JPS595834B2 - 溶融鉄の撹拌方法 - Google Patents

溶融鉄の撹拌方法

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JPS595834B2
JPS595834B2 JP16445480A JP16445480A JPS595834B2 JP S595834 B2 JPS595834 B2 JP S595834B2 JP 16445480 A JP16445480 A JP 16445480A JP 16445480 A JP16445480 A JP 16445480A JP S595834 B2 JPS595834 B2 JP S595834B2
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JP
Japan
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hollow tube
pressure
molten steel
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gas
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JP16445480A
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徹也 藤井
征男 小口
則夫 住田
俊彦 江見
研一 下戸
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、溶融鉄の攪拌方法、特に溶鋼の炉外二次精
錬を目的として取鍋内溶鋼の攪拌する方法に関するもの
である。
従来、転炉や電気炉などで、一次精錬された溶鋼は、炉
から取鍋に出鋼され、この取鍋内の溶鋼に合金や脱酸剤
が添加され、酸素などの不純物の除去や目的の鋼の組成
を得るための成分調節などを目的としていわゆる溶鋼の
二次精錬が炉外で行なわれている。
かかる二次精錬方法として中空管を取鍋などの容器内の
溶鋼中に浸漬し、中空管のガス圧力を変動させて容器内
の溶鋼を中空管内に流入流出させることにより容器内の
溶鋼を攪拌することが提案されている。
この攪拌方法では、中空管内の溶鋼の流動が攪拌の駆動
力となっており、中空管内溶鋼の流動を制御することが
重要である。
この流動制御に関して、従来以下の方法が知られている
第1の従来方法は、中空管内の溶鋼位置を検出し、この
検出信号に基づいて中空管内のガス圧力変動を制御する
方法である。
アルミニュームなどの低融点の金属では、中空管内液面
の検出が比較的容易であるため、この制御方法は実用可
能である。
しかし、溶鋼のように1600 ’Cといった高温で、
しかもかなりな速度で上下動している溶鋼面を制御信号
として利用可能な信頼度で検出することは困難であり、
この方法は溶鋼に対して実用的でない。
そのために、溶鋼では中空管内のガス圧力を検出し、ガ
ス圧力の検出値を用いて中空管内溶鋼流動を制御する方
法が採用されている。
中空管内のガス圧力の制御法の従来法としては、中空管
内の溶鋼流動の減圧吸上げ時の上限液面と加圧排出時の
下限液面に対応するガス圧力をあらかじめ実験的に求め
ておき(これら溶鋼液面とガス圧力の関係は溶鋼がかな
りの速度で中空管内を上下動運動している装置において
は、ガス圧力と溶融液面間には静的に一対一の対応があ
るわけでなく、溶鋼の運動の動的な効果(慣性力)の影
響があるのでガ哀圧力と液面間の対応を求めることはか
なり困難であるが流動条件を限定すれば求めることは可
能である。
)これらガス圧力の上限値と下限値をガス圧力制御の設
定値として用いる方法がある。
すなわち、ガス流量制御弁を有する加圧用ガス配管と、
同じ(ガス流量制御弁を有する排気用のガス配管を中空
管に接続し、各ガス配管中に設置された開閉弁をタイマ
にて設定された一定時間間隔で開閉する。
かくして中空管内の空間は一定時間間隔で減圧、加圧が
繰返され、周期的な圧力変動が生じる。
この際中空管内に生ずる圧力変動の上限値P と下限
値Pm1nを検出し、ax 前述の設定値と比較してPm1nが設定値からずれれば
排気用配管の流量制御弁を調整し、また、Pmaxが設
定値からはずれれば加圧用配管の流量制御弁を調整して
設定値との差を解消するよう流量制御弁を制御する方法
がある。
しかし、この制御方法は一定量のずれが実際に生じて初
めて制御系が働くフィードバック制御であり、加圧と減
圧間の圧力変動の周期が5秒程度の小さな周期であるた
め、流量制御弁は応答性の速い高価な制御弁を必要とし
、かかる応答性の速い流量制御弁を用いたとしても、フ
