JPS596057Y2 - 機械−電気変換装置 - Google Patents
機械−電気変換装置Info
- Publication number
- JPS596057Y2 JPS596057Y2 JP7931679U JP7931679U JPS596057Y2 JP S596057 Y2 JPS596057 Y2 JP S596057Y2 JP 7931679 U JP7931679 U JP 7931679U JP 7931679 U JP7931679 U JP 7931679U JP S596057 Y2 JPS596057 Y2 JP S596057Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- mechanical
- electrical
- magnetic field
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- Prior art date
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- Expired
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- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えばギターマイク或いはその他のマグネチ
ツク型マイク及びピックアップ等の機械電気変換装置に
関し、特に磁気コアのヒステリシス特性によって生じる
波形歪を除去し歪のない信号を得ることができる機械一
電気変換装置を提供しようとするものである。
ツク型マイク及びピックアップ等の機械電気変換装置に
関し、特に磁気コアのヒステリシス特性によって生じる
波形歪を除去し歪のない信号を得ることができる機械一
電気変換装置を提供しようとするものである。
ギターマイク或いはその他のマグネチツク型マイク及び
ピックアップ等においては磁性体から戊る弦又は振動板
或いは可動片が磁気コアと対接して設けられ、これら弦
又は振動板或いは可動片等が機械的に変位し、その変位
によって磁気コアとの対向間隙が変化し、磁気コアの磁
束通路に設けられた永久磁石等の発磁体から出される磁
束量を変化させ、その磁束変化を磁気コアに巻かれたピ
ックアップコイルによって電気信号として取出すように
している。
ピックアップ等においては磁性体から戊る弦又は振動板
或いは可動片が磁気コアと対接して設けられ、これら弦
又は振動板或いは可動片等が機械的に変位し、その変位
によって磁気コアとの対向間隙が変化し、磁気コアの磁
束通路に設けられた永久磁石等の発磁体から出される磁
束量を変化させ、その磁束変化を磁気コアに巻かれたピ
ックアップコイルによって電気信号として取出すように
している。
このような機械一電気変換機構から出力される電気信号
はピックアップコイルが巻かれた磁気コアのヒステリシ
ス特性によって歪が発生する。
はピックアップコイルが巻かれた磁気コアのヒステリシ
ス特性によって歪が発生する。
例えばギターマイクは第1図に示すように磁気コア1に
ピックアップコイル2が巻かれ、磁気コア1の一端に磁
石3が磁気的に結合され磁気コア1の一端と磁石3の磁
極面と対向して磁性体から或る弦4が張られた構造とさ
れる。
ピックアップコイル2が巻かれ、磁気コア1の一端に磁
石3が磁気的に結合され磁気コア1の一端と磁石3の磁
極面と対向して磁性体から或る弦4が張られた構造とさ
れる。
弦4が振動することによって磁気コア1を通る磁束量が
変化しその磁束変化がピックアップコイル2から取出さ
れる。
変化しその磁束変化がピックアップコイル2から取出さ
れる。
こ・で磁気コア1は例えば第2図に示すようなヒステリ
シス特性を持つ。
シス特性を持つ。
尚第2図において縦軸Bは磁束密度、横軸Vはコイル2
に生じる電気信号の電圧を示す。
に生じる電気信号の電圧を示す。
よって弦4が第2図に曲線Aで示すように正弦波状に振
動したとすると磁気コア1内の磁束変化はヒステリシス
ループに従って変化し、コイル2に誘起される信号は第
2図に曲線Cで示すような歪波となる。
動したとすると磁気コア1内の磁束変化はヒステリシス
ループに従って変化し、コイル2に誘起される信号は第
2図に曲線Cで示すような歪波となる。
つまり弦4が第3図に点線で示すように正弦波状に振動
したとしてもピックアップコイル2からは第3図に実線
で示すような歪波が得られる。
したとしてもピックアップコイル2からは第3図に実線
で示すような歪波が得られる。
この歪波の最初の半サイクルの期間T1はヒステリシス
ループの初期曲線Dを通ることからそれ以後の半サイク
ルの期間T2,T3,T4と較べてT 1< T 2
= T 3 = T 4・・・・・・の関係を持ち、こ
れがために電気ギターの場合弦が振動を始める最初の音
が硬い音或いはするどい音として聴こえる欠点がある。
ループの初期曲線Dを通ることからそれ以後の半サイク
ルの期間T2,T3,T4と較べてT 1< T 2
= T 3 = T 4・・・・・・の関係を持ち、こ
れがために電気ギターの場合弦が振動を始める最初の音
が硬い音或いはするどい音として聴こえる欠点がある。
この考案の目的はピックアップコイルから得られる信号
の歪を除去すると共にその頭部の半サイクルが他の半サ
イクルの期間より短かくならないこの種の機械一電気変
換装置を提供するにある。
の歪を除去すると共にその頭部の半サイクルが他の半サ
イクルの期間より短かくならないこの種の機械一電気変
換装置を提供するにある。
この考案では機械一電気変換機構から得られた出力信号
を磁界変換手段に供給し、磁界変換手段にて出力信号を
磁界の変化に変換し、その磁界変換手段の磁界の変化を
磁気感応素子、例えばホール素子に供給し、磁気感応素
子より歪のない。
を磁界変換手段に供給し、磁界変換手段にて出力信号を
磁界の変化に変換し、その磁界変換手段の磁界の変化を
磁気感応素子、例えばホール素子に供給し、磁気感応素
子より歪のない。
また弦4の立上りの半サイクルの期間が短かくならない
機械一電気変換装置を得るように構威したものである。
機械一電気変換装置を得るように構威したものである。
以下にこの考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
る。
第4図はこの考案の一実施例を示す。
図中2は磁気コア1に巻かれたピックアップコイルを示
し、このピツクアツフ゜コイル2から出力される信号は
増幅器5にて増幅され、その増幅出力は電気磁界変換手
