JPH11166767A - 横型貯湯式電気温水器 - Google Patents

横型貯湯式電気温水器

Info

Publication number
JPH11166767A
JPH11166767A JP33180097A JP33180097A JPH11166767A JP H11166767 A JPH11166767 A JP H11166767A JP 33180097 A JP33180097 A JP 33180097A JP 33180097 A JP33180097 A JP 33180097A JP H11166767 A JPH11166767 A JP H11166767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
storage tank
relief valve
supply port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33180097A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Miyazaki
勝 宮▲崎▼
Yukio Goseki
幸雄 五石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU HENATSUKI KK
Original Assignee
KYUSHU HENATSUKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYUSHU HENATSUKI KK filed Critical KYUSHU HENATSUKI KK
Priority to JP33180097A priority Critical patent/JPH11166767A/ja
Publication of JPH11166767A publication Critical patent/JPH11166767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも採湯量の多い横型貯湯式電気温水
器を提供することにある。 【解決手段】 エアーの溜まり部を貯湯タンク2の横方
向の一方の端部側に形成するように貯湯タンク2を傾斜
状態で支持脚部6及び7により支持する。貯湯タンク2
の最も上側に位置する最頂部または最頂部近傍に逃がし
弁17を取付ける逃がし弁取付け口13を形成する。そ
して給湯口12をこの逃がし弁取付け口13よりも他方
の端部側に下がった位置に形成される最終湯溜まり部1
6に対応する位置に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横方向寸法が縦方
向寸法よりも長い貯湯タンクを備えた横型貯湯式電気温
水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貯湯式電気温水器は、底壁部に給水口を
有し上壁部に給湯口を有する貯湯タンクと、発熱部が貯
湯タンクの内部に配置された電気ヒータとを具備して構
成される。一般的な貯湯式電気温水器の貯湯タンクは、
縦方向寸法が横方向寸法よりも長い縦長タイプのもので
ある。しかし横型貯湯式電気温水器は、例えば建物の床
下に配置されるもので、貯湯タンクとして横方向寸法が
縦方向寸法よりも長い貯湯タンクを用いる。特許第25
79500号公報に示された横型貯湯式電気温水器で
は、エアーの溜まり部を貯湯タンクの横方向の一方の端
部側に形成するように貯湯タンクの一方の端部が他方の
端部よりも高くなるように貯湯タンクの形状それ自体が
定められている。また特開平8−219546号公報に
示された横型貯湯式電気温水器では、エアーの溜まり部
を貯湯タンクの横方向の一方の端部側に形成するために
貯湯タンクの前記一方の端部が他方の端部よりも高くな
るように貯湯タンクが貯湯タンク支持構造によって傾斜
した状態で支持されている。
【0003】そして従来の横型貯湯式電気温水器では、
貯湯タンクの最も上側に位置する最頂部または最頂部近
傍に給湯口を形成し、この給湯口に接続された給湯管に
対しての途中にエアーを外部に逃がす逃がし弁が設けら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、横型貯湯式電気
温水器では、湯が使用されると湯と水が混合して形成さ
れる境界層が徐々に上に移動し、最終的には境界層を形
成しない高温の湯の湯溜まり部(最終湯溜まり部)が貯
湯タンクの最も上側に位置する最頂部に形成されて、最
終湯溜まり部の高温の湯も給湯口を通してすべて外部に
出るものと考えられていた。そのため従来は、貯湯タン
クの最も上側に位置する最頂部または最頂部近傍に給湯
口を形成して、この給湯口に接続された給湯管に対して
