JPS5967051A - 孔版印刷原版 - Google Patents

孔版印刷原版

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JPS5967051A
JPS5967051A JP17640582A JP17640582A JPS5967051A JP S5967051 A JPS5967051 A JP S5967051A JP 17640582 A JP17640582 A JP 17640582A JP 17640582 A JP17640582 A JP 17640582A JP S5967051 A JPS5967051 A JP S5967051A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/14Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
    • B41C1/147Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing by imagewise deposition of a liquid, e.g. from an ink jet; Chemical perforation by the hardening or solubilizing of the ink impervious coating or sheet

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は手書き等により孔版印刷原版から簡便に孔版を
作製できる製版方法に関するものである。
従来、この種の製版方法としては、和紙にワックスを塗
布した謄写印刷原紙に鉄筆、ボールペン等で筆記してワ
ックスを機械的に除去して穿孔するか、溶剤を付着させ
て溶解し除去して穿孔する製版方法がある。前者の方法
では、謄写印刷原紙にペン先端の太さよりも大幅の緋が
出にくく毛筆のような美しい感じの筆記体も広い面積を
もつ筆記体も穿孔できず、捷だ解像性も悪いものであっ
た。後者の方法では、ワックスの溶解速度が遅いため通
常の筆記速度で溶剤を施したのでは完全に穿孔できない
部分を生じ。
さらに、穿孔に使用する溶剤は有害であるので。
取り扱い上にも問題があった。捷だ、網目状の支持体に
タレヨン等の描画材料で描画した後。
支持体全体にグルーを塗布して乾燥後、描画材料のみを
溶剤で除去し描画した部分を穿孔する製版方法(ツーシ
エ儂アンド・クルー・メソッド)があるが、製版工程が
複雑で面倒であり。
溶剤を使うため取り扱い上にも問題が多かったつしたが
って1本発明は孔版印刷原版と製版液を用い手書きや捺
印などの手段によって所望の細い線や太い緋の文字や模
様等のパターンを取り扱い上例らの問題なく解像性がよ
く容易に穿孔できる製版方法を提供することにある。し
かも2作製した孔版を用いて孔版印刷を行なうと鮮明な
印刷物が得られるという特長のある孔版の製版方法であ
る。
なお2本発明でいう孔版印刷とは、孔版を用いて有色イ
ンキで可視印刷物を得ることを意味するだけでなく、無
色の染料中間体インキや糊インキ等で印刷することや1
発色インキ、温度で色の変わるインキも適宜使用可能で
あり、さらに捺染印刷も含む。
本発明者は水不溶性の第3級アミン基を有するポリマー
が酸と反応して水溶性の反応生成物を生成するという知
見に基づいて検討を続けた結果、酸が接触するまでは非
常に安定な本発明の孔版印刷原版と、水溶性の酸溶液で
ある製版液を組み合わせて用いたとき初めて前記の目的
を達成できる孔版が得られることを見出して。
本発明を完成した。
本発明は、多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不
溶性のポリマー皮膜を形成した孔版印刷原版に、水溶性
の酸溶液からなる製版液をもって図柄を描いてポリマー
皮膜を処理して。
この処理した部分を水または水溶性液体で除去して印刷
版を形成することを特徴とする孔版の製版方法である。
本発明は第3級アミン基を有するポリマーとして、第3
級アミノ基を有するポリエステル。
ポリエーテル、ポリアミドおよび第3級アミノアルキル
アクリレート系ポリマ〜、およびビニールピリジンの単
独ポリマーおよびコポリマー等を[更用し、これを多孔
性の支持体に皮膜を形成させて、これを印刷原版とする
ことを1つの特長とする。
これらのポリマーとして、多くの化合物が挙げられるが
、たとえば、第3級アミン基を含むジオールとジカルボ
ン酸のエステル化物、第3級アミン基を含むジオール重
縮合物、第3級アミン基を含むジアミンとジカルボン酸
との重縮合物、第3級アミノアルキルアクリレートの単
独ポリマー、第3級アミノアルキルアクリレートとアク
リルモノマーおよび/又はスチレンモノマー等のモノエ
チレン性モノマーとのコポリマー、2ビニルピリジン又
は4ビニルピリジンノ単独ポリマー、4ビニルピリジン
および/又は2ピリジンとモノエチレン性モノマートノ
コポリマー等がある。これらのポリマーは水不溶性で、
それ自体は安定なものである。
前記ポリマーの皮膜を形成させる多孔性の支持体として
は、和紙、ナイロン布、テトロン布。
不織布、その他の多孔性材料が使用できる。捷だ、支持
体の厚さは好ましくは約20〜1501Zで、開口率は
好ましくは約25〜60%である。
前記ポリマーを多孔性の支持体に皮膜を形成させて孔版
印刷原版を作成する方法としては。
ポリマーを溶解した溶液を支持体に直接塗布して乾燥し
てもよいし、又は前記溶液に支持体を浸漬した後乾燥し
てもよいし、又はポリマーのフィルムを形成した後、こ
のフィルムを支持体に固着してもよい。ポリマーの付着
厚さは印刷時の孔版の耐久性を損なわない範囲で薄い方
がよく、付着量は好ましくは5〜20f/m2 である
前記ポリマーを溶解する溶剤はたとえば、ベンゼン、ト
ルエン、キル)等の芳香族炭化水素、メチルエチルケト
ノ、ブセトン等のケトノ系溶剤、メタノール、エタノー
ル等ノア ルコール系溶剤、エーテル、テトロヒドロキ
ノフラン等のエーテル系、酢酸エチル等のエステル系溶
剤、  l−’J クロルエチレン等の・・ロゲン化炭
化水素が使用できる。
本発明では、製版液として水溶性の酸溶液を使用する。
溶剤としては、酸を溶解する水、アルコール類ポリオー
ル類およびポリオールエーテル類等があり、各々の溶剤
を併用してもよい。
酸溶液中の酸は前記ポリマーと反応して水溶性の反応生
成物を生成する。使用する水溶性の酸は解離定数が1.
