JPH05344601A - リニアモータカー - Google Patents

リニアモータカー

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JPH05344601A
JPH05344601A JP4144345A JP14434592A JPH05344601A JP H05344601 A JPH05344601 A JP H05344601A JP 4144345 A JP4144345 A JP 4144345A JP 14434592 A JP14434592 A JP 14434592A JP H05344601 A JPH05344601 A JP H05344601A
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air turbine
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air
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Yasukazu Endo
泰和 遠藤
Hiromoto Takagi
紘基 高城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Central Japan Railway Co
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Central Japan Railway Co
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電装置を搭載して車両に装備されている電
気機器への電力供給を確実に行なうことができ、保守作
業を簡易化して経費の節減を可能とする。 【構成】 車両1の天井外側部にポッド11を設け、こ
のポッド11内に集中発電のためのラムエアータービン
発電装置12を設ける。ポッド11は、車体2の天井上
部における大きな車体限界13内空間に設置したもの
で、車体表面の境界層の影響を極力さけるためにパイロ
ン15により車体2から離して取り付けてある。エアー
タービン発電装置12は、装置が軽量で、大気汚染の心
配がなく、車内の電気機器に安全に電力を供給すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば超電導磁気浮上
方式を用いた高速鉄道に係り、特にポッド構造のエアー
タービン発電装置を搭載したリニアモータカーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】超電導磁気浮上方式を用いた高速鉄道で
は、車両(リニアモータカー)の推進力は地上側に設置
された推進コイルにより供給される。従って、車両自身
は推進のための外部からの大電力は必要ではないが、車
両に装備された車内照明や空調装置等の電気機器に対し
て、ある程度の電力を必要とする。車両への電力の供給
は、地上側架線からパンタグラフ等で集電する方法が一
般的であるが、この方法では高速走行時の集電が困難で
あるので、バッテリーを車両に搭載して電気機器への電
力の供給を行なうことが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車両に搭
載したバッテリーのみによって電気機器へ電力を供給す
るようにした場合、バッテリーとして大容量のものが必
要となり、設置場所が問題になると共に、重量の増加に
よって車両の高速化に対応できないという問題がある。
また、バッテリーの充電あるいは交換等の作業がしばし
ば必要となり、その保守作業に時間が掛かると共に経済
的にも問題があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、発電装置を搭載して車両に装備されている電気機器
への電力供給を確実に行なうことができ、保守作業を著
しく簡易化し得ると共に経費の節減が可能なリニアモー
タカーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係るリニ
アモータカーは、エアータービン発電装置をポッド内に
装備し、このポッドを車体天井外側部の車体限界内に配
置したことを特徴とする。
【0006】(2)本発明に係るリニアモータカーは、
エアータービン発電装置をポッド内に装備し、このポッ
ドを車体とガイドウエイとの間の隅部空間を利用して車
体下側部に配置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】(1)の発明に係るリニアモータカーは、車両
の走行中、エアータービン発電装置の発電出力によって
車内の電気機器に電力が供給されると共に、車両に搭載
しているバッテリーが充電される。従って、バッテリー
は、車両が停止している時のみ電気機器に電力を供給す
れば良く、小容量のもので充分に目的を達成できる。ま
た、バッテリーの充電作業を必要としないと共に、エア
ータービン発電装置においても、殆ど保守点検を必要と
せず、保守作業を減少して経費の節減を図ることができ
る。
【0008】また、エアータービン発電装置を装備した
ポッドを車体天井外側部の充分に余裕のある車体限界内
に配置しているので、発電容量を大きく取ることができ
る。この結果、エアータービン発電装置は、先頭車両あ
るいは最後尾車両のみに配置するだけで、全車両に対す
る電力を供給することができる。更に、エアータービン
発電装置をポッド構造として車体外に装備することによ
り、車室内の空間を有効に利用でき、かつ、先頭車とし
て必要な排障器や救援連結器等を容易に装備できる。
【0009】(2)の発明に係るリニアモータカーは、
エアータービン発電装置を装備したポッドを車体とガイ
ドウエイとの間の隅部空間を利用して車体下側部に配置
しているので、エアタービンからの空力騒音がガイドウ
ェイで遮蔽される。また、エアータービン発電装置をポ
ッド構造として車体外に装備することにより、各車両へ
の分散配置が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。 (第1実施例)
【0011】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
もので、図1(a)は車両の側面図、図1(b)は同図
(a)のC−C線矢視断面図、図2は図1(b)のD−
D線矢視断面図である。
【0012】この第1実施例は、先頭あるいは最後尾の
車両1の天井外側部にポッド11を設け、このポッド1
1内に図2に示す集中発電のための大型のラムエアータ
ービン発電装置12を設けたものである。
【0013】上記ポッド11は、図1(b)に示すよう
に車体2の天井上外側部における大きな車体限界13内
空間に設置したもので、車体表面の境界層の影響を極力
さけるためにパイロン15により車体2から離して取り
