JPS5958216A - コントロ−ルケ−ブルのアウタケ−シング - Google Patents
コントロ−ルケ−ブルのアウタケ−シングInfo
- Publication number
- JPS5958216A JPS5958216A JP17057182A JP17057182A JPS5958216A JP S5958216 A JPS5958216 A JP S5958216A JP 17057182 A JP17057182 A JP 17057182A JP 17057182 A JP17057182 A JP 17057182A JP S5958216 A JPS5958216 A JP S5958216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer casing
- polyolefin
- derivative
- carboxylic acid
- control cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/26—Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の目的
本発明は、アウタケーシングにインナケーブルを摺動自
由に挿通して操作力を伝達するようにしたコントロール
ケーブルのアウタケーシングに関し、特に、無機質充填
剤、不飽和カルボン酸および/またはその誘導体により
変性された変性ポリオレフィンおよびポリオレフィンか
らなる混合物を成形することによって得られるアウタケ
ーシングに関する。そして、その目的とするところは、
屈曲性及び耐白化性に優れたコントロールケーブルのア
ウタケーシングを提供することにある。
由に挿通して操作力を伝達するようにしたコントロール
ケーブルのアウタケーシングに関し、特に、無機質充填
剤、不飽和カルボン酸および/またはその誘導体により
変性された変性ポリオレフィンおよびポリオレフィンか
らなる混合物を成形することによって得られるアウタケ
ーシングに関する。そして、その目的とするところは、
屈曲性及び耐白化性に優れたコントロールケーブルのア
ウタケーシングを提供することにある。
(I) 発明の背景
自動車のボンネットケーブル、ラゲージケーブル、アク
セルケーブル、クラッチケーブル或いはパーキングケー
ブル等に使用されるコントロールケーブルは、平鋼線を
螺旋状に密着巻きしてその外周ニホリ塩化ビニル樹脂を
被覆したアウタケーシング内に、複数の鋼線を撚り合わ
せてなるインナケーブルを摺動自由に挿通して操作力を
伝達するようになっている。しかし、上記したような構
造からなるアウタケーシングは、製造に多くの工程が必
要であり、コストが高くなる欠点がある。
セルケーブル、クラッチケーブル或いはパーキングケー
ブル等に使用されるコントロールケーブルは、平鋼線を
螺旋状に密着巻きしてその外周ニホリ塩化ビニル樹脂を
被覆したアウタケーシング内に、複数の鋼線を撚り合わ
せてなるインナケーブルを摺動自由に挿通して操作力を
伝達するようになっている。しかし、上記したような構
造からなるアウタケーシングは、製造に多くの工程が必
要であり、コストが高くなる欠点がある。
従って、高密度ポリエチレン等の樹脂パイプをアウタケ
ーシングとして用いるものが提案されたが、ポリエチレ
ンからなるアウタケーシングと、鋼線からなるインチケ
ーブルとでは熱膨張率が異なるために、高温に曝された
ときに、アウタケーシングだけが膨張しようとして、ア
ウタケーシングの固定された端部に圧縮応力が発生し、
逆に、低温に曝されたときに、アウタケーシングだけが
収縮しようとしてその端部に引張応力が発生し、(3) このような繰り返して発生する応力によって、アウタケ
ーシングの固定された端部に亀裂が発生するといった欠
点があった。
ーシングとして用いるものが提案されたが、ポリエチレ
ンからなるアウタケーシングと、鋼線からなるインチケ
ーブルとでは熱膨張率が異なるために、高温に曝された
ときに、アウタケーシングだけが膨張しようとして、ア
ウタケーシングの固定された端部に圧縮応力が発生し、
逆に、低温に曝されたときに、アウタケーシングだけが
収縮しようとしてその端部に引張応力が発生し、(3) このような繰り返して発生する応力によって、アウタケ
ーシングの固定された端部に亀裂が発生するといった欠
点があった。
そこで、低温から高温にわたってインナケーブルと同じ
熱膨張率を有するアウタケーシングを得るために、熱可
塑性合成樹脂に無機質充填剤を混合して、この混合物を
原料としてアウタケーシングを成形するようにしたもの
が提案されたが、このように熱可塑性合成樹脂に単に無
機質充填剤を配合することは、熱膨張率を小さくするこ
とはできても、アウタケーシングとして必要不可欠な屈
曲性が劣化し、また、屈曲部の耐白化性も劣化するとい
った欠点がある。
熱膨張率を有するアウタケーシングを得るために、熱可
塑性合成樹脂に無機質充填剤を混合して、この混合物を
原料としてアウタケーシングを成形するようにしたもの
が提案されたが、このように熱可塑性合成樹脂に単に無
機質充填剤を配合することは、熱膨張率を小さくするこ
とはできても、アウタケーシングとして必要不可欠な屈
曲性が劣化し、また、屈曲部の耐白化性も劣化するとい
った欠点がある。
(2)発明の構成
以上のことから、本発明者らは、これらの欠点(4)
を解決したアウタケーシングを得ることについて研究を
重ねた結果、20〜70重量%の無機質充填剤と、0.