の途中にエアーを外部に逃がす逃がし弁を設けていたの
である。しかしながら発明者の研究によると、最終湯溜
まり部は貯湯タンクの最も上側に位置する最頂部または
最頂部近傍には形成されず、その部分から下に下がった
位置に形成されていることが分った。そのため従来は、
最終湯溜まり部の湯を完全に採湯することができなかっ
た。この最終湯溜まり部に溜まる高温の湯の量は3〜5
リットル近くある。
【0005】本発明の目的は、従来よりも採湯量の多い
横型貯湯式電気温水器を提供することにある。
【0006】本発明の目的は、沸き上げた貯湯タンク内
の高温の湯を全量採湯できる横型貯湯式電気温水器を提
供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、給湯口が最終湯溜ま
り部に対応するように貯湯タンクの傾斜角度を調節する
ことができる横型貯湯式電気温水器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る横型貯湯式電気温水器は、底壁部に給水口を有し上壁
部に給湯口を有し横方向寸法が縦方向寸法よりも長い貯
湯タンクと、発熱部が貯湯タンクの内部に配置された電
気ヒータと、貯湯タンク内に溜まるエアーを外部に逃が
す逃がし弁とを具備している。そしてエアーの溜まり部
を貯湯タンクの横方向の一方の端部側に形成するために
貯湯タンクの一方の端部が他方の端部よりも高くなるよ
うに貯湯タンクが形成されているかまたは貯湯タンクが
貯湯タンク支持構造によって傾斜した状態で支持されて
いる。貯湯タンク支持構造によって傾斜させられる貯湯
タンクとしては、円筒状の胴部と該胴部の両端に固定さ
れた一対の椀状部とからなる一般的な円筒状貯湯タンク
を用いることができる。
【0009】本発明では、横置きされた貯湯タンクの最
も上側に位置する最頂部または最頂部近傍に逃がし弁を
取付ける逃がし弁取付け口を形成する。そして給湯口を
この逃がし弁取付け口よりも前記他方の端部側に下がっ
た位置に形成される最終湯溜まり部に対応する位置に形
成する。前述の円筒状貯湯タンクを貯湯タンク支持構造
によって傾斜した状態で支持する場合には、貯湯タンク
の円筒状の胴部の最も上側に位置する最頂部に近接して
逃がし弁を取付ける逃がし弁取付け口を胴部に形成し、
給湯口をこの逃がし弁取付け口よりも前記他方の端部側
に下がった位置に形成される最終湯溜まり部の上に位置
する胴部の部分に形成する。
【0010】本発明のように、逃がし弁取付け口と給湯
口とを別に設けると、貯湯タンクの内部に溜まるエアー
及び膨脹水は逃がし弁取付け口を通して貯湯タンクの外
部に排出することができ、最終湯溜まり部に溜まる高温
の湯は給湯口を通してほぼ全量採湯できる。したがって
本発明によれば、従来よりも採湯量を多くすることがで
きて、貯湯タンク内の高温の湯を全量採湯することも可
能である。
【0011】最終湯溜まり部が貯湯タンクの最頂部より
も下側に形成される現象が発生する理由は明らかではな
いが、高温の湯と貯湯タンクの内面との間の摩擦抵抗と
境界層の低温の湯と貯湯タンクの内面との間の摩擦抵抗
の相違によってこの現象が発生するのではないかと推測
される。最終湯溜まり部が形成される位置は、貯湯タン
クの上壁部の傾斜角度によって異なってくる。例えば前
述の円筒状貯湯タンクを用いる場合に、貯湯タンクの水
平面に対する傾斜角度を1度〜2度の範囲にした場合、
逃がし弁取付け口の中心と給湯口の中心との距離が30
0mm±150mmの範囲内の値になる位置に給湯口を
形成すると、給湯口をほぼ最終湯溜まり部に対応させる
ことができる。傾斜角度が上記範囲よりも小さくなると
前述の距離は長くなり傾斜角度が上記範囲よりも大きく
なると前述の距離は短くなる。
【0012】なお貯湯タンクの設置面は必ずしも水平で
ない場合が多く、単純に設置したのでは給湯口が最終湯
溜まり部に対応する位置から外れてしまう事態が発生す
る場合もある。そこで貯湯タンク支持構造に傾斜角度を
所定の範囲において調節することができる傾斜角度調節
構造を設ければ、このような事態が発生することを防止
できる。
【0013】なお貯湯タンク支持構造を貯湯タンクの一
方の端部側(エアーの溜まり部を形成する端部側)に位
置して貯湯タンクを支持する一対の支持脚部と、貯湯タ
ンクの他方の端部側に位置して貯湯タンクを支持する一
対の支持脚部とから構成する場合には、少なくとも貯湯
タンクの一方の端部側に位置して貯湯タンクを支持する
一対の支持脚部に、高さ寸法を調節できる高さ寸法調節
機構を設けて、この高さ寸法調節機構により一対の支持
脚部の高さ寸法を調節するようにすれば、貯湯タンクの
傾斜角度を簡単に所望の値に調節することができる。こ
の場合に、すべての支持脚部に高さ寸法を調節できる高
