JPS5965931A - 磁気記録体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は磁気記録体に関し、その目的とするところは
磁性層の耐摩耗性を改善し、耐久性に優れた磁気ＬＩＣ
録体全損供することにある。

磁気記録体、とくにビデオテープにおいて＆まテープが
固定磁気ヘッド、ドラム、カイドボーノしなどと接触し
ながら走行するため、摩擦係数が小さく、長時間にわた
って円滑、かつ安定に走行することが要求される。また
、回転磁気ヘッドで激し。

く摩擦されるため、耐久性にすぐｉｔでいることも重要
である。磁気記録体がディスクの場合も同様である。

磁気記録体の耐久性は磁性層のｉｌ？Ｉ摩耗住摩耗へく
依存し、この磁性層はポリエステルフィルムなどの非磁
性基体上に磁性粉末、結合剤、有機溶剤およびその他の
成分からなる磁性塗料を塗着することによって形成され
る。

耐摩耗性を改善する方法の一例として、磁性層中忙脂肪
酸あるいはそのエステルを潤滑剤として混入する方法が
あるが、これを使用した磁気記録体、とくに１ｉＲ気記
録デイスクのように記録再生時に磁性層と磁気ヘッドと
が高速で接触する磁気記録体においては、磁気ヘッドと
の接触によって必要以上のｄ４Ｕ　ｆ袴剤ｔｉ磁性層表
面にしみ出す傾向があって、潤滑剤が早く消失１−でし
まうため、長期間をてわたる耐久性を維持することは困
難である。

寸だ、内ｍ」に６ｂ性層表面の清掃などの目的で不織布
等の多孔性シートを貼着したジャケットが用いられるが
、磁気記録ディスクをこれに挿入した状態で記録６生を
行う場合には、磁性層の潤滑剤が容易に多孔性シートに
吸収されてしまうために耐摩耗性が低下する。

この発明者らは、磁気記録体の潤滑剤について倹約した
結果、特定の２種類の脂肪酸エステルを併用すると、上
記のような記録再生方式の場合でも耐摩耗性を大きく改
良できることを見い出した。

すなわち、この発明は、非磁性基体上に磁性粉末を結合
剤中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気記録体にお
いて、該磁性層中に與ヰ剤；；＝下記の一般式山と（Ｉ
ｔ）で示される化合物を含有することをＱＨａとする磁
気記録体である。

Ｒ’（ＯＣＨ３）ｍ・・・・・・・（■）４、。

Ｒ０（Ｃ２Ｈ４０）ｎＣＲｇ　・（Ｉｌ）１ （タタし、Ｒ１はネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールプロパン咬たはペンタエリスリトールの残基、Ｒ２
Ｏは炭素数６〜１４の直鎖または１ 炭素数６〜３６の分枝鎖のアシル基　Ｒ３は炭素数１〜
８のアルキル基　Ｒ４Ｏは炭素ａ１０〜１ ２２のアシル基、ｍは１〜４の整数、ｎは１〜３である
。） 一般式山において、Ｒ’Ｃはカプロン酸、カプリ）１ ル酸、ペラルゴン酸、カプリン散、ラウリン酸、ミリス
チン酸などの飽和直鎖脂肪酸や２−エチルへキサン酸、
分枝トリデカン酸、イソステアリン酸、２〜オクチルド
デカン酸などの飽和分枝鎖脂肪酸のアシル基であり、と
くに好ましいものは炭李舷８〜１２のアシル基である。

また、Ｒでと＜Ｋ好ｉしいものはトリメチロールプロパ
ンの残基である。

一般式（１）の化合物はポリオールの水酸基の一部が残
ったものでもよいが、完全にエステル化さオｔたものの
方が好ましい。

一般式（ｌｌ）において　Ｒ３はメチル基、エチル基、
ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−ブチル基、イン
ブチル基、ｔ−ブチル基、ｎ−ヘキシル基、ｎ−オクチ
ル基、２−エチルヘキシル基などの直鎖または分枝鎖の
アルキル基であり、とくに好ましいものはｎ−ブチル基
である。−また、ＲＣは１ カプリン１役、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン醒、インステアリン酸などの
飽和の直鎖または分枝鎖のアシル基で、とくに好オしい
ものはバルミトイル基またはステア０イル基である。ｎ
はとくに１〜２が好ましい。

