JPS5963479A - 穀粒乾燥機におけるバ−ナの熱風制御装置 - Google Patents

穀粒乾燥機におけるバ−ナの熱風制御装置

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JPS5963479A
JPS5963479A JP17439482A JP17439482A JPS5963479A JP S5963479 A JPS5963479 A JP S5963479A JP 17439482 A JP17439482 A JP 17439482A JP 17439482 A JP17439482 A JP 17439482A JP S5963479 A JPS5963479 A JP S5963479A
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JP
Japan
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hot air
amount
grain
drying
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP17439482A
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English (en)
Inventor
俊彦 立花
小条 「れい」二
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 乾燥機により穀粒を乾燥する場合、穀粒の品種によって
最適な乾燥速度の値が違うので、同じ値の乾燥速度でも
ある品種の穀粒にとっては速すぎて胴割れを生じたり、
また別の品種の穀粒にとっては遅すぎて必要以上に乾燥
時間が長くなって能率が悪いという弊害を生ずる。
このため穀粒ごとに乾燥速度を最適な値に調整しその値
を終始維持するように熱風を制御する必要がある。
乾燥速度は穀粒の含水率(%)の単位時間当りの減少値
であるから、ある時間の含水率をa、それより単位時間
後の含水率をbとすると、その時点の乾燥速度P(%/
時間)は、p=a−b(1式) である。
いま乾燥速度Pのときに穀粒より蒸発する水の単位時間
当りの重量すなわち除水量Q(Kg/時間)は、ある時
間の穀粒の重量をA(Kg)、それより単位時間後の砂
粒の重量をB(Kg)とすると、 Q=A−B(2式) になる。
ところで水分を除いた穀粒個有の重量は乾燥前後で変り
ないから次式が成立つ。
A−Aa/100=B−Bb/100(3式)(1式)
と(3式)よりbおよびBを求めて(2式)に代入する
と、 となる。
一般に籾や麦の適正な乾燥速度Pは0.6から1.2(
%/時間)までの範囲内であるが、仮りにP=0.8で
一定として1000Kgの穀粒全体から毎時間蒸発する
除水量Qを(4式)から求めると、A=1000Kgだ
から a=25(%)のときは、Q=11(Kg/時間)a=
20(%)のときは、Q=10(Kg/時間)a=15
(%)のときは、Q=9.3(Kg/時間)となる。
同様にP=1.0、O.9および0.7でそれぞれ一定
とした場合について、含水率に対応する除水量Qを(4
式)より計算し、それぞれの場合の含水率と除水量Qの
関係をグラフに示すと第4図のとおりになる。
このように乾燥速度Pをある一定の値に決めると、除水
量Qは含水率aと穀粒の重量Aから(4式)の計算によ
り求まる。
従ってあらかじめ乾燥速度Pを乾燥すべき穀粒に対し最
適な値に選び穀粒の重量Aを設定しておけば、その乾燥
速度Pと穀粒の重量Aおよび乾燥中の穀粒の含水率aと
から除水量Qが決まり、さらにその除水量Qの値に実際
の除水量qを一致させるように乾燥すれば、乾燥速度P
