JPS5967393A - 銅の着色法 - Google Patents
銅の着色法Info
- Publication number
- JPS5967393A JPS5967393A JP17888182A JP17888182A JPS5967393A JP S5967393 A JPS5967393 A JP S5967393A JP 17888182 A JP17888182 A JP 17888182A JP 17888182 A JP17888182 A JP 17888182A JP S5967393 A JPS5967393 A JP S5967393A
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- JP
- Japan
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- copper
- bath
- salt
- film
- colored film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は銅表面に密着性の優れた着色皮膜を形成する方
法に関する。
法に関する。
銅は耐食性及び加工性に優れまた大気中では酸素、水蒸
気、炭酸ガス、硫化物等の作用によって安定な塩基性銅
塩を形成し、優雅な色調を有する緑青を生成することか
ら、屋根材等の建材に利用されている。
気、炭酸ガス、硫化物等の作用によって安定な塩基性銅
塩を形成し、優雅な色調を有する緑青を生成することか
ら、屋根材等の建材に利用されている。
しかしながらこの天然の緑青の発生には長期を要する他
、今日都市に於いては大気中の亜硫酸ガスの存在等によ
り銅表面は黒変し、美麗な緑青の発生は期待できなくな
っている等の理由により、人工的に銅表面に緑青を発生
させることが行われている。
、今日都市に於いては大気中の亜硫酸ガスの存在等によ
り銅表面は黒変し、美麗な緑青の発生は期待できなくな
っている等の理由により、人工的に銅表面に緑青を発生
させることが行われている。
従来緑青の発生方法としては浸漬法、スプレー法あるい
はペーストの塗布法が使用されているがいずれも処理時
間が長いがあるいは素材と皮膜との密着性が良好でなく
、更に美術工芸用として開発されたため屋根材等の大面
積材への適用は困難であった。
はペーストの塗布法が使用されているがいずれも処理時
間が長いがあるいは素材と皮膜との密着性が良好でなく
、更に美術工芸用として開発されたため屋根材等の大面
積材への適用は困難であった。
これらの欠点を改良した方法として、炭酸塩及び/また
は重炭酸塩を含有す4浴中で、陽極処理すること−より
銅表面に緑青を発子させる方法が提案されているが、素
地との密着性は未だ充分てなく、大面積における色調の
均一性が保たれない等の欠点を有している。
は重炭酸塩を含有す4浴中で、陽極処理すること−より
銅表面に緑青を発子させる方法が提案されているが、素
地との密着性は未だ充分てなく、大面積における色調の
均一性が保たれない等の欠点を有している。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、素
地との密着性に優れ大面積材においても色調が均一にな
る銅表面の着色皮膜生成法を開発したもので、その第1
発明は炭酸塩及び/または重炭酸塩を含有する浴中で銅
表面を陽極処理することにより銅表面に着色被膜を形成
する方法において該浴中にテルルの酸素酸及び/または
その塩を添加することを特徴とし、第2発明は第1発明
の浴に更に硫酸ソーダまたは硫酸アンモニア等の可溶性
硫酸塩を添加することを特徴とするものである。
地との密着性に優れ大面積材においても色調が均一にな
る銅表面の着色皮膜生成法を開発したもので、その第1
発明は炭酸塩及び/または重炭酸塩を含有する浴中で銅
表面を陽極処理することにより銅表面に着色被膜を形成
する方法において該浴中にテルルの酸素酸及び/または
その塩を添加することを特徴とし、第2発明は第1発明
の浴に更に硫酸ソーダまたは硫酸アンモニア等の可溶性
硫酸塩を添加することを特徴とするものである。
本発明において使用する炭酸塩及び/または重炭酸塩浴
は通常用いられているものであれば良いが、ナトリウム
塩として50〜1oof/l含有しているものが好適で
ある。
は通常用いられているものであれば良いが、ナトリウム
塩として50〜1oof/l含有しているものが好適で
ある。
テルルの酸素酸及び/またはその塩の添加量は特に限定
する必要はないが効果及び経済性を考慮すると例えばす
) IJウム塩の場合1〜5゜o/1が適当である。テ
ルルの酸素酸塩とじてはNa2T C04、Na、l−
l4TeO6等があげられるがナトリウム塩に限らず他
のアルカリ、アンモニヤ及びアルカリ土類等の可溶性金
属塩であれば良い。
する必要はないが効果及び経済性を考慮すると例えばす
) IJウム塩の場合1〜5゜o/1が適当である。テ
ルルの酸素酸塩とじてはNa2T C04、Na、l−
l4TeO6等があげられるがナトリウム塩に限らず他
のアルカリ、アンモニヤ及びアルカリ土類等の可溶性金
属塩であれば良い。