 OX 10−’以上のものがよく。
たとえば塩酸、硫酸、りん酸等の無機酸、ぎ酸。
酢酸、プロピオン酸、クロル酸、ジクロル酢酸。
トリタロル酢酸、グリコール酸、乳酸、しゆう酸、マロ
ン酸、こu<酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒
石酸、クエン酸等の有機酸がある。
本発明はこれらの水溶性の酸溶液を使用することを特長
とするが、とくに家庭用又は幼児用等の用途に用いると
きは取り扱い上の点から。
有機酸、中でもクエン酸、酒石酸等を用いることが最も
好適である。
製版液を孔版印刷原版に付着させるに際し。
製版液を前記ポリマーの表面に均一にのせるために、界
面活性剤を製版液に添加しておくことが好適である。寸
だ、孔版印刷原版上にのせた製版液の痕跡がよくみえる
ようにするために。
若干量の染料を溶解しておくことが好適である。
製版液は、そのまま使用したり、孔版印刷原版への手書
き用又は局部塗りつぶし用の筆記具とシテフエルI・ペ
ン、筆ペン等のマーカーペンに充填して使用したり、凸
状又は凹状スタンプを用いて孔版印刷原版上に捺印する
場合の製版液含浸体としてスタンプバット等に充填して
使用する。この際に、製版液がペン体や含浸体によく濡
れるようにするために、さらに充填後の乾燥防止のため
に、グリコール類等の湿潤剤を添加することが好適であ
る。以上述へた本発明の孔版印刷原版と製版液を組み合
わせて使用して。
極めて簡便に所望の文字、模様等のパターンの孔版を手
早く、解像性よく作成する方法を1次に具体的に述べる
本発明の孔版印刷原版に付着したポリマーに本発明の製
版液を付着させると、その付着した部分のみポリマーと
製版液中の酸が速やかに反応して水又は水溶性液体に溶
解性の反応生成物を生成する。本発明で用いる水溶性液
体としては、水および/又はポリオールを含む水溶性版
体で、界面活性剤、吸湿剤等を含む水溶液や。
水溶性樹脂や、ポリマーエマルジョノを含む水溶性糊水
溶性の印刷インキ等がある。したがって、孔版印刷原版
に、筆や付はペンで製版液を直接書写したり、又は製版
液を充填したフエルトインキ筆ペン等のマーカーペンで
書写したり。
又は製版液を充填したスタンプパッドから凸状又は凹状
スタンプに製版液を付着させて、これを捺印したりする
と、製版液が付着した孔版印刷原版の区域のみが速やか
に水又は水溶性液体に可溶性となる。次に、この孔版印
刷原版を水中に数秒間浸漬するか、又は水を含んだスポ
ンジや脱脂綿等で軽く擦する等の水処理で水又は水溶性
液体に可溶となった孔版印刷原版の区域のみを水に溶解
して穿孔した後、乾燥して解像性のよい所望の孔版を得
ることができる。水処理の代りに、水とポリオール類の
混合液で処理しても同様の結果が得られる。先端の細い
ペン等で製版液を書写すると細い緋をもつ穿孔が得られ
、筆のようなペンで書写すると毛筆の感じの穿孔が得ら
れ、大きな面積を製版液で塗りつぶせば容易に大きな面
積の穿孔が解像性よく得られる。
水および/又はポリオール類等を含む水溶性インキや水
溶性糊等の水溶性液体を印刷インキとして用いる場合は
、仕版印刷原版に製版液を書写し付着させた工程の後に
、前記印刷インキを孔版印刷原版に補給して印刷を行う
と、孔版印刷原版の選択的に水又は水溶性液体に可溶性
となっている区域のみが印刷インキ中の水分又はポリオ
ールによっで膨潤、溶解して印刷インキとともに直ちに
被印刷物上に転写され穿孔されるので孔版が作製される
と同時に印刷・吻が得られる。この方法は水処理等を行
なう工程が省けるばかりでなく、水処理等の後の乾繰工
程も不要となり極めて簡便な製版方法である。
筐た1本発明で用いる製版液は水を含んでいる溶液であ
るので、この水を、処理したポリマーの除去に利用する
こともできる。
以上のように1本発明の孔版印刷原版は、水又は水溶性
液体によって容易に、しかも取り扱い上も何らの支障な
く穿孔されることも1つの特長である。
以上述べたように1本発明は所望の文字、模様等のパタ
ーンを解[象性よく簡単に作製できる新規にして有用な
孔版の製版方法である。
次に2本発明の実施例を具体的に述べるが。
本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 ジメチルアミンエチルメタクリレート82部とメチルメ
タクリレート78部を、アゾビス−2,4−ジメチルバ
レロニトリルを重合触媒として用い常法により重合し、
ジメチルアミノエチルメタクリレートとメチルメタクリ
レートのコポリマー(モル比4゛6)を生成し、このコ
ポリマーの10%トルエン溜液を3007ノン二のテト
ロン製スクリーンに塗布し、乾燥後。
塗布量9 ? / m2の孔版印刷原版を作製した。一
方、クエン酸7.5部、青色染料0.04部、エマルゲ
ノ810(界面活性剤、花王アトラス■製)005部を
水10部に溶解して製版液とし。
これをフェルトペンに充填した。このフェル)・ペンで
