JPS595799Y2 - 温水器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水受皿の設けられた温水器に関する。

従来、電気温水器等の温水器を室内に設置する場合は、
温水器からの排水，浅水等によって床に浸水するのを防
ぐために、温水器の下部に水受皿を設置し、温水器を載
置していた。

従って、水受皿が温水器の重量を受け変形し易く、水受
皿の上端部から溢水することもあった。

本考案は上記従来の温水器の欠点を解消し、設置施工が
容易で温水器からの排水，浅水等を確実に受ける温水器
を提供することを目的とする。

次に本考案の温水器の一例を図面を参照して説明する。

図は本考案を電気温水器に実施した例を示し、温水器本
体１の下部に複数の脚部１１が垂設されている。

該脚部１１にはボルト挿通孔１１１が設けられ、温水器
本体１下部に取付アングル１２が設けられ、取付アング
ル１２のねじ孔１２１にボルト４が螺着することにより
、脚部１１が取付けられている。

２は水受皿であり、周囲に立上り縁２１が設けられ、脚
部１１の大きさ，位置に合わされた複数個の取付孔２２
が設けられている。

水受皿２の材質としては、耐食性があり軽量なもの、例
えばＦＲＰ，薄肉のステンレス板等が好ましい。

水受皿２の取付孔２２には、温水器本体１の脚部１１．
１１の径小になされた下端部が挿通されている。

５は水洩れを防止するパッキンである。

脚部１１は、更に架台３のボルト挿通孔３１にボルト４
が挿通されて固定される。

架台３はアングル材等を組んだものからなり、ボルト挿
連孔３１は取付孔２２より、更に径小になされている。

ボルト４が架台３の下方から架台３及び脚部１１のボル
ト挿通孔３１，１１１並びに水受皿２の取付孔２２を通
して温水器本体１の取付アングル１２のねし孔１２１に
螺着されて温水器本体１と水受皿２と架台３とがしっか
りと固定されている。

このようにして組立てられた温水器は、温水器本体１の
重量が架台３によって受けられ、水受皿２は温水器本体
１の重量によって変形することがなく、変形した立上り
縁２１から溢れることも防止される。

架台３は温水器本体１の重量を受けると共に、温水器本
体１の高さを調整し、水受皿２下方の通気を良好にする
。

本考案温水器は上述の通りの構戒になされているから、
水受皿が温水器本体及び架台と一体的に組立てられ、設
置施工が容易になると共に、確実に温水器本体からの排
水，浅水を受けることができる。

そして水受皿は温水器本体の重量で変形することはなく
、溢水を防止する。

更に、架台によって温水器本体の高さを他の床面と調整
して、水受皿の掃除や温水器本体の運転作業を行ない易
くすることができる。

又、水受皿の下方は架台により通気が良好となり、衛生
上好ましくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案温水器の一例を示す一部切欠正面図であ
る。 １・・・・・・温水器本体、１１・・・・・・脚部、１
１１．３１・・・・・・ボルト挿通孔、２・・・・・・
水受皿、２２・・・・・・取付孔、３・・・・・・架台
、４・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水受皿に設けられた温水器において、温水器本体の底部
   からボルト挿通孔を設けた脚部が垂設され、該脚部の下
   端は水受皿の取付孔に達し、該水受皿の下方にはボルト
   挿通孔を穿設してなる架台が設けられ、ボルトが架台の
   下方から脚部及び架台のボルト挿通孔並びに取付孔を通
   して温水器本体に螺着されてなる温水器。