をその穀粒に最適な一定の値に維持して乾燥できる。
しかして穀粒に熱風を浴せて乾燥する場合、穀粒から蒸
発した水は排風に含まれ機外に排出されるのであるから
、実際の除水量qの値は、熱風と排風の絶対湿度の差と
熱風の単位時間当りの風量W(Kg)との積より求まる
絶対湿度は空気1Kg当りに含まれる水のグラム数であ
るから、これをキログラム数に換算すると、実際の除水
量qについて次式が成り立つ。
q=(排風の絶対湿度−熱風の絶対湿度)×O,001
xW(Kg/時間)(5式)熱風と排風の絶対湿度差は
両者の湿度差に比例するからその比率をkとすると、 k=熱風と排風の絶対湿度差/熱風と排風の温度差(6
式)となる。
そこで乾燥機を実際に運転するとき、通常の熱風湯度は
40℃から50℃の間であり、いま仮りに熱風の絶対温
度が4乃至8(g/Kg)で、排風温度21℃乃至27
℃だとすると、第5図の湿り空気線図に破線で示すよう
に、そのときの排風湿度における絶対湿度は表1のとお
りにそれぞれ求まる。
これよりその範囲内でkの値は0.42であることが判
明する。
従って(5式)と(6式)から q=(熱風の温度−排風の温度)X0.42mXW(7
式) となる。ここでmは乾燥機と穀粒の温度上昇等により失
う分を差し引いた効率で、乾燥機の機種や仕様および穀
粒の種類品質などにより決まる一定の補償係数である。
0.42mは定数だからこれをk1とし、また熱風の温
度をTa(℃)、熱風の温度をTb(℃)とすれば、(
7式)は次のように書き直すことができる。
q=(Ta−Tb)xklxW(8式)この(8式)よ
り実際の除水量qは、あらかじめ補償係数mないしk1
と風量Wを決めておけば、熱風と排風の温度Taおよび
Tbを測定することによりそれらの測定値から求めるこ
とができる。
このようにして(8式)から求めた実際の除水量qを、
(4式)の計算で求めた最適な除水量Qに一致するよう
に乾燥することにより、乾燥速度Pをその穀物に最適な
一定の値にする制御装置を、発明者らは以前に特願昭5
7−110819号として提案した。しかしその従来装
置は、風量Wを一定のすま変更せず熱風温度Taのみを
上げたり下げたり制御して実際の除水量qを基準の除水
量Qに一致させるので、乾燥する穀粒量A(Kg)が多
く基準の除水量Qが大きいときは、熱風温度Taを高く
することにより、(8式)における排風温度Tbとの温
度差(Ta−Tb)を大きくし、逆に乾燥する穀粒量A
(Kg)が少なく除水量Qが小さいときには熱風温度T
aを低く設定し排風温度Tbとの温度差(Ta−Tb)
を小さくする必要があった。
この従来装置における穀粒量A(Kg)と熱風の設定温
度Ta(℃)との関係をグラフに示すと、第6図の破線
のとおりである。
このグラフからも明らかなように、従来装置では穀物の
品種に適した乾燥速度で乾燥できても乾燥する穀粒量A
の多少により熱風温度Taの違いが大きく、バーナの燃
焼状態を穀粒量Aにより大巾に調整しなけれはならない
ばかりか、少量の穀粒を乾燥する場合には熱風温度Ta
を低くして排風温度Tbとの差を小さくするので、熱効
率(ここで熱効率とは燃料の発熱量と穀物から蒸発する
水の蒸発熱との比率をいう)が悪く不経済であるという
欠点があった。
ところでそもそも乾燥速度Pが一定の場合に、穀粒を乾
燥するのに必要なエネルギー量Eは穀粒量Aに比例する
と共に、熱風温度Taと風量Wの積により決まるから次
式が成り立つ。
エネルギー量E=k2×穀粒量A(9式)エネルギー量
E=k3X熱風温度Ta×風量W(10式) (ここでk2およびk3は比例定数) これらの式から明らかなとおり、穀粒量Aが多い場合も
少ない場合も同一の乾燥速度Pで乾燥するには、穀粒量
Aが多い場合それに比例してエネルギー量Eも大きくす
