JPS596279Y2 - Vベルト - Google Patents
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- JPS596279Y2 JPS596279Y2 JP1980138014U JP13801480U JPS596279Y2 JP S596279 Y2 JPS596279 Y2 JP S596279Y2 JP 1980138014 U JP1980138014 U JP 1980138014U JP 13801480 U JP13801480 U JP 13801480U JP S596279 Y2 JPS596279 Y2 JP S596279Y2
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- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
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- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D15/00—Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used
- D03D15/20—Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used characterised by the material of the fibres or filaments constituting the yarns or threads
- D03D15/208—Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used characterised by the material of the fibres or filaments constituting the yarns or threads cellulose-based
- D03D15/217—Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used characterised by the material of the fibres or filaments constituting the yarns or threads cellulose-based natural from plants, e.g. cotton
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- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
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- F16G5/04—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber
- F16G5/06—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
- F16G5/08—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber with textile reinforcement
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- D10B2201/01—Natural vegetable fibres
- D10B2201/02—Cotton
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- D—TEXTILES; PAPER
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- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2331/00—Fibres made from polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polycondensation products
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- D10B2505/00—Industrial
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- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2505/00—Industrial
- D10B2505/12—Vehicles
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は動力伝動用■ベルトの構造に関するもので、ロ
ーエッジタイプのゴム製■ベルトの圧縮部底面に伸縮性
のある混紡糸又は混撚糸で織或した帆布を1〜複数層バ
イアス方向に積層埋設することによりベルト長手方向の
伸縮性増加を図ると共に埋設帆布層の腐食によって生ず
る帆布層の亀裂を防止することを目的としたものである
。
ーエッジタイプのゴム製■ベルトの圧縮部底面に伸縮性
のある混紡糸又は混撚糸で織或した帆布を1〜複数層バ
イアス方向に積層埋設することによりベルト長手方向の
伸縮性増加を図ると共に埋設帆布層の腐食によって生ず
る帆布層の亀裂を防止することを目的としたものである
。
一般にベルトとプーりの摩擦力によって動力を伝動する
■ベルトにおいては、(1)はベルトの可撓性が大で耐
亀裂性を有すること、(2)プーり溝中のベルトが側圧
に対して変形が少いことが好適な性能として要求される
。
■ベルトにおいては、(1)はベルトの可撓性が大で耐
亀裂性を有すること、(2)プーり溝中のベルトが側圧
に対して変形が少いことが好適な性能として要求される
。
そのため従来よりローエッジタイプの■ベルトに関し、
上記要件を充たすべく種々の発明・考案がなされており
、(1)の点については米国特許第3478613号の
如く、ベルトの可撓性を向上させるために経糸と緯糸を
95〜155゜で織製して所謂広角度帆布を圧縮部に埋
設した■ベルトが提案され、実用化されているが、これ
は広角度帆布であるため伸びが大きく伸縮性、可撓性は
良好であるが、一方帆布自体は主として綿糸を織成した
綿帆布であるため自動車用■ベルトとして使用した場合
には環境温度が高く、かつ水がかかり易く、特に悪路や
雪どけ道ではベルトに泥がかかり、バクテリアの作用に
よりベルト側面に露出した綿帆布表面から埋設されてい
る帆布の内部迄浸透して帆布を腐食し、その結果、帆布
層に亀裂(帆布層の破れ)を発生させる欠点を有してい
る。
上記要件を充たすべく種々の発明・考案がなされており
、(1)の点については米国特許第3478613号の
如く、ベルトの可撓性を向上させるために経糸と緯糸を
95〜155゜で織製して所謂広角度帆布を圧縮部に埋
設した■ベルトが提案され、実用化されているが、これ
は広角度帆布であるため伸びが大きく伸縮性、可撓性は
良好であるが、一方帆布自体は主として綿糸を織成した
綿帆布であるため自動車用■ベルトとして使用した場合
には環境温度が高く、かつ水がかかり易く、特に悪路や
雪どけ道ではベルトに泥がかかり、バクテリアの作用に
よりベルト側面に露出した綿帆布表面から埋設されてい
る帆布の内部迄浸透して帆布を腐食し、その結果、帆布
層に亀裂(帆布層の破れ)を発生させる欠点を有してい
る。
又一方、前記(2)の点については米国特許第3416
383号の如くベルト横方向の剛性を増大すべく平織帆
布を圧縮部に直角方向(一部バイアス方向)に積層埋設
すると共に帆布層間のゴム層に横方向短繊維群を配向埋
設した■ベルトがあるが、これは帆布層、横方向短繊維
群を埋設しているため横方向剛性が大きくプーり溝中で
のベルト側圧に対する変形が少くベルトのプーり溝への
落込みを防止できる効果があるが、可撓性はさ程良好で
はなく、かつ埋設せる帆布層が綿帆布の場合には前記米
国特許第3478613号と同様に水による帆布の腐食
、亀裂を生ずる問題点がある。
383号の如くベルト横方向の剛性を増大すべく平織帆
布を圧縮部に直角方向(一部バイアス方向)に積層埋設
すると共に帆布層間のゴム層に横方向短繊維群を配向埋
設した■ベルトがあるが、これは帆布層、横方向短繊維
群を埋設しているため横方向剛性が大きくプーり溝中で
のベルト側圧に対する変形が少くベルトのプーり溝への
落込みを防止できる効果があるが、可撓性はさ程良好で
はなく、かつ埋設せる帆布層が綿帆布の場合には前記米
国特許第3478613号と同様に水による帆布の腐食
、亀裂を生ずる問題点がある。
更に、前記先行技術とは別にローエッジタイプの■ベル
ト圧縮部に帆布層を埋設する場合には通常綿糸よりなる
平織帆布をバイアス方向に埋設するが、この場合には帆
布がバイアスであるため或程度伸縮性、可撓性は向上す
るにしても要求される性能に対し充分ではなく、かつ綿
帆布では前述の如き水による腐食、亀裂の問題を免れな
い。
ト圧縮部に帆布層を埋設する場合には通常綿糸よりなる
平織帆布をバイアス方向に埋設するが、この場合には帆
布がバイアスであるため或程度伸縮性、可撓性は向上す
るにしても要求される性能に対し充分ではなく、かつ綿
帆布では前述の如き水による腐食、亀裂の問題を免れな
い。