孔版印刷原版に文字を筆記した後、この筆記した′箇所
に水溶性インキ(女神インキ工業■の版画インキ)を盛
ってプレス式の孔版印刷器で印刷したところ、数枚の試
し刷り後に、製版液が付着した部分が完全に穿孔され、
以後。
筆跡どおりに印刷された解像性のよい美麗な印刷物を多
数枚得た。
実施例2 ジエチルアミノエチルメタクリレートをアゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリルヲ重合触媒とし7て用い常
法により重合し、ポリジエチルアミノエチルメタクリレ
−1・を合成し、この15%ノチルエチルケトン溶ri
、に270ツノ/ユのナイロン製スクリ〜7を浸漬しで
取出し乾燥後、塗布量Lot/m2の孔版印刷原版を作
製した。一方、エチレノグリコール】0部にマレイン酸
3部、青色染料002部を溶解して製版液とし、これを
フェルトペンに充填した。このフエルトペ/で、孔版印
刷原版の下に置いた原4゛高の図形を孔版印刷原版を透
して写し絵的に模写した。次に、製版液が付着した部分
を水を含んだスポンジで素早く擦って、製版液が付着し
た部分を完全に穿孔した後、孔版印刷原版を乾燥して原
稿の図形を十分に再現した鮮明な孔版を作製した。この
孔版を用いて、プレス式の孔版印刷器で油性インキを用
いて印刷した原稿の。
図形どおりに印刷された解像性のよい、美麗な印刷物を
多数枚得た。
実施例3 ジメチルアミノエチルアクリレート72部とスチレン5
2部をアゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルを重
合触媒として用い常法により重合し、ンメチルア2ノエ
チルアクリレートとスチレンのコポリマー(モル比l 
1)を合成シ、コのコポリマーの10係トルエン溶液を
230メツシユのテトロン製スクリーンに塗布し、乾燥
後、塗布量10 f//m2の孔版印刷原版を作製した
。一方、マロン酸10部、グリセリン4部、青色染料0
.05部を水16部に溶解して製版液とし、これをスタ
ンプバットに充填した。このスタンプパッドの製版液を
図形を設けたゴム印により孔版印刷原版に付着させた後
この孔版印刷原版を水中で数秒すすき、製版液が付着し
た部分を完全に穿孔した後、孔版印刷原版を水より取り
出して乾燥した。ゴム印の図形を十分に再現した鮮明な
孔版が得られた。この孔版を用いて、スキージを使用す
る孔版印刷器で印刷したところ、ゴム印の文字2図形ど
おりに印刷された解像性のよい美麗な印刷物を多数枚得
た。
実施例4 ポリ4−ビニルピリジン10部をメタノール90部に溶
解し、この10飴溶液を300メツ/ユのナイロン製ス
クリーンに塗部し、乾燥後。
塗布量997 m2の孔版印刷原版を作製した。一方、
2N塩酸10部に青色染料0.02部を溶解して製版液
とし、これをフェルトペンに充填した。このフェルトペ
ンで孔版印刷原版に文字を筆記した後、この筆記した箇
所に実施例1で使用した水溶性インキを盛ってプレス式
の孔版印刷器で印刷したところ、数枚の試し刷りによっ
て製版液が付着した部分が完全に穿孔され、以後、筆跡
どおりに解像性のよい、美麗な印刷物を多数枚得た。
実施例5 4−ビニルピリジン〜アタリロニトリル共重合物(共重
合比1:1)をジメチルスルホキ/トに溶解し、この1
0φ溶液を270メツシユのテトロン製スクリーンに塗
布し、乾燥後、塗布量119/m2の孔版印刷原版を作
製した。次に、酒石酸4部、エマルゲン810を003
部。
エタノール4部、水10部、赤色染料0.01部で作っ
た製版液を筆ペンに充填した。この筆ペンで孔版印刷原
版に文字を筆記した後、この孔版印刷原版を水中で数秒
すすぎ、製版液が付着した部分を完全に穿孔して孔版印
刷原版を水より取出して乾燥し筆跡を十分に再現した鮮
明な孔版を作製した。この孔版を用いて、プレス式の孔
版印刷器で印刷したところ筆跡どおりに印刷された解1
象件のよい美麗な印刷物を多数枚得た。
特許出願人 パイロット萬年筆株式会社手続補正書 昭和58年1月口日 昭)’ti58年1月12日差出 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第176405号 2発明の名称 孔版の製版方法 3補正をする者 の名称、特許請求の範囲2発明の詳細な説明の各欄 補Eの内容 ■ 願書の発明の名称の欄を「孔版印刷原版。
孔版印刷版、孔版製版方法および孔版印刷方法−1と訂
正する。
■ 明細書の補IE (1)  第1頁の発明の名称の欄を「孔版印刷原版、
孔版印刷版、孔版製版方法および孔版印刷方法」と訂正
する。
(2)第1の特許請求の範囲の欄を次のとおり訂正する
[(1)  多孔性支持体に第3級アミン基を有する水
不溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成して成る孔版印刷原
版。
(2)  多孔性支持体に形成した。第3級アミン基を
有する水溶性のポリマーの遮蔽皮膜と、その遮蔽皮膜の
