JPS596665B2 - Ｆｒｐ外殻構造を有するラケツトフレ−ムの成形法 - Google Patents
Ｆｒｐ外殻構造を有するラケツトフレ−ムの成形法Info
- Publication number
- JPS596665B2 JPS596665B2 JP54016500A JP1650079A JPS596665B2 JP S596665 B2 JPS596665 B2 JP S596665B2 JP 54016500 A JP54016500 A JP 54016500A JP 1650079 A JP1650079 A JP 1650079A JP S596665 B2 JPS596665 B2 JP S596665B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- molding
- core material
- yoke
- frp
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、繊維強化プラスチックス（以下、ＦＲＰと
略記する）からなる外殻構造を有するラケットフレーム
の成形法に関し、芯材の打球方向両面に並設した二重の
ＦＲＰ外殼からなる断面構造のラケツ１−フレームを、
フレーム打球部及びスロート部を含むシャフト部と共に
連続成形するにおいて、熱圧成形時、該スロート部にヨ
ーク用芯材を一体に有する芯材を配設し、かつ該ヨーク
用芯材の打球方向両面に硬化済又は未硬化状態のプリプ
レグからなるＦＲＰ材を積層してヨーク用芯材と一体成
形することにより、熱圧成形時のスロート部の変形を防
止し、かつスロート部における打球特性の安定化を図る
ようにしたものである。
略記する）からなる外殻構造を有するラケットフレーム
の成形法に関し、芯材の打球方向両面に並設した二重の
ＦＲＰ外殼からなる断面構造のラケツ１−フレームを、
フレーム打球部及びスロート部を含むシャフト部と共に
連続成形するにおいて、熱圧成形時、該スロート部にヨ
ーク用芯材を一体に有する芯材を配設し、かつ該ヨーク
用芯材の打球方向両面に硬化済又は未硬化状態のプリプ
レグからなるＦＲＰ材を積層してヨーク用芯材と一体成
形することにより、熱圧成形時のスロート部の変形を防
止し、かつスロート部における打球特性の安定化を図る
ようにしたものである。
この種のＦＲＰ製ラケットフレームを成形するにおいて
は、例えば発泡合成樹脂材料にＦＲＰ成形用プリプレダ
を巻き付けた棒状のフレーム成形用ＦＲＰ素材を、熱り
塑性合成樹脂等の芯材を間に介して打球方向に二重に並
設して所望のラケットフレーム形状を有する成形型のキ
ャビテイに曲げながら型嵌めし、型締め後、熱圧成形す
ることにより、フレーム打球部が所謂、二重ボックス型
ＦＲＰ外殼からなる断面構造を有するラケットフレーム
をスロート部を含むシャフト部と共に連続成形し得る手
段が提案されている。
は、例えば発泡合成樹脂材料にＦＲＰ成形用プリプレダ
を巻き付けた棒状のフレーム成形用ＦＲＰ素材を、熱り
塑性合成樹脂等の芯材を間に介して打球方向に二重に並
設して所望のラケットフレーム形状を有する成形型のキ
ャビテイに曲げながら型嵌めし、型締め後、熱圧成形す
ることにより、フレーム打球部が所謂、二重ボックス型
ＦＲＰ外殼からなる断面構造を有するラケットフレーム
をスロート部を含むシャフト部と共に連続成形し得る手
段が提案されている。
そして、このようなラケットフレームでは、スロート部
分に両フレームを連結すべくヨーク材を固定するにあた
り、従来公知のラケットのようにフレーム完成後にビス
止め等の手段によりヨークを取付ける代りに、フレーム
成形に先立ち、予めフレーム打球部内周面に層として露
出している芯材の打球部とヨーク材とを射出成形法等に
より一体構造として芯材を成形することが好適にできた
。
分に両フレームを連結すべくヨーク材を固定するにあた
り、従来公知のラケットのようにフレーム完成後にビス
止め等の手段によりヨークを取付ける代りに、フレーム
成形に先立ち、予めフレーム打球部内周面に層として露
出している芯材の打球部とヨーク材とを射出成形法等に
より一体構造として芯材を成形することが好適にできた
