JPS5833182Y2 - 流し台等における水槽の取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、甲板に切設する水槽用の嵌合孔を、段部を設
けたり、寸法精度を要することなく、簡単に切設して、
甲板と水槽の上面をほぼ同一面となるようにし、もって
、美麗で、清掃の容易な流し台を提供することを目的と
した流し台等における水槽の取付装置に関するものであ
る。

近年、流し台、洗面台等において、耐久性、並びに耐熱
性等の見地から、その甲板に極めて堅牢なボードが使用
されるようになったが、この甲板の上面と水槽の上面と
を同一面上にくるようにして、水槽を取付けるためには
、甲板における水槽用の嵌合孔の周縁部を段状に切設す
る必要があるが、この加工作業が極めて困難なため、嵌
合孔に嵌挿した水槽周縁のフランジを千′（反の上面に
載置して、水槽を甲板に保持させるよ″）にしているが
、このようにしたものでは水槽の二うンジ周縁に水や汚
れ等が付着し易く、また、水槽を甲板に固冗するための
固定金具の構成が複雑で゛、固定作業が面倒である等の
欠点があった。

本考案は、叙上の欠点を除去するためなされたもので、
以下、実施例図に基いて説明する。

上面に水槽用の嵌合孔１を切設した甲板２の下面に、先
端に切欠凹部３を切設したブラケット４を、先端を嵌合
孔１の内方へ突出させて水平設置するとともに、ブラケ
ット４上に、上下寸法が甲板２の厚さとほぼ同一をなす
水槽５の周縁部より垂設したフランジ６を、甲板２の上
面と水槽５の上面とがほぼ同一面上に位置するように載
置し、フランジ６の垂直面に穿孔した取付孔７に、アン
グル状の取付ボルト８を挿通して、該取付ボルト８端の
頭９をフランジ６の外面に当着し、かつ取付ボルト８の
先端を、ブラケット４先端の切欠凹部３に貫挿して、該
取付ボルト８の先端にナツト１０を螺締し、甲板２の嵌
合物１内周と水槽５のフランジ６外周との間に防水用パ
ツキン１１を充填してあり、１２は甲板２の嵌合孔１と
水槽５のフランジ６の下方間に嵌装されたパツキンであ
る。

上述のような構成体よりなる本考案において、その水槽
５は、周縁部より垂設したフランジ６を、単に甲板２の
嵌合孔１に先端を突出させて甲板２下に水平設置したブ
ラケット４上に支持するのみであるから、嵌合孔１には
、段部を設けたり、寸法精度をもたせたりする必要がな
い。

また、甲板２の上面と水槽５の上面とは、はぼ同一面上
に位置するようにしてあり、かつ甲板２の嵌合孔１の内
周と、水槽５のフランジ６の外周との間には、防水用パ
ツキン１１が充填しであるから、美麗で、清掃の容易な
流し台等を提供することができる。

しかも、甲板２に対する水槽５の固定は、水槽５のフラ
ンジ６の垂直面に穿孔した取付孔７に、アングル状の取
付ボルト８を挿通して、取付ボルト８の頭９をフランジ
６の外面に当着し、取付ボルト８の先端をブラケット４
先端の切欠凹部３に貫挿してから、取付ボルト８端にナ
ツト１０を螺締するのみであるから、その取付固定も簡
単に行うことができて、組立作業を迅速に行うことがで
き、量産に適するものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る流し台等における水槽の取付装置の
実施例を示す縦断正面図である。 １・・・・・・嵌合孔、２・・・・・・甲板、３・・・
・・・切欠凹部、４・・・・・・ブラケット、５・・・
・・・水槽、６・・・・・・フランジ、７・・・・・・
取付孔、８・・・・・・取付ボルト、９・・・・・・頭
、１０・・・・・・ナツト、１１・・・・・・防水用パ
ツキン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面に水槽用の嵌合孔を切設した甲板の下面に、先端に
   切欠凹部を切設したブラケットを、先端を嵌合孔の内方
   へ突出させて水平設置するとともに、ブラケット上に、
   上下寸法が甲板の厚さとほぼ同一をなす水槽の周縁部よ
   り垂設したフランジを、甲板の上面と水槽の上面とがほ
   ぼ同一面上に位置するように載置し、フランジの垂直面
   に穿孔した取付孔に、アングル状の取付ボルトを挿通し
   て、該取付ボルト端の頭をフランジの外謹に当接し、か
   つ取付ボルトの先端を、ブラケット先端の切欠凹部に貫
   挿して、該取付ボルトの先端にナツトを螺締し、甲板の
   嵌合孔内周と水槽のフランジ外周との間に防水用パツキ
   ンを充填してなる流し台等における水槽の取付装置。