JPH0310164B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0310164B2
JPH0310164B2 JP59054532A JP5453284A JPH0310164B2 JP H0310164 B2 JPH0310164 B2 JP H0310164B2 JP 59054532 A JP59054532 A JP 59054532A JP 5453284 A JP5453284 A JP 5453284A JP H0310164 B2 JPH0310164 B2 JP H0310164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monoglyceride
magnetic
acetylated
weight
acetylated monoglyceride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59054532A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60201526A (ja
Inventor
Tomofumi Kaneko
Hitoshi Ogawa
Tooru Ishida
Ariake Shin
Hiroshi Myamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP59054532A priority Critical patent/JPS60201526A/ja
Publication of JPS60201526A publication Critical patent/JPS60201526A/ja
Publication of JPH0310164B2 publication Critical patent/JPH0310164B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lubricants (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば磁気録画用の磁気テープ等の
磁気記録媒体に関する。 従来、磁気テープ等の磁気記録媒体は、その走
行性を良くするために、磁気記録媒体の磁性粉
末、結合剤等から成る磁性層中に、鉱物油、シリ
コンオイル、金属石鹸、、高級アルコール、脂肪
酸類、硅素化合物等の潤滑剤を配合するを一般と
しているが、この種の潤滑剤を配合した磁気記録
媒体は、常温、常湿下での走行性やスチール耐久
性には支障がないが、高温、高湿な条件下で使用
した場合には走行摩擦が大きくなつて走行性が悪
くなり、また静止画像も30分程度で鮮明度を失い
スチール耐久性に欠けるという不都合を有する。 本願の出願人は、かかる不都合を解消するもの
として、磁性層中に、 一般式
【式】或いは
【式】 (但し、Rは炭素数11〜21のアルキル基を示
す)。 で表わされるモノグリセライドを60〜100%アセ
チル化したアセチル化モノグリセライドを配合し
て成る、高温、高湿な条件下においても走行性、
スチール耐久性に優れた磁気記録媒体を別途同日
付で提出の特許出願において提案したが、更に優
れた特性が望まれていた。 本発明はかかる要望を満たすべく鋭意研究の
末、前記アセチル化モノグリセライドと共に或る
種の脂肪酸エステルを併用した場合には該アセチ
ル化モノグリセライド単独での配合に比して高
温、高湿な条件下におけるスチール耐久性を更に
飛躍的に向上させることができるという知見に基
づき成されたもので、磁性層中に、 (イ) 一般式
【式】或いは
【式】 (但し、Rは炭素数11〜21のアルキル基を示
す)。 で表わされるモノグリセライドを60〜100%ア
セチル化したアセチル化モノグリセライドと、 (ロ) 一塩基性飽和脂肪酸と一価アルコールとから
成る脂肪酸エステルとを配合して成る。 かかる一般式で表わされるモノグリセライドの
式中Rを炭素数11〜21のアルキル基に限定したの
は、Rが炭素数10以下のアルキル基である場合に
は、アセチル化モノグリセライドが磁性層中に結
合剤として配合されている樹脂に可塑剤として作
用し、該樹脂の機械的強度を低下させてしまうか
らであり、Rが炭素数21を越えるアルキル基であ
る場合には、アセチル化モノグリセライドが前記
樹脂と分離して存在し、磁性層表面の粘着性を増
し、摩擦が大きくスチール耐久性を悪くするから
である。 又、かかるモノグリセライドをアセチル化して
得られるアセチル化モノグリセライドのアセチル
化率を60〜100%としたのは、アセチル化率が60
〜100%の場合には、高温、高湿下での良好な走
行性並びにスチール耐久性が得られるが、アセチ
ル化率が660%未満ではかかる良好な走行性並び
にスチール耐久性が得られないからである。 ここでアセチル化モノグリセライドのアセチル
率は前記モノグリセライドの水酸基の何パーセン
トが酢酸によつてアセチル化されたかによつて示
される。 又、前記の脂肪酸エステルは、一般式には炭素
数14〜22の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12の一価
アルコールとによつて形成するのが好ましく、こ
れらのエステルを単独で或いは2種以上混合して
用いることができる。 又、前記アセチル化モノグリセライドと脂肪酸
エステルの磁性層中への合計配合量は、一般的に
は該磁性層中の磁性粉末重量に対して約0.4〜5
重量%程度とするのが好ましい。 前記磁気記録媒体は、例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリエステル等から成るベースフイ
