JPS596235B2

JPS596235B2 - 印字装置

Info

Publication number: JPS596235B2
Application number: JP3861678A
Authority: JP
Inventors: 洋奥松; 浩寺田; 整宏南出
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1978-03-31
Filing date: 1978-03-31
Publication date: 1984-02-09
Also published as: JPS54131421A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、鉄道などのキツプに、月あるいは日付の情報
として、目視数字とこれらに対応した光学読取り可能な
バーコード情報との２種類を同時印字する印字装置に関
し、その目的とするところは、バーコードのバーを直角
に横切る方向の側方に、目視数字を並列印字させること
により、印字部材の小型化を図り、印字部材と印字面（
キツプ面）との傾斜による印字カスレの悪影響を軽減さ
せ、又、大きさの限られたキツプに、必要情報を対率よ
く印字できる印字装置を提供することである。

第９図に示したのは従来の方法で印字されたキツプであ
り、バーコードのバー方向の上方に、目視数字を印字し
たものである。

これによると、多面体の印字ドラムで構成する場合、一
辺の長さに相当する高さ”は、バーコード高さ（れ）の
倍となり、単純に計算してみても、印字ドラムの外径を
Ｄとすると、Ｄ＝に×旦（に：面数）となつて、印字π
ドラム径は、大型となる（第８図参照）。

第Ｔ図に、印字ドラムの印字面が、印台（キツプ面）に
対して、角度θだけ傾斜した状態を示したが、一端がキ
ツプ面から離間した距離（△れ）は、△れ■ｓｉＬ、θ
・れとなり、大きい離間距離となつて、部分的に印字の
欠けが生じる。離間距離（Δれ）は、印字ドラムがゴム
印の場合あるいは、印台に弾性を有するものの場合、あ
る程度はそれぞれのたわみによつて、吸収できるもので
あるが、印面高さが、高ければ高い程、不利となるもの
である。バーコード印字の場合、無理に印面とキツプと
を、全面が当接するようにすると、バーの線幅が、扇形
となり易く、線幅の変形が生じ、読取不能、あるいは誤
読の原因となる。本発明は上記のような難点を解消した
もので、以下実施例として示した図面に従つて説明する
。

第１図は本発明によつて印字された鉄道キツプの−例を
示し、１は、鉄道キツプ、２は、鉄道キツプの略中央部
に印字された光学読取り可能な月あるいは日付の情報の
バーコード、３は、該バーコードと対応した目視の月、
日付数字、４は、キツプの名称あるいは社名などの固定
情報、５は、日付数字の一位、６は十位、７は、月表示
、８，８′はバーコードのスタート、ストツプコード、
テは目視の日付数字一位と対応したバーコード、ぎは十
位と対応したバーコード、γは、目視の月表示１月〜１
２月までを１桁で表示し得るバーコードを示す、９は、
月、日の表示文字で、バーコードのバ一高さ（ｈ）から
外れる場合、即ち、目視の数字３の天地を読み易い大き
な数字にする上で、前記バーコードの高さ（ｈ）いつば
いにした場合は、固定情報４を同じ印字部材で、あらか
じめ印字すれば良いものである。１０は、キツプの発行
番号を示す。

第２図は、本発明の一実施例＆２よる印字状態を示す印
字装置１１の断面である。１２は、第１の印字ドラムと
しての、月表示印字ドラムで、端に目視月表示（以下月
数字）の複数個の印面を有し、略Ｔ字状で、ドラム軸１
３に回転自在に嵌装されている。

１４は切かえ歯車、１５は、印字輪部、１６（丸目視数
字印判として、１月〜１２月までの月表示印判を示し
、ゴム材料で形成する場合は、前記印字輪部１５へ嵌着
させれば良い。

１６′は、印字面を示し、キツブ１面の７に相当する。

１７は、前記印字輪部１５の右方へ延出させたボス部で
、その端部に小径部１７′を有している。

１８は、第２の印字ドラムとして、日付（１日〜３１日
）を表示する日付表示印字ドラムで、一端に切かえ歯車
１９を、他端には後述するバーコードのキヤラクタ一間
ギヤツプ分のスペーサー２０を突設して成ると共に、前
記月表示印字ドラム１２のボス部１７へ回転自在に嵌装
され、ドラム軸１３に対して同軸的に組立てられる。

