JPS595929Y2

JPS595929Y2 - 光源付回転型電気部品

Info

Publication number: JPS595929Y2
Application number: JP15266779U
Authority: JP
Inventors: 正典伊藤; 剛大谷; 良二八田
Original assignee: アルプス電気株式会社
Priority date: 1979-11-02
Filing date: 1979-11-02
Publication date: 1984-02-23
Also published as: JPS5670606U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は回転型の光源付電気部品に関する。

なお、本考案における回転型電気部品の説明は一実施例
として可変抵抗器の場合について詳述する。

従来、例えば車載用のように照明の不充分な場所で使用
される回転型の光源付可変抵抗器では、回転軸を中空と
し、複数個の可変抵抗器を前記中空回転軸に取付けたの
ち、前記中空回転軸の一端に光源を装填し、光源のリー
ド線を中空回転軸内に配設し外部電源に接続したものが
一般的であった。

しかし、前記中空回転軸を用いた可変抵抗器においては
、軸の強度及び加工の問題から組込まれる可変抵抗器の
段数にも自から制限が生じ、また、光源の電源を最後段
部から供給する構戊のため、最後段部に取付けるクリッ
ク機構などの付属機構の組込みが不便であり、光源の断
線時等保守にも問題があるなどの欠点があった。

本考案は、上記の問題点に解決を与えるものであり、以
下本考案の一実施例について図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図は、本考案の一実施例を示す断側面図であり、１
は先端部が絶縁材から戒る操作軸部１Ａと、後端部がア
ルミ材などの金属材から戒る断面小判形の金属軸部１Ｂ
とを備えた回転軸、２は該回転軸１を回転可能に支承し
た軸受け、３，４，５．６は絶縁基板、７，８はカバー
、９は取付体、１０，１１，１２，１３は前記絶縁基板
３〜６にそれぞれ固定された端子、１４，１５，１６．
１７は該端子１０〜１３にそれぞれ接続された摺動子
、１８は前記回転軸１の先端操作軸部１Ａの凹部１ａに
収納されている発光ダイオードなどの光源、２５．２５
’は該光源１８のリード細条１９を貫通させるための貫
通孔、２０は前記回転軸１の後端部の金属材から成る小
判形状部１Ｂの最前段に取付けられた絶縁材から或る第
２図Ａに示すような回転体、そして該回転体２０の両面
には第３図ＡおよびＢに示すような前記光源１８のリー
ド細条１９と常時接触しかつリード細条１９を保持する
接触子片２１ａ，２２ａを備えた金属弾性導電体
２１，２２が貼着されている。

なお、上記第２図について詳述すると、第２図Ａは前記
回転体２０の断側面図を示し、第２図Ｂは回転体２０の
前面図であり、該回転体２０の筒部２０１の中心には、
回転軸１の後端部の金属材から或る小判形状部１Ｂが挿
入される軸穴２０２が貫通され、かつ回転体２０の前方
乎面２０３に連接して、前記筒部２０１の周辺面の一部
に切欠き部２０４および第２図Ｃに示す後方平面にも連
接して同様に設けた切欠き部２０５に貫通する角穴２０
６を形或する。

なお、前記前方平面２０３には、第３図Ａに側面図およ
び平面図として示す金属弾性導電体２１を貼着する突起
２０７が設けられており、また、第２図Ｃに示すように
前記回転体２０の後方平面２０３′にも同様な切欠き部
２０５および突起２０７′が設けられており、第３図Ｂ
に側面図および平面図を示す金属弾性導電体２２が貼着
される。

なお、金属弾性導電体２１．２２の外周部には前記回転
体２０の突起２０７，２０７′に嵌合貼着するための取
付孔２１ｂ，２２ｂがあり、内周部には前記光源１８の
リード細条１９を弾按・保持するための接触片２１ａ，
２２ａが設けられている。

そして、該接触片２１ａ，２２ａは、前記回転体２０の
切欠き部２０４および角穴２０６に挿入されて、第１図
に示すように常時光源１８のリード細条１９を、前記切
欠き部２０４および角穴２０６内において弾接・保持す
る。