。
ところが、このような芯材の画面にＦＲＰ外殼構造を有
するラケットフレームを成形する際に、フレーム打球部
及びシャフト部には、比較的容易にプリプレグ等のＦＲ
Ｐ成形材料を配設できるが、ヨーク部には、該成形材料
を特に他の部分と連続して配設することは極めて困難も
しくは不可能であるため、従来これらの構造のラケット
フレームはそのヨーク部にはＦＲＰ外殼を成形させるこ
となく、単に芯材のみ単独で使用して露出した状態で製
造されていた。
するラケットフレームを成形する際に、フレーム打球部
及びシャフト部には、比較的容易にプリプレグ等のＦＲ
Ｐ成形材料を配設できるが、ヨーク部には、該成形材料
を特に他の部分と連続して配設することは極めて困難も
しくは不可能であるため、従来これらの構造のラケット
フレームはそのヨーク部にはＦＲＰ外殼を成形させるこ
となく、単に芯材のみ単独で使用して露出した状態で製
造されていた。
しかしながら、このような構造のフレームでは、フレー
ム打球部と、該ヨーク部の構造が大幅に異なる結果、そ
の強度、特性も大幅に異なるため、これにガットを張設
するなどにより得られるラケットは、その打球性能が各
部不均一となり、打球面全体としては不充分であり、ま
た、このような欠点をＦＲＰ外殼構造の設計により改良
することは不可能であった。
ム打球部と、該ヨーク部の構造が大幅に異なる結果、そ
の強度、特性も大幅に異なるため、これにガットを張設
するなどにより得られるラケットは、その打球性能が各
部不均一となり、打球面全体としては不充分であり、ま
た、このような欠点をＦＲＰ外殼構造の設計により改良
することは不可能であった。
この発明は、上記したラケットフレームの成形に伴う欠
点を除去することを目的としたもので、以下、図示の実
施例に基づいて説明する。
点を除去することを目的としたもので、以下、図示の実
施例に基づいて説明する。
第１図に示すように、図中１は後述する成形手段により
成形されたラケットフレームで、フレーム打球部２、ス
ロート部３を含むシャフト部４が連続的に一体成形され
、かつフレーム打球部２とスロート部３との連続部分に
はヨーク部材５が一体的に形成されている。
成形されたラケットフレームで、フレーム打球部２、ス
ロート部３を含むシャフト部４が連続的に一体成形され
、かつフレーム打球部２とスロート部３との連続部分に
はヨーク部材５が一体的に形成されている。
ところで、上記ラケットフレーム１のフレーム打球部２
は、第２図に示すように、予めラケットフレーム形状に
加工されたＡＢＳ樹脂等の熱可塑性合成樹脂からなる芯
材６のフレーム打球部相当部６ａを打球方向に間に介し
て、内部が発泡合成樹脂芯材１１からなる断面ボックス
型のＦＲＰ外殼１２を有する強度部材１３を二重に並設
した断面構造からなる一方、その各々の強度部材１３を
集合させてなるシャフト部４は、第３図に示すように、
上記芯材６のシャフト部相当部６ｂを間に介してガット
張設方向に左右一対をなす強度部材１３を二重に並設し
てなる断面構造を有する。
は、第２図に示すように、予めラケットフレーム形状に
加工されたＡＢＳ樹脂等の熱可塑性合成樹脂からなる芯
材６のフレーム打球部相当部６ａを打球方向に間に介し
て、内部が発泡合成樹脂芯材１１からなる断面ボックス
型のＦＲＰ外殼１２を有する強度部材１３を二重に並設
した断面構造からなる一方、その各々の強度部材１３を
集合させてなるシャフト部４は、第３図に示すように、
上記芯材６のシャフト部相当部６ｂを間に介してガット
張設方向に左右一対をなす強度部材１３を二重に並設し
てなる断面構造を有する。
また、図中１４は上記強度部材１３のガット張設方向外
周側面に添設された合成樹脂板あるいは木板等の少なく
とも上記ＦＲＰ外殼１２で被包された芯材１１よりも曲
げ剛性の大きな周面材である。
周側面に添設された合成樹脂板あるいは木板等の少なく
とも上記ＦＲＰ外殼１２で被包された芯材１１よりも曲
げ剛性の大きな周面材である。
そして、上記ヨーク部材５は、第４図に示すように、フ
レーム打球部２とシャフト部４との境界部分であるスロ
ート部３の空隙間に熱可塑性合成樹脂からなるヨーク用