２１は、幅広の印字輪部を示し、ここに目視日付数字と
日付バーコードとを一体に有する日付表示印判２２を嵌
着させる。

尚、印判２２は第５図に示すように目視数字印判２３，
・・・２４から成り、２３は日付数字十位、２４は、一
位で印字日付数字６，５に相当する。又この日付に対応
したバーコードとして２５〜２７が設けられ、２５は、
スタート、ストツプバーコード、２６は、日付バーコー
ド十位、２７は、一位を示し、キツプ一面の６′，５′
に相当する。２８は、バーコード読取りのために支障を
きたさない範囲で設けた余白部で、キツプ１面の２８ａ
に相当する。

２９は、第１の印字ドラム１２の目視数字印判１６と対
応した月表示バーコードの印字ドラムであり、前述の日
付表示印字ドラム１８を挟持させるように、小径部１７
′に嵌入させ、ねじ３０で、月表示印字ドラム１２と一
体的に組立てられるものである。

これには外周面に、適宜１月〜１２月を１桁で処理し得
る月表示バーコード３１と、スタート、ストツプバーコ
ード３２を有した月表示バーコード印判３３が嵌着され
る。前記月表示バーコード３１および、スタートストツ
ブバーコード３２は、キツプ１面のγおよび８′に相当
する。３４は、月数示と日付数字との間に設けられた空
間部を示し、この部分に、日付表示印字ドラム１８の切
かえ歯車１９が配されているため、後述する切かえ用歯
車との噛合が可能になると共に、キツプ１面上では、３
２ａに相当し、月と日付との印字が離間した位置にされ
るため、確実な目視判読ができる。

３５は、上記印字ドラムを保持する左右一対のフレーム
で、印字ドラム１２，１８の印面外周縁部となる３６で
、インクをスポンジ体に含浸させたインクロール３７を
当接案内しながら、所定印面にインクを塗布させる。

３８は、月表示印字ドラム１２の切かえ歯車１４と、位
置決め支点歯車３９との間に設けられた中間歯車で、双
方に噛合し、フレーム３５に植設した中間歯車軸４０に
遊嵌保持されている。

４１は、日付表示印字ドラム１８の切かえ中間歯車で前
記中間歯車軸４０に遊嵌保持されて成り、且つ、位置決
め支点歯車４２と噛合する。

４３は、前記双方の支点歯車３９，４２の保持軸であり
、略汀形に形成されたホルダー４４にねじ止めされる。

前記歯車３９，４２が嵌装された位置に、常時ばね４５
で付勢された位置決め鋼球４６を収納して成り、該鋼球
は、前記歯車３９，４２の内周面に、所定割出しされた
凹部に嵌入し、各々の歯車は、保持軸４３に対して位置
決め保持される。図示していないが、外部に延出、露呈
した切かえダイヤルと連結された、切かえ歯車４７，４
８により、これらを回すことにより、前記支点歯車３９
，４２は、鋼球ばね４５に抗して回転され中間歯車３８
，４１を介して、月表示印字ドラム１２、および日付表
示印字ドラム１８のそれぞれが、所定の月あるいは日付
に選択、設定、保持ができる。尚、前記支点歯車３９，
４２の位置決めは、歯車外周面、即ち、歯と歯の間に、
爪等を落ち込ませて保持させても良く、この場合は、フ
レーム３５およびホルダー４４と、前記保持軸４３とは
、遊嵌状態となつても支障がない。

４９は印字，駆動レバーで、フレーム３５に植設された
ピン５０に回動自在に保持されて成り、他端は、印字駆
動モータ５１に直結されたプーリ−５２上に植設された
駆動ピン５３に係合している。

５４は、前記印字駆動レバー４９上のピンと、前記駆動
ピン５３との間に懸架された印字ばねであり、該印字ば
ね５４により、印字圧力が一定となるように設定される
。

５５は、本発明印字装置の取付基板、５６は、インクロ
ールレバーで、５６′は、支点軸、５７は、取付フレー
ム、５８は、引張ばねで、前記インクロールレバー５６
を反時計方向に付勢し、常時印字ドラムの印面に、イン
クロール３７を転接させるようにし、これにより、イン
ク塗布が行われる。

