JPS595885B2 - コ−テツドフイルムベ−ス - Google Patents

コ−テツドフイルムベ−ス

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JPS595885B2
JPS595885B2 JP56034707A JP3470781A JPS595885B2 JP S595885 B2 JPS595885 B2 JP S595885B2 JP 56034707 A JP56034707 A JP 56034707A JP 3470781 A JP3470781 A JP 3470781A JP S595885 B2 JPS595885 B2 JP S595885B2
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JP
Japan
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mol
undercoat layer
acid
coated film
film base
Prior art date
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JP56034707A
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Inventor
テレンス・デイビド・ジエイムズ・エルムス
パトリツク・テレンス・マクグレイル
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Application filed by Imperial Chemical Industries Ltd filed Critical Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication of JPS595885B2 publication Critical patent/JPS595885B2/ja
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/91Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means
    • G03C1/93Macromolecular substances therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は感光性写真乳剤をコーテイングするのに適当
なコーテツド写真フイルムベースに関する。
常用される感光性ゼラチンハロゲン化銀乳剤のような感
光性写真乳剤が合成線状ポリエステルのフイルムのよう
な熱可塑性フイルムから導かれる支持体の表面に容易に
接着しないことは写真業界において知られている。
従つて、フイルム支持体と写真乳剤との接着力を向上す
るために写真乳剤を適用するに先立つてフィルム支持体
表面を予備処理すること、例えば、支持体表面に1また
は2以上の接着方向上重合体層をコーテイングし、さら
に必要に応じて接着力向上ゼラチン層をコーティングす
ることが当業界において一般化している。このような層
はしばしば下塗層と呼ばれる。英国特許第154006
7号明細書にはスチレンおよび/またはスチレン誘導体
の重合体から形成せる下塗層を有する感光性写真フィル
ムが記載され、その実施例11にはスチレン/アクリル
酸ブチル/イタコン酸(70/25/5モル%)からな
る共重合体の下塗層が開示されている。また、感光性写
真フイルム及びその製造に使用するフイルムベースは静
電荷の蓄積に耐えるように制電特性を持つことが望まれ
ている。
静電荷が蓄積すると、取扱い適性が劣る、コーテイング
機械への供給が円滑でなくなる、感光性写真乳剤に曇り
を生じる、塵埃を吸引するため表面が汚染する、特に溶
剤を含有する雰囲気では火災または爆発の危険があるな
どの難点の少なくとも1つが生じるからである。この発
明は合成線状ポリエステルからなるフイルム支持体に対
する感光性写真乳剤の接着力を向上すると共に制電特性
を付与するのに有効な下塗層を構成する共重合体を提供
するものである。
この発明に係るコーテツドフイルムベースは、合成線状
ポリエステルからなる自己支持性フイルムと該自己支持
性フイルムの少くとも一表面に連続下塗層を適用してな
るコーテツドフイルムベースであつて、該下塗層は(a
)33.3〜90モル%のスチレンまたはスチレン誘導
体、(b)5〜65モル%のアクリル酸、メタクリル酸
またはアクリル酸もしくはメタクリル酸の誘導体の中か
ら選ばれたコモノマーと(c)1〜40モル%のビニル