存在しない図柄部分とから成る孔版印刷版。
(3)  多孔性支持体に第3級アミノ基を有する水不
溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版に、
水溶性の酸溶液から成る製版液をもって図柄を描いて遮
蔽皮膜を処理し、この処理した部分を水または水溶性液
体で除去して孔版印刷版を形成する孔版製版方法。
(4)  多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不
溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版に、
水溶性の酸溶液から成る製版液をもって図柄を描いて遮
蔽皮膜を処理し、この処理した部分を水または水溶性液
で除去して孔版印刷版を形成し1次いでこの孔版印刷版
上に印刷インキを展延して印刷を行う孔版印刷方法。」
(3)  第1頁第11〜13行の「本発明は〜である
。」を削除し、そこに次の文を挿入する。
[本発明は手書き等により孔版を簡便に作製できる孔版
印刷原版、その孔版印刷原版により作製される孔版印刷
版、その孔版印刷版の製版方法、およびこれら製版工程
後に行われる孔版印刷を使用した孔版印刷方法に関する
ものである。
従来から印刷物を得る方法として数多くのものが知られ
ているが、簡易印刷方法としては凸版による印刷方法と
孔版による印刷方法がある。しかし、いずれも凸版およ
び孔版の製版が面(至)Iであったり、好み通りの図柄
の製版が困難であるなどの欠点があり、これらの版を用
いて印刷した場合、結局、所望通りの美麗な印刷物が筒
部に得られなかった。したがって1本発明は孔版印刷に
おいて特に新規な製版材料を開発してこれらの欠点を改
良したものである。」(4)第2頁第14行の「この種
の」を「孔版の」と訂正する。
(5)  第2頁第15行、第8頁第3行および第10
頁第16行の「パターン」を1図柄」と訂正する。
(6)  第2頁第17〜20行の「製版方法〜である
。」を削除し、そこに「孔版印刷原版。
製版方法を提供し、その結果、好適な孔版も提供するこ
とにある。さらに1作製した孔版と孔版印刷インキを用
いて孔版印刷を行うと鮮明な印刷物が得られるという特
長゛のある孔版印刷方法を提供することにある。」を挿
入する。
(7)  第3頁第13行の「見出して、」を削除し、
そこに「見出し、さらにこの孔版を用いて孔版印刷を行
うとき始めて簡便で、しかも好み通りの美麗な図柄の印
刷物が得られる印刷方法となることを見出して」を挿入
する。
(8)第3頁第15行〜第4頁第1行の「本発明は〜で
ある。」を削除し、そこに次の文を挿入する。
[すなわち1本発明は多孔性支持体に第3級アミン基を
有する水不溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成して成る孔
版印刷原版、多孔性支持体に形成した第3級アミン基を
有する水不溶性のポリマーの遮蔽皮膜とその遮蔽皮膜の
存在しない図柄部分とから成る孔版印刷版、多孔性支持
体に第3級アミン基を有する水不溶性のポリマーのa蔽
皮膜を形成した孔版印刷原版に、水溶性の酸溶液からな
る製版液をもって図柄を描いて遮蔽皮膜を処理して、こ
の処理した部分を水せたは水溶性液体で除去して孔版印
刷版を形成する孔版の製版方法、および多孔性支持体に
第3級アミン基を有する水不溶性のポリマーの遮蔽皮膜
を形成した孔版印刷原版に、水溶性の酸溶液から成る製
版液をもって図柄を描いて遮蔽皮膜を処理し、この処理
した部分を水または水溶性液体で除去して孔版印刷版を
形成し1次いでこの孔版印刷版上に印刷インキを展延し
て印刷を行う孔版印刷方法である。」 (9)  第4頁第7〜9行の「これを〜とする。」を
削除し、そこに「これにより多孔性の支持体に遮蔽皮膜
を形成させて、これを孔版印刷原版とすることを1つの
特長とする。」を挿入する。
(10)第5頁第4行の「皮膜1を「遮蔽皮膜」と訂正
する。
(11)第5頁第10行の「前記ポリマール皮膜を」を
削除し、そこに「前記ポリマーにより多孔性の支持体に
遮蔽皮膜を」を挿入する。
(12)第8頁第12〜14行の「、界面活性剤〜等が
」を削除する。
(13)第8頁第17行の「したり、」の次に「又は製
版液を充填した多孔性スタンプで捺印したり、」を挿入
する。
(14)第9頁第7行の「孔版」を「孔版印刷版」と削
正する。
(15)第9頁第14行と同頁第15行の間に次の文を
挿入する。
[前述のようにして得られた孔版印刷版と孔版印刷イン
キを用いて簡便にして所望の美麗な印刷物を得る印刷方
法を1次に具体的に述べる。
印刷インキとしては、ポリマーの遮蔽皮膜を侵さない油
性、水性エマルジョン系の孔版印刷用インキならどんな
種類のインキても使用でき、また半流動性、ペースト状
半固状の広範囲の粘度のインキが適宜使用できる。これ
らの印刷インキを孔版印刷版上にのせその下に印刷用紙
を置き、孔版上の印1i11インギをスキージでしごき