５９は、例えばキツプ発行機等の本体シヤーシ基板を示
している。

６０は、印台で連続的に移送されるキツプ１紙を載置し
、取付基板５５上にねじ等で取付けられている。

尚、第３図は、非印字状態を示す側面図で、第４図は、
印字した状態を示す側面図である。次に、他の実施例を
第６図に基づき説明する。

同要素は同符号で示している。１２は、月表示印字ドラ
ムで、切かえの歯車１４を、月数字印判１６と日付表示
印判２２との間の空間部３４間に設けている。

１８は日付表示印字ドラムで、日付数字２１ａと日付バ
ーコード印判２１ｂとの間の読取りに支障をきたさない
範囲の余白部６１（キツプ面１で２８ａに相当）内に、
切かえの歯車１９を設けた。

本発明は、バーコードの側方に、バーコードと対応した
目視数字を配したため、印字ドラムの大きさに最も影響
の大きい一辺の長さを極めて短かくでき、切かえの機能
を損うことなく、大幅な小型化が達成できた。

尚、目視数字と対応するバーコードの位置は、上記した
図示の場合に限らず、第１と第２の印字ドラムの目視数
字印判あるいは、バーコード印判のそれぞれが隣合うよ
うに構成されればよい。又、月数字と日付数字との間の
余白部に、切かえ用の歯車を構成し、日付表示部と、月
表示部とを独立に連動し得る構成としたため、目視数字
とバーコードとを対応させながらの同時切かえ構成が可
能となつた。キツプの長手方向の中心位置に、見栄えよ
く機械読み用のバーコードが印字できるので、読取り機
械への投入に、方向性がなく、実用性に富んだものとい
える。又、キツプの長手方向に印字するため、タテ方向
のスペースが空き、キツプ名称、社名等の、固定情報の
印字を施すことに無理がなく、美観を高めることができ
る。又、一辺の長さを、必要とする最低の一辺の長さと
し、印面とキツプ面との離間距離が大きくならないよう
に印字ドラムを構成できるから、印字の力ズレの少ない
、高性能の印字装置となつた。さらに、第６図に示すよ
うに、読取りに支障のない範囲の余白部２８ａに相当す
る空間部６１に、切かえ用の歯車を設ければ、印字ドラ
ムの幅方向での小型化がより促進される等、種々の効果
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明印字装置により印字された鉄道キツブ
平面図、第２図は、本発明印字装置の断面図、第３図は
、印字装置の要部を示す非印字状態の側面図、第４図は
、同印字状態の側面図、第５図は、印判の斜視図、第６
図は、印字ドラムの他実施例を示す半載断面図、第７図
は、印字傾きを示す拡大断面図、第８図は、印字ドラム
の径を示す側面図、第９図は、従来例の鉄道キツプを示
す平面図。１・・・・・・鉄道キツプ、１２，２９・・・・・・第
１の印字ドラム、１４，１９・・・・・・切かえ歯車、
１６，２３，２４・・・・・・目視数字印判、１８・・
・・・・第２の印字ドラム、２５〜２７，３１〜３２・
・・・・・バーコード、３４，３６・・・・・・空間部
。

Claims

【特許請求の範囲】１外周に複数個の印字面を配し、且つ切かえ歯車を有
して成る選択印字のできる印字装置において、月表示等
の目視数字印判とこれに対応したバーコード印判を有す
る第１の印字ドラムと、日付表示等の目視数字印判とこ
れに対応したバーコード印判を有する第２の印字ドラム
とから成り、前記第１の印字ドラムの目視数字印判とバ
ーコード印判との間に、前記第１と第２の印字ドラムの
目視数字印判あるいはバーコード印判のそれぞれが隣合
うように、前記第２の印字ドラムを、同軸的且つ回転自
在に並設させたことを特徴とする鉄道キツプ等の印字装
置。２第１の印字ドラムの目視数字印判と、第２の印字ド
ラムの目視数字印判との空間部に、該第１の印字ドラム
の切かえ歯車を設けると共に、第２の目視数字印判と、
第２のバーコード印判との空間部に、該第２の印字ドラ
ムの切かえ歯車を設けた特許請求の範囲第１項記載の印
字装置。