付けている。また、16は車両1の走行をガイドするガ
イドウェイである。
【0014】上記ポッド11内に設けられるエアーター
ビン発電装置12は、図2に示すように構成される。ポ
ッド11は、中央部構造物17の前後にダクト18を結
合し、必要に応じ切り離せる構造となっていると共に、
タービン部で発生する空力音を吸収/遮蔽するために防
音構造を有している。そして、上記中央部構造物17部
分にエアータービン発電装置12が設けられる。このエ
アータービン発電装置12は、発電機21及びこの発電
機21を駆動するエアタービン22からなり、発電機2
1部分が支柱20によって固定される。この場合、エア
ータービン発電装置12は、例えばエアタービン22が
車両1の進行方向側に位置するように設ける。
【0015】上記エアタービン22は回転可能に設けら
れたハブ23の外周部にタービン羽根24が一定の角度
で取り付けられる。更に、タービン羽根24の前後にガ
イドベーン25が設けられる。このガイドベーン25
は、中央部構造物17に取り付けられ、角度制御装置2
6により気流速度/方向に応じて角度が制御されるよう
になっている。また、中央部構造物17の内周面には、
タービン羽根24に対応するように防弾壁27を設け、
万一タービン羽根24が過回転状態等になり、過大な遠
心力のために飛散した場合に、破片が外部に出ないよう
にしている。上記エアータービン発電装置12を備えた
ポッド11は、先頭車両、最後尾車の他、中間車両に配
置することも可能である。
【0016】上記の構成において、車両1が走行を開始
すると、その走行に伴ってポッド11のダクト18内に
空気が吸い込まれ、タービン羽根24によってエアター
ビン22が回転する。このエアタービン22の回転によ
って発電機21が駆動され、電力が発生して各車両に装
備されている照明装置や空調装置等の電気機器に供給さ
れる。また、発電機21の出力は、車両に設けられてい
るバッテリー(図示せず)に供給される。このバッテリ
ーは、車両が停止している間は車内電気機器に電力を供
給しているが、車両の走行に伴って発電機21が発電を
開始すると、その発電出力によって自動的に充電され
る。
【0017】上記のようにポッド構造とすることによ
り、積極的な空気の流れをエアータービン発電装置12
に与えて、その発電効率を高めることができる。また、
エアータービン発電装置12を車体外に装備することに
より、車室内の空間を有効に利用することができると共
に、先頭車両には、走行路上の障害物を排除する排障器
や救援連結器等の装備が容易になる。更に、ポッド11
を車体外の一様気流の中に置く事により空力的な双方向
性を確保でき、且つ、タービン羽根24に対してガイド
ベーン25を設けることにより、車両の前進/後退の何
れの走行においても大差なく高い発電効率を得ることが
できる。
【0018】なお、上記第1実施例では、タービン羽根
24を固定ピッチ方式としたが、可変ピッチ方式を用い
ても良い。この可変ピッチ方式を用いた場合は、ガイド
ベーン25を省略することができる。 (第2実施例)図3は本発明の第2実施例を示すもの
で、図3(a)は車両の側面図、図3(b)は同図
(a)のE−E線矢視断面図である。
【0019】この第2実施例は、図3に示すように車体
2とガイドウェイ16との間の隅部に形成される空間を
利用し、各車体2の下部両側に小型なエアータービン発
電装置を備えた2個のポッド11を分散配置したもので
ある。この利用可能な空間は、比較的小さく、発電容量
の制約があるので、各車両1にポッド11を分散させて
いる。各ポッド11の内部構造は図2に示したものと同
様である。この第2実施例によれば、上記第1実施例と
同様な効果が得られると共に、エアタービン22からの
空力騒音をガイドウェイ16で遮蔽できる利点がある。 (第3実施例)図4は本発明の第3実施例を示すもの
で、図4(a)は車両の側面図、図4(b)は同図
(a)のF−F線矢視断面図である。
【0020】この第3実施例は、各車両の必要電力を供
給可能な程度の比較的小型な発電装置一個をポッド11
に装備して、これを各車両1毎に装備したものである。
この場合、客室内へのタービン騒音を極力少なくする目
的で、各車両端部の機器収納室の上部にポッド11を配
置している。各ポッド11の内部構造は図2に示したも
のと同様である。なお、図4において、28は車体2を
保持する台車である。この第3実施例においても、上記
した第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、エ
アータービン発電装置をポッド構造として車体外に装備
するようにしたので、車室内の空間を有効に利用できる
と共に、先頭車として必要な排障器や救援連結器等を容
易に装備できる。更に積極的な空気の流れを発電装置に
与えることができ、車両の前進/後退の何れの走行にお
いても大差なく高い発電効率を得ることができる。
【0022】また、ポット構造のエアータービン発電装
置を装備することにより、車両の走行中は発電出力によ
って車内電気機器に安全に電力を供給できると共に、バ
ッテリーを充電することができる。従って、バッテリー
は、小容量のもので充分に目的を達成でき、車両の高速
化を図る上で非常に好都合である。また、バッテリーの
充電作業を必要としないと共に、エアータービン発電装
置においても殆ど保守点検を必要としないので、保守等
に掛かる経費を節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例を示す車両の側面
図、(b)は図1(a)のC−C線矢視断面図。
【図2】図1(b)におけるポッド構造を示すD−D線
矢視断面図。
【図3】(a)は本発明の第2実施例を示す車両の側面
図、(b)は図3(a)のE−E線矢視断面図。
【図4】(a)は本発明の第3実施例を示す車両の側面
図、(b)は図4(a)のF−F線矢視断面図。
【符号の説明】
1…車両、2…車体、3…空気ダクト、4…エアーター
ビン発電装置、5…発電機、6…エアタービン、7…支
柱、8…ハブ、9…タービン羽根、11…ポッド、12
…エアータービン発電装置、13…車体限界、15…パ
イロン、16…ガイドウェイ、17…中央部構造物、1
8…ダクト、20…支柱、21…発電機、22…エアタ
ービン、23…ハブ、24…タービン羽根、25…ガイ
ドベーン、26…角度制御装置、27…防弾壁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアータービン発電装置をポッド内に装備
    し、このポッドを車体天井外側部の車体限界内に配置し
    たことを特徴とするリニアモータカー。
  2. 【請求項2】エアータービン発電装置をポッド内に装備
    し、このポッドを車体とガイドウエイとの間の隅部空間
    を利用して車体下側部に配置したことを特徴とするリニ
    アモータカー。
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