ィードバック制御であるために原理的に制御精度を向上
させることが困難である。
本発明の目的は、上述した従来の攪拌方法によるガス圧
力制御上の問題を解消しようとするもので、本発明によ
れば、吸上げ期間の終了時における中空管内のガス圧力
値に基づいて、吸上げ期間の終了時における中空管内の
ガス圧力値と吐出期間の中空管内のガス圧力の最大値と
の関係に関してあらかじめ作成した関係式を用いて中空
管内のガス圧力の最大値が一定値となるように、中空管
内への加圧用ガス供給時間を決定して中空管内ガス圧力
変動を制御することを特徴とする。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の実施態様の1例を示す概略線図であ
る。
図面において、1は取鍋その他の容器に出鋼された溶鋼
を示し、この溶鋼1中に中空管2を下端部を浸漬させて
保持する。
中空管2には加圧用配管13および減圧排気用配管12
を接続する。
加圧用配管13には電磁開閉弁3、流量制御弁5、ガス
タンク8および減圧弁7を配置し、高圧ガス源(図示せ
ず)に接続している。
他方、減圧排気用配管12には電磁開閉弁4、流量制御
弁6を配置し、減圧排気ポンプ9に接続している。
加圧用配管13の電磁開閉弁3および減圧排気用配管1
2の電磁開閉弁4をコントローラー1に接続し、このコ
ントローラー1に内蔵されたタイマーによって予め設定
されたTV待時間間、減圧排気用配管12中の電磁開閉
弁4を開とする。
中空管2には圧力検出器10が取付けられ、この圧力検
出器10もまたコントローラー1に接続され、これによ
り中空管2の圧力は圧力検出器10により連続的に検出
され、この中空管内の圧力をコントローラー1に送って
いる。
コントローラー1は減圧排気時間TVの経過後、排気配
管12中の電磁開閉弁4を閉とすると同時に、この瞬間
の中空管内圧力Pm1nに基づいて加圧用配管13中の
電磁弁3の開時間T を決定し、Tp特待 時の間当該電磁弁3を開とし、また減圧排気配管12中
の電磁弁4を閉とする。
Tp待時間経過すれば、加圧用配管13中の電磁弁3を
閉とし、減圧用配管12中の電磁弁4を開とする。
以上の動作を繰返すことにより中空管2内の圧力変動を
制御する。
本発明の長所は、運転中の流量制御弁の作動を不要とし
た事にあり、前述したように、中空管2内の圧力に応じ
て加圧用配管13中の電磁弁の開時間を決めることによ
り、中空管2内の最大加圧力PmaXを制御することに
ある。
加圧、減圧の周期は5秒程度であり、このような短時間
で流量制御バルブを作動完了させることは困難であるが
、本発明ではこのような制御は不要となる。
本発明の最大の長所は、制御弁が中空管内ガス圧力の上
限値Pmaxに対してフィードフォワード制御、すなわ
ち結果を予測して所定のPmaxが得られるような制御
を行なう方式′であり、吸上げ期間の終了時における中
空管内のガス圧力値、すなわち下限値Pm1nO値に応
じてコントローラ内での電気的信号処理のみで、流量制
御弁の開度の調節は必要でなく、適切に設定されたPm
8xが得られるように加圧配管中の開閉弁の開時間をP
・ から予測して設置するので、Pmaxの変動ln 量が生じる前に、変動しないように制御することが可能
であり、これにより前述した従来法と比較してPmax
の制御精度を著しく向上させることができる。
本発明を実施するに当っては、適切なPmaXが得られ
るよつPr]1inとTpの関数関係を予め実験的に求
め、これら関数関係をコントローラ11に記憶させてお
くことが必要である。
以上の制御法を具体的に説明すると、以下の通りである
前述したように、中空管内ガス圧力の上限値PmaXお
よびその下限値Pm1nと電磁弁3の開時間T、との間
には、 あるいは なる関数関係があるので、前回の圧力条件(n回目の加
減圧の周期)から次回(n+1回目の周期)の加圧時間
は、 あるいは の式から求められる。
また、T=f(P 、P ・ )なる関数間p
max min 係は、装置が限定されれば実験的に求められるが、加圧
用ガスの元圧の変動、あるいは、円節の溶鋼中への浸漬
深さの変化による円筒内空間体積変化によって多少の変
化があるので、実験にはPmaxの設定値(P1’na
X )とn回目の測定されたPmaX (Pmax )
との差をΔPmaXとして、ΔPmaxの値に応じて、 なる式で、n +1回目の加圧時間を決定し、ΔPma
xが自動的にゼロに近づくような制御を行う。
最大の攪拌効果を得るためには、中空管内の最大圧力P
maxは加圧期に下降する溶鋼が中空管下端にて停止す
る値とすることが必要である。
この理由は、溶鋼が中空管より完全に流出してしまうと