スルホン酸、アリルスルホン酸もしくはメタリルスルホ
ン酸またはこれらのアルカリ金属塩の中から選ばれたコ
モノマーから導かれる水不溶性共重合体で構成されるこ
とを特徴とする感光性写真乳剤層をコーテイングするの
に適当なコーテツドフイルムベースである。下塗層を構
成する共重合体は前記コモノマーa),b)およびc)
のそれぞれに該当する1または2以上のコモノマーから
調製することができる。
自己支持性フィルムは、1または2以上のジカルボン酸
またはそれらの低級アルキルジエステル、例えば、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,5−,2,6
−および2,7−ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、
セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸、ジフエニルジ
カルボン酸及びヘキサヒドロテレフタル酸またはビス−
p−カルボキシルフエノキシエタンを必要に応じてピバ
リン酸のようなモノカルボン酸と共に、1または2以上
のグリコール、例えば、エチレングリコール、1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール及び1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルと縮合することにより調製される合成線状ポリエステ
ルから製造することができる。
中でもポリエチレンテレフタレートフイルムが好ましく
、特に、例えば英国特許第838708号明細書に記載
されるように、通常78乃至125℃の温度において互
いに直交する2方向に順次延伸することによつて2軸配
向し、次いで通常150乃至250℃において熱固定す
ることにより調製したポリエチレンテレフタレートフイ
ルムが最適である。下塗組成物を構成する共重合体は実
質的に水不溶性である。
水溶性共重合体は通常の写真処理、例えば現象及び定着
に使用される水溶敢に溶解し、その結果感光性写真乳剤
層のポリエステルフイルムに対する接着力が損われるこ
とになるであろう。水不溶性共重合体を含む下塗用組成
物は水性分散体としてまたは有機溶剤に溶解せる溶液と
してポリエステルフイルムに適用することができる。下
塗層を構成する共重合体の製造にコモノマー成分a)と
して使用するスチレン誘導体としては好ましくはクロロ
スチレン、ヒドロキシスチレン及びアルキル化スチレン
が挙げられる。しかしながら、コモノマー成分a)は未
置換スチレンであることが望ましい。スチレン及び/又
はスチレン誘導体コモノマー成分は共重合体の主要な単
一単量体成分であることが望ましい(必ずしも必須では
ないが)。
即ち、スチレン及び/又はスチレン誘導体のモル比率は
他の各コモノマー成分のモル比率よりも大きいことが望
ましい。下塗層を構成する共重合体中のコモノマー成分
b)の量は5乃至40モル%であることが望ましく、ま
たコモノマーb)としては好ましくはアクリル酸または
メタクリル酸のエステル、特にメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、Te
rt.ブチル、ヘキシル、2−エチル、ヘキシル、ヘプ
チル及びn−オクチルのような1乃至10個の炭素原子
を有するアルキル基を含むアルキルエステルが挙げられ
る。
ブチルエステル、特にアクリル酸n−ブチルから導かれ
る共重合体が特に有効な性質を示すことが判明した。コ
モノマーb)の量がより少ないと、例えば20モル%未
満であると共重合体の内部可塑化が不十分であつてフイ
ルム形成性とすることが困難である。このような場合に
は下塗層組成物中に添加剤として可塑剤を配合すればよ
い。下塗層を構成する共重合体の調製に使用するのに適
当なコモノマーb)に該当するその他のコモノマーとし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ハロ置
換アクリロニトリル、ハロ置換メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、N−エタノールアクリルアミド、N−プロ
パノールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、N−エタノールメタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N−Tert.ブチルアクリルアミド、
メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル
