JPS596353Y2 - 空気吹出口 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば温風暖房機に採用される、風向調節機
能を有する空気吹出口に関するものである。

第１図及び第２図は、風向調節機能を有する空気吹出口
の基本的な構造図である。

複数個の風向調節板３は連結板６及び、風向調節板の取
付板４にピン５で回転自在に取付けられており、それら
をとりかこむようにダクトＡ１とダク｝Ｂ２が存在して
いる。

又７は本体ケーシング、８はグリル、９は風の流れを示
す。

第１図においては、連結板６と風向調節板の取付板４の
一端がほぼ同一平面上にあるため、連結板６及びそれを
風向調節板３に取付けるピン５がダク｝ＡＩと接触し、
風向調節板３の動きをさまたげないように、ダク｝ＡＩ
は段違い構造、即ちダク｝ＡＩの連結板６と対向する部
分を、段違い状に外方に突出させて連結板６との間に空
間部が存在する構造となっている。

これに対し、第２図においては、連結板６と風向調節板
３の取付け面と風向調節板３と、その取付板４の取付面
とをずらすことにより、ダクトＡ１は単なる平面体とし
ている。

一般に、第２図に示した構造の場合、吹出口前面から連
結板６が見えてしまい、見ばえが悪い為、第１図の構造
の方がすぐれていると考えられる。

第３図は従来の空気吹出口構造である。

風向調節板３がある角度以上回転しないようにするスト
ッパーが無い場合、風向調節板３が、空気吹出口の大部
分を閉塞してしまい風量が著しく低下し希望の性能が得
られない事があるため、ストッパーは不可欠のものであ
る。

従来は、風向調節板３の取付板４の一部に突起１１を設
けこの突起１１を風向調節板３のストッパーとする事が
多かったが、この場合空気吹出口の前面からストッパー
が見え、大変見苦しく、又、些少であるとは言っても圧
力損失の原因となり風量の減少にかかわっていた事は否
定できない。

なお第３図中１０は取付板４とダク｝ＡＩとの取付ねし
、Ａは風向調節板３の動作方向を示す。

この考案はかかる欠点を解消するためになされたもので
、風量の減少等の悪影響を及ぼさず、しかも見ばえのよ
い空気吹出口を提供しようとするものである。

以下この考案の一実施例を第４図及び第５図において説
明する。

即ち図に示すように、風向調節板３の取付板４と連結板
６とを設ける辺部を、水平平坦状に形戒すると共に、ダ
ク｝ＡＩの連結板６と対向する部分を、全中に亙って外
方に段違い状に突出させて連結板６との間に空間部１２
を形威している。

又連結板６の一部に、風向調節板３が所定角度回動した
とき上記空間部１２の形威により形威されたダク｝ＡＩ
の立壁１３に突接して上記風向調節板３の回動角度を規
制するストッパーの役目をする突起１１を、上記空間部
１２に突出するよう連結板６と一体に形威している。

このように空気吹出口を構成することにより、空気吹出
口前面からはストッパー構造が見えない為、見ばえもよ
く、がっこのストッパーがダクトＡ１のかげにかくれた
部分に存在することにより風量の減少などの要因になら
ない。

以上のようにこの考案によれば、風量の減少などの悪影
響を及ぼさず、しかも見ばえのよい空気吹出口を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、空気吹出口の基本構造を示す断面
図、第３図は従来の空気吹出口を示す分解斜視図、第４
図はこの考案の一実施例に係る空気吹出口を示す断面図
、第５図は第４図の分解斜視図である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示し、１はダク
トＡ、３は風向調節板、４は取付板、６は連結板、１１
は突起、１２は空間部、１３は立壁である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取付板に所定間隔を介して回動自在に設けられる複数の
   風向調整板と、この風向調整板の上記取付板に設けられ
   る辺部と同一の辺部において上記風向調整板を回動自在
   に連結する連結板と、上記風向調整板と連結板との周囲
   に位置し、風の流れを案内するダクトとを備え、上記風
   向調整板の上記取付板と連結板とを設ける辺部を、水平
   平坦状に形或すると共に、上記ダクトの上記連結板と対
   向する部分を、外方に段違い状に突出させて上記連結板
   との間に空間部を形威し、かつ上記連結板に、上記風向
   調整板が所定角度回動したとき上記空間部の形戊により
   形威されたダクトの立壁に突接して上記風向調整板の回
   動角度を規制するストッパーの役目をする突起部を、上
   記空間部に突出するよう形戊してなる空気吹出口。