段6に供給する。
し、このピツクアツフ゜コイル2から出力される信号は
増幅器5にて増幅され、その増幅出力は電気磁界変換手
段6に供給する。
電気一磁界変換手段6は磁気コア6aと、この磁気コア
6aに巻かれたコイル6bとにより構或することができ
る。
6aに巻かれたコイル6bとにより構或することができ
る。
こ・で磁気コア6aのヒステリシス特性はピックアップ
コイル2が巻かれた磁気コア1のヒステリシス特性とほ
ば一致していることが望ましい。
コイル2が巻かれた磁気コア1のヒステリシス特性とほ
ば一致していることが望ましい。
磁気コア6aの端面と対向して例えばホール素子のよう
な磁気感応素子7を設け、この磁気感応素子7の出力を
増幅器8にて増幅し、出力端子9から信号を得るように
構或する。
な磁気感応素子7を設け、この磁気感応素子7の出力を
増幅器8にて増幅し、出力端子9から信号を得るように
構或する。
尚10はホール素子に対するバイアス電圧源を示す。
このように構或することにより出力端子9からは弦4の
振動波形と等しい波形の信号が得られる。
振動波形と等しい波形の信号が得られる。
その理由としては電気一磁界変換手段6と磁気感応素子
7の間でピックアップコイル2において生じる歪と全く
逆の歪が発生し歪が打消されるからである。
7の間でピックアップコイル2において生じる歪と全く
逆の歪が発生し歪が打消されるからである。
つまりコイル6bに流れる電流は第2図Cに示すような
歪波形を持っている。
歪波形を持っている。
この歪波形を持つ電流がコイル6bに流れることにより
磁気コア6aのヒステリシス特性により逆変換され、磁
気コア6aから発生する磁束変化は第2図Aに示す波形
となる。
磁気コア6aのヒステリシス特性により逆変換され、磁
気コア6aから発生する磁束変化は第2図Aに示す波形
となる。
この磁界を磁気感応素子7は磁界の変化を忠実に電気信
号に変換するから出力端子9には歪のない電気信号を得
ることができる。
号に変換するから出力端子9には歪のない電気信号を得
ることができる。
このようにこの考案によれば機械的な変位を磁束変化に
変換し、その磁束変化により電気信号を発生させるよう
にした機械一電気変換機構において、その電気信号を電
気一磁界変換手段6によって磁界の変化に変換し、その
磁界の変化を磁気感応素子7によって検出し再び電気信
号に変換することにより機械一電気変換機構において発
生した歪は電気一磁界変換手段6と磁気感応素子7との
組合から或る電気一磁界一電気変換手段によって打消す
ことができる。
変換し、その磁束変化により電気信号を発生させるよう
にした機械一電気変換機構において、その電気信号を電
気一磁界変換手段6によって磁界の変化に変換し、その
磁界の変化を磁気感応素子7によって検出し再び電気信
号に変換することにより機械一電気変換機構において発
生した歪は電気一磁界変換手段6と磁気感応素子7との
組合から或る電気一磁界一電気変換手段によって打消す
ことができる。
更にその歪の除去により弦4が振動を始める頭部におい
て最初の半サイクルの期間とその後の各半サイクルの期
間の長さと一致するように補正され弦4の振動が始まる
立上りの音が硬い感じとなるのを除去できる。
て最初の半サイクルの期間とその後の各半サイクルの期
間の長さと一致するように補正され弦4の振動が始まる
立上りの音が硬い感じとなるのを除去できる。
尚、上述ではギターマイクの場合を例示して詳細に説明
したが、その他にもマグネチツク型マイク、或いはマグ
ネチツク型ピックアップ等の場合にもこの考案を適用で
きることは容易に理解できよう。
したが、その他にもマグネチツク型マイク、或いはマグ
ネチツク型ピックアップ等の場合にもこの考案を適用で
きることは容易に理解できよう。
第1図はギターマイクの構造を説明するための側面図、
第2図及び第3図はギターマイクにおける歪の発生理由
を説明するためのグラフ、第4図はこの考案の一実施例
を示す接続図である。 2:機械一電気変換機構の一部を構戒するコイル、6:
電気一磁界変換手段、7:磁気感応素子。
第2図及び第3図はギターマイクにおける歪の発生理由
を説明するためのグラフ、第4図はこの考案の一実施例
を示す接続図である。 2:機械一電気変換機構の一部を構戒するコイル、6:
電気一磁界変換手段、7:磁気感応素子。
Claims (1)
- 変位量を磁束変化に変換しその磁束変化をコイルによっ
て電気信号に変換する機械一電気変換機構と、この変換
機構から出力される電気信号を磁界の変化に逆変換する
電気一磁界変換手段と、この電気一磁界変換手段の磁束
出力を電気信号に変換する磁気感応素子とを具備して戒
る機械一電気変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7931679U JPS596057Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 機械−電気変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7931679U JPS596057Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 機械−電気変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55179488U JPS55179488U (ja) | 1980-12-23 |
JPS596057Y2 true JPS596057Y2 (ja) | 1984-02-24 |
Family
ID=29312727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7931679U Expired JPS596057Y2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 機械−電気変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596057Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP7931679U patent/JPS596057Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55179488U (ja) | 1980-12-23 |
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