、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸ジメチルアミ
ノエチル、イタコン酸、イタコン酸無水物及びイタコン
酸の半エステルが挙げられる。
これらのコモノマーは前述のアクリル酸もしくはメタク
リル酸またはそれらのエステルに代えて用いることもで
きるが、前述のアクリル酸等に加えて任意追加コモノマ
ー成分として共重合することが好ましい。コモノマーc
)ば下塗層に制電特性を付与する作用をなし、その比率
は5乃至35モル%であることが望ましい。
コモノマーc)はビニルスルホン酸、アリルスルホン酸
もしくはメタリルスルホン酸またはこれらのアルカリ金
属塩である。中でも、ナトリウム塩、カリウム塩、リチ
ウム塩が好ましく、ナトリウム塩は特に好ましい。湿潤
及び乾燥状態において下塗層のポリエステルフイルムに
対する接着力及び/又は下塗層の特にゼラチンを含有す
る感光性写真乳剤層に対する接着力を向上するためのコ
モノマーのように、下塗層の特性を改善する機能を持つ
コモノマーを必要に応じて上述の下塗層形成共重合体の
製造に用いることができる。
イタコン酸及びイタコン酸無水物は上に積層するゼラチ
ン含有層に対する接着力を向上するのに特に有効なコモ
ノマーであつて、本発明に従つて使用する好ましいコモ
ノマーである。
共重合において使用するイタコン酸の量はコモノマー全
量に対し20モル%以下、好ましくは2乃至10モル%
である。ポリエステルフイルムに対する下塗層の接着力
を改善するために下塗層を構成する共重合体形成用単量
体混合物中に架橋可能な官能基を有する1または2以上
のコモノマーを配合することができる。
アクリル酸グリシジル及びメタクリル酸グリシジルのよ
うなエポキシ基含有コモノマーは下塗層中に内部架橋を
形成するのに特に有効であつて、これはまたポリエステ
ルに対しても架橋を形成する可能性がある。所望接着特
性を得るのにアクリル酸グリシジルまたはメタクリル酸
グリシジルを5乃至25モル%、特に15乃至25モル
%使用することが望ましい。その他必要に応じて併用す
るコモノマーとしては酢酸ビニル、クロス酢酸ビニル及
び安息香酸ビニルのようなビニルエステル類、ビニルピ
リジン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、マレイン酸、マ
レイン酸無水物及びブタジエン等がある。
本発明において使用する下塗層を構成する共重合体とし
て特に好ましいものはスチレン40乃至65モル%、ア
クリル酸アルキル及び/またはメタクリル酸アルキル(
例えばアクリル酸ブチノ(ハ)15乃至25モル%、ビ
ニルスルホン酸の塩(例えばナトリウム塩)10乃至2
0モル%、イタコン酸0乃至10モル%及びアクリル酸
グリシジルまたはメタクリル酸グリシジル0乃至20モ
ル%からなる。
常用される添加剤、例えば接着性向上剤(例えば、部分
加水分解せる酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体を必要に
応じて塩素化フエノールと混合したもの)及びすべり特
性を改善するための粒状光填剤を下塗層中に配合するこ
とができる。
所望ならば、下塗層形成用組成物中に架橋剤を配合する
ことによつて、下塗層共重合体を架橋しそれによつてポ
リエステルフイルムに対する接着力を向上せしめること
もできる。
さら゛に、架橋剤は溶剤浸透から保護するために内部架
橋性であることが望ましい。適当な架橋剤にはエポキシ
樹脂、アルキツド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミン
のようなアミン誘導体、並びに/またはアミン(例えば
、メラミン、ジアジン、尿素、環状エチレン尿素、環状
プロピレン尿素、チオ尿素、環状エチレンチオ尿素、ア
ルキルメラミン、アリールメラミン、ベンゾグアナミン
、グアナミン、アルキルグアナミン及びアリールグアナ
ミン)とアルデヒド(例えばホルムアルデヒド)との縮
合生成物が挙げられる。有用な縮合生成物はメラミンと
ホルムアルデヒドとの縮合物である。この縮合生成物は
必要に応じてアルコキシ化することができる。下塗層組
成物中の共重合体重量に基づき25重量%以下の架橋剤
を配合することができる。架橋剤の架橋反応を促進する
ために触媒を用いることも望ましい。メラミン・ホルム
アルデヒドを架橋するのに好ましい触媒としては、塩化
アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシアン酸アンモ
ニウム、燐酸二水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、