可溶性の硫酸塩例えば硫酸ナトリウムまたは硫酸アンモ
ニウム等を添加すると着色被膜の密着性は更に向上する
が、その添加量は2〜50&/lが適当である。
ニウム等を添加すると着色被膜の密着性は更に向上する
が、その添加量は2〜50&/lが適当である。
陽極処理は常温で5〜20A/dm の陽極電流密度で
実施できるが浴温の過度の上昇は緑青被膜の形成を阻害
するので40℃以下、望ましくは20℃以下の浴温で行
うのが良い。
実施できるが浴温の過度の上昇は緑青被膜の形成を阻害
するので40℃以下、望ましくは20℃以下の浴温で行
うのが良い。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
銅板(100朋X 50 mrn )を脱脂、酸洗した
後NaHCO375& / IJ 、 NatH+Te
062.5 & / lを含有する浴中で、浴温20″
C1陽極電流密度10A/曜の条件で陽極処理を1.5
分間行つ゛た後、水洗、乾燥した。この着色銅板の表面
を可視部での分光反射率測定を行なったところ500
nmを主波長とする緑青被膜が均一に形成してお°す、
この被膜を指でこすっても剥離はみられず、密着性は良
好であった。また1年間の大気曝露による耐候性試験に
よっても色調の劣化被膜の剥離は見られなかった。
後NaHCO375& / IJ 、 NatH+Te
062.5 & / lを含有する浴中で、浴温20″
C1陽極電流密度10A/曜の条件で陽極処理を1.5
分間行つ゛た後、水洗、乾燥した。この着色銅板の表面
を可視部での分光反射率測定を行なったところ500
nmを主波長とする緑青被膜が均一に形成してお°す、
この被膜を指でこすっても剥離はみられず、密着性は良
好であった。また1年間の大気曝露による耐候性試験に
よっても色調の劣化被膜の剥離は見られなかった。
実施例2
実施例1に於いて使用した浴に更にNa2SO4を59
/l添加し同様に陽極処理を行った。得られた被膜の色
調は実施例1の場合より更に均一で密着性も強固であっ
た。また前記耐候性試験によっても色調の劣化、被膜の
剥離はなかった。
/l添加し同様に陽極処理を行った。得られた被膜の色
調は実施例1の場合より更に均一で密着性も強固であっ
た。また前記耐候性試験によっても色調の劣化、被膜の
剥離はなかった。
実施例3
銅板(100mmX50mm)を実施例1の場合と同様
に脱脂酸洗した後NaHCO375& / CNa2’
reo42.5 g/ / 、 Na2SO45& /
lを含有する浴中で、浴温20℃、陽極電流密度10
A / di’ で1.5分間陽極処理した。この銅
板の表面にはやや黄味を帯びた4 8 Q nm を主
波長とする緑青被膜が得られた。色調は全体に均一であ
り、剥離もみられなかった。
に脱脂酸洗した後NaHCO375& / CNa2’
reo42.5 g/ / 、 Na2SO45& /
lを含有する浴中で、浴温20℃、陽極電流密度10
A / di’ で1.5分間陽極処理した。この銅
板の表面にはやや黄味を帯びた4 8 Q nm を主
波長とする緑青被膜が得られた。色調は全体に均一であ
り、剥離もみられなかった。
また1年間の耐候性試験後にも剥離、色調の変化がみら
れなかった。
れなかった。
実施例4
銅板(100mmX50mm)を脱脂、酸洗した後Na
、CO370g/1. H6Te0629/lを含有す
る浴中で、浴温20℃陽極電流密度1oA/dm’で1
.5分間陽極処理した。この銅板表面には500rlI
n を主波長とする緑青被膜が均一に形成しており、剥
離はみもれず、1年間の耐候性試験後も色調の変化、被
膜の剥離はみられなかった。
、CO370g/1. H6Te0629/lを含有す
る浴中で、浴温20℃陽極電流密度1oA/dm’で1
.5分間陽極処理した。この銅板表面には500rlI
n を主波長とする緑青被膜が均一に形成しており、剥
離はみもれず、1年間の耐候性試験後も色調の変化、被
膜の剥離はみられなかった。
実施例5
銅板(’100mm×50羽)を脱脂、水洗後NaHC
Os 75 &/l、 HeTe0e I g/l、N
a、H6Te06 ]g/e を含有する浴中で、浴温
20℃、陽極電流密度]、 OA/、dm で1.5
分間陽極処理した。
Os 75 &/l、 HeTe0e I g/l、N
a、H6Te06 ]g/e を含有する浴中で、浴温
20℃、陽極電流密度]、 OA/、dm で1.5
分間陽極処理した。
この銅板表面には500 nm を主波長とする緑青被
膜が均一に形成しており、剥離はみられず1年間の耐候
性試験後も色調の変化、被膜の剥離はみられなかった。
膜が均一に形成しており、剥離はみられず1年間の耐候
性試験後も色調の変化、被膜の剥離はみられなかった。
比較例1
銅板(100闘x 5o mrn )を脱脂、酸洗後N
aHCOs 75 & / 11を含有し、浴温20℃
の浴中にて、陽極電流密度10 A / di で陽極
処理を165分間行った。処理後の銅板表面に生成した
緑青被膜は周辺部に剥離を生じていた。また1年間の耐
候性試験後には斑点状に無数の剥離を生じた。
aHCOs 75 & / 11を含有し、浴温20℃
の浴中にて、陽極電流密度10 A / di で陽極