ルム等の非磁性基材の表面に、磁性粉末、結合剤
等と共に前記のアセチル化モノグリセライドと脂
肪酸エステルとを含んだ磁性塗料を塗布して磁性
層を形成して得られる。 以下、本発明を実施例及び比較例に基づき説明
する。 実施例 1 Co含有r−Fe2O3 100重量部 Al2O3 3重量部 塩酢ビ共重合体(商品名VAGH) 11重量部 ポリウレタン 11重量部 カーボン 5重量部 レシチン 1重量部 メチルエチルケトン 130重量部 トルエン 130重量部 に、ラウリン酸(C11H23COOH)でグリセリン
をモノエステル化したモノグリセライドを100%
アセチル化したアセチル化モノグリセライドと、
ステアリン酸ブチル(C17H35COOC4H9)とを下
記重量部の配合量で添加して混合し磁性塗料を
得、巾12cm、厚さ14μmの長尺なポリエステルフ
イルム上に巾10cm、乾燥後厚4μmになるように該
磁性塗料を塗布し、配向、乾燥、カレンダー処
理、細断等の工程を経て1/2インチ巾の録画用磁
気テープを得た。これらを夫々試料No.1〜4とし
た。
【表】 実施例 2 実施例1のアセチル化モノグリセライドとステ
アリン酸ブチルの配合に代えて、70%アセチル化
したアセチル化モノグリセライド0.5重量部とス
テアリン酸ブチル0.5重量部とを配合した以外は
実施例2と同様にして録画用磁気テープを得、こ
れを試料No.5とした。 実施例 3 実施例1のアセチル化モノグリセライドとステ
アリン酸ブチルに代えて、下記の100%アセチル
化されたアセチル化モノグリセライドと脂肪酸エ
ステルとを夫々0.5重量部配合した以外は実施例
1と同様にして録画用磁気テープを得、これらを
夫々試料No.6〜9とした。
【表】 比較例 1 実施例1のアセチル化モノグリセライドとステ
アリン酸ブチルの併用に代えて実施例1のアセチ
ル化モノグリセライドのみを1重量部配合した以
外は実施例1と同様にして録画用磁気テープを
得、これを試料No.10とした。 比較例 2 実施例1のアセチル化モノグリセライドとステ
アリン酸ブチルの併用に代えて実施例1のステア
リン酸ブチルのみを1重量部配合した以外は実施
例1と同様にして録画用磁気テープを得、これを
試料No.11とした。 このようにして得られた試料No.1〜11の夫々に
つき、23℃−50%RH並びに40℃−85%RHの条
件下における摩擦係数μとスチール耐久性(分)
とを測定した。その測定結果を下記の表に示す。
【表】 摩擦係数は、各試料テープを引出しリールと巻
取りリールとの間をそれらの間に介在される円柱
に接触角θで巻回させながら3.34cm/secの速度
で走行させ、引出し側のテープテンシヨンT1
巻取り側のテープテンシヨンT2とを夫々測定し、
下記のオイラーの式により求めた。 μ=1/θlogT2/T1 スチール耐久性はVHSビデオテープレコーダ
(松下電器産業株式会社製、マクロードNV−310
型)を用いて、各試料テープに一定のビデオ信号
を記録した後これを静止画像として再生し、再生
画像が鮮明さを失うまでの時間を以つてスチール
耐久性とした。 以上の実施例および比較例の各試料テープの摩
擦係数とスチール耐久性の測定結果を表わした上
記の表から明らかなように、本発明の磁気記録媒
体は23℃−50%RHという通常の条件下ばかりで
なく、40℃−85%RHという高温、高湿条件下に
おいても良好な走行性並びにスチール耐久性を示
し、特に潤滑剤としてアセチル化モノグリセライ
ドを単独で配合する場合に比しても更に高温、高
湿条件下におけるスチール耐久性に優れることが
確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁性層中に、 (イ) 一般式【式】或いは【式】 (但し、Rは炭素数11〜21のアルキル基を示
    す)。 で表わされるモノグリセライドを60〜100%ア
    セチル化したアセチル化モノグリセライドと、 (ロ) 一塩基性飽和脂肪酸と一価アルコールとから
    成る脂肪酸エステルとを配合して成る磁気記録
    媒体。
JP59054532A 1984-03-23 1984-03-23 磁気記録媒体 Granted JPS60201526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59054532A JPS60201526A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59054532A JPS60201526A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60201526A JPS60201526A (ja) 1985-10-12
JPH0310164B2 true JPH0310164B2 (ja) 1991-02-13

Family

ID=12973276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59054532A Granted JPS60201526A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 磁気記録媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPS60201526A (ja)

Also Published As

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JPS60201526A (ja) 1985-10-12

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