、中空管内のガスが中空管下端より容器内の溶鋼中に噴
出し、これらガスが容器内溶鋼浴面上に浮上して、浴上
のスラグと溶鋼との界面を攪拌し、溶鋼の汚染が生じ脱
酸などの精錬効果が低減されるからであり、さらに、加
圧期に下降する溶鋼の下降運動が中空管下端より上方で
停止する場合には、十分な攪拌効果が得られないからで
ある。
攪拌力は、中空管内を下降する溶鋼が有する運動エネル
ギーであり、したがって最大の攪拌効果を得るためには
中空管内の溶鋼を十分に排出することが必要である。
さらに、本発明では加圧用ガスの消費量の若干の増大を
厭わなければ排気、減圧配管中の流量制御バルブ6およ
び電磁弁4を除去することも可能である。
この場合、排気は加圧中も行なわれることとなるが、一
般に加圧期は1秒以下の短時間であるのに対し、減圧排
気期は3秒程度であり、排気ガス流量と比較して加圧ガ
ス流量は10倍以上もあるので、加圧用ガス流量を10
%程度増大すれば、同一の加圧速度が得られる。
以下実施例について説明する。
以下の実施例は実用規模の溶鋼精錬装置に適用した例で
、中空管の内径30011L7rL1高さ約2m、容積
は1401である。
加圧用配管には約25kg/crrtのArガスを接続
し、減圧弁1を用いて7.5kg/crAの一定値とし
た。
減圧弁以後の配管径は50朋とし、1401のガス溜め
タンク8を通して流量制御バルブ5、電磁弁3を通じて
中空管に接続した。
減圧排気ポンプは、10m″/m1ytの排気能力を有
する排気ポンプ9を用い、1001rL71径の配管を
用い、流量制御バルブ6、電磁弁4を設けて、中空管に
接続した。
実施例 1(比較例) 加圧用の電磁弁の開時間を0.4秒、減圧側の電磁弁の
開時間を3.6秒に設定し、タイマーにて両電磁弁を交
互に作動させて中空管内の圧力を変化させへ圧力検出器
にて本体内の圧力を検出し、加圧時の最高圧力が1.4
kg/crti、減圧時の最低圧力力0.2 kg/
crtt (いづれも絶対圧力)となるように、コント
ローラ11を用いて加圧用配管および減圧排気用配管中
のそれぞれの流量制御バルブをコントロールした。
実施例 2(本発明) 減圧側の電磁弁の開時間を3.6秒に設定し、加圧時の
最高圧力を1.4kg/cr7fとなるように加圧配管
の電磁弁の開時間をコントローラ11によってコントロ
ールした。
加圧用配管および減圧排気用配管中の流量制御弁はコン
トローラと無関係として実験に先立って手動にて一定の
開度に設定し、実験中を通じて一定とした。
以上の2実施結果について約10分の運転時間中のPm
axの経時変化を第2図に示す。
第2図より明らかなように、本発明はPmaXの制御性
に優れ、PmaXのバラツキが比較例の約%であった。
その結果、中空管下端からのガスの噴出回数は比較例の
5回に対して、本発明では皆無であった。
本発明によれば、PmaXを極めて高い精度で制御する
ことができ、この結果として中空管内の液面下限位置を
中空管下端に一致させることが容易に可能であり、これ
がため最大の攪拌効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の概略線図、第2図は本
発明の実施例の中空管内の最大圧力Pmaxに関する設
定値と測定値との差の経時変化を示すグラフである。 1・・・・・・溶鋼、2・・・・・・中空管、3,4・
・・・・・電磁開閉弁、5,6・・・・・・流量制御弁
、7・・・・・・減圧弁、8・・・・・・ガスタンク、
9・・・・・・真空ポンプ、10・・・・−・圧力検出
器、11・・・・・・コントローう、12・・・・・・
減圧排気用配管、13・・・・・・加圧用配管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 容器内の溶融鉄中に中空管の一端を浸漬し、中空管
    内のガス圧力を変動させて溶融鉄を中空管内に吸い上げ
    たり吐出させたりして溶融鉄を攪拌する方法において、
    吸上げ期間の終了時における中空管内のガス圧力値に基
    づいて吸上げ期間の終了時における中空管内のガス圧力
    値と吐出期間の中空管内のガス圧力の最大値との関係に
    関してあらかじめ作成した関係式を用いて中空管内のガ
    ス圧力の最大値が一定値となるように、中空管内への加
    圧用ガスの供給時間を決定して中空管内ガス圧力変動を
    制御することを特徴とする溶融鉄の攪拌方法。
JP16445480A 1980-11-21 1980-11-21 溶融鉄の撹拌方法 Expired JPS595834B2 (ja)

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