5〜20重量%の不飽和カルボン酸および/またはその
誘導体により変性された変性ポリオレフィンと、残部が
ポリオレフィンからなる本発明に到達したのである。
重ねた結果、20〜70重量%の無機質充填剤と、0.
5〜20重量%の不飽和カルボン酸および/またはその
誘導体により変性された変性ポリオレフィンと、残部が
ポリオレフィンからなる本発明に到達したのである。
(IV) 発明の効果
本発明によって得られるアウタケーシングは、コントロ
ールケーブルが一般に使用される温度範囲に渡って、イ
ンナケーブルと熱膨張率がほとんど同じとなって、比較
的高温時における圧縮応力及び比較的低温時における引
張応力の発生が少なく、亀裂の発生を阻止することがで
き、また、屈曲性及び屈曲部における耐白化性に優れ、
さらに、比較的容易に製造することができる効果を奏し
、自動車のボンネットケーブル、ラゲージケーブル、ア
クセルケーブル、クラッチケーブル及びパーキングケー
ブル等のアウタケーシングとして用いるに極めて好適で
ある。
ールケーブルが一般に使用される温度範囲に渡って、イ
ンナケーブルと熱膨張率がほとんど同じとなって、比較
的高温時における圧縮応力及び比較的低温時における引
張応力の発生が少なく、亀裂の発生を阻止することがで
き、また、屈曲性及び屈曲部における耐白化性に優れ、
さらに、比較的容易に製造することができる効果を奏し
、自動車のボンネットケーブル、ラゲージケーブル、ア
クセルケーブル、クラッチケーブル及びパーキングケー
ブル等のアウタケーシングとして用いるに極めて好適で
ある。
α)発明の詳細な説明
(A) 無機質充填剤
本発明のアウタケーシングを製造するために使用される
無機質充填剤は、合成樹脂及びゴムに通常使われている
ものである。この無機質充填剤としては、その化学組成
がアルミニウム、銅、鉄および銀、ならびにこれらを主
成分とする合金などの金属、ならびに酸化アルミニウム
、その水和物、硅酸アルミニウム、酸化アンチモン、チ
タン酸バリウム、コロイダルシリカ、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化鉄、アスベスト、
カーボンブラック、グラファイト、シラスバルーン、フ
ライアッシュ、ガラスam、 硅酸リチウム、アルミニ
ウムクレー、マイカ、シリカ、けイ石、はい藻土、シリ
コンカーバイト、タルク、アスベスト、酸化ジルコヘウ
ム、硅酸ジルコヘウム、二硫化モリブテン、酸化チタン
およびガラス球のごとき化合物、複塩およびこれらの混
合物などが挙げられる。
無機質充填剤は、合成樹脂及びゴムに通常使われている
ものである。この無機質充填剤としては、その化学組成
がアルミニウム、銅、鉄および銀、ならびにこれらを主
成分とする合金などの金属、ならびに酸化アルミニウム
、その水和物、硅酸アルミニウム、酸化アンチモン、チ
タン酸バリウム、コロイダルシリカ、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化鉄、アスベスト、
カーボンブラック、グラファイト、シラスバルーン、フ
ライアッシュ、ガラスam、 硅酸リチウム、アルミニ
ウムクレー、マイカ、シリカ、けイ石、はい藻土、シリ
コンカーバイト、タルク、アスベスト、酸化ジルコヘウ
ム、硅酸ジルコヘウム、二硫化モリブテン、酸化チタン
およびガラス球のごとき化合物、複塩およびこれらの混
合物などが挙げられる。
これらの無機質充填剤の形状は、粉末状(例えば、炭酸
カルシウム)、平板状(例えば、マイカ)、針状(例え
ば、アスベスト)、球状(例えば、ガラス球)および繊
維状物(例えば、ガラス繊維マット)に大別される。こ
れらのうち、粉末状物、平板状物および球状物の大きさ
は、径が1f1m以下のものが好ましい。また、繊維状
物では、径が1〜500ミクロンであり、長さが0.0
1〜6mmのものが好ましい。
カルシウム)、平板状(例えば、マイカ)、針状(例え
ば、アスベスト)、球状(例えば、ガラス球)および繊
維状物(例えば、ガラス繊維マット)に大別される。こ
れらのうち、粉末状物、平板状物および球状物の大きさ
は、径が1f1m以下のものが好ましい。また、繊維状
物では、径が1〜500ミクロンであり、長さが0.0
1〜6mmのものが好ましい。
■) ポリオレフィン
また、このアウタケーシングおよび後記する変性ポリオ