一般式（１）と（Ｉｌｌの化合物の配合割合は重量比で
９５：５〜３０ニア０の範囲とするのがよいが、とくに
好ましい範囲は８０：２０〜４０：６０である、この範
囲からはずれると、潤滑剤としての相乗効果が小さく、
耐摩耗性が不十分である。

一般式（ＩＩと（Ｉｌｌの化合物を磁性層に含有させる
には、たとえば両者をトルエン、ｎ−ヘキサンなどの適
当な溶媒の存在下もしくは不存在下で混合し、これ會あ
らかじめ形成した磁性層に塗布もしくは噴霧するか、あ
るいはこの混合溶液中に磁性層を浸漬する。また、両者
を磁性粉末や結合剤などとともに混練して磁性層を形成
してもよい。

潤滑剤の含有量は両者の合計量が磁性層１００重量部に
対して０１〜１０重量部、好寸しくは０２〜５重量部で
ある。潤滑剤が多すぎるとドロップアウト（音が出なく
なる現象）がおこったシ、ノイズが増加する傾向にある
ので好捷しくない。

一般式（１）および（１１の化合物は、相当する脂肪酸
またはその誘導体とアルコールとから、通常のエステル
化反応によって容易に得られる。

一般式（１）および（１）の化合物を含有する磁気記録
体は、　ｉ’ｌＪ　ｌ’ｆｔ性が長期間にわたって良好
であシ、使用時の耐久性に優れ、耐摩耗性も大きい。

つぎにこの発明を実施例により説明する。なお、部は重
量部を示す。

実施例１ 下記の組成物からなる磁性塗料を円盤状のポリエステル
フィルムに塗布した後、乾燥して厚さ約５μの磁性層を
もつ磁気記録体を得た。

ｒ　−Ｆ　ｅ　２０３磁性粉末　　　　　　　７０　混
塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体 （米国１１００社：ＶＡＯＨ）　　　　　　２５　　部
アクリロニトリルーブタジェン共１１合体（日本ゼオン
■：ＮＩ４３２．１）　　　　　４５　　部ポリイソシ
アネート （犬日本インキ■：ＤＬ７５）　　　　　　１．５部カ
ーボンブラック　　　　　　　　　７　部メチルイソブ
チルケトン　　　　　７５　部トルエン　　　　　７５
部 この磁性層表面に、第１表に示す潤滑剤１００部をトル
エン１２００部にｍ解させた溶液骨：塗布して、磁性層
１００部に対して潤滑剤が２５部となる割合で付着させ
、乾燥して磁伝記録ディスクを得た。

このｉ１４気記録ディスクを汚１を防止ジャケットに挿
入した状態で記録再生装置に装填し、磁気ヘッド（パッ
ド圧４　（ｌ　ｇ　／ｌｒｉ　）と約ｓｍ／秒の速度で
接触させながら、累積ドロップアウト数が５００に達す
る′までの時間を測定した。その結果を第２表に示す。

第２表の結果から明らかなように、本発明品は比較品に
比べて耐久性が非常に優れていることがわかる。

実施例２ テープ状ポリエステルフィルムを用いて、実施例】と同
じ方法でＩＬＬ気記録テープを得た。このテープを長さ
８　ｓｎのエンドレス状にし７て、レコーダー上を約５
　ｍ　７秒で走行さぜ、磁性塗膜の摩耗減量と走行時間
の関係をｆｉｌｌ定した結果を第３表に示す。第３衣よ
り、本発明品は比較品よシ摩耗減量の少ないことがわか
る。

第　　　３　　　表

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １５　　非磁性基体上に磁性粉末を結合剤中に分散せし
   めた磁性層を設けてなる磁気記録体において、該磁性層
   中に召存朔；キニ下記の一般式山と（Ｉｌ）で示される
   化合物を含有することを特徴とする磁気記録体。 口’（ＯＣＨ３）　　・・・・―′・・山ＩＩ　　　ｒ
   ｒ′ Ｒ’Ｏ（ＣＩＩ　Ｏ）　　ＣＲ’　　−、・・・（Ｉｔ
   ）２４ｎ。 （ただし　Ｒ１はネオペンチルグリコール、トリメチロ
   ールプロパンまたはペンタエリスリトールの残基　Ｒ２
   Ｏは炭素数６〜１４の直鎖または１ 炭素数６〜３６の分枝鎖のアシル基、Ｒは炭素数１〜８
   のアルキル基、ＲＣは炭素数１０１ 〜２２のアシル基、ｍは１〜４の整数、ｎ　＋！　１〜
   ３である。）