JPS596123B2 - 磁気浮上車両装置 - Google Patents

磁気浮上車両装置

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Publication number
JPS596123B2
JPS596123B2 JP10168176A JP10168176A JPS596123B2 JP S596123 B2 JPS596123 B2 JP S596123B2 JP 10168176 A JP10168176 A JP 10168176A JP 10168176 A JP10168176 A JP 10168176A JP S596123 B2 JPS596123 B2 JP S596123B2
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JP
Japan
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bogie
vehicle
nose
track
car body
Prior art date
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Expired
Application number
JP10168176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5327912A (en
Inventor
亨 斉間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5327912A publication Critical patent/JPS5327912A/ja
Publication of JPS596123B2 publication Critical patent/JPS596123B2/ja
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は走行中における空気抵抗及び騒音を極力小さ
くした磁気浮上車両装置に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
超高速車両の車体は、走行中における空気抵抗を極力小
さくするために、車体先端の車体カバーを流線形にして
空気流を車体の周囲に誘導するようにした構成とされて
いる。
しかし、車両の台車と車体との関係を考えると、車体は
振動の吸収のために台車に対して上下方向及び左右方向
の変位を大きく許容するように支持されているために、
車体カバーと軌道底面との間隙も大きくなる傾向があり
、この間隙に流入した空気流が台車前面に当たって渦を
発生し、車両に抵抗を与えるとともに騒音も発すること
になる。
そして、特に、断面U字状の軌道を走行する磁気浮上車
両においては、軌道側面と車両側面との間の間隙が小さ
いために、軌道内の空気流の逃げ場がすく、そのために
軌道内空気流が車体カバーと軌道底面との間隙から流入
して台車前面に当たることになり、そのために車両に対
する空気抵抗及び騒音がかなり大きくなるし、また前記
軌道側面と台車側面との間の狭い間隙の空気流が流入し
、この部分で渦を生じて抵抗及び1騒音を発生するとい
う問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような実情にかんがみてなされたもの
であって、その目的とするところは、車両走行中におけ
る空気抵抗及び1騒音を極力小さくした磁気浮上車両装
置を提供することにある。
〔発明の概要〕
すなわち、この発明は、車両の台車側面に超電導電磁石
を装着し、軌道の内面に浮上用シート及び推進案内用コ
イルなど車両の浮上、推進、案内のための装置を設けた
磁気浮上車両装置において、車両の車体先端に空気流を
車体周囲に誘導する車体ノーズを設けるとともに、車両
の台車先端の両側に軌道内の空気流を上方及び内方に誘
導する台車ノーズを設け、さらに台車先端の台車ノーズ
基部の内側に、前記車体ノーズと前記台車ノーズとの間
に流入した空気流を台車の下側に誘導するダクトを設け
、かつ軌道の台車の下側に大きな空間を設けた構成のも
のである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一般的な磁気浮上車両装置の構成を示したもの
で、車両の車体1は台車2の側梁3に空気ばね4を介し
て上下方向および左右方向の変位を許容されるように支
持されている。
また、前記車両の台車2の両側面には、超電導電磁石5
が装着されており、断面U字状の軌道Aの底面と両側面
には前記超電導電磁石5と対向させて浮上用シート6及
び推進案内コイル77.1″どの、車両の浮上、推進、
案内のための装置が設けられている。
また前記台車2の下面には、台車下面全体を覆うカバー
8が設けられており、さらに車体1と台車2との間隙は
その外側部に設けた可撓性カバー9によって覆われてい
て、車両走行時に車体床下の部分に外部から空気流を流
入させないように構成されている。
この磁気浮上車両装置は、浮上用シート6上を超電導電
磁石5が移動することによ・つて生じる渦電流による浮
上刃と、推進案内コイル7と電磁石5とがリニヤシンク
ロナスモータを構成することによって得られる推進力と
、電磁石5とコイル7との間隙の差によって生じる推進
案内コイル7の電流差による案内力とによって車両を走
行させるようにしたもので、車両は前記浮上刃と推進力
と案内力を受けて超高速で走行するようになっている。
次に、この発明の詳細な説明すると、車両の車体1は、
第2図及び第3図に示すように、その先端に空気流を矢
印で示すように車体周囲に誘導する車体ノーズ10を設
けたものとされており、この車体ノーズ10はその後端
側の下部が車体床下面11より下側に突出するように形
成されている。
一方、車両の台車2は、第4図〜第6図に示すように、
その先端の両側に、軌道内の空気流を矢印で示すように
上方及び内方に誘導する台車ノーズ13を設けるととも
に、台車先端の前記各台車ノーズ13の基部の内側にそ
れぞれ、前記車体ノーズ10と両側の台車ノーズ13,
13との間の谷状部分に流入した空気流を台車2の下側
に誘導するダクト15を設けた構成とされており、この
台車2は、その前面の平板からなる前面板14を前記車
体1の車体ノーズ10の下部後端面12に対向させて車
体1の下に第2図及び第3図に鎖線で示すように設置さ
れるようになっている。
前記ダクト15は、第7図及び第8図に示すように、2
枚の側板15a、15b間に円弧状に複数枚の整流板1
6.16を設けて複数段に風道を形成したもので、この
ダクト15の一端は空気取入れ口として台車前面に開口
され、他端は空気吹出し口として台車下面に開口されて
おり、矢印で示すように空気取入れ口から流入する空気
流を空気吹出し口から台車2の下側に送出するようにな
っている。