さ寸法調節機構を設けてもよいのは勿論である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の横型貯湯式電気
温水器の実施の形態の一例の構成を概略的示す図であ
る。この実施の形態の横型貯湯式電気温水器1で用いる
貯湯タンク2は、円筒状の胴部3と該胴部の両端に固定
された通常鏡板と呼ばれる一対の椀状部4及び5とから
なる。このような貯湯タンク2は、縦型の一般的な貯湯
式電気温水器で用いる貯湯タンクに若干の変更を加える
ことにより簡単に得ることができる。なお図1において
は、貯湯タンク2の周囲を覆う断熱層は図示を省略して
ある。この貯湯タンク2で、設置面Sに設置された状態
で下側に位置する壁部分が底壁部2aを構成し、上側に
位置する壁部分が上壁部2bを構成する。
【0015】貯湯タンク2は、一対の支持脚部6と一対
の支持脚部7とにより構成される貯湯タンク支持構造に
よって設置面S上に支持されている。一対の支持脚部6
及び一対の支持脚部7からなる貯湯タンク支持構造は、
エアーの溜まり部を貯湯タンク2の横方向の一方の端部
側(椀状部5側)に形成するように貯湯タンク2の一方
の端部(椀状部5側)が他方の端部(椀状部4側)より
も高くなるように貯湯タンク2を傾斜した状態で支持し
ている。設置面Sに対する貯湯タンク2の傾斜角度(設
置面Sと底壁部2aの外面との間の角度)θは、一対の
支持脚部6と一対の支持脚部7の寸法または取付け位置
を予め任意に設定することにより定めることができる。
なお後述するように、貯湯タンク支持構造に傾斜角度θ
を所定の範囲において調節することができる傾斜角度調
節構造を設ければ、設置後であってもこの傾斜角度θを
変更調節できる。
【0016】貯湯タンク2の底壁部2aには給水口8と
排水口9とが設けられている。給水口8は、胴部3の中
央部よりも椀状部4寄り(他方の端部寄り)の位置に設
けられている。貯湯タンク2の内部には、給水口8の開
口部と対向するように整流板即ちバッフルプレート10
が配置されている。バッフルプレート10は、高温の湯
と水とが混ざって形成される境界層の厚みができるだけ
薄くなるように給水口8から給水される水の流れを整流
する。排水口9は、胴部3の椀状部4寄り(他方の端部
寄り)の端部に形成されている。
【0017】貯湯タンク2の上壁部2bには、ヒータ挿
入口11と、給湯口12と逃がし弁取付け口13とが設
けられている。ヒータ挿入口11は電気ヒータ14が固
定された蓋部材15によって封止されている。電気ヒー
タ14の発熱部は貯湯タンク2の底壁部2aに沿って延
びるように曲げられている。給湯口12及び逃がし弁取
付け口13は、図2に拡大して示すように貯湯タンク2
の上壁部2a即ち胴部3の上側壁部に設けられたバーリ
ング加工穴HにソケットSKの一端を溶接した構造を有
している。逃がし弁取付け口13は、貯湯タンク2内に
エアーが溜まる部分(エアー溜まり部)に対応する位
置、即ち傾斜した状態で支持された貯湯タンク2の胴部
3の最も上側に位置する最頂部に近接して形成されてお
り、逃がし弁取付け口13に公知の逃がし弁17が取付
けられている。なお実際上の最頂部は胴部3と椀状部5
との溶接部分になるが、この部分に逃がし弁取付け口1
3を設けることは難しいため、この例では胴部3の最も
上側の位置に近接して逃がし弁取付け口13を設けてい
る。
【0018】給湯口12は、逃がし弁取付け口13より
も椀状部4側(他方の端部側)に下がった位置に形成さ
れる最終湯溜まり部16の上に位置する胴部3の部分に
形成されている。ちなみに、試験結果によると胴部3の
直径が57cmで、貯湯タンク2の長手方向の長さが1
m85cmで、傾斜角度θを1度とした場合における逃
がし弁取付け口13の中心と給湯口12の中心との間の
好ましい距離は約300mmであった。このとき最終湯
溜まり部16の大きさは、給湯口12を中心にして半径
200mm〜225mmの円の範囲に入る大きさであっ
た。この条件でこの距離に設定すると、貯湯タンク2内
の最終湯溜まり部に溜まった高温の湯をほぼ全量採湯す
ることができる。なお給湯口12の位置が、この好まし
い位置から多少ずれたとしても、最終湯溜まり部に溜ま
った高温の湯の大部分を採湯することができる。ちなみ
この例においては、貯湯タンク2の水平面に対する傾斜
角度を1度〜2度の範囲にすると、逃がし弁取付け口1
3の中心と給湯口12の中心との距離が300mm±1
50mmの範囲内の値になる位置に給湯口12を形成す
ると、給湯口12をほぼ最終湯溜まり部16に対応させ
ることができて、最終湯溜まり部16の高温の湯の有効
利用を図ることができる。なおこの範囲は、貯湯タンク
の形状寸法が多少異なっていてもほとんど変わることが
ないと考えられるが、傾斜角度θが上記範囲よりも小さ
くなると前述の距離は長くなり、傾斜角度θが上記範囲