本考案は前述の如き従来公知の綿帆布を圧縮部に埋設し
た■ベルトの諸欠点に着目し、これを解消すると共に、
更に伸縮性、可撓性を増大せしめることを目的とし綿糸
と綿糸のモジュラス(一定の伸びを生じせしめるために
必要な力)よりも低いモジュラスを有する合或繊維フィ
ラメントを30〜70%の範囲で混紡又は混撚した糸を
もって織威した帆布を150℃、30分の熱処理条件下
で熱処理し、経、緯共に1%以下の熱収縮率を有し、か
つ60%以上のバイアス方向切断時伸びを帯有せしめて
圧縮部に積層埋設せしめた構或を特徴とするものである
。
た■ベルトの諸欠点に着目し、これを解消すると共に、
更に伸縮性、可撓性を増大せしめることを目的とし綿糸
と綿糸のモジュラス(一定の伸びを生じせしめるために
必要な力)よりも低いモジュラスを有する合或繊維フィ
ラメントを30〜70%の範囲で混紡又は混撚した糸を
もって織威した帆布を150℃、30分の熱処理条件下
で熱処理し、経、緯共に1%以下の熱収縮率を有し、か
つ60%以上のバイアス方向切断時伸びを帯有せしめて
圧縮部に積層埋設せしめた構或を特徴とするものである
。
以下、更に本考案に係る■ベルトの具体的実施態様を添
付図面に示す実施例を参照しつつ詳細に説明する。
付図面に示す実施例を参照しつつ詳細に説明する。
図は、本考案の1例に係る■ベルトの斜視図で、図中、
1は通常、ポリエステル、ナイロン又は芳香族ポリアミ
ド(商品名ケプラー)等の高強力繊維ロープからなる抗
張体、2は伸張部ゴム層、3は圧縮部ゴム層で、これら
伸張部及び圧縮部2,3のゴム層中にはベルトの耐側圧
性を向上すべく綿糸の如き天然繊維の他、ナイロン、テ
トロン(商標名)、ビニロン、レーヨン等の如き人造繊
維或はガラス繊維の如き無機繊維等を長さ2〜10 m
m位にカットした短繊維群6が0.5〜30重量%の割
合でベルト横方向に配向埋設されている。
1は通常、ポリエステル、ナイロン又は芳香族ポリアミ
ド(商品名ケプラー)等の高強力繊維ロープからなる抗
張体、2は伸張部ゴム層、3は圧縮部ゴム層で、これら
伸張部及び圧縮部2,3のゴム層中にはベルトの耐側圧
性を向上すべく綿糸の如き天然繊維の他、ナイロン、テ
トロン(商標名)、ビニロン、レーヨン等の如き人造繊
維或はガラス繊維の如き無機繊維等を長さ2〜10 m
m位にカットした短繊維群6が0.5〜30重量%の割
合でベルト横方向に配向埋設されている。
そして、伸張部ゴム層2上面には経、緯の綿糸を交差角
90〜150゜で織成した広角度帆布、若しくはウーリ
ー加工された捲縮ナイロン糸の経糸と綿糸又はナイロン
糸の緯糸で織成した伸縮性帆布からなるゴム付帆布5が
1〜複数層、通常は2〜3プライ、バイアス方向若しく
は捲縮ナイロン糸をベルト長手方向に位置するように積
層されて貼着されている。
90〜150゜で織成した広角度帆布、若しくはウーリ
ー加工された捲縮ナイロン糸の経糸と綿糸又はナイロン
糸の緯糸で織成した伸縮性帆布からなるゴム付帆布5が
1〜複数層、通常は2〜3プライ、バイアス方向若しく
は捲縮ナイロン糸をベルト長手方向に位置するように積
層されて貼着されている。
一方、圧縮部ゴム層3の底面部には前記バイアス帆布若
しくは伸縮性帆布からなるゴム付帆布5と異る本考案の
特徴とする特徴なゴム付帆布4が底部ゴム層3′中に積
層埋設されている。
しくは伸縮性帆布からなるゴム付帆布5と異る本考案の
特徴とする特徴なゴム付帆布4が底部ゴム層3′中に積
層埋設されている。
このゴム付帆布4について以下更に詳述すると、これは
先ずベルト長手方向の伸縮性ならびに水による耐腐食性
を良好ならしめる特性を有するものであり、経糸、緯糸
が何れも綿/ナイロン又は綿/ポリエステルの混紡又は
混撚糸で織或された平織帆布、即ち、経、緯糸の交差角
θ=90゜となっており、接着処理後、帆布の片面又は
両面に一定厚みのゴム3′を被着し、ベルト長手方向に
対してバイアス方向に配置がなされている。
先ずベルト長手方向の伸縮性ならびに水による耐腐食性
を良好ならしめる特性を有するものであり、経糸、緯糸
が何れも綿/ナイロン又は綿/ポリエステルの混紡又は
混撚糸で織或された平織帆布、即ち、経、緯糸の交差角
θ=90゜となっており、接着処理後、帆布の片面又は
両面に一定厚みのゴム3′を被着し、ベルト長手方向に
対してバイアス方向に配置がなされている。
なお、ゴム付帆布4は上述のように綿繊維にナイロン又
はポリエステルフィラメントを混紡又は混撚した混紡糸
、混撚糸で織威した混用帆布であるが、これは通常の市
販の混用帆布と異り、帆布の熱収縮率を大きくする換言
すれば伸びを大きくする目的で帆布に織或する前段階で
ナイロン、ポリエステルフィラメントに特殊加工を施し
てある。
はポリエステルフィラメントを混紡又は混撚した混紡糸
、混撚糸で織威した混用帆布であるが、これは通常の市
