JPS5964584A - 耐熱性吸音体 - Google Patents
耐熱性吸音体Info
- Publication number
- JPS5964584A JPS5964584A JP57154484A JP15448482A JPS5964584A JP S5964584 A JPS5964584 A JP S5964584A JP 57154484 A JP57154484 A JP 57154484A JP 15448482 A JP15448482 A JP 15448482A JP S5964584 A JPS5964584 A JP S5964584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- heat
- glass wool
- fiber glass
- absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はグラスウールを用いた新規な耐熱性吸音体に関
する。
する。
グラスクールの化学的安定性および物理時性を利用して
吸音材あるいは遮熱材として用いることは公知である。
吸音材あるいは遮熱材として用いることは公知である。
通常グラスウールは繊維が飛散し易いのでバインダーに
よる処理を施された後吸音材あるいは遮熱材として用い
られる。例えば短繊維のグラスウールはフェノール樹脂
で処理されて種々の用途に供される。ところで短繊維の
グラスウールは、その物理的性状のため300Hz程度
以下の低い周波数の音響に対する吸音効果が非常に低い
。また、アルカリを含む短繊維グラスウールの溶融温度
は約350℃である。加うるに短繊維のグラスクールに
は耐熱温度が約250℃のフェノール樹脂等がバインダ
ーとして用いられるため、ボイラーあるいは乾燥炉等の
高温排気ガスの消音材料として用いるには不適当である
。一方、長繊維のグラスウールを用いると、より低い周
波数で吸音効果を呈する吸音遮熱体が得られる。例えば
11Okg/m3〜220kg/m3の密度を有するフ
ェルト状の長繊維グラスウールを波状に形成して複数段
重ねると100Hz前後の周波数の音響に対する吸音効
果がある。
よる処理を施された後吸音材あるいは遮熱材として用い
られる。例えば短繊維のグラスウールはフェノール樹脂
で処理されて種々の用途に供される。ところで短繊維の
グラスウールは、その物理的性状のため300Hz程度
以下の低い周波数の音響に対する吸音効果が非常に低い
。また、アルカリを含む短繊維グラスウールの溶融温度
は約350℃である。加うるに短繊維のグラスクールに
は耐熱温度が約250℃のフェノール樹脂等がバインダ
ーとして用いられるため、ボイラーあるいは乾燥炉等の
高温排気ガスの消音材料として用いるには不適当である
。一方、長繊維のグラスウールを用いると、より低い周
波数で吸音効果を呈する吸音遮熱体が得られる。例えば
11Okg/m3〜220kg/m3の密度を有するフ
ェルト状の長繊維グラスウールを波状に形成して複数段
重ねると100Hz前後の周波数の音響に対する吸音効
果がある。
この様に短繊維および長繊維のグラスウールを用いると
夫々特長のある吸音遮熱材が得られるが、特に低い周波
数を含む比較的広範な周波数範囲に亘って高い吸音効率
を示し且つ充分な耐熱性を有する吸音材は開発されるに
至っていない。
夫々特長のある吸音遮熱材が得られるが、特に低い周波
数を含む比較的広範な周波数範囲に亘って高い吸音効率
を示し且つ充分な耐熱性を有する吸音材は開発されるに
至っていない。
本発明は叙上の問題点に鑑みて創案されたものでその目
的とする処は特に低い周波数を含む広範な波長の音域に
対して高い吸音効率を示すと共に耐熱性に優れた耐熱性
吸音体を提供するにある。
的とする処は特に低い周波数を含む広範な波長の音域に
対して高い吸音効率を示すと共に耐熱性に優れた耐熱性
吸音体を提供するにある。
以上の目的を達成するため本発明はニードルパンチ加工
等により交絡させた長繊維グラスウールを用いて密度の