レフィンを製造するために用いられるポリオレフィンと
しては、エチレンの単独重合体まタハフロピレンの単独
重合体、エチレンとプロピレンとの共重合体、エチレン
および/またはプロピレンと炭素数が多くとも7個の他
のα−オレフィンとの共重合体(α−オレフィンの共重
合割合は多くとも20重量%)ならびにエチレンと酢酸
ビニル、アクリル酸エステルおよびメタアクリル酸エス
テルのごときビニル化合物との共重合体((7) ビニル化合物の共重合割合は多くとも50モル%、好ま
しくは多くとも40モル%)が挙げられる。
レフィンを製造するために用いられるポリオレフィンと
しては、エチレンの単独重合体まタハフロピレンの単独
重合体、エチレンとプロピレンとの共重合体、エチレン
および/またはプロピレンと炭素数が多くとも7個の他
のα−オレフィンとの共重合体(α−オレフィンの共重
合割合は多くとも20重量%)ならびにエチレンと酢酸
ビニル、アクリル酸エステルおよびメタアクリル酸エス
テルのごときビニル化合物との共重合体((7) ビニル化合物の共重合割合は多くとも50モル%、好ま
しくは多くとも40モル%)が挙げられる。
これらのポリオレフィンの分子量は、一般には、2〜1
00万であり、2〜50万のものが好ましく、特に、5
〜30万のオレフィン系樹脂が好適である。また、低密
度(0,900g/cnt)ないし高密度(0,980
g/a+I)のエチレン単独重合体、プロピレン単独重
合体、エチレンとプロピレンとの共重合体ならびにエチ
レンまたはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合
体が望ましい。
00万であり、2〜50万のものが好ましく、特に、5
〜30万のオレフィン系樹脂が好適である。また、低密
度(0,900g/cnt)ないし高密度(0,980
g/a+I)のエチレン単独重合体、プロピレン単独重
合体、エチレンとプロピレンとの共重合体ならびにエチ
レンまたはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合
体が望ましい。
(C1変性ポリオレフィン
さらに、本発明において使用される変性ポリオレフィン
は、前記したポリオレフィンを不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体を用いて変性することによって得ら
れる。
は、前記したポリオレフィンを不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体を用いて変性することによって得ら
れる。
(8)
不飽和カルボン酸またはその誘導体の代表例としては、
炭素数が多くとも10個であり、少なくとも1個の二重
結合を有する一塩基カルボン酸(例えば、アクリル酸、
メタアクリル酸)および炭素数が多くとも15個であり
、少なくとも1個の二重結合を有する二基基カルボン酸
(例えば、マレイン酸)ならびにその二基基カルボン酸
の無水物(例えば、無水マレイン酸、無水ハイミック酸
)が挙げられる。これらの不飽和カルボン酸またはその
誘導体のうち、とりわけマレイン酸および無水マレイン
酸が好ましい。
炭素数が多くとも10個であり、少なくとも1個の二重
結合を有する一塩基カルボン酸(例えば、アクリル酸、
メタアクリル酸)および炭素数が多くとも15個であり
、少なくとも1個の二重結合を有する二基基カルボン酸
(例えば、マレイン酸)ならびにその二基基カルボン酸
の無水物(例えば、無水マレイン酸、無水ハイミック酸
)が挙げられる。これらの不飽和カルボン酸またはその
誘導体のうち、とりわけマレイン酸および無水マレイン
酸が好ましい。
変性ポリオレフィンは、一般には有機過酸化物の存在下
でポリオレフィンを不飽和カルボン酸および/またはそ
の誘導体で処理することによって得られる。
でポリオレフィンを不飽和カルボン酸および/またはそ
の誘導体で処理することによって得られる。
本発明の変性ポリオレフィンを製造するには、種々の公
知の方法(例えば、溶液法、懸濁法、溶融法)によるい
ずれの製造方法をも採用することができる。
知の方法(例えば、溶液法、懸濁法、溶融法)によるい
ずれの製造方法をも採用することができる。
これらの製造方法のうち、溶液法によってポリオレフィ
ンを不飽和カルボン酸まtこはその誘導体で変性する場