芯材５１をフレーム打球芯材と一体にして配設し、かつ
該芯材５１の打球方向両面にＦＲＰ５２を積層してなる
サンドインチ構造を有する。
レーム打球部２とシャフト部４との境界部分であるスロ
ート部３の空隙間に熱可塑性合成樹脂からなるヨーク用
芯材５１をフレーム打球芯材と一体にして配設し、かつ
該芯材５１の打球方向両面にＦＲＰ５２を積層してなる
サンドインチ構造を有する。
すなわち、上述したラケットフレーム１を成形するには
、第５図及び第６図に示すように、所望のラケットフレ
ーム形状を有する成形型１００のキャビテイ１０１に、
発泡合成樹脂芯材１１１の外周にプリプレグ１１２を巻
回被包し、かつ曲げ方向となるガット張設方向側の外周
側面に薄板からなる周面材１１３を添設した棒状のフレ
ーム成形用ＦＲＰ素材１１０を、ラケットフレーム形状
を有し、かつヨーク用芯材１１６をも一体に成形した芯
材１１４を間に介して曲げながら打球方向上下二段に型
嵌め配置し、さらにスロート部に相当する部分に、ヨー
ク成形用プリプレグ１１５を打球方向にヨーク用芯材１
１６を間に介して上下二層に積層配置し、型締め後、熱
圧成形することにより、第１図から第４図に示すように
、ラケットフレームの成形と同時にヨーク部材５をも一
体成形して完成品を得るものである。
、第５図及び第６図に示すように、所望のラケットフレ
ーム形状を有する成形型１００のキャビテイ１０１に、
発泡合成樹脂芯材１１１の外周にプリプレグ１１２を巻
回被包し、かつ曲げ方向となるガット張設方向側の外周
側面に薄板からなる周面材１１３を添設した棒状のフレ
ーム成形用ＦＲＰ素材１１０を、ラケットフレーム形状
を有し、かつヨーク用芯材１１６をも一体に成形した芯
材１１４を間に介して曲げながら打球方向上下二段に型
嵌め配置し、さらにスロート部に相当する部分に、ヨー
ク成形用プリプレグ１１５を打球方向にヨーク用芯材１
１６を間に介して上下二層に積層配置し、型締め後、熱
圧成形することにより、第１図から第４図に示すように
、ラケットフレームの成形と同時にヨーク部材５をも一
体成形して完成品を得るものである。
なお、上記実施例においては、ヨーク部材を成形する際
、成形型のキャビテイのスロート部に未硬化状態のＦＲ
Ｐ成形用プリプレグを使用したが、硬化済のＦＲＰを使
用しても良く、また、ＦＲＰに代わるものとして、ＦＲ
ＴＰ（繊維強化熱可塑性合成樹脂）を使用しても良い。
、成形型のキャビテイのスロート部に未硬化状態のＦＲ
Ｐ成形用プリプレグを使用したが、硬化済のＦＲＰを使
用しても良く、また、ＦＲＰに代わるものとして、ＦＲ
ＴＰ（繊維強化熱可塑性合成樹脂）を使用しても良い。
そして、ＦＲＴＰを使用する場合には、マトリックス用
合成樹脂をヨーク用芯材の合成樹脂と同種好ましくは同
一にした方が良い。
合成樹脂をヨーク用芯材の合成樹脂と同種好ましくは同
一にした方が良い。
さらに、スロート部に配置されるヨーク成形用材料の打
球方向の積層厚さは、フレーム打球部の厚さと同一また
はそれよりも小さく積層される。
球方向の積層厚さは、フレーム打球部の厚さと同一また
はそれよりも小さく積層される。
したがって、上記ラケットフレームの成形手段によれば
、棒状のフレーム成形用ＦＲＰ素材を所望のラケットフ
レーム形状に曲げながら成形型のキャビテイに型嵌めし
、熱圧成形することにより、フレーム打球部及びスロー
ト部を含むシャフト部を一体に連続成形するにおいて、
該スロート部に打球方向にヨーク用芯材を間に介してＦ
ＲＰを積層したザンドイツチ構造をラケットフレームの
成形と同時にヨーク部材を一体成形することから、フレ
ーム本体の二重ＦＲＰ外殼構造の成形と同時に、同様に
二重ＦＲＰ外殼構造もしくはサンドインチ構造を有する
ヨーク部材をフレーム部と一体に得ることができるとと
もに、ヨーク部材の強度を高めることが可能になるなど
、生産性にすぐれた効果を奏するものである。
、棒状のフレーム成形用ＦＲＰ素材を所望のラケットフ
レーム形状に曲げながら成形型のキャビテイに型嵌めし
、熱圧成形することにより、フレーム打球部及びスロー
ト部を含むシャフト部を一体に連続成形するにおいて、
該スロート部に打球方向にヨーク用芯材を間に介してＦ