また、前記金属弾性導電体２１，２２は絶縁基板３，４
に固着されている外部端子１０，１１に固定・配設され
ている摺動子１４，１５に常に摺接している。

上述のように構或された本考案の光源付回転型可変抵抗
器において、回転軸１を任意の方向に回転したとき、光
源１８、リード細条１９、回転体２０及び金属弾性導電
体２１．２２は、前記回転軸１と同一方向に回転し、更
に絶縁基板３，４に固着してある摺動子１４．１５が前
記金属弾性導電体２１．２２に弾接摺動するので外部端
子１０．１１を外部の電源に接続する事により、光源１
８が点灯することになる。

なお、本実施例においては回転軸１先端部を絶縁材で構
或したが、回転軸１及び軸受け２を共に導電材で構或す
るならば、第４図に示すように光源１８のリード細条１
９の一方を貫通孔２５内において絶縁し金属弾性導電体
２１に配設されている接触片２１ａに弾接・保持させ
、他方のリード細条は、前記導電材から或る回転軸１、
および軸受け２を介して接地されても同様の効果を得る
ことができる。

なお、第１図に示す実施例の後端部は、周知の回転型カ
ーボン可変抵抗器であり、前記回転軸１の後端部の金属
材から或る小判形状部１Ｂによって回転部材２３に固着
されている摺動子２４が絶縁基板５，６に配設されてい
るカーボン抵抗体（図示せず）に摺接することによって
抵抗値を変化するようになっている。

また、光源１８の前面には所望の色を呈するための半透
明の色付プラスチック膜等を適宜の手段で貼着すること
もできる。

なお、回転型電気部品としては前記実施例としての可変
抵抗器のみに限定されるものでなく、回転型のスイッチ
やバリコン等もすべて含まれることは勿論である。

以上、本考案によれば回転軸１先端に光源１８を配設し
、該光源１８への給電部を最前段に配置したことにより
、回転軸を全長に亙り中空軸とする必要はなく、軸の強
度は大となり、加工も容易となり、軸後端部に所望の数
の多段の可変抵抗器あるいはスイッチ等の配置が可能と
なり、必要に応じてはクリック機構などの取付けも容易
となるなど実用上の効果は大である。

更に光源の断線等に備える保守も、上述のごとくスナッ
プイン形式となっているため簡単に交換が行なえるとい
う利点も有している。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本考案に係り、第１図は本考案の一実施例
を示す側断面図、第２図Ａ，Ｂ，Ｃは回転体の構造説明
図、第３図Ａ，Ｂは金属弾性導電板の構造説明図、第４
図は本考案の他の実施例を示す要部断側面図である。１・・・・・・回転軸、２・・・・・・軸受け、３，４
，５．６・・・・・・絶縁基板、１０，１１，１２．
１３・・・・・・端子、１４，１５，１６．１７・・・
・・・摺動子、１８・・・・・・光源、１９・・・・・
・リード細条、２０・・・・・・回転体、２１．２２・
・・・・・金属弾性導電体、２５・・・・・・貫通孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）回転軸を有する回転型電気部品において、該回転
型電気部品の回転軸の先端に、該回転軸と共に回転する
光源を配設し、前記回転軸の軸長方向に貫通孔を設け、
該貫通孔内には前記光源のりード細条を配設し、かつ前
記回転軸によって回転される絶縁材から戒る回転体を取
付け、該回転体に前記光源のりード細条を弾接・保持す
る接触子片を備えた導電体を固定し、該導電体に摺接す
る摺動子を絶縁基板に固定した端子と接続したことを特
徴とする光源付回転型電気部品。
（２）光源のり一ド細条の一方を光源付回転型電気部品
の軸受けを介して接地するようにしたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第１項記載の光源付回転型電気
部品。
（３）光源の前面に色付半透明の膜を設けたことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第１項または第２項記載
の光源付回転型電気部品。