る必要があり、それには熱風温度Taだけ上昇するより
も熱風温度Taと風量Wの両者を増大したほうが熱風温
度Ta自体の上昇分が少なくて足りる。同様に穀粒量A
が少ない場合それに比例してエネルギー量Eを小さくす
る必要があるが、それには熱風温度Taだけ下降するよ
りも風量Wも熱風温度Taと一緒に減少したほうが熱風
温度Ta自体の下降分が少なくて足りるのである。
本発明はこの点に着目して熱風の風量Wを穀粒量Aに応
じて増減することにより上記従来の欠点を解消し、あわ
せて穀粒の品種に適した一定の乾燥速度で乾燥すること
を目的とする。
すなわち本発明では第6図の実線に示すように、乾燥速
度Pをある一定の値として仮定した場合、乾燥する穀粒
量Aが多いときは、(10式)における風量Wの値も増
大してそれにより熱風温度Taを従来より低く設定し、
また穀粒量Aが少ないときは、風量Wも減少することに
より熱風温度Taを従来より高く設定する。そしてこの
ように、穀粒量Aに応じて熱風温度Taを設定したら、
その設定した温度Taになるようにバーナを燃焼させる
と共に、初期設定した風量WOと熱風と排風の温度Ta
およびTbの測定値とから(8式)により実際の除水量
qを計測し、との除水量qが(4式)による計算で求め
た基準の除水量Qに一致するように風量Wを制御するの
である。
次に本発明を図面に示す実施例にもとづいて説明する。
1は乾燥機の貯留室でその底部中央に断面が逆■字形の
山形板2を設け、その左右に対向して誘導斜板3、3を
装置する。山形板2の両側縁と誘導斜板3、3の下縁に
それぞれ多孔板4を接続し、その相対する2枚1組の多
孔板4により乾燥室5、5を形成する。
乾燥室5、5の下端の排出口はロータリバルブ6を介し
樋状の流穀室7にのぞませ、その中央の凹溝に横架する
送穀ラセン8の送出端を昇穀機9の下部取入口に接続す
る。
昇穀機9の上部には給穀ラセン10を接続し、その終端
を貯留室1の天井板中央に吊り下げる拡散板11の上方
に開口する。
そして乾燥板の正面と背面に相対してバーナ12と吸引
ファン13を取付け、バーナ12を左右の乾燥室5、5
の内側の熱風室14にのぞませると共に、ファン13を
乾燥室5、5の外側と乾燥機の外壁により囲まれだ排風
室15に接続する。16は熱風室14のバーナ12と反
対側を閉鎖する遮板である。
穀粒は昇穀機9と給穀ラセン10を経て拡散板11によ
り貯留室1内に平均に張込まれ、乾燥室5を流下する。
その除バーナ12の熱風が中央の熱風室14から左右の
乾燥室5に進入し流下中の穀粒を乾燥して湿気を含んだ
排風が排風室15を経てファン13により機外に排気す
る。
乾燥後の穀粒はロータリバルブ6の回転により流穀室7
に落ち、送穀ラセン8と昇穀機9により再び貯留室1に
戻る。
しかして本発明では乾燥機の熱風室14と排風室15の
内部に温度センサSa、Sbをそれぞれ取付け、これに
より実際の熱風温度Taと排風温度Tbを測定する。
そして乾燥機に張込む穀物量Aを設定する穀粒量設定回
路17を設け、これを熱風温度設定回路18に接続し、
しかして回路17の可変抵抗を調節することにより穀粒
量Aを設定し、その出力に応じて回路18により機内の
穀温が一定になるように熱風温度を設定する。
19は比較回路で、その入力側に熱風温度設定回路18
と熱風の温度センサSaを接続し、これにより比較回路
19の出力側に接続した電磁弁のようなバーナ12の燃
料系統に介在した燃料制御装置20を操作して実際の熱
風温度が設定温度に等しくなるように燃料の流量を制御
してバーナ12を燃焼する。
次に穀粒量設定回路17を乾燥速度設定回路21と共に
基準除水量設定回路22に接続し、この回路21の可変
抵抗のダイヤルを調節することにより、だとえは烈■米
や胴割れのしやすい品種の場合には乾燥速度をP=0.