燐酸水素ジアンモニウム、パラトルエンスルホン酸、塩
基との反応によつて安定化せるマレイン酸及びパラトル
エンスルホン酸モルポリニウムがある。下塗層組成物は
水性分散体としてまたは有機溶剤に溶解せる溶液として
常用される浸漬コーテイング、ビードコーテイング、リ
バースローラーコーティングまたはスロツトコーテイン
グのようないかなるコーテイング技法によつてもポリエ
ステルフイルムに適用することができる。
また、下塗用組成物はポリエステルフイルムを製造する
プロセスの途中においてまたはプロセスが完了した後に
ポリエステルフイルムに適用することができる。
ポリエステルフイルムの製造が完了した後に下塗層組成
物を適用する場合にはポリエステルフイルム表面に対す
る下塗層の接着力を向上するためにフイルムを予備処理
またはコーテイングすることができる。
フイルムに対しエツチング、膨潤、溶剤または酸化作用
を示す用液を用いてフイルム表面をコーテイングする技
法、コロナ放電処理する技法、火炎処理する技法または
紫外線処理する技法等の常用される化学的または物理的
予備処理技法を用いることができる。あるいは、プラス
チツクフイルムに接着性向上重合体層を形成して、その
上に本発明の下塗層を適用することもできる。しかしな
がら、下塗層形成用組成物はフイルム・の製造過程にお
いてフイルムに適用する時ポリエステルフイルム表面に
対し良好な接着力を示すことが判明した。ポリエステル
フイルム表面を予備処理したり接着性向上層を介在した
りすることなくフイルム表面に直接下塗層形成組成物を
適用することにより満足すべき接着力が得られる。ポリ
エステルフイルムは通常これを互いに直交する2方向に
延伸することによつて分子配向する方法によつて製造さ
れる。この方法は一般に、平坦な非晶質ポリエステルフ
イルムをまず1方向に延伸し、次いで直角方向に延伸す
ることにより達成できる。概して、フイルムを最初にそ
の長手方向、即ち延伸機械を縦断する方向に延伸し、次
いで横断方向に延伸することが望ましい。延伸したフイ
ルムは寸法変化を抑制する条件下に熱固定することによ
り寸法的に安定化することができる。延伸及び熱固定は
フイルムをそのガラス転移温度より高い温度であるが融
点より低い温度に加熱して行うのが有利である。本発明
において使用するのに好ましいポリエステルフイルムは
そのような方法に従つて調製することができる。ポリエ
チレンテレフタレートフイルムは、例えば英国特許第8
38708号明細書に記載されるように逐次2軸配向し
次いで熱固定することにより製造することが望ましい。
逐次延伸により配向するポリエステルフイルムは(1)
第1方向の延伸を行う前、(2)第1方向の延伸と第2
方向の延伸との中間段階において、または ,(3)延
伸を完了した後熱固定の前または後において下塗層形成
用組成物でコーティングすることができる。
本発明においては下塗層形成用組成物は2つの延伸操作
の中間段階でフイルムに適用することが望ましい。例え
ば、最初にフイルムを一連の l回転ローラー上で長手
方向に延伸し、下塗層形成用組成物でコーテイングし、
次いでテンタ一を用いて横断方向に延伸し、さらに熱固
定する。ポリエステルフイルムの製造段階においてポリ
エステルフイルム表面に適用する下塗層組成物は好まし
くは水性分散体として適用する。引続き延伸及び/又は
熱固定を行う過程においてコーテツドフイルムを加温す
ることは水性媒体または溶剤(溶剤を使用した場合)を
除去乾燥する上で、また、コーテイング層を凝集して連
続した均一下塗層を形成する上で有効である。架橋可能
な下塗層形成用組成物の架橋もまたそのような延伸及び
/または熱固定工程における加温によつて達成される。
下塗層は塗布量0.1乃至10η/d靜、特に1.0乃
至3.0mg/Dm2においてポリエステルフイルムに
適用することが好ましい。
フイルムの両面に下塗層をコーテイングする場合にはそ
れぞれのコーテイング層がこの好ましい塗布量であるこ
とが望ましい。本発明はその一面において、感光性写真
乳剤層、例えば常用されるX線またはグラフイツクアー
ツゼラチンハロゲン化銀乳剤を関接的または直接的に下
塗層に適用する。
関接的な適用は共重合体下塗層と感光性写真乳剤層との
間に常用されるゼラチン下塗層を介在せしめることによ
り達成できる。しかしながら、ゼラチン下塗層を用いる
ことなく感光性写真乳剤層を直接共重合体下塗層に接着
せしめることによつて適切な湿潤、及び乾燥接着力が得
られることが判明した。また、例えば、火炎処理、イオ
ン衝撃処理、電子ビーム処理、紫外線処理または好まし
くはコロナ放電処理によつて共重合体下塗層の表面を変