合、無極性有機溶媒中にポリオレフィンと不飽和カルボ
ン酸および/またはその誘導体を投入し、さらに、ラジ
カル開始剤を添加して高温にて加熱することによって変
性ポリオレフィンを得ることができる。この際、使われ
る無極性有機溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼンおよびテト
ラクロンエタンが挙げられる。また、ラジカル開始剤と
しては、2.5−ジメチル−2,5−ジ(第三級フチル
バーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ
(第三級ブチルパーオキシ)ヘキシン−3およびベンゾ
イルパーオキサイドのごとき有機過酸化物が挙げられる
。さらに、処理温度は、使用するポリオレフィンが溶解
する温度であり、一般には110〜160℃であり、と
りわけ130〜150℃が好ましい。
ンを不飽和カルボン酸まtこはその誘導体で変性する場
合、無極性有機溶媒中にポリオレフィンと不飽和カルボ
ン酸および/またはその誘導体を投入し、さらに、ラジ
カル開始剤を添加して高温にて加熱することによって変
性ポリオレフィンを得ることができる。この際、使われ
る無極性有機溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼンおよびテト
ラクロンエタンが挙げられる。また、ラジカル開始剤と
しては、2.5−ジメチル−2,5−ジ(第三級フチル
バーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ
(第三級ブチルパーオキシ)ヘキシン−3およびベンゾ
イルパーオキサイドのごとき有機過酸化物が挙げられる
。さらに、処理温度は、使用するポリオレフィンが溶解
する温度であり、一般には110〜160℃であり、と
りわけ130〜150℃が好ましい。
また、懸濁法によってポリオレフィンを不飽和カルボン
酸またはその誘導体で変性する場合、極性溶媒(一般に
は、水)中にポリオレフィンと不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体を投入し、さらに、前記したラジカ
ル開始剤を添加して高圧下で100℃以上の温度におい
て処理することによって得られる。
酸またはその誘導体で変性する場合、極性溶媒(一般に
は、水)中にポリオレフィンと不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体を投入し、さらに、前記したラジカ
ル開始剤を添加して高圧下で100℃以上の温度におい
て処理することによって得られる。
さらに、溶融法によってポリオレフィンを下節(11)
和カルボン酸またはその誘導体で変性する場合、一般の
合成樹脂の分野において使用されている溶融混線機(例
えば、押出機)を用いて、ポリオレフィン、不飽和カル
ボン酸および/またはその誘導体ならびに前記したラジ
カル開始剤を溶融混練しながら処理することによって得
ることができる。
合成樹脂の分野において使用されている溶融混線機(例
えば、押出機)を用いて、ポリオレフィン、不飽和カル
ボン酸および/またはその誘導体ならびに前記したラジ
カル開始剤を溶融混練しながら処理することによって得
ることができる。
この際の混線温度は使用するポリオレフィンおよびラジ
カル開始剤の種類によって異なるが、使われるポリオレ
フィンの融点以上乃至300’C以下の範囲である。ポ
リエチレンの場合には、一般には120〜270℃であ
り、ポリプロピレンの場合には、一般には160〜27
0℃である。
カル開始剤の種類によって異なるが、使われるポリオレ
フィンの融点以上乃至300’C以下の範囲である。ポ
リエチレンの場合には、一般には120〜270℃であ
り、ポリプロピレンの場合には、一般には160〜27
0℃である。
この変性ポリオレフィンを製造するに当たり、100重
量部のポリオレフィンに対する不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体の割合は、不(12) 飽和カルボン酸および/またはその誘導体が少な過ぎる
と、この変性ポリオレフィンの使用効果が乏しく、一方
、多過ぎると、未反応物の除去が困難であったり、変色
等の問題点が発生して好ましくないため、一般には0.