ながら押圧するか、単に平板をのせて押圧することによ
って印刷用紙に鮮明な印刷物を得ることができる。すな
わち、印刷方法としては従来のスキージ方式、ロール抑
圧方式、プレス式、その他のいずれの方式も使用できる
が、簡便さの点ではプレス式が最適である。」 (16)第9頁第16行の「印刷インキ」の前に1とく
に」を挿入する。
(17)第10頁第11行の「の孔版印刷原版」を削除
する。
(18)第10頁第13行の「穿孔され−1の次に1印
刷され」を挿入する。
(19)第10頁第17行の「孔版の製版方法」を削除
し、そこに「孔版印刷原版、孔版印刷版、孔版製版方法
および孔版印刷方法」を挿入する。
(20)第11頁第7行の「300」を1270」と訂
正する。
(21)第11頁第16行の「インキ−1の次に「。
25Cにおける平行板粘度計による1分値28門」を挿
入する6 (22)第12頁第6行の「270」を「300」と訂
正する。
(23)第12頁下から第2行の「インキ」の次に「(
女神インキ工業■の謄写板用インキ。
25Cにおける平行板粘度計による1分値36に)」を
挿入する。
(24)第13頁末行の「用いて、」の次に「水溶性イ
ンキ(村上スクリーン■のプリントカラー、25Cにお
ける平行板粘度計による1分値38叫)を用い」を挿入
する。
(25)第15頁第11行の「プレス式」を削除し、そ
こに「油溶性インキ(十条加工■の2007リーズQセ
ットインキを脂肪族炭化水素溶剤で希釈して平行板粘度
計による1分値を43聴にしたもの)を用い、スキー7
式」を挿入する。
手続補正書 昭和58年8月 9 日 特許庁長官 1、事件の表示 昭和57年特許願第176405号 2発明の名称 孔版印刷原版、孔版印刷版、孔版製版方法および孔版印
刷方法 3補正をする者 昭和  年  月  日 明     細     書 ■ 発明の名称 孔版印刷原版、孔版印刷版、孔版製版
方法および孔版印刷方法 2、特許請求の範囲 (1)  多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不
溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成して成る孔版印刷原版
(2)  多孔性支持体に形成した。第3級アミン基を
有する水溶性のポリマーの遮れ皮膜と、その遮蔽皮膜の
存在しない図柄部分とから成る孔版印刷版。
(3)  多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不
溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版(で
、水溶性の酸溶液から成る製版液をもって図柄を描いて
遮蔽皮膜を処理し、この処理した部分を水せたは水溶性
液体で除去して孔版印刷版を形成する孔版製版方法。
(4)  多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不
溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版に、
水溶性の酸溶液から成る製版液をもって図柄を描いて遮
蔽皮膜を処理し、この処理した部分を水贅たは水溶性液
で除去して孔版印刷版を形成し1次いてこの孔版印刷版
上に印刷インキを展延して印刷を行う孔版印刷方法。
3、発明の詳細な説明 本発明は手書き等により孔版を簡便に作製できる孔2版
印刷原版、その孔版印刷原版により作製される孔版印刷
版、その孔版印刷原版の製版方法、およびこれら製版工
程後(C行なわれる孔版印刷を使用した孔版印刷方法j
frC関するものである。
従来がら印刷物を得る方法として数多くのものが知られ
ているが、簡易印刷方法としては凸版による印刷方法と
孔版による印刷方法がある。
[7か巳、いずれも凸版および孔版の製版が面倒でちっ
たり、好み通りの図柄つ製版が困難であるなどの欠点が
あり、これらの版を用いて印刷した場合、結局、所望通
りの美麗な印刷物が簡便に得られなかった。したがって
9本発明は孔版印刷において特に新規な製版材料を開発
してこれらの欠点を改良したものである。
従来、孔版の製版方法としては、和紙にワックスを塗布
した謄写印刷原紙に鉄筆、ボールペン等で筆記してワッ
クスを機械的に除去して穿孔するか、溶剤を付着させて
溶解し除去して穿孔する製版方法がある。前者の方法で
は、謄写印刷原紙にペン先端の太さよりも大幅の線が出
にくく毛筆のような美しい感じの筆記体も広い面積をも
つ筆記体も穿孔できず、′!、た解像性も悪いものであ
った。後者の方法では、ワックスの溶解速度が遅いため
通常の筆記速度で溶剤を施しだのでは完全に穿孔できな
い部分を生じ。
さらに、穿孔に使用する溶剤は有害であるので。
取り扱い上にも問題があった。壕だ、網目状の支持体に
クレヨン等の描画材料で描画した後。
支持体全体にグルーを塗布して乾燥後、描画材料の与を
溶剤で除去し描画した部分を穿孔する製版方法(ソーシ