6乃至0.8程度の遅い速度に設定し、胴割れしにくい
品種はP=0.9乃至1.2程度に1また飼料用麦はP
=1.0乃至1,5の早い速度に設定する。
そしてこれら穀粒量A、乾燥速度Pおよび含水率aの値
から基準となるべき計算上の除水量Qを(4式)にもと
づいて回路22において算出し、その算出した値に比例
した電圧を出力する。
一方、温度センサSa、Sbを実測除水量計算回路22
に接続し、この回路23により熱風温度Ta、排風温度
Tbおよび初期設定した風量WOの値から実際の除水量
qを(8式)にもとづいて実測し、その実測した値に比
例した電圧を出力する。
そして回路22と回路23の出力側を比較回路24に接
続し、回路24の出力側を増巾回路25に接続して回路
22乃至25により風量設定回路26を構成し、その出
力側を吸引ファン13のモータ28の回転数制御回路2
7に接続する。
これにより実測した実際の除水量qが計算により求めた
基準の除水量Qに等しくなるように吸引ファン13のモ
ータ28の回転数を調整して熱風の風量Wを制御する。
風量Wとモータ28の回転数との関係はあらかじめ実測
し両者の関係を記憶しておく。
なおこのようにあらかじめ配憶した関係に従って風量W
を調節するかわりに、熱風室14または排風室15の気
圧から風量を測定し、その測定値と回路26の設定風量
Wを比較し、両者の偏差を0にするようなフィードバッ
ク制御により風量を制御してもよい。
本発明において熱風温度Taは穀粒量Aに応じて一旦設
定したら乾燥が終るまで一定であるから、乾燥が進むに
従い穀粒の含水率aは減少し排風温度Tbが上昇する結
果、熱風と排風の温度差すなわち(8式)における(T
a−Tb)が小さくなる。従って熱風の風量Wを乾燥が
進むに従い増大するように制御し(8式)の除水量qの
値を除水量Qに等しく一定に保つのである。
これを要するに本発明においては、乾燥すべき穀粒に最
適な乾燥速度Pを設定し、その値と穀粒量Aとから乾燥
速度Pが一定になるような基準の除水量Qを含水率aに
応じて算出し、これと実際の除水量qが基準の除水量Q
にいつも一致するようにバーナの熱風の風量を制御する
ので穀物の種類や品質ごとにそれに最適な一定の乾燥速
度で乾燥できるという効果を生ずる。
また本発明では熱風の風量Wを増加ないし減少して実際
のの除水量qを、乾燥量Aにより決まる基準の除水量Q
に一致させるので、穀粒量Aが多い場合と少ない場合と
で熱風温度Taの差が少なく、このためバーナ12の調
整巾が小さくて足りるばかりでなく、少量の穀粒を乾燥
する場合に熱風温度Taを高くすることにより風量Wを
小さくできるので、熱風が乾燥室5を通過する速度が遅
くなり従って熱風と穀粒との接触時間が長くなり、この
ため風と排風の温度差(Ta−Tb)が従来に比べて大
きくなって、熱風のエネルギーが効率よく穀粒からの水
の蒸発熱に転換して熱効率の良い乾燥ができ、燃料費を
節約できるという効果を生ずる。
穀物量Aが少ない場合も従来より熱風温度Taは低いの
で穀温の上昇をおさえ穀物の胴割れを防ぐことができる
という効果を生ずる。
また本発明では実際の降水量qを熱風と排風の絶対湿度
差からではなく温度差から求めるので、高価な湿度計は
必要なく安価な温度センサにより高精度の計測ができる
という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した穀粒乾燥機の縦断正面図、第
2図はその横断平面図、第3図はその制御系統のブロッ
ク図、第4図は1000Kgの穀粒を乾燥速度P(%/
時間)一定で乾燥した場合の除水量Qと含水率との関係
を乾燥速度Pをパラメータにして示すグラフ。第5図は
湿り空気線図で熱風と排風の温度と絶対湿度の関係を示
す。第6図は乾燥速度P=一定の場合の乾燥する穀物量
A(Kg)と熱風の設定温度Ta(℃)の関係を示すグ
ラフで、破線は従来装置のものを実線は本発明装置のも
のをそれぞれ表わしている。 第1図 78 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 乾燥する穀粒量に応じて設定した熱風温度になるように
    バーナを燃焼制御すると共に、初期設定した熱風風量と
    熱風および排風の温度の測定値とから実際の除水量qを
    計測し、この除水量qが穀粒量および任意の乾燥速度に
    応じて計算により求めた基準の除水量Qに一致するよう
    にバーナの熱風の風量を制御して乾燥速度を一定に保つ
    ことを特徴とする穀粒乾燥機におけるバーナの熱風制御
    装置。
JP17439482A 1982-10-04 1982-10-04 穀粒乾燥機におけるバ−ナの熱風制御装置 Pending JPS5963479A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190721A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 井関農機株式会社 穀物乾燥機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015190721A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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