JPS6350408Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水冷エンジンの冷却水を冷却する
のに用いるラジエターの改良に関する。

水冷エンジンの場合は、ラジエターを設けて、
エンジンの冷却水をラジエターに循環させ、エン
ジン冷却で高温になつた冷却水をラジエータで冷
してくり返し使用する。ラジエターには、通常、
下部に二個所、上部に二個所程度、取付け部を設
けて、機枠にボルトナツト等によつて取付ける。
又、下部のロアータンク下端には、ドレーンプラ
グで栓をした通孔を設けて、内部の液体を抜取る
ことができるようになつている。

この考案は、ラジエターの下部に設ける取付け
部と、液抜取口を兼用できるようにして、部品点
数を削限して安価にできるように改善したもの
で、以下本考案を図面に示す実施例について説明
する。

ラジエター１は、アツパータンク２に、ボルト
孔を設けた取付片３を二個所設け、ロアータンク
４に、下方に突出した突起５を設ける。ラジエタ
ー１は、下側の二個所の突起５を機枠６の孔７
に、クツシヨン材８を挾んで挿入して位置決めし
て取付けし、上側の二個所の取付片３を機枠６の
ステー９にボルト１０で締着して取付ける。下側
の突起５のうちの一つには、ロアータンク４の内
側に通じる通孔１１を設け、ドレーンプラグ１２
を螺着する。１３はパツキングである。

しかして、ラジエター１のロアータンク４の下
方に突出した二個所の突起５は、機枠６の孔７に
挿入されて、ラジエター１の下側の取付けにな
る。そして、突起５の一つには、ロアータンク４
の内側に通じた通孔１１が設けられて、内部の液
体を抜取る液抜取口になる。こうして、突起５
が、ラジエター１の取付けと、液抜取口を兼ねる
ことができ、部品点数を削減できて、コストダウ
ンが図れる。

以上説明したように、この考案は、ラジエター
のロアータンクに下方に突出した突起を設け、該
突起を機枠に設けた孔に挿入してラジエター下部
の位置決め取付けをすると共に、突起にロアータ
ンクの内側に通じる通孔を設け、該通孔にドレー
ンプラグを螺着して通孔を液抜取口としたので、
ロアータンク下部の突起が、取付けと液抜取口を
兼ねることができる。こうして、ロアータンクの
構造が簡単になり、部品点数を少くできて、製造
コストの低減が図れる。又、重量の軽減にもな
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は正面
図、第２図は第１図Ａ−Ａ矢視拡大断面図、第３
図は第１図Ｂ−Ｂ矢視拡大断面図である。 １……ラジエター、４……ロアータンク、５…
…突起、６……機枠、７……孔、１１……通孔、
１２……ドレーンプラグ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ラジエターのロアータンクに下方に突出した突
   起を設け、該突起を機枠に設けた孔に挿入してラ
   ジエター下部の位置決め取付けをすると共に、突
   起にロアータンクの内側に通じる通孔を設け、該
   通孔にドレーンプラグを螺着して通孔を液抜取口
   としたことを特徴とするラジエター。