販の混用帆布と異り、帆布の熱収縮率を大きくする換言
すれば伸びを大きくする目的で帆布に織或する前段階で
ナイロン、ポリエステルフィラメントに特殊加工を施し
てある。
即ち、重合度の大きいナイロン、ポリエステルフィラメ
ントを温度150〜230℃、延伸率−2〜6%の熱延
伸処理を施こすことにより綿糸の熱収縮率O〜1%より
大きい熱収縮率1〜4%(熱延伸処理を施さない場合は
3〜6%)のナイロン、ポリエステルフィラメントとし
、この熱収縮率の大きいナイロン、ポリエステルフィラ
メントを30〜70%の範囲内において綿繊維に混紡又
は混撚した後、この混紡糸、混撚糸で平織しており、更
にこの平織帆布に対し引続いて帆布の態様で処理が施さ
れている。
ントを温度150〜230℃、延伸率−2〜6%の熱延
伸処理を施こすことにより綿糸の熱収縮率O〜1%より
大きい熱収縮率1〜4%(熱延伸処理を施さない場合は
3〜6%)のナイロン、ポリエステルフィラメントとし
、この熱収縮率の大きいナイロン、ポリエステルフィラ
メントを30〜70%の範囲内において綿繊維に混紡又
は混撚した後、この混紡糸、混撚糸で平織しており、更
にこの平織帆布に対し引続いて帆布の態様で処理が施さ
れている。
即ち、帆布処理段階では、帆布とゴムの接着性を向上せ
しめるためにRFL液(レゾルシン・ホルムアルデヒド
・ラテックス)に浸漬し、次いでここでは熱収縮率を小
さくして伸びを増大すべく前記フィラメント処理の場合
とは逆に延伸率を−3〜−6%(即ち、帆布を弛緩状態
にして処理する)、温度150〜230℃で1〜5分熱
処理される。
しめるためにRFL液(レゾルシン・ホルムアルデヒド
・ラテックス)に浸漬し、次いでここでは熱収縮率を小
さくして伸びを増大すべく前記フィラメント処理の場合
とは逆に延伸率を−3〜−6%(即ち、帆布を弛緩状態
にして処理する)、温度150〜230℃で1〜5分熱
処理される。
そしてこのように、混用帆布を前記条件で熱処理するこ
とにより、接着性良好で、かつ150℃、30分放置し
た試験条件で経、緯共に1%以下の熱収縮率を有すると
共にバイアス方向の切断時伸び(ベルト長手方向に引張
った場合の切断時伸び)が通常の綿帆布又は混用帆布の
バイアス方向切断時伸び40〜60%より大きい60〜
100%の物性を有する混用帆布とされる。
とにより、接着性良好で、かつ150℃、30分放置し
た試験条件で経、緯共に1%以下の熱収縮率を有すると
共にバイアス方向の切断時伸び(ベルト長手方向に引張
った場合の切断時伸び)が通常の綿帆布又は混用帆布の
バイアス方向切断時伸び40〜60%より大きい60〜
100%の物性を有する混用帆布とされる。
ここで、上記混用帆布において綿と混紡、混撚するナイ
ロン、ポリエステルの混用率が30%以下では上記合或
繊維のモジュラスが綿のモジュラスより低いため綿の特
性が強くなり伸び(伸縮性)が減少し、又70%以上で
は合或繊維の特性が強くなって、ベルト駆動中の発熱に
よって混紡、混撚したナイロン、ポリエステルなどの合
戒繊維が溶ける問題がでてくるため混用率としては 30〜70%が採用される。
ロン、ポリエステルの混用率が30%以下では上記合或
繊維のモジュラスが綿のモジュラスより低いため綿の特
性が強くなり伸び(伸縮性)が減少し、又70%以上で
は合或繊維の特性が強くなって、ベルト駆動中の発熱に
よって混紡、混撚したナイロン、ポリエステルなどの合
戒繊維が溶ける問題がでてくるため混用率としては 30〜70%が採用される。
又、物性面では帆布の経、緯方向の熱収縮率が1%以上
ではモジュラスが高くなるため伸びが減少し、更にバイ
アス方向切断時伸びが60%以下では従来のバイアス帆
布と同程度の伸びしか得られず、伸縮性も劣るため熱処
理して得られた本考案に係る前記混用帆布では経、緯方
向の熱収縮率1%以下、バイアス方向切断時伸び60%
以上が好適であり、かつ1必要である。
ではモジュラスが高くなるため伸びが減少し、更にバイ
アス方向切断時伸びが60%以下では従来のバイアス帆
布と同程度の伸びしか得られず、伸縮性も劣るため熱処
理して得られた本考案に係る前記混用帆布では経、緯方
向の熱収縮率1%以下、バイアス方向切断時伸び60%
以上が好適であり、かつ1必要である。
かくしてこのように、特殊加工処理して得られた綿/ナ
イロン、綿/ポリエステルよりなる混紡糸帆布又は混撚
糸帆布4を1〜複数層圧縮部3の底部ゴム層3′中にバ
イアス方向に積層埋設することにより、ベルト長手方向
の伸縮性を増大せしめると共に帆布4の接着性を高め帆
布とゴムの剥離現象を防止することができるのである。
イロン、綿/ポリエステルよりなる混紡糸帆布又は混撚
糸帆布4を1〜複数層圧縮部3の底部ゴム層3′中にバ
イアス方向に積層埋設することにより、ベルト長手方向
の伸縮性を増大せしめると共に帆布4の接着性を高め帆