ＲＰを積層したザンドイツチ構造をラケットフレームの
成形と同時にヨーク部材を一体成形することから、フレ
ーム本体の二重ＦＲＰ外殼構造の成形と同時に、同様に
二重ＦＲＰ外殼構造もしくはサンドインチ構造を有する
ヨーク部材をフレーム部と一体に得ることができるとと
もに、ヨーク部材の強度を高めることが可能になるなど
、生産性にすぐれた効果を奏するものである。
第１図はこの発明に係るラケットフレームの一実施例を
示す斜視図、第２図は第１図Ｉ一■線における要部拡大
断面斜視図、第３図は第１図■一■線における要部拡大
断面斜視図、第４図は第１図ＩＶ−ＩＶ線における要部
拡大断面図、第５図及び第６図に成形状態を示す説明図
である。 １・・・・・・ラケットフレーム、２・・・・・・フレ
ーム打球部、３・・・・・・スロート部、４・・・・・
ツヤフト部、５・・・・・・ヨーク部材、６・・・・・
・芯材、１２・・・・・・ＦＲＰ外殼、１３・・・・・
・強度部材、５１・・・・・・ヨーク用芯材、５２・・
・・・・ＦＲＰ０
示す斜視図、第２図は第１図Ｉ一■線における要部拡大
断面斜視図、第３図は第１図■一■線における要部拡大
断面斜視図、第４図は第１図ＩＶ−ＩＶ線における要部
拡大断面図、第５図及び第６図に成形状態を示す説明図
である。 １・・・・・・ラケットフレーム、２・・・・・・フレ
ーム打球部、３・・・・・・スロート部、４・・・・・
ツヤフト部、５・・・・・・ヨーク部材、６・・・・・
・芯材、１２・・・・・・ＦＲＰ外殼、１３・・・・・
・強度部材、５１・・・・・・ヨーク用芯材、５２・・
・・・・ＦＲＰ０
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 打球方向に芯材を間に介して二重に並設したＦＲＰ
外殼構造を有するラケットフレームを、フレーム打球部
及びスロート部を含むシャフト部と共に連続成形するに
あたり、 熱圧成形時、該スロート部のヨーク用芯材の打球方向両
面にＦＲＰ用成形材料を積層して一体にラットフレーム
を成形することを特徴とするラケットフレームの成形法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54016500A JPS596665B2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Ｆｒｐ外殻構造を有するラケツトフレ−ムの成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54016500A JPS596665B2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Ｆｒｐ外殻構造を有するラケツトフレ−ムの成形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55108373A JPS55108373A (en) | 1980-08-20 |
| JPS596665B2 true JPS596665B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=11917991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54016500A Expired JPS596665B2 (ja) | 1979-02-15 | 1979-02-15 | Ｆｒｐ外殻構造を有するラケツトフレ−ムの成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596665B2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-15 JP JP54016500A patent/JPS596665B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55108373A (en) | 1980-08-20 |
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