JPS595944Y2 - ボイスコイル型電磁石 - Google Patents

ボイスコイル型電磁石

Info

Publication number
JPS595944Y2
JPS595944Y2 JP1976155606U JP15560676U JPS595944Y2 JP S595944 Y2 JPS595944 Y2 JP S595944Y2 JP 1976155606 U JP1976155606 U JP 1976155606U JP 15560676 U JP15560676 U JP 15560676U JP S595944 Y2 JPS595944 Y2 JP S595944Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
permanent magnet
coil section
protective layer
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1976155606U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5373454U (ja
Inventor
寛史 伊藤
臣徂 藤森
Original Assignee
富士通株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP1976155606U priority Critical patent/JPS595944Y2/ja
Publication of JPS5373454U publication Critical patent/JPS5373454U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595944Y2 publication Critical patent/JPS595944Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は制御機器または事務器等において使用される電
磁石に関し、特にコイル駆動型電磁石の1種であるボイ
スコイル型電磁石の改良構造に関する。
ボイスコイル型電磁器は一般に、導線を渦巻状に巻いた
ボイスコイルを保持板でサンドイツチ状に形威してなる
ボイスコ,イル部を板ばね等の弾性体で可動に支持し、
また永久磁石をボイスコイル部の側面に近接させて配置
し、ボイスコイル部に通電するとボイスコイル部が永久
磁石の磁束と直交する方向へ駆動されるように構威され
ている。
ボイスコイル型電磁石の長所として、可動部分の質量を
小さくできるので応答性が良いこと、ならびに構造が簡
単で且つ機械切削部品がないので製造コストが安いこと
等がある。
しかるにボイスコイル型電磁石には、ボイスコイル部と
永久磁石との隙間を極力小さくしないと有効な吸引力が
得られないという特性がある。
しかしボイスコイル部は弾性体で支持されているだけな
のでふらつきやすく、従って永久磁石との間隙を小さく
すると、駆動時に永久磁石と接触してボイスコイル部が
摺動に伴う摩耗により、ついには破損するという問題が
ある。
従って本考案の目的は、ボイスコイル部と永久磁石との
間隙を極めて小さくしてもボイスコイル部の破損の恐れ
がないような改良構造を提供することにある。
本考案はボイスコイル部が永久磁石に接触しても破損を
防止できるような構造を提供することによって上記の目
的を達戊するものである。
すなわち本考案は永久磁石を例えばナイロン等のできる
だけ潤滑性と耐摩耗性を有する合戊樹脂からなる保護層
で包んだ構造としたものである。
ボイスコイル部の破損防止のためにはボイスコイル部を
上記のような保護層で包むことも考えられるが、ボイス
コイル部はできるだけ軽量であることが要求されるので
本考案の構造の方が有利である。
なお、こうした互に摺動する部材間に上記ナイロン等の
如き潤滑性且つ耐摩耗性に富んだ保護層を介在させるこ
とにより、摺動面間の片当りに対するいわゆるなじみ性
を付与して安定した動作を実現することができる。
以下、本考案につき添附図面を参照し実施例にもとづい
て詳細に説明する。
第1図から第5図は本考案にるるボイスコイル型電磁石
におけるボイスコイル部の基本的構造および作動原理を
示す図であり、第6図イ,口および第7図イ,口は本考
案による永久磁石の構造を示す図である。
ボイスコイル部1は導線2を第1図に示す如く渦巻状に
巻いたボイスコイル3を両側から薄い軽金属の保持板4
でサンドイッチ状に保持してなる構造を有する。
ボイスコイル部1は保持板4を一端固定の板ばね5に結
合することにより可動に支持される。
ボイスコイル3に第1図に示すような電流■を通電する
と、ボイスコイル部1の周囲には第2図に示すような向
きの磁束F,F’が発生する。
従って第3図に示すように永久磁石6をボイスコイル部
1の両側に図示のような磁性(N,S)の向きで配置す
れば、通電時にはボイスコイル部1が第4図に二点鎖線
で示す位置へ吸引される。
なお、第4図では永久磁石6の裏面の磁性Sを点線で示
してある。
また、第3図または第4図に示すような永久磁石6の代
わりに第5図に示すような永久磁石6′を使用すると有
利である。
この永久磁石6′は磁性が中央の中性領域6″(点線で
示す)によって左右に二分割されており、そして左側部
分の磁性は手前側がNで裏面がS(点線で示す)、また
右側部分の磁性は手前側がSで裏面がN(点線で示す)
となっている。
このような永久磁石を使用すると磁気効率が高くなり、
吸引力を一層大きくできる。
さて、本考案においては永久磁石6は第6図イ,口また
は第7図イ,口に示す実施例の如く合或樹脂の保護層で
包まれている。
第6図イ,口はその第一実施例の断面図および側面図で
ある。
この例はマグネット6の周囲に例えばナイロン等の潤滑
性と耐摩耗性を有する合戒樹脂の保護層7を一体的にモ
ールド或形したものである。
側面の保護層の厚さdは、ボイスコイル部1と永久磁石
6との間隙を小さくするために極力小さくするのが望ま
しい。
なお保護層7の中央側面の穴8は保護層戊形時の永久磁
石6の支持および位置決めのための穴であって特に本考
案とは関係ない。
この穴8は小さければそのまま残しておいても良いが、
同質の合戒樹脂を充填して塞げば完全であることは勿論
である。
第7図イ,口は第二実施例の断面図および平面図である
この例は第一実施例に対し保護層の形戒方法が相違して
いるのみである。
すなわち、第二実施例ではまず永久磁石の周囲に保護層
9をモールド戊形し、次に側面に同種の合或樹脂を充填
して保護層10を形成することにより永久磁石6を全体
的に包むものであり、その作用効果は第一実施例のもの
と同様である。
上記のようなモールド戒形方法による保護戊形は大量生
産によってそのコストが非常に安価となり、また永久磁
石の着磁もモールド或形後に行なえるので実施上有利で
ある。
以上の説明から明らかなように、本考案によるボイスコ
イル型電磁石はボイスコイル部と永久磁石との隙間を極
めて小さくしてもボイスコイル部の破損を防止できるの
で効率の高い強力なものとすることができ、しかも構造
が簡単で安価に製造できることから非常に実用性の高い
すぐれたものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案によるボイスコイル型電磁石
におけるボイスコイル部の構造およびその作動原理を示
す図、第6図イおよび口は本考案による永久磁石の第一
実施例の断面図および側面図、第7図イおよび口は永久
磁石の第二実施例の断面図および側面図である。 図において、1・・・・・・ボイスコイル部;2・・・
・・・導線;3・・・・・・ボイスコイル;4・・・・
・・保持板;5・・・・・・板ばね;6,6’・・・・
・・永久磁石; 7,9.10・・・・・・保護層;で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性部材で可動に支持されたボイスコイル部と該ボイス
    コイル部に近接させて配置した永久磁石とからなるボイ
    スコイル型電磁石において、永久磁石を潤滑性と耐摩耗
    性を有する合或樹脂からなる保護層で包んだことを特徴
    とするボイスコイル型電磁石。
JP1976155606U 1976-11-22 1976-11-22 ボイスコイル型電磁石 Expired JPS595944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976155606U JPS595944Y2 (ja) 1976-11-22 1976-11-22 ボイスコイル型電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976155606U JPS595944Y2 (ja) 1976-11-22 1976-11-22 ボイスコイル型電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5373454U JPS5373454U (ja) 1978-06-20
JPS595944Y2 true JPS595944Y2 (ja) 1984-02-23