異なる複数の層を形成することを特徴とする。
等により交絡させた長繊維グラスウールを用いて密度の
異なる複数の層を形成することを特徴とする。
以下に本発明の好適な一実施例を添付図面によって詳述
する。
する。
第1図は長繊維のグラスウールを用いて密度の小さなフ
ェルト状の吸音遮熱体を形成する本発明の一実施例の工
程図である。同図において第1の工程により、坩堝から
ガラス繊維が取出された後次の切断工程2にて所定の長
繊維のファイバーに切断される。更に解繊工程3にて解
繊作業が行われた後、ニードルパンチ加工工程4にてニ
ードルパンチ加工が施されて各繊維が絡み合わされる。
ェルト状の吸音遮熱体を形成する本発明の一実施例の工
程図である。同図において第1の工程により、坩堝から
ガラス繊維が取出された後次の切断工程2にて所定の長
繊維のファイバーに切断される。更に解繊工程3にて解
繊作業が行われた後、ニードルパンチ加工工程4にてニ
ードルパンチ加工が施されて各繊維が絡み合わされる。
ニードルパンチ加工された長繊維グラスウールは次工程
5にてロール状に巻回されて密度の小さなフェルト状の
製品に形成される。次に第2図を参照して長繊維グラス
ウールから成る密度の大きな吸音遮熱体を形成する工程
について述べる。まず浸漬工程6において例えば溶剤を
メタノールとするSiO2系の無機質バインダーの溶液
中に第1図に示す工程で形成した密度の小さな製品を浸
漬させる。バインダーが浸漬されたフェルト状の長繊維
グラスウールから余剰のバインダーが絞り工程7で絞ら
れた後、乾燥工程8で自然乾燥される。次いで成型工程
9において例えば250℃で1分間に亘り、ホットプレ
ス成型される。然る後、第1図に示す工程で形成された
密度の小さな長繊維グラスウール製の吸音遮熱材が第2
図に示す工程で形成された密度の大きな長繊維グラスウ
ール製の吸音遮熱材と互い違いに積み重ねられて1つの
吸音遮熱体に形成される。吸音効果を増加させるには各
層の厚さおよび層の数を増加させると良いが吸音率と吸
音材の使用量との関係および実際に施工した際の占積率
等の問題から、一例を示せば密度の小さな製品の厚みを
8mmとし、密度の大きな製品の厚みを4mmとして数
層に形成する。なお、疎および密の層を夫々一つの層に
て構成する場合は疎の層の厚みを30mm前後とし、密
の層の厚みを4〜10mm程度にすると共に、音源側に
密度の小さな層を配置する。
5にてロール状に巻回されて密度の小さなフェルト状の
製品に形成される。次に第2図を参照して長繊維グラス
ウールから成る密度の大きな吸音遮熱体を形成する工程
について述べる。まず浸漬工程6において例えば溶剤を
メタノールとするSiO2系の無機質バインダーの溶液
中に第1図に示す工程で形成した密度の小さな製品を浸
漬させる。バインダーが浸漬されたフェルト状の長繊維
グラスウールから余剰のバインダーが絞り工程7で絞ら
れた後、乾燥工程8で自然乾燥される。次いで成型工程
9において例えば250℃で1分間に亘り、ホットプレ
ス成型される。然る後、第1図に示す工程で形成された
密度の小さな長繊維グラスウール製の吸音遮熱材が第2
図に示す工程で形成された密度の大きな長繊維グラスウ
ール製の吸音遮熱材と互い違いに積み重ねられて1つの
吸音遮熱体に形成される。吸音効果を増加させるには各
層の厚さおよび層の数を増加させると良いが吸音率と吸
音材の使用量との関係および実際に施工した際の占積率
等の問題から、一例を示せば密度の小さな製品の厚みを
8mmとし、密度の大きな製品の厚みを4mmとして数
層に形成する。なお、疎および密の層を夫々一つの層に
て構成する場合は疎の層の厚みを30mm前後とし、密
の層の厚みを4〜10mm程度にすると共に、音源側に
密度の小さな層を配置する。
第3図は酢酸ビニル系樹脂で飛散防止処狸を施した密度
の異なる4つの長繊維グラスクールの層を用いて形成し
た吸音遮熱体の例であり、該吸音遮熱体の吸音率を第4
図に示す。図示される如く、吸音率は125Hzで0.