よりも大きくなると前述の距離が短くなることは当業者
に理解できるであろう。
【0019】床下設置型の貯湯タンク2の設置面S(建
物の床下壁部)はほとんど言ってよい程凹凸があり水平
精度が悪い。そのため単純に貯湯タンク2を設置面S上
に設置したのでは給湯口12を最終湯溜まり部16の最
適位置に対応させることができない場合も生じる。この
ような問題を解消するためには、貯湯タンク支持構造を
構成する支持脚部6及び7のうち、少なくとも一対の支
持脚部7に傾斜角度θを所定の範囲において調節するこ
とができる傾斜角度調節構造を設ければよい。具体的に
は、少なくとも貯湯タンク2の一方の端部側に位置して
貯湯タンク2を支持する一対の支持脚部7に、それぞれ
高さ寸法を調節できる高さ寸法調節機構を設けて、この
高さ寸法調節機構により一対の支持脚部7の高さ寸法を
調節するようにすれば、貯湯タンク2の傾斜角度θを簡
単に所望の値に調節することができる。この場合、一対
の支持脚部7にそれぞれ設けた高さ寸法調節機構によっ
て傾斜角度調節構造が構成されている。
【0020】図3は、高さ寸法調節機構を設けた1つの
支持脚部7の構造を示した概略斜視図である。図3にお
いては、貯湯タンク2は概略的に示してあり、一対の支
持脚部6は図示を省略してある。この支持脚部7は、貯
湯タンク2の設置面Sと接触する座部7aと脚部本体7
bと座部7aと脚部本体7bとを連結する連結構造7c
とを具備している。そしてこの例では、連結構造7cが
座部7aと脚部本体7bとの間の寸法を調節し得るよう
に構成された高さ寸法調節機構によって構成されてい
る。座部7aは、鉄板7a1 にアンカーボルトを貫通す
る貫通孔7a2 を形成した構造を有している。
【0021】また脚部本体7bは、貯湯タンク2の胴部
3の外壁に溶接される取付金具7b1 とこの取付金具7
b1 にボルト止めされた横断面形状がコの字型をなす型
鋼部材7b2 と、型鋼部材7b2 の下端に溶接されてね
じ孔が形成されたねじ孔付き鋼板部材7b3 とから構成
される。取付金具7b1 に対する型鋼部材7b2 の嵌め
合い構造とボルト止めの構造は図4(A)に示す通りで
ある。なお図4(B)に示す通り、脚部本体7bの構造
を型鋼部材7b2 の横断面形状が山形になるようにして
もよく、この場合には取付金具7b1 の横断面形状を山
形とし、ねじ孔付き鋼板部材7b3 の形状を三角形形状
にすればよい。またこの例では、取付金具7b1 と型鋼
部材7b2 とを別に設けているが、型鋼部材7b2 の上
端を胴部3の外壁に直接溶接する場合には、取付金具7
b1 が不要になり、部品点数が少なくなる。
【0022】座部7aと脚部本体7bとの間の寸法を調
節し得るように構成された高さ寸法調節機構によって構
成される連結構造7cは、座部7aの鉄板7a1 に一端
が溶接された長いボルト部材7c1 によって構成されて
いる。ボルト部材7c1 のねじ部は、ねじ孔付き鋼板部
材7b3 のねじ孔に螺合されており、高さ寸法を調節す
る場合には、鉄板7a1 をボルト部材7c1 を中心にし
て回転させればよい。なお鋼板部材7b3 のねじ孔を単
なる貫通孔とし、ボルト部材7c1 に鋼板部材7b3 を
間に挟むように2つのナットを螺合させてるようにして
高さ寸法調節機構を構成してもよい。この場合には、高
さ寸法を調節するときには、上側のナットを緩め、下側
のナットを回し、位置調整が完了した後に上側のナット
を締め付ければよい。
【0023】また図3の例では、ボルト部材7c1 の端
部を鉄板7a1 に直接固定しているが、ボルト部材7c
1 の端部を鉄板7a1 に回動機構(またはヒンジ機構)
を介して固定し、ボルト部材7c1 の端部と鉄板7a1
との間に自由な角度を持たせるようにしてもよい。この
ようにすると設置面Sの傾斜を吸収できる。特に、この
ような回動機構(またはヒンジ機構)は、図示しない支
持脚部6にも採用するのが好ましい。支持脚部6にこの
ような回動機構(またはヒンジ機構)を設ければ、一対
の支持脚部7だけに高さ寸法調節機構をそれぞれ設ける
場合に、支持脚部6と設置面Sとの間に不要な隙間が形
成されるのを防止できる。
【0024】高さ寸法調節機構の構造は、上記例に限定
されるものではなく、例えば図5に示すような構造を用
いてもよい。この構造では、脚部本体7´bの型鋼部材
7´b2 に座部7´aが直接溶接されている。そして型
鋼部材7´b2 に上限方向に並ぶように設けた複数のボ
ルト貫通孔h1 と取付金具7´b1 に設けたボルト貫通
孔h2 とを整合させて、整合した貫通した孔に図示しな
いボルトを挿入することにより高さ寸法の調節をする。
なおこの例でも、座部7´aと型鋼部材7´b2 との間
を回動機構(ヒンジ機構)により連結するのが好まし
い。その場合には、回動機構(ヒンジ機構)が脚部本体