性すれば共重合体下塗層上に直接適用する感光性写真乳
剤層の接着力が向上することが判明した。好ましいコロ
ナ放電処理は高周波高電圧発生機を用いた常用される設
備で好ましくは出力1乃至20kW1電位1乃至100
kWにおいて大気圧の空気中で行うことができる。
コロナ放電処理は放電ステーシヨンにおいて誘電支持ロ
ーラー上を好ましくは線速度1.0乃至500m/分に
おいて通過せしめることにより行うのが有利である。放
電電極は移動フイルム表面から0.1乃至10.011
の位置に設置すればよい。感光性写真乳剤中には必要に
応じて常用される添加剤を配合することができる。
本発明に係るコーテツドフイルムベースは優れた制電特
性を有し、例えば感光性写真乳剤を適用するためのコー
テイング機械中を何ら支障なく円滑に通過せしめること
ができる。このコーテツドフイルムベースの下塗層に直
接的または関接的に適用rる感光性写真乳剤層は優れた
乾燥及び湿潤接着力をもつて接着する。以下、本発明を
実施例について説明する。
実施例において乾燥及び湿潤接着力はそれぞれ次の意味
を有し次のような手法で評価した。乾燥接着力は、最終
写真フイルムにおけるプラスチツクフイルムに対するゼ
ラチンハロゲン化銀乳剤の接着力を意味する。
この接着力は、標準写真化学薬品を用いて処理する前及
び後に、フイルムの引裂き端縁に沿つて自己粘着性テー
プを貼り付け、このテープをフイルムから急激に引きは
がすことにより評価した。湿潤接着力は、同様に最終写
真フイルムにおけるプラスチツクフイルムに対するゼラ
チンハロゲン化銀乳剤の接着力を意味する。
この接着力は、標準写真化学薬品を用いて処理し、水中
で15分間水洗した後にスチル湿潤乳剤に刻んだ一連の
線をスポンジで摩擦することにより評価した。実施例
1スチレン/アクリル酸n−ブチル/イタコン酸/メタ
リルスルホン酸ナトリウムをそれぞれ60/25/5/
10モル%の比率で含有する共重合体の水性分散体を常
法に従つてエマルジヨン重合することにより調製した。
使用した成分は次の通りである。スチレン
1131!Llアクリル酸n−ブチル
59dメタリルスルホン酸ナトリウム 25,
79イタコン酸 10.79ナン
サ(Nansa)1106(Albright&Wil
sOn製 アルキルベンゼンスルホン酸ナ トリウム) 20m1,過硫酸
カリウム 29蒸留水 8
25m1 得られた水性分散体から次の処方に従つて下塗層形成用
組成物を調製した。
スチレン/アクリル酸n−ブチ ル/イタコン酸/メタリルスルホ ン酸ナトリウム共重合体分散体 109ヘキサメトキ
シ・メチル・メラミン (サイメル(Cymel)300) 19蒸留
水 89gポリエチレンテレフタレートを溶融
押出しし、コーテツド回転ドラム上に注型し、常法に従
つて押出し方向に沿つて同方向における原長の約3倍延
伸し、次いでフイルムの両面に上記水性下塗層形成組成
物をコーテイングした。
コーテツドフィルムは加熱テンタ一炉中を通し、この炉
においてコーテイング層を乾燥すると共にフイルムを常
法に従つてその横断方向に原長の約3倍延伸した。次い
で、常法に従つて温度約200℃において寸法変化を抑
制する条件下にフイルムを熱固定した。かくして適用し
た下塗層を均一な連続層とした。各層の乾燥コーテイン
グ重量は約1.5η4n12であり、フイルムの合計厚
さは約100μmであつた。フイルムを6.1m/分の
速度で市販VetaphOne3kW処理機(出力2k
W)を通して下塗層をコロナ放電処理した。電極とフイ
ルムとの間隔は1111であつた。コロナ放電処理した
表面は、ホルムアミド/セロソルブ混合物を用いて56
ダイン1CTn以上においてユニオン・カーバイド標準
湿潤試験法(WC8l−3/1964)に従つて測定せ
る湿潤試験値を示した。次いで、コロナ放電処理せる下
塗層に常用されるハロゲン化銀X線乳剤をコーテイング
し、これを冷却してコーテイング層をゲル化し、33℃
において20分間乾燥した。
ハロゲン化銀乳剤層のポリエチレンテレフタレートフイ
ルムに対する乾燥及び湿潤接着力を上述の試験法に従つ
て測定したところ、接着力に優れ写真用途に好適である
ことが判明した。下塗層を形成したフイルムは、コロナ
放電処理した後ハロゲン化銀乳剤層を適用する前に温度
20℃、RH6O%において試験したところ優れた制電
特性、即ち表面抵抗率5X1010Ω/スクエアを示し
た。
実施例2乃至7 実施例1の手法を繰り返した。
但し、次の表に掲げる下塗層形成用共重合体を含む同様
な水性分散体を用いた。実施例2及び6の下塗層形成用
組成物には硝酸アンモニウム0.19を配合した。また
、実施例7の組成物のみは、下塗用組成物中にヘキサメ