14,250Hzで0.55と良好な値を示している。
の異なる4つの長繊維グラスクールの層を用いて形成し
た吸音遮熱体の例であり、該吸音遮熱体の吸音率を第4
図に示す。図示される如く、吸音率は125Hzで0.
14,250Hzで0.55と良好な値を示している。
なお、この測定に用いた第3図に示す長繊維グラスクー
ルの厚みおよび密度は第1層20が10mm−110K
g/m3、第2層21が4mm−220Kg/m3、第
3層22が8mm−110Kg/m3、第4層が4mm
−220Kg/m3となっている。また、各層の接着に
はネオブレン系樹脂を用いた。また表面24は酢酸ビニ
ル系樹脂による飛散防止処理を施してある。
ルの厚みおよび密度は第1層20が10mm−110K
g/m3、第2層21が4mm−220Kg/m3、第
3層22が8mm−110Kg/m3、第4層が4mm
−220Kg/m3となっている。また、各層の接着に
はネオブレン系樹脂を用いた。また表面24は酢酸ビニ
ル系樹脂による飛散防止処理を施してある。
上述の如く本発明はニードルパンチ加工された長繊維グ
ラスウール金柑いて密度の異なる複数の層を形成するの
で高温雰囲気中で使用できると共に広範な周波数範囲に
亘って艮好な吸音特性を有する耐熱性吸音体が得られる
効果がある。
ラスウール金柑いて密度の異なる複数の層を形成するの
で高温雰囲気中で使用できると共に広範な周波数範囲に
亘って艮好な吸音特性を有する耐熱性吸音体が得られる
効果がある。
第1図は密度の小さな吸音遮熱体を形成する工程を示す
本発明の1実施例の工程図、第2図は密度の大きな吸音
遮熱体を形成する工程を示す本発明の1実施例の工程図
、第3図は本発明に係る吸音遮熱体の一実施例を示す図
、第4図は第3図に示した吸音遮熱体の吸音率を示す図
である。 ここで、1…ガラス繊維取出工程、2…切断工程、3…
解繊工程、4…二−ドルノ4ンチ加工工程、5…巻回工
程、6…浸漬工程、7…絞り工程、8…乾燥工程、9…
成型工程である。
本発明の1実施例の工程図、第2図は密度の大きな吸音
遮熱体を形成する工程を示す本発明の1実施例の工程図
、第3図は本発明に係る吸音遮熱体の一実施例を示す図
、第4図は第3図に示した吸音遮熱体の吸音率を示す図
である。 ここで、1…ガラス繊維取出工程、2…切断工程、3…
解繊工程、4…二−ドルノ4ンチ加工工程、5…巻回工
程、6…浸漬工程、7…絞り工程、8…乾燥工程、9…
成型工程である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 交絡された密度の異なる長繊維グラスウールの複数
の層より成る耐熱性吸音体。 2 交絡して得た密度の小さな長繊維グラスウールの層
と、無機質バインダーを用い前記密度の小さな長繊維グ
ラスウールをホットプレス処理して得た密度の大きな層
とを含む特許請求の範囲第1項記載の耐熱性吸音体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154484A JPS5964584A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 耐熱性吸音体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57154484A JPS5964584A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 耐熱性吸音体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5964584A true JPS5964584A (ja) | 1984-04-12 |
Family
ID=15585248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57154484A Pending JPS5964584A (ja) | 1982-09-07 | 1982-09-07 | 耐熱性吸音体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5964584A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891643A (ja) * | 1972-01-20 | 1973-11-28 | ||
JPS5216020U (ja) * | 1975-07-24 | 1977-02-04 |
-
1982
- 1982-09-07 JP JP57154484A patent/JPS5964584A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891643A (ja) * | 1972-01-20 | 1973-11-28 | ||
JPS5216020U (ja) * | 1975-07-24 | 1977-02-04 |
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