処理を165分間行った。処理後の銅板表面に生成した
緑青被膜は周辺部に剥離を生じていた。また1年間の耐
候性試験後には斑点状に無数の剥離を生じた。
比較例2
比較例1において使用した浴に更にNa、So。
5g/4 を添加し同様の陽極処理を行った銅板の表面
に生成した被膜は周辺部に若干剥離を生じており、中央
部はやや白味を呈していた。1年間の耐候性試験後は若
干の斑点状剥離を生じた。
に生成した被膜は周辺部に若干剥離を生じており、中央
部はやや白味を呈していた。1年間の耐候性試験後は若
干の斑点状剥離を生じた。
以上説明した如く、本発明によれば銅表面に均−且つ密
着性の優れた着色被膜を形成でき、工業上顕著な効果を
奏するものである。
着性の優れた着色被膜を形成でき、工業上顕著な効果を
奏するものである。
Claims (2)
- (1)炭酸塩及び/または重炭酸塩を含有する浴中で銅
表面を陽極処理することにより銅表面に着色皮膜を形成
する方法において該浴中にテルルの酸素酸及び/−!た
はその塩を添加することを特徴とする銅の着色法。 - (2)炭酸塩及び/または重炭酸塩を含有する浴中で銅
表面を陽極処理することにより銅表面に着色被膜を形成
する方法において該浴中にテルルの酸素酸及び/または
その塩を添加し更に硫酸ソーダまたはアンモニアソーダ
等の可溶性硫酸塩を添加することを特徴とする銅の着色
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17888182A JPS5967393A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 銅の着色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17888182A JPS5967393A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 銅の着色法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967393A true JPS5967393A (ja) | 1984-04-17 |
Family
ID=16056326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17888182A Pending JPS5967393A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 銅の着色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5967393A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144346A (en) * | 1975-06-09 | 1976-12-11 | Uemura Kogyo Kk | Process for coloring copper and its alloy |
JPS53142935A (en) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | Mitsubishi Metal Corp | Formation of patina on copper or copper alloy surface by electrolysis |
JPS5635793A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-08 | Mitsubishi Metal Corp | Electrolytic formation of verdigris on surface of copper or copper alloy |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP17888182A patent/JPS5967393A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51144346A (en) * | 1975-06-09 | 1976-12-11 | Uemura Kogyo Kk | Process for coloring copper and its alloy |
JPS53142935A (en) * | 1977-05-20 | 1978-12-13 | Mitsubishi Metal Corp | Formation of patina on copper or copper alloy surface by electrolysis |
JPS5635793A (en) * | 1979-08-31 | 1981-04-08 | Mitsubishi Metal Corp | Electrolytic formation of verdigris on surface of copper or copper alloy |
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