と座部とを連結する連結構造を構成することになる。
【0025】上記例では、いわゆる円筒状貯湯タンクを
用いたが、特許第2579500号公報に示されるよう
な変形した貯湯タンクを用いる場合にも本発明を適用す
ることができるのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明のように、逃がし弁取付け口と給
湯口とを別に設けると、貯湯タンクの内部に溜まるエア
ー及び膨脹水は逃がし弁取付け口を通して貯湯タンクの
外部に排出することができ、最終湯溜まり部に溜まる高
温の湯は給湯口を通してほぼ全量採湯できて、従来より
も採湯量を多くすることができる利点がある。
【0027】また貯湯タンク支持構造に傾斜角度を所定
の範囲において調節することができる傾斜角度調節構造
を設ければ、設置面の水平精度が悪い場合でも、給湯口
を最終湯溜まり部に対応させた位置に位置決めすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の横型貯湯式電気温水器の実施の形態
の一例の構成を概略的に示す図である。
【図2】 給水口または逃がし弁取付け口の構造を拡大
して示す断面図である。
【図3】 高さ寸法調節機構を設けた1つの支持脚部の
構造を示した概略斜視図である。
【図4】 (A)は図3の支持脚部の取付け構造を示す
図であり、(B)は取付け構造の変形例を示す図であ
る。
【図5】 高さ寸法調節機構を設けた1つの支持脚部の
他の構造を示した概略斜視図である。
【符号の説明】
1 横型貯湯式電気温水器 2 貯湯タンク 3 胴部 4,5 椀状部 6,7 支持脚部 8 給水口 9 排水口 10 バッフルプレート 11 ヒータ挿入口 12 給湯口 13 逃がし弁取付け口 14 電気ヒータ 15 蓋部材 16 最終湯溜まり部 17 逃がし弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁部に給水口を有し上壁部に給湯口を
    有し横方向寸法が縦方向寸法よりも長い貯湯タンクと、
    発熱部が前記貯湯タンクの内部に配置された電気ヒータ
    と、前記貯湯タンク内に溜まるエアーを外部に逃がす逃
    がし弁とを具備し、前記エアーの溜まり部を前記貯湯タ
    ンクの横方向の一方の端部側に形成するために前記貯湯
    タンクの前記一方の端部が他方の端部よりも高くなるよ
    うに前記貯湯タンクが形成されているかまたは前記貯湯
    タンクが貯湯タンク支持構造によって傾斜した状態で支
    持されている横型貯湯式電気温水器であって、 前記貯湯タンクの最も上側に位置する最頂部または最頂
    部近傍に前記逃がし弁を取付ける逃がし弁取付け口が形
    成され、 前記給湯口が前記逃がし弁取付け口よりも前記他方の端
    部側に下がった位置に形成される最終湯溜まり部に対応
    する位置に形成されていることを特徴とする横型貯湯式
    電気温水器。
  2. 【請求項2】 底壁部に給水口を有し上壁部に給湯口を
    有し横方向寸法が縦方向寸法よりも長い貯湯タンクと、
    発熱部が前記貯湯タンクの内部に配置された電気ヒータ
    と、前記貯湯タンク内に溜まるエアーを外部に逃がす逃
    がし弁と、前記エアーの溜まり部を前記貯湯タンクの横
    方向の一方の端部側に形成するように前記貯湯タンクの
    前記一方の端部が他方の端部よりも高くなるように前記
    貯湯タンクを傾斜した状態で支持する貯湯タンク支持構
    造とを具備し、 前記貯湯タンクが円筒状の胴部と該胴部の両端に固定さ
    れた一対の椀状部とからなる横型貯湯式電気温水器であ
    って、 前記貯湯タンク支持構造によって傾斜した状態で支持さ
    れた前記貯湯タンクの前記胴部の最も上側に位置する最
    頂部に近接して前記逃がし弁を取付ける逃がし弁取付け
    口が前記胴部に形成され、 前記給湯口が前記逃がし弁取付け口よりも前記他方の端
    部側に下がった位置に形成される最終湯溜まり部の上に
    位置する前記胴部の部分に形成されていることを特徴と
    する横型貯湯式電気温水器。
  3. 【請求項3】 前記貯湯タンクの水平面に対する傾斜角
    度が1度〜2度の範囲にあるときに、前記逃がし弁取付
    け口の中心と前記給湯口の中心との距離が300mm±
    150mmの範囲内の値であることを特徴とする請求項
    2に記載の横型貯湯式電気温水器。
  4. 【請求項4】 前記貯湯タンク支持構造は、傾斜角度を
    所定の範囲において調節することができる傾斜角度調節
    構造を備えている請求項1または2に記載の横型貯湯式
    電気温水器。