布とゴムの剥離現象を防止することができるのである。
本考案は以上のように特殊な混用帆布を底面部に使用し
て構或されたローエッジタイプのVベルトであり、下記
の如き種々の効果ならびに特徴を有している。
て構或されたローエッジタイプのVベルトであり、下記
の如き種々の効果ならびに特徴を有している。
(1) ベルト底部の長手方向に前記特殊加工処理し
て得られた混用帆布をバイアス方向に積層埋設している
ためベルト長手方向の伸縮性、可撓性が増加しベルトラ
イフを他の帆布使用のものに比し、著しく向上せしめる
ことができる。
て得られた混用帆布をバイアス方向に積層埋設している
ためベルト長手方向の伸縮性、可撓性が増加しベルトラ
イフを他の帆布使用のものに比し、著しく向上せしめる
ことができる。
(2)上記帆布が混用帆布であるため水による帆布の腐
食、亀裂を防止できる。
食、亀裂を防止できる。
(3)上記混用帆布は接着処理されてあるため帆布とゴ
ムの接着性が向上し、帆布とゴムの剥離現象を防止する
ことができる。
ムの接着性が向上し、帆布とゴムの剥離現象を防止する
ことができる。
(4)ベルト圧縮部横方向に短繊維群が配向埋設されて
いるため、耐側圧性を向上せしめ、ベルト駆動時のプー
リへの落込みをも防止することができる。
いるため、耐側圧性を向上せしめ、ベルト駆動時のプー
リへの落込みをも防止することができる。
(5)ベルト底面部に埋設せる前記各帆布層間にはゴム
層が介在しているため、ゴム層が緩衝材の役目をし、ベ
ルトライフを大巾に向上せしめることができる。
層が介在しているため、ゴム層が緩衝材の役目をし、ベ
ルトライフを大巾に向上せしめることができる。
図は本考案に係る■ベルトの部分横断斜視図を示す。
1・・・抗張体、2・・・伸張部ゴム層、3・・・圧縮
部ゴム層、4・・・圧縮部ゴム付帆布、5・・・伸張部
ゴム付帆布、6・・・短繊維群。
部ゴム層、4・・・圧縮部ゴム付帆布、5・・・伸張部
ゴム付帆布、6・・・短繊維群。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 伸張部、圧縮部ならびに両部分間に埋込んだ長手方
向抗張体を有するローエッジタイプの■ベルトにおいて
、上記伸張部上面に1〜複数層の伸縮性ゴム付帆布を積
層貼着すると共に、圧縮部底面には綿繊維に綿糸収縮率
より大なる熱収縮率を有する合威繊維が混紡率30〜7
0%の範囲内で混紡又は混撚された混紡糸又は混撚糸で
織或され、150℃、30分の熱処理試験条件下で経、
緯共に熱収縮率が1%以下、バイアス方向切断時伸びが
60%以上に熱処理された1〜複数層のゴム付帆布を当
該圧縮部ゴム層中にバイアス方向に積層埋設してなり、
かつ、抗張体下面の圧縮ゴム層と抗張体上面の伸張ゴム
層には短繊維群を横方向に配向埋設せしめてなることを
特徴とする■ベルト。 2 混紡糸が綿/ナイロンの混紡糸である実用新案登録
請求の範囲第1項記載の■ベルト。 3 混紡糸が綿/ポリエステルの混紡糸である実用新案
登録請求の範囲第1項記載の■ベルト。 4 混紡糸が綿/ナイロンの混撚糸である実用新案登録
請求の範囲第1項記載の■ベルト。 5 混撚糸が綿/ポリエステルの混撚糸である実用新案
登録請求の範囲第1項記載の■ベルト。 6 圧縮部底面ゴム層に埋設されたゴム付帆布が150
℃、30分の熱処理条件で経、緯の熱収縮率が1%以下
であり、バイアス方向切断時伸びが60〜100%であ
る実用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項の何れか各
項記載の■ベルト。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980138014U JPS596279Y2 (ja) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Vベルト |
CA000386605A CA1156065A (en) | 1980-09-26 | 1981-09-24 | Power transmission belt |
DE8181304444T DE3170301D1 (en) | 1980-09-26 | 1981-09-25 | Power transmission belt manufacture |
EP81304444A EP0049131B1 (en) | 1980-09-26 | 1981-09-25 | Power transmission belt manufacture |
AT81304444T ATE13087T1 (de) | 1980-09-26 | 1981-09-25 | Treibriemenherstellung. |
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