Family

ID=28763721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976155606U Expired JPS595944Y2 (ja) 1976-11-22 1976-11-22 ボイスコイル型電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595944Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711415U (ja) * 1993-07-29 1995-02-21 池田物産株式会社 サンバイザー

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711415U (ja) * 1993-07-29 1995-02-21 池田物産株式会社 サンバイザー

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5373454U (ja) 1978-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59126608A (ja) ソレノイド装置
JPH0732583B2 (ja) リニアモ−タ
JPS595944Y2 (ja) ボイスコイル型電磁石
JPH02246762A (ja) リニアモータ
JPS58103113U (ja) 電磁石
JPH0224514U (ja)
JPH0134837Y2 (ja)
JPS5987112U (ja) 二方向自己保持型ソレノイド
JPH0225207Y2 (ja)
JPH0322837Y2 (ja)
JPH0244491Y2 (ja)
JPH0134838Y2 (ja)
JPS5855624Y2 (ja) 無接点可変抵抗器
JPS5919379Y2 (ja) 電磁石
JPH0510332Y2 (ja)
JPS62188302A (ja) ヨ−ク
JPS6130209U (ja) 電磁石装置
JPS6011415U (ja) 釈放形電磁装置
JPS63206146A (ja) アクチユエ−タ
JPS58188639U (ja) オ−トアイリスにおける駆動装置
JPS61125020U (ja)
JPS60103821U (ja) 磁性体小部品の反転装置
JPS63202174U (ja)
JPS6355911A (ja) 単安定形有極電磁石
JPS6322055U (ja)