エ・アンド・グルー・メノッド)があるが、製版工程が
複雑で面倒であり。
溶剤を使うため取り扱い上にも問題が多かった。
しだがって1本発明は孔版印刷原版と製版液を用い手書
きや捺印などの手段によって所望の細い線や太い線の文
字や模様等の図柄を取り扱い上例らの問題なく解像性が
よく容易に穿孔できる孔版印刷原版、製版方法を提供し
1.その結果、好適な孔版も提供することにある。さら
に。
作製した孔版と孔版印刷インキを用いて孔版印刷を行う
と鮮明な印刷物が得られるという特長のある孔版印刷方
法を提供することにある。
なお1本発明でいう孔版印刷と(ri、孔版を用いて有
色インキで可使印刷′吻を得ることを意味するたけでな
く、無色の染料中間体インキや糊インキ等で印刷するこ
とや1発色インキ、温匣で色の変わるインキも適宜使用
可能であり、さらに捺染印刷も含む。
本発明者は水不溶性の第3級アミン基を有するポリマー
が酸と反応して水溶性の反応生成物を生成するという知
見に基づいて検討を続けた結果、酸が接触する捷では非
常に安定な本発明の孔版印刷原版と、水溶性の酸溶液で
ある製版液を組み合わせて用いたとき初めて前記の目的
を達成できる孔版が得られることを見出[2,さらにこ
の孔版を用いて孔版印刷を行うとき始めて簡便で、しか
も好み通りの美麗な図柄の印刷物が得られる印刷方法と
なることを見出して。
本発明を完成した。
す々わち1本発明は多孔性支持体に第3級アミン基を有
する水不溶性のポリマーの遮蔽皮膜を形成した第3級ア
ミン基を有する水不溶性のポリマーの遮蔽皮膜とその遮
蔽皮膜の存在しない図柄部分とから成る孔版印刷版、多
孔性支持体に第3級アミン基を有する水不溶性のポリマ
ーの遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版に、水溶性の酸溶
液からなる製版液をもって図柄を描いて遮蔽皮膜を処理
[〜で、この処理した部分を水捷たは水溶性液体で除去
して孔版印刷版を形成する孔版の製版方法、および多孔
性支持体に第3級アミン基を有する水不溶性のポリマー
の遮蔽皮膜を形成した孔版印刷原版に、水溶性の酸溶液
から成る製版液をもって図柄を描いて遮蔽皮膜を処理し
、この処理した部分を水まだは水溶性液体で除去して孔
版印刷版を形成し9次いでこの孔版印刷版上に印刷イン
キを展延して印刷を行う孔版印刷方法である。
本発明は第3級アミン基を有する水不溶性のポリマーと
して、第3級アミン基を有するポリエステル、ポリエー
テル、ポリアミドおよび第3級アミノアルキルアクリレ
ート系ポリマー。
およびビニールピリジンの単独ポリマーおよびコポリマ
ー等を使用し、これにより多孔性の支持体に遮蔽皮膜を
形成させて、これを孔版印刷原版とすることを1つの特
長とする。
これらのポリマーとして、多くの化合物が挙げられるが
、たとえば、第3級アミン基を含むジオールとジカルボ
ン酸のエステル化物、第3級アミン基を含むジオール重
縮合物、第3級アミン基を含むンアミンとジカルボン酸
との重縮合物、第3級アミノアルキルアクリレートの単
独ポリマー、第3級アミノアルキルアクリレートとアク
リルモノマーおよび/又はスチレンモノマー等のモノエ
チレン性モノマーとのコポリマー、2ビニルピリジン又
は4ビニルピリジンの単独ポリマー、4ビニルピリジン
および/又は2ピリジンとモノエチレン性モノマーとの
コポリマー等がある。これらのポリマーは水不溶性で、
それ自体は安定なものである。
前記ポリマーの遮蔽皮膜を形成させる多孔性の支持体と
しては、和紙、ナイロン布、テトロン布、不織布、その
他の多孔性材料が使用できる。丑だ、支持体の厚さは好
1しくけ約20〜150 ttで、開口率は好ましくは
約25〜60係である。
前記ポリマーにより多孔性の支持体に遮蔽皮膜を形成さ
せて孔版印刷原版を作成する方法と17では、ポリマー
を溶解した溶液を支持体に直接塗布[7て乾燥してもよ
いし、又は前記溶液に支持体を浸漬した後乾燥してもよ
いし、又はポリマーのフィルムを形成した後、このフィ
ルムを支持体に固着してもよい。ポリマーの付着厚さは
印刷時の孔版の耐久性を損なわない範囲で薄い方がよく
、付着量は好寸しくは5〜2ofI/m2である。
前記ポリマーを溶解する溶剤はたとえば、ベンゼン、ト
ルエン、キルン等の芳香族炭化水素、メチルエチルクト
ン、アセトン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノー
ル等のアルコール系溶剤、エーテル、テトロヒドロキノ
フラン等のエーテル系、酢酸エチル等のエステル系溶剤
、トリクロルエチレン等のハロゲン化炭化水素が使用で
きる。
本発明では、製版液として水溶性の酸@液を使用する。
溶剤としては、酸を溶解する水、アルコール類ポリオー
ル頚およびポリオールエーテル類等があり、各々の溶剤
を併用してもよい。
酸溶液中の酸は前記ポリマーと反応して水溶性の反応生
成物を生成する。使用する水溶性の酸は解離定数が1.
