JPS5958714A - キ−キヤツプの文字・符号成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイプライタ−１計算機等のキーボードに配
列される、キーキャップの文字・符号成形方法に関する
。

タイプライタ−１計算機、ワードプロセンサー等のキー
ボードに配列される、あるいは電源の入・切の押ボタン
スイッチ等に用いられるキーキャップには、指の触れる
部分、つまり天面に文字・符号が標識とし°ζ付与され
る。

キーキャップに文字・符号を成形する方法として、従来
、二色成形法、彫刻法、直印刷法（じかいんさつほう）
が用いられていた。

しかし、これらの方法には次に述べるような問題を有し
ており、改善が求められＣいた。

く二色成形法〉 一型で、文字・符号部と他部とを各々異なる着色禎ノ脂
で一体に成形する方法。この方法は、成形型費が高く、
又、漢字等のように画数が多く複雑な文字を成形するこ
とは、技術的に困難であった。

〈彫刻法〉 キーキャップの天面に、二次加工の彫刻により文字・符
号を彫り、この彫刻溝にインキを流し固化させる方法。

この方法は、二次加工が容易ではなく成形費が嵩み、ま
た、インキの経時変化によりその色が薄くなる問題を有
していた。

〈直印刷法〉 キーキャップの天面に、インキにより文字・符号を直接
印刷する方法である。この方法は、固化したインキが天
面より凸になるため、指がキーキャンプに触れる毎にイ
ンキが削り取られるので、ＷＡ摩耗性に劣り、又、濃色
系キーキャップへの印刷は、インキの隠蔽力の関係から
インキの顔料選択、印刷厚等の制約を受ける問題があっ
た。

本発明は上述の問題を除去し、安価な成形型を用い、簡
単な二次加工により、耐摩耗性に優れ、かつ、濃色系キ
ーキャップにおいても文字・符号の色に制約を受けない
、キーキャップの文字・符号成形方法を得ることを目的
とするものである。

以下本発明について、添付図面を用いてし′（、述する
。

第１図（イ）〜（ニ）は、本発明であるキーキャップの
文字・符号成形方法の工程図であり、この図に従って説
明する。

（イ）キーキャップの成形 インジェクシｅン成形により、所定形状のキーキャップ
１を成形する。

キーキャンプは、天面に凸形状の文字・符号２が形成さ
れ、この高さ■（は０．５〜０．０５　＋ｕ＋とされ、
又、天面は指形状に合致するように凹形とされたもので
ある。

キーキャップの材質はポリエステル樹脂からなり、好ま
しくはＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）樹脂又は
１）ＢＴ（ボリブチレンテレブタレ−））４１１Ｉｔｌ
であり、特にＰＢＴ樹脂は耐摩耗性及び染色性の点から
適したものである。

（ロ）染色 キーキャップ１を染色液３に浸し、キーキャップを染色
する。

この染色は、キーキャップを後述する染色液中に浸し、
沸騰するまで除々に加熱し、４０〜６０分間この状態に
放置した後にキーキャップを取り出し、ジアダビンＥＷ
Ｎ　（ＤｉａｄａｖｉｎＥＷＮ）（バイエル社製）６０
℃、２％溶液を用し）で１０〜２０分間洗浄し、その後
水洗して完了する。

く染色液実施例〉 染料 レゾリンプラック　Ｚ＝ＧＦＷＮ （ＲｅｓｏＬｉｎ　　　Ｂｌａｃｋ　　　Ｚ−ＧＦＷＮ
）〔バイエル社製〕＝５ｇ 薬品 ・レベガル　ＰＴ　　（Ｌｅｖｏｇａｌ　　ＰＴ）〔バ
イエル社製〕：５ｇ ・アポラン　Ｉｓ　　（Ａｖｏｌａｎ　　Ｉｓ）〔バイ
エル社製〕：５ｇ ・酢酸ナトリウム　　　　　　　　：１ｇ・３０％酢ａ
　　　　　　　　　　：　０．２　ｇ上記の染料及び薬
品を１７！の水に溶融させて染色液とした。

勿論、この配合の染色液に限定するものではなく、ポリ
エステル樹脂を染色することが可能なものならば良く、
このような染色液は、現在一般に熟知されている。尚、
染料の色とキーキャンプの地色、すなわちポリエステル
樹脂の色とは相違させる必要があるのは当然のことであ
る。

（ハ）文字・符号部の研磨 キーキャップ１の文字・符号２の天面をサンドベーパー
等の研磨具４で研磨し、文字・ｔｉ号２の５− 天面の染料を削り取り、地色を露出させる。

（ニ）研磨部の平滑化 文字・符号２の天面の、研磨により生じた傷等の細かい
凹凸を無くし、平滑にするために、文字・符号２の天面
の研磨部をわずかに溶かず。

この平滑化は、加熱装置５によっ′ζ研磨部を押圧する
ことによっ°Ｃ行なわれる。加熱温度は、用いる材質及
び形状等によって異なるが、一般に２００〜２５０℃、
又、研磨部の押圧は１〜６　ｋｇ　／　ｃＡが採用され
る。

本発明の実施により成形されたキーキ・トップの文字・
符号は、キーキャンプ天面より凸形状に形成されたポリ
エステル樹脂よりなり、インキにより印刷されたものに
対して耐摩耗性に優れ、又、文字・狩りはキーキャップ
の地色であるために、インキを用いた印刷の場合に問題
とされた、キーキャップが濃色糸の時のインキの色、す
なわち文字・符号の色にｑＩす約を受けないものである
。更に、染色は、染料がキーキャ・ノブ表面より幾分内
部へ浸透したものであるので、耐摩耗性に優れ、経時６
　− 変化にも強いものである。

本発明は、前記のように優れたキーキャンプの文字・符
号を成形することができる上に、同一材料のインジェク
ション成形によるために、二色成形法より成形用型が安
価になり、又、染色・研磨工程も彫刻法に比べて複雑な
ものでない等の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の製造工程図である。 １・・・キーキャップ、２・・・文字・符号、３・・・
染色液、４・・・研磨具、 ５・・・加熱装置 特許出願人　井上エムチービー株式会社７− 第１ （１） （０） 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）天面に文字・符号が凸形状に形成された、ポリエ
   ステル樹脂よりなるキーキャンプを形成する。 （ロ）ポリエステル樹脂染色液により、キーキャップを
   染色する。 （ハ）文字・符号部を研磨し、キーキャップの地色を露
   出させる。 （ニ）研磨部表面を溶融し、平滑にする。 以上の工程よりなる、キーキャンプの文字・符号成形方
   法。