01〜30重量部であり、とりわけ、0.1〜10重量
部が好ましい。
量部のポリオレフィンに対する不飽和カルボン酸および
/またはその誘導体の割合は、不(12) 飽和カルボン酸および/またはその誘導体が少な過ぎる
と、この変性ポリオレフィンの使用効果が乏しく、一方
、多過ぎると、未反応物の除去が困難であったり、変色
等の問題点が発生して好ましくないため、一般には0.
01〜30重量部であり、とりわけ、0.1〜10重量
部が好ましい。
η アウタケーシングの製造
本発明のアウタケーシングを製造するに当たり、前記し
た無機質充填剤、ポリオレフィンおよび変性ポリオレフ
ィンとからなる混合物を作成する。
た無機質充填剤、ポリオレフィンおよび変性ポリオレフ
ィンとからなる混合物を作成する。
(1) 混合割合
この混合物に占める無機質充填剤の割合は、無機質充填
剤が少な過ぎると、得られるアウタケーシングの熱膨張
率が大きくなる欠点があり、逆に、多過ぎると、屈曲性
が低下する欠点があるため、一般には20〜70重量%
であり、25〜70重量%が好ましく、特に、30〜6
0重量%が好適である。
剤が少な過ぎると、得られるアウタケーシングの熱膨張
率が大きくなる欠点があり、逆に、多過ぎると、屈曲性
が低下する欠点があるため、一般には20〜70重量%
であり、25〜70重量%が好ましく、特に、30〜6
0重量%が好適である。
また、混合物に占める変性ポリオレフィンの割合は、変
性ポリオレフィンが少な過ぎると、屈曲部の耐白化性に
乏しく、逆に、多過ぎると、コストの面で問題となるた
め、一般には0.5〜20重量%であり、1〜20重量
%が好ましく、1〜15重量%が特に好ましい。
性ポリオレフィンが少な過ぎると、屈曲部の耐白化性に
乏しく、逆に、多過ぎると、コストの面で問題となるた
め、一般には0.5〜20重量%であり、1〜20重量
%が好ましく、1〜15重量%が特に好ましい。
さらに、ポリオレフィンと変性ポリオレフィンの合計量
中の不飽和カルボン酸およびその誘導体の割合は、0.
00006〜16重量%が好ましく、3.5 特に、0.0014〜番で4重量%が好適である。
中の不飽和カルボン酸およびその誘導体の割合は、0.
00006〜16重量%が好ましく、3.5 特に、0.0014〜番で4重量%が好適である。
(2)混合方法
前記した無機質充填剤、ポリオレフィンおよび変性ポリ
オレフィンは均一に混合する必要があり、この場合、す
べての成分を同時に混合しても良く、また、成分の一部
を予め混合し、得られた混合物に残りの成分を混合して
も良い。また、得られる混合物の使用目的に応じて、エ
チレンおよび/またはプロピレンを主成分とするオレフ
ィン系重合体に通常使われている老化防止剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤、充填剤、滑剤、難燃剤、帯
電防止剤および着色剤のごとき添加剤をこの共重合体が
有する前記の特性を実質的に損わない程度に添加しても
良い。
オレフィンは均一に混合する必要があり、この場合、す
べての成分を同時に混合しても良く、また、成分の一部
を予め混合し、得られた混合物に残りの成分を混合して
も良い。また、得られる混合物の使用目的に応じて、エ
チレンおよび/またはプロピレンを主成分とするオレフ
ィン系重合体に通常使われている老化防止剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤、充填剤、滑剤、難燃剤、帯
電防止剤および着色剤のごとき添加剤をこの共重合体が
有する前記の特性を実質的に損わない程度に添加しても
良い。
混合方法としては、オレフィン系樹脂の業界において一
般に使われているヘンシュルミキサ−のごとき混合機を
用いてトライブレンドする方法、或いはバンバリーjキ
サ、ニーダ、ロールミルお(15) よびスクリュ押出機のごとき混合機を使って溶融混練す
る方法がある。この際、予めトライブレンドまたは溶融
混練し、得られた混合物をさらに溶融混練することによ
って、尚一層均一状の混合物を得ることができる。これ
らの場合において、一般には、最終的に溶融混練した後
ペレット状物に成形し、後記の成形に供される。
般に使われているヘンシュルミキサ−のごとき混合機を
用いてトライブレンドする方法、或いはバンバリーjキ
サ、ニーダ、ロールミルお(15) よびスクリュ押出機のごとき混合機を使って溶融混練す
る方法がある。この際、予めトライブレンドまたは溶融
混練し、得られた混合物をさらに溶融混練することによ
って、尚一層均一状の混合物を得ることができる。これ
らの場合において、一般には、最終的に溶融混練した後
ペレット状物に成形し、後記の成形に供される。
(3) アウタケーシングの製造方法本発明のアウタ
ケーシングは、外径が3〜5゜−1内径が1〜IO(財
)のパイプ形であって、ポリオレフィンの業界において
一般に行なわれているパイプ押出成形装置を用いて製造
される。
ケーシングは、外径が3〜5゜−1内径が1〜IO(財
)のパイプ形であって、ポリオレフィンの業界において
一般に行なわれているパイプ押出成形装置を用いて製造
される。
なお、前記した無機質充填剤、ポリオレフィンおよび変
性ポリオレフィンを溶融混練する場合、およびその混合