トキシ・メチル・メラミンを配合しなかつた。いずれの
場合においてもハロゲン化銀乳剤層のポリエチレンテレ
フタレートフイルムに対する乾燥及び湿潤接着力を上述
の試験法に従つて評価したところ、接着力に優れ写真用
途に好適であることが判明した。
下塗層を形成したフイルムは、下記表に示すように温度
20℃、RH6O%において測定せる表面抵抗率に優れ
ており、従つて制電特性に優ることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成線状ポリエステルからなる自己支持性フィルム
    と該自己支持性フィルムの少くとも一表面に連続下塗層
    を適用してなるコーテツドフイルムベースであつて、該
    下塗層は(a)33.3〜90モル%のスチレンまたは
    スチレン誘導体、(b)5〜65モル%のアクリル酸、
    メタクリル酸またはアクリル酸もしくはメタクリル酸の
    誘導体の中から選ばれたコモノマーと(c)1〜40モ
    ル%のビニルスルホン酸、アリルスルホン酸もしくはメ
    タリルスルホン酸またはこれらのアルカリ金属塩の中か
    ら選ばれたコモノマーから導かれる水不溶性共重合体で
    構成されることを特徴とする感光性写真乳剤層をコーテ
    ィングするのに適当なコーテツドフイルムベース。 2 下塗層を構成する共重合体中の(a)スチレンおよ
    び/またはスチレン誘導体のモル比が他のコモノマー成
    分のモル比より大である特許請求の範囲第1項記載のコ
    ーテツドフイルムベース。 3 下塗層を構成する共重合体中のコモノマー成分(b
    )の比率が5〜40モル%である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載のコーテツドフイルムベース。 4 下塗層を構成する共重合体中のコモノマー成分(b
    )がアクリル酸n−ブチルからなる特許請求の範囲第1
    項〜第3項のいずれかに記載のコーテツドフイルムベー
    ス。 5 下塗層を構成する共重合体中のコモノマー成分(c
    )の比率が5〜35モル%である特許請求の範囲第1項
    〜第4項のいずれかに記載のコーテツドフイルムベース
    。 6 下塗層を構成する共重合体中のコモノマー成分(c
    )がビニルスルホン酸アルカリ金属塩、アリルスルホン
    酸アルカリ金属塩またはメタリルスルホン酸アルカリ金
    属塩からなる特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
    に記載のコーテツドフイルムベース。 7 下塗層を構成する共重合体が(a)、(b)および
    (c)三成分の他に、イタコン酸、イタコン酸無水物、
    イタコン酸の半エステル、アクリル酸グリシジルおよび
    メタクリル酸グリシジルの中から選ばれた1種または2
    種以上の追加のコモノマーから導かれる特許請求の範囲
    第1項〜第6項のいずれかに記載のコーテツドフイルム
    ベース。 8 下塗層を構成する共重合体がスチレン40〜65モ
    ル%、アクリル酸アルキルおよび/またはメタクリル酸
    アルキル15〜25モル%、ビニルスルホン酸のアルカ
    リ金属塩10〜20モル%、イタコン酸0〜10モル%
    およびアクリル酸グリシジルまたはメタクリル酸グリシ
    ジル0〜20モル%からなる特許請求の範囲第1項〜第
    7項のいずれかに記載のコーテツドフイルムベース。 9 下塗層を構成する共重合体が架橋されている特許請
    求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載のコーテツド
    フイルムベース。
JP56034707A 1980-03-12 1981-03-12 コ−テツドフイルムベ−ス Expired JPS595885B2 (ja)

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GB8008392 1980-03-12
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DE3168409D1 (en) 1985-03-07
EP0036702A2 (en) 1981-09-30
US4339531A (en) 1982-07-13
EP0036702A3 (en) 1982-09-29
JPS57645A (en) 1982-01-05
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