JP33180097A 1997-12-02 1997-12-02 横型貯湯式電気温水器 Pending JPH11166767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33180097A JPH11166767A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 横型貯湯式電気温水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33180097A JPH11166767A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 横型貯湯式電気温水器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11166767A true JPH11166767A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18247788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33180097A Pending JPH11166767A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 横型貯湯式電気温水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11166767A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164243A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Itomic Kankyou System Co Ltd 貯湯タンク設置構造、及びヒートポンプ式給湯装置
CN106440426A (zh) * 2016-12-01 2017-02-22 浙江鸿乐光热科技有限公司 一种落地式热水器支撑底脚
GR20180100343A (el) * 2018-07-25 2020-03-18 Μακαριος Θεοδωρου Τσοπουλιδης Νεου τυπου θερμοσιφωνας με δοχειο αδρανειας

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164243A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Itomic Kankyou System Co Ltd 貯湯タンク設置構造、及びヒートポンプ式給湯装置
CN106440426A (zh) * 2016-12-01 2017-02-22 浙江鸿乐光热科技有限公司 一种落地式热水器支撑底脚
GR20180100343A (el) * 2018-07-25 2020-03-18 Μακαριος Θεοδωρου Τσοπουλιδης Νεου τυπου θερμοσιφωνας με δοχειο αδρανειας

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11166768A (ja) 横型貯湯式電気温水器
EP1806456B1 (en) Floor drain
JPH11166767A (ja) 横型貯湯式電気温水器
KR101023361B1 (ko) 관높이 조절용 배관 지지대
JPH10292886A (ja) ボールジョイント
CN113235860A (zh) 一种装配式卫生间地面系统
JP3025664B2 (ja) 手摺支柱立設用ブラケット及びこれを用いた手摺支柱立設装置
JPH08327157A (ja) 貯湯式温水器
JPH0516301Y2 (ja)
CN219351168U (zh) 弯折桥架安装结构
JPS595799Y2 (ja) 温水器
CN213233718U (zh) 一种用于排水沟的安装支架
JPS6212063Y2 (ja)
CN207944744U (zh) 集装箱雨棚
JP5216405B2 (ja) 壁パネル設置構造
JPS5819938B2 (ja) ロヘキガイソウザイノ シジソウチ
JP3793347B2 (ja) 浴室ユニットの脚構造
CN214833702U (zh) 墙面板的连接结构及采光顶
JPH07259289A (ja) 手摺支柱立設装置
JPH0623605Y2 (ja) 屋根水切カバー装置
JPS6149458B2 (ja)
JPS639661Y2 (ja)
JPH0211355Y2 (ja)
JPS5838919Y2 (ja) 給湯機
JPS5849008Y2 (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070320