物をパイプ押出成形装置で成形す(16) る場合に、夫々使用するポリオレフィンおよび変により
劣化する温度よりも低い温度において実施する必要があ
るため、溶融混線温度および成形温度は180〜250
℃である。
性ポリオレフィンを溶融混練する場合、およびその混合
物をパイプ押出成形装置で成形す(16) る場合に、夫々使用するポリオレフィンおよび変により
劣化する温度よりも低い温度において実施する必要があ
るため、溶融混線温度および成形温度は180〜250
℃である。
■ 実施例および比較例
実施例■〜■として、無機質充填剤の種類、無機質充填
剤の量(%)、変性樹脂の量(%)およびポリプロピレ
ンの量(%)の4つの要素を夫々異にする5種類の混合
物を形成し、夫々の混合物を原料として成形されたアウ
タケーシングについて、熱膨張率(1/℃)、曲げ弾性
率(#/aIり、耐折曲げ白化性および摩擦係数(μ)
を調べたところ、表−1に示すような結果が得られた。
剤の量(%)、変性樹脂の量(%)およびポリプロピレ
ンの量(%)の4つの要素を夫々異にする5種類の混合
物を形成し、夫々の混合物を原料として成形されたアウ
タケーシングについて、熱膨張率(1/℃)、曲げ弾性
率(#/aIり、耐折曲げ白化性および摩擦係数(μ)
を調べたところ、表−1に示すような結果が得られた。
なお、参考までに比較例■〜■として、無機質充填剤の
量を極端に多くしたもの、同じく極端に少なくしたもの
及び変性樹脂の量を極端に少なくしたものの3種類の混
合物を原料として成形したアウタケーシングについても
同じように試験を行ない、その結果を表−1に併記した
。
量を極端に多くしたもの、同じく極端に少なくしたもの
及び変性樹脂の量を極端に少なくしたものの3種類の混
合物を原料として成形したアウタケーシングについても
同じように試験を行ない、その結果を表−1に併記した
。
そして、この表−1から、本発明のアウタケーシングが
、挿通されるインナケーブルとほとんど同じ熱膨張率と
なり、しかも、屈曲性および屈曲部の耐白化性に優れて
いることが確認できた。
、挿通されるインナケーブルとほとんど同じ熱膨張率と
なり、しかも、屈曲性および屈曲部の耐白化性に優れて
いることが確認できた。
9
Claims (1)
- アウタケーシングにインナケーブルを摺動自由に挿通し
て操作力を伝達するようにしたコントロールケーブルの
前記アウタケーシングであって、20〜70重量%の無
機質充填剤、0.5〜20重量%の不飽和カルボン酸お
よび/またはその誘導体により変性された変性ポリオレ
フィン、および残部がポリオレフィンからなる混合物を
原料として成形したことを特徴とするコントロールケー
ブルのアウタケーシング
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17057182A JPS5958216A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | コントロ−ルケ−ブルのアウタケ−シング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17057182A JPS5958216A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | コントロ−ルケ−ブルのアウタケ−シング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5958216A true JPS5958216A (ja) | 1984-04-03 |
JPS6329125B2 JPS6329125B2 (ja) | 1988-06-13 |
Family
ID=15907299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17057182A Granted JPS5958216A (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | コントロ−ルケ−ブルのアウタケ−シング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5958216A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61166223U (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-15 |
-
1982
- 1982-09-28 JP JP17057182A patent/JPS5958216A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61166223U (ja) * | 1985-04-04 | 1986-10-15 | ||
JPH0311452Y2 (ja) * | 1985-04-04 | 1991-03-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6329125B2 (ja) | 1988-06-13 |
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