また、このダクト15の台車前面に開口する端部は、前
記台車ノーズ13の周面に沿って弯曲する形状に形成さ
れており、台車下面に開口する端部は台車軸方向に沿う
直線状に形成されている。
なお、上記台車前面板14は両側のダクト15.15の
台車前面側端部間に設けられている。
また前記台車の両側面に設けられる超電導電磁石5は、
その外面が台車2の外側面と面一になるように設けられ
ている。
また、第9図は上記のような構造の車体1と台車2とか
らなる車両とこれを走行させる断面U字状軌道との関係
を示したもので、図中6は軌道底面に設けられた浮上用
シート、7は軌道両側面に設けられた推進案内用コイル
であり、前記推進案内用コイル7は、台車2の外側面に
面一に設けられている超電導電磁石5と僅かな間隙を存
して対向されている。
また、前記浮上用シート6は、上記台車2の超電導電磁
石5の下面に対向させて軌道底面の両側に設けられてお
り、このシート6及び前記コイル7を支持する軌道桁1
8は左右に分離されて台車2の下方に大きな空間19を
形成している。
しかして、この磁気浮上車両装置においては、車両の走
行中に車体前部に当たる空気流は車体ノーズ10の空気
誘導作用によって車体周囲に拡散誘導されるとともに、
台車前部に当たる軌道内空気流は台車先端両側の台車ノ
ーズ13,13の空気誘導作用によって上方及び内方に
誘導される。
従って、この磁気浮上車両装置によれば、台車側面と軌
道側面との間の狭い間隙に軌道内空気流が流入して渦を
生じることによる抵抗及び1騒音の発生を防止すること
ができる。
また、この実施例においては、車体ノーズ10でデクt
−15,15間の台車前面板14を覆っているから、台
車前面板14に軌道内空気流が当たって渦を生じるのも
防ぐことができ、従って台車前面における空気抵抗及び
騒音の発生も小さくすることができる。
しかも、この磁気浮上車両装置においては、車体ノーズ
10と台車ノーズ13,13との間の谷状部分に流入し
た空気流を台車前面部に設けたダクト15.15を介し
て台車2の下側に誘導するとともに、軌道底面の台車2
の下側に大きな空間19を設けてダクト15がら空気流
を抵抗なく吹出させるようにしているから、前記車体ノ
ーズ10と台車ノーズ13,13との間に流入した空気
流による抵抗及び騒音の発生もなくすことができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、車体先端に車体ノーズを設けるだけ
ですく、台車先端の両側にも軌道内空気流を上方及び内
方に誘導する台車ノーズを設けているから、軌道側面と
台車側面との間に軌道内空気流が流入して抵抗や騒音を
発生するのを防ぐことができるとともに、台車先端部の
台車ノーズ基部の内側に車体ノーズと台車ノーズとの間
に流入した空気流を台車の下側に誘導するダクトを設け
、かつ軌道底面の台車の下側に大きな空間を設けている
から、前記車体ノーズと台車ノーズとの間に流入した空
気流を台車の下側に抵抗なく流出させて台車前面におけ
る空気抵抗及び1騒音の発生も防ぐことができ、従って
車両走行中における空気抵抗及び騒音を極力小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な磁気浮上車両装置の断面図、第2図〜
第9図はこの発明の一実施例を示したもので、第2図及
び第3図は車体先端部の正面図及び平面図、第4図及び
第5図は台車先端部の正面図及び平面図、第6図は台車
先端部の斜視図、第7図及び第8図はダクトの斜視図及
び断面図、第9図は車両と軌道との関係を示す斜視図で
ある。 1・・・・・・車体、2・・・・・・台車、5・・・・
・・超電導電磁石、6・・・・・・浮上用シート、7・
・・・・・推進案内コイル、10・・・・・・車体ノー
ズ、13・・・・・・台車ノーズ、14台車前面板、1
5・・・・・・ダクト、19・・・・・・空間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両の台車側面に超電導電磁石を装着し、断面U字
    状の軌道の内面に浮上用シート及び推進案内用コイルな
    ど車両の浮上、推進、案内のための装置を設けた磁気浮
    上車両装置において、車両の車体先端に空気流を車体周
    囲に誘導する車体ノーズを設けるとともに、車両の台車
    先端の両側に軌道内の空気流を上方及び内方に誘導する
    台車ノーズを設け、さらに台車先端の台車ノーズ基部の
    内側に、前記車体ノーズと前記台車ノーズとの間に流入
    した空気流を台車の下側に誘導するダクトを設け、かつ
    軌道の台車の下側に大きな空間を設けたことを特徴とす
    る磁気浮上車両装置。
JP10168176A 1976-08-27 1976-08-27 磁気浮上車両装置 Expired JPS596123B2 (ja)

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JP10168176A JPS596123B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 磁気浮上車両装置

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JP10168176A JPS596123B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 磁気浮上車両装置

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JPS5327912A JPS5327912A (en) 1978-03-15
JPS596123B2 true JPS596123B2 (ja) 1984-02-09

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ID=14307078

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JP10168176A Expired JPS596123B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 磁気浮上車両装置

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JPH06320171A (ja) * 1993-05-12 1994-11-22 Yokohama Yushi Kogyo Kk 排水の連続的中和処理方法及び装置

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JPS5327912A (en) 1978-03-15

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