0X10’以上のものがよく。
たとえば塩酸、硫酸、りん酸等の無機酸、ぎ酸。
酢酸1 プ0ピオン酸、クロル酸、ジクロル酢酸。
トリクロル酢酸、グリコール酸、乳酸、しゆう酸、マロ
ン酸、 こU<S、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸等の有機酸がある。
本発明はこれらの水溶性の酸溶液を使用することを特長
とするが、とくに家庭用又は幼児用等の用途に用いると
きは取り扱い上の点71)ら。
有機酸、中でもクエン酸、酒石酸等を用いることが最も
好適である。
製版液を孔版印刷原版に付着させるに際し。
製版液を前記ポリマーの表面に均一にのせるだめに、界
面活性剤を製版液に添加しておくことが好適である。ま
た、孔版印刷原版上にのせた製版液の痕跡がよくみえる
ようにするために。
若干量の染料を溶解しておくことが好適である。
製版液は、そのまま使用したシ、孔版印刷原版への手書
き用又は局部塗りつぶし用の筆記具としてフェルトペン
、筆ペン等のマーカーヘンに充填して使用したり、凸状
又は凹状スタンプを用いて孔版印刷原版上に捺印する場
合の製版液含浸体としてスタンプパッド等に充填して使
用する。この際匠、製版液がペン体や含浸体によく濡れ
るようにするために、さらに充填後の乾燥防止のだめに
、グリコール類等の湿潤剤を添加することが好適である
。以上述べた本発明の孔版印刷原版と製版液を組み合わ
せて使用して。
極めて簡便に所望の文字、模様等の図柄の孔版を手早く
、解像性よく作成する方法を1次に具体的に述べる。
本発明の孔版印刷原版に付着しだポリマーに本発明の製
版液を付着させると、その付着した部分のみポリマーと
製版液中の酸が速やかに反応して水又は水溶性液体に溶
解性の反応生成物を生成する。本発明で用いる水溶性液
体としでは、水および/又はポリオールを含む水溶性液
体で、界面活性剤、吸湿剤等を含む水溶散や。
水溶性樹脂や、ポリマーエマルジョンを含む水溶性糊水
溶性の印刷インキ等がある。したがって、孔版印刷原版
に、筆や付はペンで製版液を直接書写したり、又は製版
液を充填したフェルトペンや筆ペン等のマーカーペンで
書写したり。
又は製版液を充填した多孔性スタンプで捺印したり、又
は製版液を充填したスタンプパッドから凸状又は凹状ス
タンプに製版液を付着させて。
これを捺印したりすると、製版液が付着した孔版印刷原
版の区域のみが速やかに水又は水溶性液体に可溶性とな
る。次に、この孔版印刷原版を水中に数秒間浸漬するか
、又は水を含んたスポンジや脱脂綿等で軽く擦する等の
水処理で水又は水溶性液体に可溶となった孔版印刷原版
の区域のみを水に溶解して穿孔した後、乾燥して解像性
のよい所望の孔版印刷版を得ることができる。水処理の
代りに、水とポリオール類の混合液で処理しても同様の
結果が得られる。先端の細いペン等で製版液を書写する
と細い線をもつ穿孔が得られ、筆のようなペンで書写す
ると毛筆の感じの穿孔が得られ、大きな面積を製版液で
塗りつぶせば容易に大きな面積の穿孔が解像性よく得ら
れる。
前述のようにして得られた孔版印刷版と孔版印刷インキ
を用いて簡朗にして所望の美麗な印刷物を得る印刷方法
を9次に具体的に述べる。
印刷インキとしては、ポリマーの遮蔽皮膜を侵さない油
性、水性エマルジョン系の孔版印刷用インキならどんな
種類のインキでも使用でき。
捷だ半流動性、ペースト状、半固状の広範囲の粘度のイ
ンキが適宜使用できる。これらの印刷インキを孔版印刷
版上にのせその下に印刷用紙を置き、孔版上の印刷イン
キをスキージでしごきながら押圧するか、単に平板をの
せて押圧することによって印刷用紙に鮮明な印刷物を得
ることができる。すなわち、印刷方法としては従来のス
キージ方式、ロール抑圧方式、プレス式。
その他のいずれの方式も使用できるが、簡便さの点では
プレス式が最適であるっ 水および/又はポリオール類等を含む水溶性インキや水
溶性糊等の水溶性液体をとくに印刷インキとして用いる
場合は、孔版印刷原版に製版液を書写し付着させた工程
の後に、前記印刷インキを孔版印刷原版に補給して印刷
を行うと。
孔版印刷原版の選択的に水又は水溶性液体に可溶性と々
つでいる区域のみが印刷インキ中の水分又はポリオール
によって膨潤、溶解して印刷インキとともに直ちに被印
刷物上に転写され穿孔されるので孔版が作製されると同
時に印刷物が得られる。この方法は水処理等を行なう工
程が省けるばかりでなく、水処理等の後の乾燥工程も不
要となり極めて簡便な製版方法である。
才だ1本発明で用いる製版液は水を含んでいる溶液であ
るので、この水を、処理したポリマーの除去に利用する
こともできる。
以上のように5本発明は、水又は水溶性液体によって容
易に、しかも取り扱い上も何らの支障なく印刷されるこ
とも1つの特長である。
以上述べたように3本発明は所望の文字、模様等の図柄
を解像性よく簡単に作製できる新規にして有用な孔版印
刷原版、孔版印刷版、孔版製版方法および孔版印刷方法
である。
次に2本発明の実施例を具体的に述べるが。
本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 ジメチルアミノエチルツククリレート82部とメチルメ
タクリレ−1・78部を、アゾビス−2,4−ジメチル
バレロニトリルを重合触媒として用い常法により重合し
