さらに角切り
刃物15によつて段ボールシート1の一側部が横
方向に切断される。
さらに、上部刃物台12には、上記のような溝
切り刃物114と角切り刃物15とが回転方向に
位置をずらして別々に設けてあるため、回転方向
に対して後側に位置するこの刃物がシート1に対
応すると、前記と同様に段ボールシート1の後部
のコーナ部が切断される。このため、第2図に示
すように、段ボールシート1の片側に接ぎ代5を
形成することができる。第11図は、切断によつ
て生じた切断屑118を示し、切り溝屑117と
コーナ屑119とは非切断部120において繋が
つている。
上記のような段ボールシートの切断作業におい
て、溝切り刃物114とこれに交差する角切り刃
物15による切断線が連続していると、切り溝屑
117およびコーナ屑119のそれぞれが互に繋
がつた状態で段ボールシート1から完全に分離す
る。この切り溝屑117は、刃物台13の回転に
よつて嵌合溝16に嵌つた状態でコーナ屑119
と共に下方に運ばれ、第3図と同様に設けてある
スクレーパ19(図示せず)で刃物台13から除
去される。
また、第10図に示すように、上記切断線12
1が溝切り刃物114と角切り刃物15との交差
部に対応する部分で不連続であると、切り溝屑1
17の先端部は嵌合溝16に押し込まれ、その切
り溝屑117とコーナ屑119とは非切断部12
0において互に繋がつているため、下部刃物台1
3の回転作用によつて切断線121の上記不連続
部が引きちぎられ、切り溝屑117およびコーナ
屑119が段ボールシート1から完全に分離す
る。そしてこれらの屑117,119は上記と同
様にスクレーパ19で刃物台13から除去され
る。
なお、第7図に示す実施例では、溝切り刃物1
14に切欠部116を形成したが、第12図に示
すように、下部刃物台13の嵌合溝16′の受刃
17′に切欠部122を設けてもよい。このよう
な切欠部116,122の円方向の長さは任意で
あり、嵌合溝16,16′に押し込まれた切り溝
屑117が刃物台13の回転作用によつて下方に
移動するとき、切り溝屑117とコーナ屑119
の隣接部間に形成された非切断部120が切断さ
れないような長さであればよい。
さらに、切欠部116,122は、切り溝屑1
17とコーナ屑119の隣接部間の一部に非切断
部120を形成するような位置であれば、溝切り
刃物114または受刃17′の円方向のどの位置
に設けてもよい。
なお、接ぎ代の形状によつては、刃物台12に
それぞれ二つの刃物114,15を設けないで、
それぞれ一つの刃物114,15を設ける場合も
ある。さらに、段ボールシート1の他方の側辺へ
の接ぎ代5の接合は、接着剤以外の手段、例えば
ステツチ等で行なわれる場合もある。
以上のように、この発明は、溝切り刃物の外側
切り刃の一部と嵌合溝の開口縁に形成された受刃
との少なくとも一方に切欠部を形成したので、溝
切り刃物によつて形成される切り溝屑と角切り刃
物によつて形成されるコーナ屑とが繋がる切断屑
を形成することができると共に、前記切り溝屑は
先端部から次第に下部刃物台の嵌合溝に押し込ま
れ、その下部刃物台の回転作用によつて下方に引
かれるので、段ボールシートから切断屑を完全に
分離することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコルゲータマシンによつて製造された
段ボールシートの平面図、第2図は同上の段ボー
ルシートをスロツタ部によつて加工した状態の平
面図、第3図は同上のスロツタ部のコーナ切断部
を示す縦断正面図、第4図は同上の側面図、第5
図は従来のスロツタ部によつて加工した段ボール
シートの接ぎ代部分を拡大して示す平面図、第6
図は同上の接ぎ代の形状が異なる段ボールシート
の接ぎ代部分を拡大して示す平面図、第7図はこ
の発明に係る溝切り刃物の斜視図、第8図は同上
の刃物を用いて段ボールシートを切断した状態の
斜視図、第9図は同上の切断状態の断面図、第1
0図は切断後の段ボールシートの接ぎ代部分を示
す拡大正面図、第11図は切断屑を示す斜視図、
第12図は下部刃物台の他の実施例を示す斜視図
である。 12……上部刃物台、13……下部刃物台、1
5……角切り刃物、17′……受刃、114……
溝切り刃物、115……切り刃、116……切欠
部、122……切欠部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互に逆方向に回転する上下一対の刃物台を有
    し、その一方の刃物台に外周両側縁を切り刃とす
    る溝切り刃物と、この溝切り刃物に交差して角切
    り刃物とを取付け、他方の刃物台の外周には開口
    縁両側を受刃とする刃物嵌合溝を形成し、一対の
    刃物台間に供給した段ボールシートの一側コーナ
    部を前記溝切り刃物と角切り刃物とで切断除去す
    るようにしたスロツタにおいて、前記溝切り刃物
    における外側方の切り刃の一部とそれに対する嵌
    合溝の受刃との少なくとも一方の一部に切欠部を
    設けたことを特徴とするスロツタ。
JP58216935A 1983-11-15 1983-11-15 スロツタ Granted JPS60107327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58216935A JPS60107327A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 スロツタ

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JP58216935A JPS60107327A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 スロツタ

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JPS60107327A JPS60107327A (ja) 1985-06-12
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ID=16696229

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JP58216935A Granted JPS60107327A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 スロツタ

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011004695A1 (ja) * 2009-07-08 2011-01-13 三菱重工印刷紙工機械株式会社 スロッタ、スロッタの切断方法、スロッタナイフ及び刃物台
JP2011245600A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Isowa Corp 溝切り刃物、および、その溝切り刃物を備えたスロッタ

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