、ジメチルアミノエチルメタクリレートとメチルメタク
リレートのコポリマー(モル比4:6)を生成し、この
コポリマーの10係トルエン溶液を270ノノンユのテ
トロン製スクリーンに塗布し、乾燥後。
塗布量9ii’/m2の孔版印刷原版を作製した。一方
、クエン酸75部、青色染料004部、エマルゲン81
0(界面活性剤、花王アトラス■製)005部を水10
部に溶解して製版液とし。
これをフェルトペンに充填した。このフェルトペンで孔
版印刷原版に文字を筆記した後、この筆記した箇所に水
溶性インキ(女神インキ工業■の版画インキ、25t:
における平行板粘度計による1分値28肛)を盛ってプ
レス式の孔版印刷器で印刷したところ、数枚の試し刷り
後に。
製版液が付着した部分が完全に穿孔され、以後。
筆跡どおりに印刷された解像性のよい美麗々印刷物を多
数枚得た。
実施例2 ジエチルアミンエチルメタクリレートをアゾビス−2,
4−ジメチルバレロニl−1)ルヲ重合触媒として用い
常法により重合し、ポリジエチルアミノエチルメタクリ
レートを合成し、この15%メチルエチルケトン溶液に
300メソ/ユのナイロン製スクリーンを浸漬して取出
し乾燥後、塗布量10グ/m2 の孔版印刷原版を作製
シた。一方、エチレングリコール10部にマレイン酸3
部、青色染料002部を溶解して製版液とし、これをフ
ェルトペンに充填した。このフェルトペンで、孔版印刷
原版の下に置いた原稿の図形を孔版印刷原版を透して写
し絵的に模写した。次に、製版液が付着した部分を水を
含んだスポンジで素早く擦って、製版液が付着した部分
を完全に穿孔した後、孔版印刷原版を乾燥して原稿の図
形を十分に再現した鮮明な孔版を作製した。この孔版を
用いて、プレス式f7)孔版印刷器で油性インキ(女神
インキ工業■の謄写板用インキ、25Cにおける平行板
粘度計による1分値36聰)を用いて印刷した原稿の。
図形どおりに印刷された解像性のよい、美麗な印刷物を
多数枚得た。
実施例3 ジメチルアミンエチルアクリレート72部とスチレン5
2部をアゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリルを重
合触媒として用い常法により重合し、ジメチルアミノエ
チルアクリレートとスチレンのコポリマー(モル比l:
1)を合成し、このコポリマーの10%トルエン溶液を
230メソンユのテトロン製スクリーンに塗布し、乾燥
後、塗布量1097m2の孔版印刷原版を作製した。一
方、マロン酸10部、グリセリン4部、青色染料0.0
5部を水16部に溶解して製版液とし、これをスタンプ
パッドに充填した。このスタンプパッドの製版液を図形
を設けたゴム印により孔版印刷原版に付着させた後。
この孔版印刷原版を水中で数秒すすぎ、製版液が付着し
た部分を完全に穿孔した後、孔版印刷原版を水より取り
出して乾燥した。ゴム印の図形を十分に再現した鮮明な
孔版が得られた。この孔版を用いて、水溶性インキ(村
上スクリーン■のプリントカラー、25Cにおける平行
板粘度計」による1分値38mm)e用いスキージを使
用する孔版印刷器で印刷したところ、ゴム印の文字1図
形どおりに印刷された解像性のよい美麗な印刷物を多数
枚得た。
実施例4 ポリ4−ビニルピリジン10部をメタノール90部に溶
解し、この10%溶液を300メソンユのナイロン製ス
クリーンに塗布し、乾燥後。
塗布量9f/m”の孔版印刷原版を作製した。一方、2
N塩酸10部に青色染料0.02部を溶解して製版液と
し、これをフェルトペンに充填した。このフェルトペン
で孔版印刷原版に文字を筆記した後、この筆記した箇所
に実施例1で使用した水溶性インキを盛ってプレス式の
孔版印刷器で印刷したところ、数枚の試し刷りにょって
製版液が付着した部分が完全に穿孔され、以後、筆跡ど
おりに解像性のよい、美麗な印刷物を多数枚得た。
実施例5 4−ビニルピリンンーアクリロニトリル共重合物(共重
合比1:1)をジメチルスルホキシドに溶解し、この1
0係溶液を270メツンユのテトロン製スクリーンに塗
布し、乾燥後、塗布量1197m2の孔版印刷原版を作
製した。次に、酒石酸4部、エマルゲン810を0.0
3部。
エタノール4部、水10部、赤色染料0.01部で作っ
た製版液を筆ペンに充填した。この筆ペンで孔版印刷原
版に文字を筆記1〜だ後、この孔版印刷原版を水中で数
秒すすぎ、製版液が付着した部分を完全に穿孔して孔版
印刷原版を水より取出し、で乾燥し筆跡を十分に再現し
た鮮明な孔版を作製した。この孔版を用いて、油溶性イ
ンキ(十条加工■の200ンリ−ズリセットインキを脂
肪族炭化水素溶剤で希釈して平行板粘度計による1分値
を43mmにしだもの)を用い。
スキージ式の孔版印刷器で印刷したところ筆跡どおりに
印刷された解像性のよい美麗な印刷物を多数枚得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 多孔性支持体に第3級アミン基を有する水不溶性のポリ
    マー皮膜を形成した孔版印刷原版に。 水溶性の酸溶液からなる製版液をもって図柄を描いてポ
    リマー皮膜を処理し、この処理した部分を水せたは水溶
    性液体で除去して印刷版を形成することを特徴とする孔
    版の製版方法。
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